ミニマリスト(minimalist)の意味とは?5つのメリットを解説
時代の流れとともに次々と新しいワードが誕生する世の中。
人間に対してもレジェンドやイクメンなど、過去にさまざまな表現が生まれて流行しました。
最近ではミニマリストの言葉が比較的新しくあります。
そこで今回はミニマリストの意味と自分がミニマリストになることで得られるメリットを記事にまとめています。
正しい意味と使い方を覚えて時代の流れについていき、新たなライフスタイルの発見につなげていきましょう!
Contents
ミニマルとは違うの?ミニマリストの意味とは
ミニマリストに似た言葉として、最小限であるさまを意味する「ミニマル」や、最小限の要素だけを用いる手法を意味する「ミニマリズム」があります。
では、『ミニマリスト』とはどんな意味を持つのでしょうか。
まずは、ミニマリストの意味・由来・類義語を解説します。
ミニマリストの意味
英語のminimalist(ミニマリスト)を直訳すると「最小限主義者」となり、これには政治的・芸術的な意味が含まれます。
一方、現代の日本で使われるミニマリストには芸術的な意味も含まれますが、多くは『必要最小限のモノしか持たない人』を示す表現として使われています。
つまり、ミニマリストとは『必要最小限のモノだけで生活する』というライフスタイルを意味する言葉です。
ミニマリストの由来
ミニマリストの考え方が生まれたのは2010年頃、アメリカの富裕層の人たちから発信されたといわれています。
欲しいものがいつでも手に入る彼らは、年月が経過する中で『洗練された質の良いモノだけを厳選して生活したい』と考えるようになりました。
そんな彼らのことをミニマリストと呼んだのが始まりで、その後日本でもミニマリストの用語が使われるようになったのです。
また、似た意味を持つ断捨離という言葉もありますが、これは「不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想」を指します。
作家のやましたひでこさんが提唱したもので、こちらも昨今では流行しつつあります。
ミニマリストの類語
次にミニマリストの類義語についてですが、単純にカタカナ語だけで判断すれば、類義語はミニマルやミニマムを連想するでしょう。
しかし、ミニマルは前述したように『最小限であるさま』。
ミニマムは『法律など決められた範囲において最小限』を意味するもので、ライフスタイルとは無関係の言葉です。
そのためこれらはミニマリストの類義語にはならず、類義語となるのは『自分の気に入っているモノを選び、簡素に暮らす人』を意味するシンプリストです。
ミニマリストになることで得られる7つのメリット
ミニマリストになれば、ライフスタイルや考え方がガラリと変わり、表面的・内面的な以下のメリットを得られます。
本当に大切なモノが見つかる
モノを取捨選択するのは自分のライフスタイルを見直す機会となり、その過程で本当に大切なモノが見つかります。
例えば、仕事人間の人がミニマリストになったとします。
そのときに家族に関係するモノばかりを残すようであれば、『本当に大切なのは仕事よりも家族』と気づくことでしょう。
このように本当に自分にとって大切なモノを見つけること・気づかされることができるのです。
無駄な時間・お金を減らせる
モノを減らすことは無駄な時間やお金のコストカットにつながります。
例えば、買い物する機会が減ることでお金と時間を節約できるでしょう。
また、モノを減らせば部屋の掃除をする時間を節約でき、モノの数を必要最低限に留めることで探し物や収納に費やす時間も減らせます。
ゆとりのある生活を送れる
ミニマリストになれば、これまでに比べて出費・時間・労力が減りますから、ゆとりのある生活を送れるようになります。
言い換えれば、それはお金と時間に余裕が生まれることになり、余裕ができた分を自分磨きや趣味に費やせます。
生活環境が変わってもすぐ動ける
ミニマリストは持ち物が少ないため、引っ越しや転勤などの生活環境の変化に柔軟に対応可能です。
また、自分にとって何が一番大切なのかを把握できているため、重要なものや優先順位が変化した際にも悩まず方向転換できるのです。
自分を持てる、判断できる
ミニマリストになると内面的なメリットも得られます。
人気や流行、SNSの投稿情報など外的要因に左右されず自分を持って判断できるようになるのです。
これは自分にとって何が大切なのかが分かってくるからといえます。
例えば、音楽CDや美術品などのアイテムも趣味だからと衝動買いすることが少なくなり、強い意思で自分をコントロールできるようになるでしょう。
仕事が捗るようになる
ミニマリストはライフスタイルの一つですが、プライベートだけでなく仕事にもプラス効果をもたらし、仕事が捗るようになります。
取捨選択をする習慣が仕事の優先順位を判断する能力を高めますし、職場を整理整頓すればそれだけで作業しやすく、誘惑もないので仕事が捗るのです。
おうち時間が充実する
ミニマリストのおうち時間は充実しており、その理由として以下のことが挙げられます。
- 余分なアイテムがないので散らからず、片付けが楽
- 必要最低限の数しか家具を置いていないため、部屋が広い
- モノを収納して整理整頓されているため、イライラしない
- 掃除に費やす時間が減り、自由な時間が増える
- ファッションなどに費やす出費が減り、貯金が増える
このようにミニマリストは時間とお金を生み、おうち時間を充実させることができるのです。
ミニマリストになるための5つのポイント
ミニマリストになるには断捨離してモノを手放さなければならず、それには強い意思や勇気が必要になります。
しかし、一つずつ確実にこなせば誰でもミニマリストになることができるので、ここで紹介する5つのポイントを実際にこなしていきましょう。
目指している生活を明確にする
まずはミニマリストになる目的を明確にすることが重要です。
ミニマリストになってどのような生活がしたいのかを考えてみましょう。
目的が明確になったら、今度はミニマリストになった後の生活を想像してください。
そうすれば、目指すべきライフスタイルの完成形が分かり、行動しやすくなります。
収納する場所・スペースを決めておく
ミニマリストになるには整理整頓が必要で、そのためには収納する場所やスペースをしっかりと決めておきましょう。
「出したら戻す」何でも出しっぱなしにしないようにきちんと場所を決めておくのです。
また、必要なものには収納するスペースが確保されていることから自然と不要なものが浮き彫りになるでしょう。
整理する習慣を付けながら、不要なものを捨てることができます。
収納できるモノまでしか持たない
上記でもあるように、収納スペースに収まるもの以外は持たないようにしましょう。
だからといって、収納スペースや棚を増やしてはいけません。
収納がより多い不動産を探す…?なんて絶対NGです。
特別なことはせず、今あるものの中で収納できる範囲のモノを持ちましょう。
買ったら捨てる習慣をつける
ミニマリストとはいえ、時には新しいモノが欲しいこともありますし、それが必要なモノなら購入しても全く問題ありません。
ただ、新しい洋服を買った時には同じ系統の古い洋服を捨てるべきです。
『一つ買ったら一つ捨てる』の意識を持てば、数が変わらずモノが溢れてしまうことはなくなります。
無理なく自分のペースで行う
ミニマリストになる時に注意したいのが頑張りすぎること。
例えば、ダイエットや筋トレが成功する人はマイペースを貫いており、ミニマリストの場合も同様です。
ミニマリストは自分の暮らし方そのものですから、いきなりのシンプルライフは難しく、心が折れない範囲で無理なく自分のペースで行っていきましょう。
知恵袋に寄せられるマキシマリストの人も今日からミニマリストの仲間入りをしよう!
モノを多く持つマキシマリストの人の部屋は雑貨屋状態。
安かったからという理由でユニクロで大量に洋服を買ったり、シンプル雑貨でまとめたい一心から無印良品で小物から雑貨まで買い占めたりと感情の赴くままに買ってしまいます。
それが「楽しい」「ストレス発散になる」という意見もありますが、時間・お金・心に余裕がなくなる原因になるのも事実です。
一方、ミニマリストになれば時間・お金・心に余裕ができますし、シンプルな部屋にすることで清潔感や統一感も感じられます。
プライベートと仕事、そして表面と内面においてプラス効果をもたらすミニマリストを目指し、ライフスタイルをより充実したものにしてくださいね!