ミニマリストが心の病気だといわれる5つの理由|断捨離する人の危険な特徴
大量生産や大量消費の現代において新たに生まれた『ミニマリスト』として活動する人たち。
『ミニマリスト』とは必要最小限のモノだけで暮らす人たちのことです。
その潔さはたびたび話題に上がりますが、モノを捨てることに依存している場合は「断捨離依存症」という精神障害かもしれません。
そこで、この記事ではミニマリストの意味から病気と思われてしまう特徴、ミニマリズムを楽しむポイントまで徹底解説します。
Contents
そもそも「ミニマリスト」とは?
ミニマリストとは、できるだけモノを減らし必要最低限のみで暮らす人を指します。
『最小限の』という意味の『minimal』から派生した造語といわれており、環境問題の深刻化などを背景に2010年頃から世界で広まりました。
「支配欲から解放されることで身軽に生きられる」「モノを買わないからお金が貯まる」などという口コミから、テレビや雑誌などのメディアでもたびたび取り上げられ話題になっています。
また、不要なものを絶つミニマリズムという行為は、日本で近年よく聞かれる整理法『断捨離術』に通じる考え方もあります。
ミニマリストが病気と言われてしまう5つの理由
必要以上にモノを持たないというのは、環境保全などの側面から見ても「いいこと」に見えますよね。
では、どうしてミニマリストが病気といわれてしまうのでしょうか?
ミニマリストが病気だと思われてしまう5つの理由を紹介していきます。
異常な断捨離の量に引かれてしまう
ミニマリストの断捨離スタイルはしばしば『やりすぎ』だと思われることがあります。
年末の大掃除などで断捨離をする人は多いですが、ミニマリズムでなんでもかんでも捨ててしまう姿に家族や同居人は困惑してしまうのです。
ミニマリストからすると普通の行為でも、異常な量の断捨離は病気を疑われる原因となります。
「ミニマリスト=幸せ」の押し売りが迷惑
ミニマリストの多くはミニマリズムを行うことで快感を感じ、「ミニマリストになれば幸せになれる!」という価値観を持っています。
その価値観から純粋に幸せになってほしいというおせっかいのつもりでも、価値観の押し売りと思われてしまうことも…。
近況報告程度にとどまればいいですが、軽い興奮状態にあるミニマリストも多く、押し売りされた周囲は急変した人格に困惑して病気を疑うようになってしまうのです。
宗教的に見えてしまう意見も…
あまりにモノがなく生活感がなさすぎる部屋に「怖い」「気持ち悪い」などネガティブなイメージを持つ人は少なくありません。
ミニマリスト的には綺麗!清潔感がある!という認識でも、一般的にはあまりに殺風景な部屋に思わず「修業中?」「ちょっと囚われすぎでは…?」と疑問を持たれがちなのです。
また、実際に断捨離を取り入れている宗教があることも、勘違いを生む原因にも繋がっています。
モノが少ないことが正しいと思い過ぎ
ミニマリストはモノが少ないことが正しい、かっこいいという強い価値観を持っています。
心の中で思っているだけならまだしも、あまりに自身の正義を振りかざされると耳障りに聞こえ、その異常なまでの信念から周囲に心配される原因にもなるでしょう。
だらしない生活ができない
常に片付けと掃除が行き届いた環境を保つことを目的にミニマリストになったという人も多く、基本的にほとんどのミニマリストがきちんとした性格です。
しかし、人間たまにはだらけたい、休息したいと思うことがあってもおかしくはありません。
そんな中、ミニマリストがあまりにも自分を正しく律する姿には病気を心配する気持ちが生まれます。
ココまできたら病気かも…極度なミニマリストの特徴
これまではミニマリストの言葉の意味と特徴を紹介してきましたが、ここからはあまりに極度なミニマリストの特徴を紹介します。
当てはまると病気の可能性が捨てきれないチェックリストになっているので振り返りながら確認していきましょう。
必要であっても捨ててしまう
モノがあること自体に苛立ちを覚え、家財道具など必要なモノまで捨ててしまうのは病気の可能性があります。
あくまでミニマリストは不要なものを捨てるのであって、とにかくモノをなくせばいいということではないのです。
もし、イライラが止まらず感情の行き場をなくした結果モノを捨て解消してしまっている場合はバセドウ病や橋本病などが疑われます。
家族や友達にもミニマリストを強要する
ミニマリストという生き方に対して盲信的になってしまってはいませんか?
家族や友人など周囲の人に強要したり、ミニマリストになるため何度も説得を試みたりするなど、盲信的になっている場合は病的であるといえるでしょう。
本来はあくまで自分がミニマリズムしたいからしているはず。
ミニマリストになるために周りまで巻き込む必要はないのです。
ミニマリストとしての行動に依存している
「私はミニマリスト」「家にモノはないに越したことない」とミニマリストの行動に自ら徹している場合、依存症に当たる可能性があります。
モノを捨てることによってさまざまな快感を得られるミニマリズムには、多少なりとも依存性があるからです。
たとえば、ミニマリズムに対する断捨離依存症や、部屋からモノがなくなっていくことに快感を感じるプロセス的依存などが挙げられます。
また、あまりに物質的依存がないこと自体が病気ということも考えられます。
同居している家族の反対を無視
家族や同居人の意見を聞かず、人のモノや家中のモノまで捨ててしまっている場合は正常とは言い難い状態です。
また、うつ病の場合もやもやする心をすっきりさせたいという気持ちの他に、自殺願望から自分がいなくなったときのために身辺整理や断捨離を始めるケースもあります。
家族の声を聞かず、人のモノや思い出の品など捨てるのを躊躇するようなものまで捨てている場合は注意が必要です。
捨てないと不安になる
「捨てないと悪いことが起こるかも…」という不安な心理から必要なモノまで捨ててしまってはいませんか?
恐怖心から必要なモノまで捨ててしまう行為は強迫性障害という病気の可能性があります。
一度捨てる前にどうして捨てるのか、恐怖心や不安から捨てようとしていないか考え直してみましょう。
ミニマリストを病気にしてしまわない3つのポイント
ミニマリストはモノへの執着を捨て、自由に生きるための手段です。
しかし、モノを捨てることへ執着してしまっていては本末転倒ですよね。
そこでミニマリストを病気にしてしまわないための3つのポイントを紹介していきます。
ミニマリスト生活は楽しいかどうか
ミニマリストを目指して病気になってしまわないためには、暮らしを楽しむということが大切です。
ミニマリズムは『ある程度』にするなど、やりすぎにならないようにしましょう。
完璧を求めないようにすることで、心にゆとりができ強迫観念が起きづらくなるのです。
神経をとがらせてしまっていないか、ミニマリスト生活を楽しめているか定期的に立ち止まって考える機会を設けると良いでしょう。
不便な暮らしにならない
ミニマリストといってもモノを増やさずに暮らすことはほぼ不可能だといえます。
モノを増やさないことに執着せず、快適な暮らしができることを最優先に考えましょう。
収納をうまく活用して目に見えるモノを増やさないようにすることや、機能性で商品を選ぶことで複数のモノを揃えなくて済むようにするなど工夫しながらミニマリスト生活を楽しみましょう。
ミニマリストのいい面も悪い面も理解する
極端な思考にならないためにも両側面から物事をみることは大切です。
ミニマリスト生活をするにあたって、いい面も悪い面も理解しておくことで病的になることを防げます。
たとえば、
<メリット>
- 片付けや掃除が楽になる
- 物探しをすることがなくなる
- 部屋が広くなる
<デメリット>
- モノを捨てすぎて慣れるまで暮らしが不便になる
- 捨てすぎて新調が必要になり結局無駄な出費になる
- 人間関係の揉め事が起こることもある
などのように、自分が思うミニマリストのいいところと悪いところを定期的に書き出してみましょう。
病的なミニマリストでなければモテる可能性大
ミニマリストは、「部屋がきれいそう」「金銭感覚がしっかりしていそう」などと、異性に好印象を抱かれることが少なくありません。
何事もやりすぎは禁物ですが、適度なミニマリストであればモテる可能性がある、というわけです。
「自分は病的だ…」と感じる人は、暮らしを楽しむことを優先しましょう!
日々の生活を楽しめるようになったら、出会い探しをしてみるのがおすすめです。
恋人募集中の男女は、圧倒的な累計会員数を誇るマッチングアプリ「ハッピーメール」を活用してみてはいかがでしょうか。
きっとミニマリストに理解のある異性を見つけることができるはずです。
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ミニマリストしぶ・ミニマリストタケルなどミニマリストの生活を参考にしてみよう!
ミニマリストは病気ではなく、より幸せに毎日を過ごすための手段です。
しかし、日々をより良くするための手段が逆に足枷になってしまっては本末転倒ですよね。
快適で健全なミニマリスト生活を送るには工夫が必要なのです。
ミニマリストしぶさんのブログやミニマリストタケルさんの著書などを参考にして理想の暮らしを目指しましょう。