「めざとい」は悪口?褒め言葉?言葉の意味&めざとい人の特徴を紹介!
あなたは周りの人から「めざとい」と言われたらどのように感じますか?
褒められたと思う人もいれば、悪口を言われたと感じる人もいるでしょう。
良い意味でも悪い意味でも使われることがある「めざとい」という言葉。
今回は「めざとい」という言葉の意味や、めざといと言われる人の特徴について紹介します。
Contents
「めざとい」とは
「めざとい」には複数の日本語の意味があります。
まずは言葉が持つ意味と類語、その使い方について解説していきます。
言葉の意味
「めざとい」と聞いて、すぐに漢字が思い浮かばないという人は多いかもしれません。
「めざとい」は「目聡い」や「目敏い」と書きます。
聡明の聡、俊敏の敏という漢字を見ると、何となくニュアンスがイメージできた方もいるでしょう。
さらに言葉の意味を国語辞書で調べてみると、以下のように書かれています。
- 見つけるのが早い。
- 目が覚めやすい。
誰かに対して「めざとい」という場合、「1」の意味で使われることがほとんどです。
ちなみに、「めざとい」を英語にすると「quick eye」となります。
今回の記事では「見つけるのが早い」という意味での「めざとい」について説明していきます。
類語
見つけるのが早いという意味の「めざとい」の類語には、以下のようなものがあります。
- 目が早い
- 目が利く
- 鼻が利く
「目が早い」とは、見つけるのが素早いということですね。
「目が利く」や「鼻が利く」に共通して使われている「利く」は、効果や作用が十分に現れることを意味します。
つまり、「目が利く」とは善悪を見分ける能力が優れていること、「鼻が利く」とは嗅覚が鋭いことを指します。
いずれも誰よりも早く何かに気づくことを意味する表現です。
例文
見つけるのが早いという意味の「めざとい」という言葉の使い方を説明します。
さっそく「めざとい」を使った例文を見てみましょう。
- 子どもは押し入れに隠れた友達をめざとく見つけた。
- めざとい探偵はいとも簡単に証言の矛盾を指摘した。
「めざとい」は悪口・褒め言葉の両面で使われることがある
「めざとい」は、悪口としても誉め言葉としても使われることがあります。そのため、誰かに「めざとい」と言われたら、良い意味なのか悪い意味なのか、その都度判断する必要があります。
ここでは、それぞれのケースでの使われ方を具体的に説明します。
悪口として使われるケース
めざといが悪口として使われる場合、ずる賢さや卑しさについて指摘されていることが多いです。
人よりも賢く、何にでも気がつくというのは決して悪いことではありませんが、行き過ぎると自分が得することを鵜の目鷹の目で探している印象を持たれてしまいます。
それが悪い意味で「めざとい」という言葉を使って表現されてしまうのです。
たとえば、周りが「自分だけ得をしている」と思うような些細なことまで執着すれば、策略家のように見えてずる賢く思われます。
また「そっちのケーキのほうが少し大きいよね?」なんてわずかな違いを指摘されたら、よく気づいたなと思いつつも、自分が損することは許せないと言っているように思え、卑しさを感じてしまうことがあるのです。
「めざとい」が悪口として使われる場合は、コミュニケーション不足が原因のケースも少なくないでしょう。
褒め言葉として使われるケース
早く見つけることが良い結果をもたらす場合、「めざとい」という言葉は誉め言葉になります。
たとえば学校で、「先生の車が駐車場になかったから、きっと今日はテスト中止だよ!」と言えば、「そんなとこに気づくなんてめざといね!」と褒められることでしょう。
良い意味でも悪い意味でも目のつけどころが鋭いという点は同じです。
いち早く気づいた結果、良い方向に繋がれば好意的に見られることになります。
めざとい人に共通する特徴
周囲から「めざとい」と評されるのは、どのような人でしょうか。
ここではめざとい人に共通する特徴を紹介します。
頭の回転が速い
めざとい人には、頭の回転が速いという特徴があります。
周囲の状況を素早く把握し、何が起きているかを瞬時に判断できるからこそ、周りが気づかない変化にもいち早く気づけるわけです。
彼らの鋭い観察眼は、何かトラブルが発生した際の問題解決に大いに役立ちます。
しかし中には、相手が知られたくないことにまで気づいてしまって、そのめざとさを疎まれてしまうこともあります。
視野が広い
視野が広いのも、めざとい人の特徴です。
観察力と想像力が高く、周囲の状況をすぐに把握できるのは、それだけ広範囲に関心が向かっているからこそです。
視野が広ければ、必要な情報を余すことなく収集できますよね。
あらゆる物事の背景や因果関係も見抜くことができる彼らは、決断力にも優れています。全てが見えていることで決断を迷う不確定要素が存在しないためです。
このとき、公共に貢献できる決断をすれば、めざとさは称賛の対象となりますが、私利私欲に走ってしまえばネガティブな印象を持たれてしまう可能性があります。
記憶力がいい
何でもいち早く見つけるだけでなく、一度見つけたものはいつまでも忘れないというのも、めざとい人の特徴です。
周りが忘れてしまっていることも、彼らはまるでコンピューターのように覚えていて、「あのとき書類は3つあったよ」などと、間違いがあれば修正してくれます。
映像記憶が優れていることはもちろん、会話した内容さえも詳細に覚えているので、頼もしい味方になる場合が多いでしょう。
ただ、何でも覚えているので、さほど重要でないことまで「それは違うよね?」と突っ込み、それがまるで嫌味のように聞こえてしまうこともあります。
何かに早く気づける記憶力は、悪い意味でも「あざとい…」と思われる原因になるのです。
情報収集が大好き
めざとい人は情報収集が大好きな傾向にあります。
好きなジャンルであれば生き字引のように何でもよく知っていて、いわゆる専門職に多いタイプです。
好奇心旺盛で知識欲に溢れる彼らだからこそ、何にでもよく気づき、よりよく観察しようとします。
わからないことがあっても諦めることなく、自分で調べる手間を惜しみません。気になったことはすぐに検索しなければ気が済まないのです。
そうした積み重ねがあるからこそ、誰もが見落としてしまうようなことにも彼らは気づくことができるのでしょう。
損得に敏感
めざとい人は損得にも敏感です。自分にとって何が得なのか、何が損なのかを俊敏にリサーチして、判断することができます。
それは単純にケチというだけではなく、情報の取りこぼしによって損を被ることが嫌いだからでしょう。
「一番安い店舗はどこか」「お得な商品の在庫状態はどうか」をしっかりと把握していたい、という心理に駆られてしまうのです。
それは公平であることを望む合理的な考え方でもありますが、こだわり過ぎると得することに執着しているように見え、卑しく思われてしまうことがあります。
気配り上手
めざとい人には気配り上手な人が多いです。
洞察力に優れている彼らは、周りの状況や関係性をよく観察しており、人の気持ちにとても敏感です。
相手の心理を見極めたうえで行動するため、緊張している新人には冗談を言って笑わせたり、難しい問題に直面している人にはわかりやすく説明したりなど、機転がよく利きます。
結果として、気配り上手と称賛されることも少なくありません。
そのため、男性女性を問わず、周囲の人から人生相談や恋愛相談を持ちかけられることもあります。
もっとも彼らは単なる親切心から気配りを心がけているわけではありません。円滑な人間関係が自分にとっても有利であることをよく知っているのです。
彼らは良くも悪くも合理的です。それを計算高いと見る人もいれば、立ち回りが上手いと見る人もいます。
人をよく褒める
人をよく褒めるのも、めざとい人の特徴です。
決して自分への劣等感から他人を褒めるわけではありません。彼らは基本的にポジティブ思考で、良いと思ったらそれを口にすることを躊躇いません。
称賛は本人が受け取るべき当然の権利だと思っているのです。
めざとい人は、本人でも気づかないような良いところを発見できるので、「この人は本当に自分のことをよく理解してくれる」と思われる傾向があります。
また、人を褒めることが自分にとっても得であることを彼らは知っています。
誰だって自分を褒める相手を嫌う人はいませんよね。彼らにとって人を褒めることは、自分の味方を増やすチャンスでもあるのです。
人のためだけでなく、自分のためにも他人への称賛を惜しむことはありません。
めざとい人が周りに悪印象を与えないコツ
めざとい人は洞察力に優れ、頭の回転も速いので頼もしい存在ですが、自分の利益だけを追求しているように見えてしまうと、ずる賢く思われたり卑しく思われたりすることがあります。
最後に、めざとい人が周りに悪印象を与えないコツについて見てみましょう。
人に見返りを求めない
何でも見抜いてしまうめざとい人は、トラブルを未然に防いだり、プロジェクトをいい方向に進めたりすることができます。
しかし、自分の気づきによって成功したからといって、人に見返りを求めてはいけません。た
とえ周りがそのことに感謝していても、しつこく見返りを求められると悪印象を抱いてしまいます。
「成功を収めたのだから当然の権利」と考えると、見返りがないのは理不尽だと感じてしまうかもしれませんが、そこはぐっと我慢しましょう。
見返りは得られなくても、悪いイメージを持たれることは避けられます。
損得勘定で行動しない
めざとい人は、鋭い観察眼があることによって分析力に優れています。そのため、さまざまな物事において損得の判断がかなり正確です。
しかし、合理的な考えも行き過ぎると、損得勘定で行動することが多くなり、自己中心的に見えることがあります。自分の利益ばかりを追求すれば、周りからの悪印象は免れないでしょう。
その一方で、「損して得取れ」ということわざもあります。本当に損を避けようと思ったら、ときには率先して損を取りに行く姿勢も必要です。
目先の小さな利益にとらわれないことが、結果として大きな得を得る方法となるのです。
謙虚な姿勢で人に接する
めざとい人は、才気煥発で洞察力に優れた人が多いです。それだけに周りの人が愚かに見えたり、自分のほうが賢いと思えたりすることもあるかもしれません。
しかし、だからといって職場や学校での日常会話の中で、自慢話ばかりしたり尊大に振る舞ったりすれば、周りの反感を買うだけです。
人から妬まれたり嫌われたりすれば、それこそ損でしかありません。周りに悪印象を与えないためには、常に謙虚な姿勢で人に接するようにしましょう。
そうすれば、あなたのめざとさは周りの人から称賛されることになるはずですよ。
頭のいいめざとい人は異性からもモテる
頭の回転が速いめざとい人は、仕事場やプライベートでも他人の関心を得る傾向があり、異性にも人気があります。
損得勘定が多少あるとしても、仕事をバシバシこなしたり、気配りが上手な様子は、異性の目に魅力的に映るでしょう。
しかし恋愛というものはそう簡単に始まるものではありません。
モテるから恋愛できるのではなく、モテたうえで自分から積極的に行動しなくては始まらないのです。
まずは手軽に始められる恋活であるマッチングアプリ「ハッピーメール」からスタートしてみてはいかがでしょうか。
マッチングアプリなら忙しい人でもスマホひとつで出会いを探せるので効率的。ハッピーメールはサービス運営18年の老舗マッチングサービスなのでセキュリティー面も安心なのです。
待っていても恋は始まりません。行動あるのみです。
ポジティブな印象を抱かれる「めざとい人」を目指そう!
「めざとい」という言葉は悪口にも誉め言葉にも使われます。
しかし本来、めざとさは鋭い観察眼で物事の本質にいち早く気づく歓迎されるべき能力です。
仕事や学校で同じチームにめざとい人がいてくれれば、これほど心強いことはありません。ぜひポジティブな印象を抱かれる「めざとい人」を目指しましょう。
そのためには、いつも謙虚でいることを心がけ、見返りを求めず、損得勘定による行動は避けることが大切です。
物事の本質を見抜ける高い能力は、周りの人たちとともに何かを成し遂げるために発揮してください。
きっと誉め言葉として「めざとい!」と言われるようになるでしょう。