男子も知るべき「女の子の日=生理」の女性の症状から注意点まで解説!
女性にとって切っても切れないのが「女の子の日=生理」です。
しかし男性側としては「何となく辛そう」「具体的な症状がよくわからない」など、未知の領域である部分も多いでしょう。
しかし、無知のせいで女の子の日への対応を間違うと一気に嫌われてしまう可能性も!
そこで今回の記事では、男性が知っておくべき「生理」の基礎知識や対処法について解説していきます。
Contents
「女の子の日」とは?
「女の子の日」というのは「生理」「月経」を意味する隠語であり、すべて同じことを意味します。
女性にとっては非常に身近な現象ですが、男性の場合「女の子の日」と聞いてもいまいちピンと来ないという人も多いのではないでしょうか。
女性の体の中では、赤ちゃんを迎えるために子宮の中で血液や栄養を蓄えます。
しかし、常に妊娠するわけではありませんよね。
「受精卵」ができず、それらの準備が必要なくなれば子宮内の血液や栄養は「経血」として体外に排出されます。
これが「生理」のしくみです。
生理中は体への影響も大きく、生理痛などで体調を崩す人も多いです。
さらに生理前は女性ホルモンのバランスが大きく変わるため、この時期にさまざまな症状が出る人もいます。
また、生理中の女性に必要不可欠なのが生理用ショーツやナプキンといったアイテムです。
吸水性ポリマーを使ったものや布ナプキンなど、今はさまざまなものが存在しています。
「ソフィ」「ロリエ」といった商品の広告をテレビCMやネットなどで見かけることもあるでしょう。
こうした生理用品は急に必要になることもあるため、男性もある程度知識があった方が女性も助かることが多いです。
生理にしらんぷりせず、適切な対応ができる男性は女性からの信頼度も非常に高いのです。
生理周期(期間)はどれくらい?
生理は基本28日周期です。
経血が排出される「生理」の期間は、個人差もありますが7日程度続きます。
だいたいひと月に1回、1週間ほど生理の期間があると考えればよいでしょう。
また、生理周期によって女性の体はさまざまな影響を受けます。
排卵前に分泌される卵胞ホルモンは女性を生き生きとさせますが、排卵後から増加する黄体ホルモンは妊娠させやすくする一方で眠さやだるさといった不調を引き起こしやすいです。
そのため、生理前に胸がはって痛みを伴ったり、肌荒れやむくみが出る、あるいはイライラしたり情緒不安定になるなどの症状がでる場合も。
これらは決して珍しいものではなく、PMS(月経前症候群)と呼ばれるもので、その症状には200もの種類があるといわれています。
場合によっては治療も必要であり、生理周期と心身の変化を把握することは本人にとっても周囲にとっても大切なことだといえるでしょう。
「女の子の日」の女性に訪れる症状とは?
生理前や生理中、女性の心身は不安定になりがちです。
ここでは代表的な「女の子の日」の症状について見ていきましょう。
ずっと眠い
眠くなるというのは、代表的な生理中の症状の1つです。
とにかくずっと眠い、頭が上手く働かずボーっとしてしまうという女性は多いです。
まただるさや体の重さ、頭痛を感じる人も少なくありません。
情緒不安定になる
生理前から生理中にかけて、情緒不安定になる人も少なくありません。
これはホルモンバランスが大きく影響しており、自分でコントロールするのは難しいです。
ゆえに普段は穏やかな人でもちょっとしたことで怒り出したり、急に涙もろくなったりもします。
身近な人であれば「そういうもんだ」と優しく見守るのが吉です。
お腹痛い・腰が痛い
「女の子の日」のもっとも代表的な症状といえるのが、腹痛や腰痛です。
子宮はいらなくなった経血を捨てようとフル活動しているわけですから、それが痛みとして感じられることも。
温めることでいくらか緩和するため、彼女が痛みを訴えた時にはひざ掛けや温かい飲み物を差し入れると喜ばれるでしょう。
食べ物をたくさん食べちゃう
生理中はとにかくお腹がすく、というタイプの人もいます。
これは、生理中に空腹を感じさせるホルモンである「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌が増えるためです。
生理が終わるころにはこの「プロゲステロン」も減少するため、元の食欲に戻ります。
「女の子の日」に苦しむ女性へのライン事情
女の子の日の辛そうな女性に「何かしてあげたい」と思う優しい男性もいるでしょう。
ここではLINEでの適切な対応の仕方について紹介していきます。
こまめにラインする
彼女が生理中も積極的にLINEするタイプなら、それはあなたとの会話に安らぎを感じている証拠です。
そんな彼女には、普段以上にこまめにLINEすることをおすすめします。
内容はどんなことでもかまいません。
今日あった出来事や面白かった映画の話など、ポジティブさを感じるような内容であれば、彼女の気も紛れやすくなるでしょう。
辛さを和らげる言い方のラインを送る
生理中は痛くてだるい、とにかく体が不調だという女性も多いです。
そこで「落ち着いたら〇〇行こう!」と彼女の行きたがっていたデートプランを提案するなど、次の楽しみを想像できるLINEを送ってみるのもおすすめ。
未来に楽しみができれば、きっと今の彼女の辛さも和らぐはずですよ。
生理への思いやりメッセージを送る
体調が悪い人には思いやるのが最も効果的。
「痛い」「生理が辛い」とダイレクトに悩みを訴えてくる彼女には、その体調を思いやったLINEを送ると良いでしょう。
「温めるといいらしいよ」「こんな食べ物がいいらしいよ」と彼氏が生理に関する思いやりの言葉をくれるのは、彼女にとっては何よりも心強いものです。
押し付け過ぎず、労わりの気持ちでメッセージを送ってみてくださいね。
ライン通話もアリ!
辛い時ほど彼氏の声が聴きたい!という女性も少なくありません。
そうしたタイプの彼女なら、LINE通話もアリです。
直接会話するというその行為自体が、生理中の彼女の心を癒してくれるでしょう。
ただし、生理中は「とにかく放っておいて欲しい」「アプリすら開くの辛い」という人もいるので、どちらのタイプか普段から話し合っておくことをおすすめします。
セックスしたい彼氏の「女の子の日」への注意点
生理が良くわかっていない男性の中には「生理中もセックスOK」と考えている人も少なくありません。
しかし結論からいうと、生理中のセックスは避けるべき行為です。
なぜ生理中のセックスはおすすめできないのか、その理由を見ていきましょう。
妊娠する可能性がある
意外と多い勘違いが「生理中は妊娠しない」というものです。
これは全くの間違いで、生理中であってもセックスすれば妊娠する可能性は十分あります。
一般的には生理日より2週間前後が排卵期と推測されますが、これはあくまで目安であり確実ではありません。
人によっては大幅にズレることもあり、生理中だから排卵していないとは言い切れないのです。
また、精子の方も最長で5日間生き残るため、その間に排卵が起これば妊娠する可能性は高まるでしょう。
つまり、生理期間であろうがなかろうがいつでも妊娠する可能性があるのです。
性感染症のリスクがある
生理中の女性の体は非常にデリケートになっています。
そのため、生理中に無理に性交渉するとちょっとした傷口から性感染症にかかる可能性があります。
また、男性側も女性の経血に触れることで性感染症のリスクが高まります。
お互い安全なセックスをしたいなら、生理中は避けるべきなのです。
婦人科系の病気リスクがある
生理中のセックスは女性の体に負担をかける行為です。
出血している状態で性行為を行うことで経血が逆流し、子宮内膜症になるリスクがあります。
子宮内膜症は悪化することで不妊にもつながる危険な病気です。
そもそも、体調が悪い生理中に性行為を望む女子はほとんどいません。
生理中に愛情を確かめたいなら、ぜひ性行為以外でコミュニケーションをとることをおすすめします。
女性にとって「女の子の日」は精神的にも肉体的にも辛いのでいつも以上に労わってあげよう!
男性と女性の「生理」への知識には大きな隔たりが存在します。
わからないなりに労わってくれる男子もいますが、中には「病気じゃないんだから、痛がるとかおおげさ」「気の持ちよう」と考えている人も少なくありません。
しかし、生理は女性の心身に大きな影響をもたらすものです。
本人の意志を尊重することがもっとも大切ですが、できればいつもより温かく労わってあげましょう。
また、生理の時の体調は個人差が大きいことも頭に入れておくべきです。
生理サイクルや経血量はもちろん、症状も人それぞれ違います。
「あの人は平気だった」というのは他の人には当てはまりません。
その女性一人ひとりの状態や気持ちを大切に、男性も生理への理解を深めていくことがお互いの信頼関係を深めることにつながるでしょう。
もっと知識を持ちたい場合は、生理あるあるなど関連記事もあるのでチェックしてみてくださいね。
- 「女の子の日=生理の日」とは、妊娠せず不要になった血液や栄養が排出される状態のこと
- 生理はだいたい28日周期であり、この周期によって心身にさまざまな変化が出る
- 生理中は眠気や腹痛、情緒不安定といった症状が出やすい
- 生理中のセックスはNG!普段よりもさまざまなリスクを背負う可能性がある
- 精神的にもカラダ的にも辛い生理期間。彼女が辛そうな時は優しく労わろう!