メンブレの意味&使い方を紹介!精神崩壊から立ち直る方法を徹底解説
最近、若者の会話やSNSに登場する「メンブレ」という言葉をご存知ですか?
失敗したときなどに使われますが、具体的にどのような状況を表しているのでしょうか。
今回の記事ではメンブレの意味と使い方を紹介します。
また、精神崩壊から立ち直る方法についても解説しますので、気持ちが落ち込んだときはぜひ参考にしてくださいね。
Contents
若者言葉「メンブレ」とは
現役大学生や専門学校生などの若者世代からは、実にさまざまな新語が誕生します。
とくに女子高生や女子大学生たちの日常会話は、大人が聞くと意味がわからないこともありますよね。
今回のテーマである「メンブレ」も、そうした若者言葉の1つです。
まずは、大学生世代によく使われる「メンブレ」の意味について解説していきます。
言葉の意味
「メンブレ」とは、メンタルブレイクの略語です。
メンタルの意味は「精神」や「精神的」、ブレイクは「壊れる」という意味があります。
つまり「メンブレ」とは、精神的につらい状況を表している言葉です。
類語・対義語
メンブレと似た意味を持つ言葉に「メンホー」があります。
メンタル崩壊の略語で、文字通り精神的に崩壊しているという意味です。
また、メンブレの対義語にあたる言葉には「メンタルリセット」があり、落ち込んだ気持ちを切り替えるという意味があります。
メンタルリセットは、2016年のお正月に放映されたテレビ番組でGACKTさんが使って一躍有名になったので、知っている方も多いかもしれませんね。
使い方
若者言葉にはメンブレのような略語が多いですが、それは文字制限のあるSNSや仲間内の会話でテンポを重視したいという気持ちが関係しているのかもしれません。
とくに「メンブレ」という言葉は、友人に落ち込む様子を深刻に捉えられないようにするために使用することが多いようです。
たとえば、「ミスしてしまってすごく落ち込んじゃって…」といえば、なんだか深刻な内容に聞こえ、場の空気も重たくなってしまいますが、「ミスってメンブレ中!」と自虐風に言えば、軽く心境を吐き出すことができます。
また、好きな芸能人の熱愛が発覚したときも、「これはメンブレ案件だわ…」などとネガティブな気持ちをライトに表現することができます。
このように、ナイーブな若者が落ち込んだ感情を伝えたいときに、便利に使える言葉が「メンブレ」というわけです。
「メンヘラ」との違い
メンブレと似た表現に「メンヘラ」という言葉もあります。
心の健康を意味するメンタルヘルスから生まれた言葉で、精神的に問題を抱えている人を表すネットスラングですが、最近では日常会話でも使われるようになってきました。
メンブレは一時的な気持ちの落ち込みというニュアンスがありますが、メンヘラは心に病気を抱えている人という意味があるため、メンブレよりも深刻なイメージを伴うことが多いです。
そのため、軽い気持ちで他人をメンヘラ呼ばわりしてしまうと、相手を怒らせてしまう可能性もあるので注意しましょう。
メンブレから立ち直るおすすめの方法
気持ちが折れてしまったときの対処法にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、メンブレから立ち直るおすすめの方法を紹介しましょう。
現実にしっかり目を向ける
不運に見舞われると誰でも現実逃避したくなるものですが、いつまでも逃げ続けていては状況を変えることはできません。
それどころか、いつまでもその不運が続いているかのような錯覚に陥ることもあります。
そのため、まずは現実にしっかり目を向けることが大切です。
今の状況をきちんと把握することで、不運はそれほど大きくないことに気づけるでしょう。
また、問題の解決策も見出すことができるはずです。
現実から目を背ければ、不安や恐怖は自分の中でどんどん大きく育っていきます。
失敗から学ぼうとする姿勢は、負の感情から自分を守るためにも効果的なのです。
嫌なことがありメンブレ状態になったときは、現実に目を向けることからはじめましょう。
自分を褒める
失敗してメンブレするのは、結果を真摯に受け止めているからこそです。
全く気にせず何度でも同じミスを繰り返す人だっていることを思えば、失敗して凹むのは真面目な証拠といえます。
果敢に挑戦し、結果をきちんと受け止めようとしている自分を褒めてあげてください。
認めるべき点と改めるべき点をきちんと把握して、自分の過ちを改善していくことで、今回の失敗を成功へのステップに変えていくことができるでしょう。
深呼吸をする
気持ちがどうしようもなく落ち込み、メンブレからなかなか回復しないときは、深呼吸をするようにしましょう。
深呼吸には、副交感神経を活性化させる作用があるといわれています。
ストレスを感じると交感神経が活性化し、リラックス時には副交感神経が働きます。
そのため、深呼吸によって副交感神経を活性化させれば、気持ちを落ち着かせることができるでしょう。
とくにリラックス効果が期待できるのは、腹式呼吸です。
まずは息を全て吐き出してから、お腹を膨らませるように息を吸い込んでいきましょう。
ゆっくりと時間をかけて行うのがコツです。
吸い込んだらいったん息を止め、その後にゆっくりと吐き出していきます。
これを複数回繰り返すことで、気持ちが落ち着いてくるでしょう。
信頼できる人に話す
どうしていいかわからないときには、信頼できる人に話してみましょう。
人に話すことで気持ちを整理できたり、客観的に状況を見直したりできるようになります。
「人に相談しているうちに自己解決した!」という経験がある人も多いのではないでしょうか。
それは自分の気持ちと改めて向き合うことができるからかもしれません。
気心の知れた相手であれば、上手に言葉にできなくても、きっと気持ちを汲んでもらえるはずです。
中には他人に弱音を吐くのが苦手という男性や女性がいますが、1人で考えているとどうしても悲観的になってしまいます。
人と話すことで客観的に物事を見ることができるようになりますから、メンブレ中のときこそ友達や同僚を頼ってみてくださいね。
声を出して笑う
気持ちが折れたときには、声を出して笑うのがおすすめです。笑いが健康に良いことは近年、医学的にも認められてきています。
初めて笑いの効果が注目されたのは1970年代のことです。
広島の原爆孤児救済に尽力したことで知られるアメリカのジャーナリスト、ノーマン・カズンズ氏が難病で半身不随になったことがきっかけでした。
治癒率500分の1といわれる難病に対して彼は「ポジティブな感情が治療に役立つのでは」と考え、コメディ番組を見続けることで歩けるまでに回復し、ついには職場復帰を果たしたのです。
また、1995年に日本で行われた調査では、1時間の落語鑑賞によって慢性関節リウマチ患者に大幅な症状改善が見られ、その研究成果はアメリカのリウマチ専門雑誌にも掲載されています。
「気持ちが沈んでいるのに笑えない」と思うかもしれませんが、「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」と提唱するジェームズ=ランゲ説もあります。
つまり、楽しくなくても笑ってみることで楽しい気持ちになる可能性があるのです。
まずは口角を上げて笑ってみましょう。
自分にご褒美を与える
メンブレから立ち直るには、自分にご褒美を与えることも効果的です。
これまで我慢していたスイーツやアイテムなどがあれば、この機会に思い切って買い求めましょう。
ただし、ほしいものが思い浮かばないのに買い物をする場合、買うこと自体が目的になってしまい、買い物依存症に陥らないとも限りません。
とくにショッピング好きの女性は注意が必要です。
ほしいものがないなら、リラクゼーションやホテルステイなど、違った形のご褒美にするとよいでしょう。
思いっきり泣く
大人になるとなかなか涙を流す機会がないものですが、辛いときには意識して思いっきり泣くのがおすすめです。
前述のとおり、リラックスするには副交感神経を活性化させる必要があります。
人間は睡眠時に副交感神経が活性化して心身ともに寝る態勢に入りますが、涙を流すと睡眠時と同じ状態になるといわれています。
泣くことで副交感神経が活性化し、高ぶった気持ちを落ち着かせることができるのです。
「涙活」という言葉があるように、メンブレ予防のためにも、定期的に涙を流してみるといいかもしれませんね。
メンブレが起こるエピソードあるある
日常生活のさまざまな場面でメンブレは起こります。
ここではメンブレが起こるエピソードあるあるを紹介しましょう。
親の本音にメンブレ
歯に衣着せぬ親の本音はメンタルを激しく削ってくるので要注意ですね。
試験に落ちまくってメンブレ
平均点以上のステータスでも、ライバルが強豪だとなかなか採用されないこともあります。
それでもメンブレしない強靭なメンタルの持ち主だけが試験に勝ち残るのかもしれません。
恋人の浮気発覚でメンブレ
恋愛がらみは何かと理不尽なメンブレに見舞われる人が多いようです。
メンブレが起こったときの状態あるある
メンブレに見舞われると、人はさまざまなリアクションを取るものです。
ここでは、メンブレが起こったときの状態あるあるを紹介しましょう。
ひたすら泣き続ける
仕事で失敗したり、大好きな恋人から振られたりしたときは、誰もがメンブレになる可能性があります。
そんな悲しい出来事を思い出しては泣き続ける人もいるでしょう。
涙は気持ちをリラックスさせてくれるため、メンブレが起きたときにひたすら泣き続けるのは体の自然な反応かもしれませんね。
泣いて気持ちがすっきりするなら、思い切り泣いた方がいいでしょう。
ただし、泣くことがいつまでも続くようなら鬱の可能性もあるので注意してください。
メンブレした出来事から時間が経っているにもかかわらず、わけもなく涙が出てくる人は、心と体に不調が生じているサインかもしれません。
何に対してもやる気が起きない
人生を大きく左右する試験に落ちてしまったり、大事なプレゼンテーションの日に遅刻したりして、心が折れてしまうこともあるでしょう。
誰でも大きな失敗のせいで、何もやる気が起きなくなってしまうことがあります。
休日はハマっていた趣味でさえやる気が起きなくて、寝て過ごすようになる人も少なくありません。
メンブレ中は身体だけでなく、疲れた心にも休息が必要です。無理せず気持ちの回復を待ちましょう!
とにかく引きこもる
恋愛トラブルにうんざりしたり、パワハラの被害者になったりして、メンブレ状態に陥る人もいます。
メンブレで何も手につかなくなった結果、とにかく引きこもる人も珍しくありません。
心が折れると愛想笑いもできませんし、誰にも会いたくなくなりますよね。
もっとも自宅にずっと引きこもっていると、外出のハードルはどんどん上がっていきます。
とくに一人暮らしだとネガティブになりがちなので気分転換してくださいね。
過食に走る
メンタルがやられて過食に走るというのは、よくあるシチュエーションですよね。
毎回失恋したあとは太ったり、何かでミスしたあとはコンビニでスイーツを買い食いしたりする人は多いのではないでしょうか。
いっときの幸せは辛い気持ちを忘れさせてくれますが、やはり過食はあまり良い習慣ではありません。
運動などの健康的な方法でストレス解消することをおすすめします。
体の疲れが取れないときはメンブレ中かも…
忙しい日々の中で、気づかないうちにストレスが溜まってしまうこともあります。
何でも真面目に取り組む人ほどストレスを受けやすく、精神的にダメージがあっても、「もっと頑張らなければ」と無理をし過ぎてしまうことは少なくありません。
しかし、精神面のトラブルは体にも影響を与えます。
体の疲れが取れないときはメンブレ中かもしれません。
メンブレに気づけるときはすぐに対処できますが、知らない間にダメージが蓄積していることもあるので、体のサインを見落とさないようにしましょう。
メンブレが起きたら、心の休息タイムを設けてリラックスを心がけてくださいね。