仕事でミスが多い人の特徴&原因とは?ミスを未然に防ぐための対策を紹介
真面目に仕事に取り組んでいるのに、ミスばかりしてしまうと自分が嫌になり、会社を辞めたくなってしまいますよね。
ミスが多いことが原因で退職…なんて事態は避けたいこと。
そこで今回は、仕事でミスが多い人の特徴と原因を記事にまとめ、ミスを未然に防ぐための対処法についても紹介していきます。
失敗ばかりする人には必ず原因があるので、決して悲観せず失敗する原因を見つけて対策することを考えていきましょう。
Contents
失敗ばかりで辞めたい…仕事でミスが多い人の特徴
仕事でミスが多い人には、共通したいくつかの特徴があります。
以下の特徴に当てはまる人は、業務内容を理解していてもミスを繰り返してしまう恐れがあるため注意が必要です。
マイナス思考
マイナス思考の人は一度ミスすると引きずりやすく、仕事に取り組むときに再びミスすることを怖れます。
- 「また失敗したら上司に怒られる」
- 「次も失敗する気がする」
- 「またどこかでミスしそう」
このような心理状態では集中力が低下しますし、絶対にミスしてはいけないという気持ちがプレッシャーとなり、能力を発揮できずに業務を遂行することになってしまいます。
責任感や熱意がない
仕事に対する責任感や熱意がない人はミスが多い傾向にあり、指示されたことを淡々と作業するだけの人にも同じことがいえます。
- 「自分がやらなくても誰かがやるだろう」
- 「ミスしても周りがサポートしてくれるだろう」
- 「自分が失敗しても取引先に謝罪するのは上司だ」
このような気持ちで仕事をしていると、注意力が散漫になってミスしやすくなり、熱意がなければ細かい業務内容を覚えられないため、ミスを連発してしまうのです。
自己管理不足
自己管理不足も仕事でミスしやすい人の特徴であり、疲労が蓄積された状態で仕事に臨んでいては、ミスが多くなるのは当然です。
たとえば、夜遅くまで起きていれば寝不足で脳が働かず集中力が低下しますし、疲労で体調を崩すことによって本来の能力を発揮できなくなってしまいます。
メモのとり方が下手
メモのとり方が下手な人は、後から確認したときにメモが参考にならないため、あやふやなまま仕事をすることによってミスが多くなります。
「返信メールを別フォルダに保存する」と簡単にメモしてしまって、いざとなったときどこのフォルダに保存すればいいのか分からず、あたふたしてしまいます。
これだったかな…?とあやふやな記憶のまま保存してしまい、ミスにつながってしまうのです。
整理整頓が苦手
整理整頓が苦手なタイプの人は仕事でミスが多く、これは身の回りの整理整頓だけでなく、PC内部の情報整理ができない人にも同じことがいえます。
- デスクが散らかっていて仕事しづらい
- どのフォルダに何の情報が保存されているのか分からない
- 必要な書類や物がすぐに見つからない
整理整頓ができない人はこのような環境で仕事をしていますから、仕事の効率が悪くなるのはもちろん、ミスも多くなってしまうのです。
ミスが多いのはなぜ?考えられる7つの原因
仕事でミスが多い人は、失敗する原因を考えてみましょう。
自分がなぜミスが多いのかを知ることで、改善策・対処方法が見えてきます。
仕事でミスが多い原因として考えられることを以下で解説します。
新人で業務に慣れていない
そもそも、経験が未熟で業務に慣れていない新人ならミスが多いのは当然でしょう。
ミスが多く仕方ないで済ますのではなく、
- 先輩や上司の指導をしっかり聞く
- 事細かにメモをとる
- 教えてもらったことを復習する
などして、今は勉強に励み、少しでも早く仕事を覚えることを目標にしましょう。
上司の教え方に問題がある
上司の教え方に問題があることも、仕事でミスが多くなる原因の一つにあげられます。
たとえば「上司が細かいことまで教えてくれない」「マニュアルが適当」となれば、仕事を覚えることができません。
自己流でなんとか乗り切ろうとしてミスを繰り返してしまいます。
環境的に集中できない
職場の環境が原因でミスが多くなるケースもあります。
「物が乱雑に置かれている」「周りの人間が騒がしい」など、仕事に集中できないような環境であれば、注意散漫になってしまいミスを引き起こしてしまいます。
このような場合、上司に相談するか、部署異動の申請または転職を考えるのも一つの方法です。
遅い時間までの労働で疲れ気味
いくら体調管理をしていても、毎日遅い時間まで労働していては疲労が解消されず、ストレスも溜まって仕事でミスしやすくなります。
長時間労働を強いられるブラックな会社で働いていると、ミスが増えるだけでなくうつ病などの精神疾患を発症してしまう恐れがあるので注意が必要です。
確認不足なことが多い
詰めの甘さが原因で仕事のミスが多くなるケースもあります。
たとえば、書類に誤字脱字が見つかるなどのケアレスミスが多い人は、確認不足の可能性が高いでしょう。
ダブルブッキングや納期ミスといったスケジュールミスも確認不足が要因といえます。
「注意点や手順を改めて確認する」「チェックリストを作って最終確認をする」「スケジュール帳を見る癖をつける」など、自分なりの工夫が必要です。
そもそも向いてる仕事じゃない
仕事には向き不向きがありますから、いくら対策してもミスが続くようであれば、自分に仕事が合っていない可能性も考えられます。
コミュニケーションが苦手な人であれば営業を任されてもうまくいきにくいでしょう。
細かな作業が苦手な人が経理を任されても同様、うまくいきにくくミスが発生しやすくなってしまいます。
ADHD・うつ病など病気の可能性も
障害や病気が原因となって仕事のミスが多くなっていることも考えられます。
たとえば、「何度も同じミスを繰り返す」「もの忘れが多い」などの理由でミスが多い人は、ADHD(多動性障害)の可能性があります。
「眠れない」「疲労が解消されない」「憂鬱で不安な気持ちになる」などの理由でミスが多い人は、うつ病にかかっているのかもしれません。
少しでも自分の行動に異変を感じたら、早めに病院へ行くことをおすすめします。
ミスが多い人を卒業してクビを回避!対策&改善方法
仕事でミスが多ければ周りに迷惑をかけることになりますし、一向に改善されずミスが続けば、会社にとって不必要な人間と判断されてしまうかもしれません。
そんな状況に陥らないために、仕事でのミスの多さを改善するための対策法を紹介します。
必ずメモをとる
人間の記憶は不確実であり、今日覚えたつもりでも翌日には忘れてしまうことがあるため、自分の記憶力を過信せず必ずメモをとるようにしましょう。
覚えているうちに細かくメモにとっておき、後はメモを確認する習慣さえ身につければ、少なくともメモに書いた仕事内容でミスすることはなくなります。
出先ではスマートフォンのメモ機能を使うのもアリですが、確認を忘れてしまう可能性もあるため、なるべくメモ帳を利用するのがおすすめです。
ToDoリストを作る
やるべきことを忘れてしまうミスに対しては、ToDoリストを作ってチェックシートとして活用するのがおすすめです。
その日の仕事に優先順位をつけてToDoリストにまとめ、目につきやすい位置に貼っておけば、書類の提出し忘れなどを確実に防ぐことができます。
デスク周り&PCは整理整頓する
デスク周りやPCなど、自分が仕事する場所は常に整理整頓しておくのがミスをしないためのポイントです。
整理整頓すれば注意力の散漫を防げますし、必要なものがあってもすぐ見つかるため「〇〇がない!」と焦ることがなくなり、集中力の低下を防げます。
早い段階での報連相を徹底する
いくら仕事の経験を積んでいても、上司に対する早い段階での報連相は社会人の基本として絶対に守りましょう。
- 「多分大丈夫だろう」
- 「これくらいなら報告しなくていいだろう」
- 「この作業はこれで正しかったはず」
などの思い込みや自己判断は仕事において危険な要素であり、普段から報告・連絡・相談を徹底しておけば、ミスを未然に防ぐことができます。
計画的に行動する
気持ちが焦るほど仕事でミスをしやすいため、仕事はスケジュールを立てて計画的に行動するようにしましょう。
- 時間に余裕を持つ
- 無理に仕事を詰め込まない
このような点を意識して計画を立てれば余裕を持った行動ができ、心にも余裕が生まれることで焦りによるミスを回避できるようになります。
規則正しい生活を送る
仕事でミスをしないためには規則正しい生活を送ることが大切です。
朝食を抜くと脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足して集中力が低下してしまうので必ず食べるようにしましょう。
三食きちんと食べて、睡眠時間を確保して、規則正しい生活を送るようにしてくださいね。
自己管理するのは社会人の基本!
ミスを防ぐためにも、オン・オフのメリハリをつけるライフスタイルを心掛けましょう。
バイト・派遣・正社員関係なくミスの多さは改善できる!
仕事のミスにバイト・派遣・正社員の立場は関係ないため、たとえば「自分はバイトだから仕事ができずミスが多い」と思うのは間違いです。
また、派遣の人が「自分はミスが多いから正社員になれない」と思うのも間違いで、仕事のミスの多さは立場関係なく改善することができます。
ミスが多いことには必ず原因があり、原因を見つけることで改善方法が見えてきます。
ミスの多さに悩んで「退職代行に依頼しようかな…」と考えている人も、今一度自分のミスの多さと向き合ってみてはいかがでしょうか。
メモを必ずとったり整理整頓を心がけたりと、できることから試してみるだけで一気に仕事のできる男性・女性へと変貌することができますよ。