【診断】男性恐怖症の主な症状を徹底解説｜原因＆トラウマ克服方法とは

近年増加しているという「男性恐怖症」。

自分では気づいていないだけで、男性に対する嫌悪感や恐怖感がある人は、実は男性恐怖症になっている可能性があります。

この記事では男性恐怖症の症状や原因、トラウマ克服方法を解説していきます。

男性恐怖症とは

男性恐怖症とは対人恐怖症のひとつです。

男性がいると緊張して赤面してしまったり、男性に触られると極度の不安感に襲われたりして男性と空間をともにできないといった病的な心理状態を指します。

「男嫌い」という言葉とはまた少し意味合いが違います。

ほとんどの場合が女性が陥る恐怖症ですが、稀に男性にも発症することがあります。

恐怖を感じる対象が男性全員、特定の男性だけ、同系統の男性だけなど、女性によってバラバラなのが特徴です。

【診断チェック】男性恐怖症の主な症状

男性恐怖症といってもどんな症状があるのか知らない人も多いでしょう。

男性恐怖症の主な症状を具体的に解説します。

「もしかして私も…」と思う人は、自分に当てはまらないか、ぜひ診断チェックしてみてください。

目を合わせられない

男性恐怖症の人は、男性と目を合わすことができません。

街中でいきかう男性、職場の同僚、取引先の男性社員など、基本的にどんな男性とも目を合わせることができない人が多いです。

男性の目を見ると、「自分が視線を合わせていることで不快に思わないだろうか」「男性と目が合っていると恐怖感を感じる」という理由から、目を合わせられなくなっている可能性が高いでしょう。

会話ができない

男性恐怖症の人は、男性と会話が上手くできません。

普通に女子同士なら楽しく話せる人でも、相手が男性となると威圧感を感じてしまい、何をどう話せばいいのか分からなくなってしまうのです。

日常生活を送る上で、男性と会話ができないとなかなか不便なことが多いですよね。

恐怖感から体が震える

男性恐怖症の人は、状況によっては恐怖心から体が震えてしまうことがあります。

「満員電車にたくさん男性がいる」「コンビニの列で前にも後ろにも男性がいる」など、男性に囲まれてしまうと、それだけで恐怖心を覚え体が震えてしまうのです。

好きでもないのに赤面する

男性恐怖症の人は、好きでもない相手に対し赤面することがあります。

相手が男性だと意識してしまうと、全く好意を持っていないのに赤面してしまい、相手の男性に勘違いされてしまうこともあるようです。

これは今すぐにどうにかできるものではないので、時間をかけて意識しないようにする訓練するしかないでしょう。

呼吸が乱れる

男性恐怖症の人の中には、呼吸が乱れてしまうという人もいます。

これは男性に囲まれている場合だけでなく、「これから仕事で男性に会わなければいけない」と男性に会う前に頭の中で思い浮かべるだけで、緊張してしまい呼吸が乱れてしまうのです。

あまりにも恐怖心が強い人は、過呼吸になってしまう場合もあります。

具合が悪くなる

男性恐怖症の人は、男性が近くにいたり、電車の中で対面に男性が立っていたりすると、具合が悪くなってしまうことがあります。

胃がキリキリしたり、激しい頭痛に襲われたり、人によっても症状は異なります。

さまざまな症状が一気に出てしまうこともあり、酷い場合はパニックに陥る可能性もあるでしょう。

2人きりの空間が耐えられない

男性恐怖症の人は、男性と2人きりの空間が耐えられません。

しかし、仕事やプライベートでも予期せぬところで2人きりになってしまうことがあるでしょう。

そうなってしまうと男性に何かをされなくても怖く感じてしまい、吐きたくなったり、汗がダラダラでてきたりすることがあります。

トラウマの影響大！男性恐怖症になる原因

男性恐怖症になってしまう原因はさまざまあります。

ここでは男性恐怖症になる原因を解説します。

いじめの経験

男性恐怖症の原因はいじめの経験が関係していることがあります。

過去にこのような悩みや経験をしたことのある人は、「男性」に対して「怖い存在」と考えてしまい、男性恐怖症になってしまう可能性があります。

性的虐待の経験

性犯罪などに巻き込まれ、性的虐待を受けた経験から男性恐怖症になってしまう人もいます。

物心つく前に男性から性的虐待を受けてしまうと「男性＝恐怖」となり、男性に軽く触れられただけでも、過去のトラウマがフラッシュバックするのです。

男性は怖い存在と捉えているため、友達になるのもなかなか難しく、女性だけで人間関係を作り上げようとする傾向があります。

大きな失恋

大きな失恋を経験することで、男性恐怖症になってしまったという人もいます。

このように、相手を思う気持ちが強ければ強いほど、裏切られたときのショックは大きいもの。

そうなると失恋しても記憶が度々よみがえり、思い出すたびに苦しくなってしまう恋愛傾向を背負ってしまうのです。

極度のコンプレックス

極度のコンプレックスがある人も男性恐怖症に陥ることがあります。

恋愛経験が極端に少なかったり、自分の外見に自信がなかったりすると、「私はダメだ…」と男性を必要以上に避け、男性恐怖症になってしまうのです。

自分自身に過剰な劣等感を抱くことが、男性恐怖症の引き金になるひとつの原因です。

暴力的な父親の存在

男性恐怖症の原因として、暴力的な父親の存在が考えられます。

小さい頃に父親が母親に手を上げたり、自分に殴りかかってきたりなどの経験がある人は、男性を軽蔑する傾向があります。

「父親のせいで自分の人生めちゃくちゃだ」と恨む気持ちが強いので、大人になってもその気持ちを消化させることができません。

また、父親が原因となって小さい頃に発達障害に陥った可能性も考えられます。

このケースでは、とくに父親と年齢が近い上司などに強い嫌悪感を持ちやすい傾向があります。

男性恐怖症を治したい！男性に関するトラウマ克服方法

日常生活を送るうえで、男性恐怖症だと困ることって多いですよね。

仕事上どうしても男性と関りをもたないといけない場合や、恋愛をしたい女性にとってはとても過ごしづらい毎日を送っていることでしょう。

男性恐怖症を改善するための、トラウマ対処法を紹介します。

ネット上で男性とやりとりする

男性に対するトラウマを克服するためには、まずネット上で男性とやりとりをしてみることからはじめましょう。

SNS時代の今、オンラインで男性とメッセージのやり取りをする場はいくらでも見つけることができます。

ゲームが好きなら、そのゲームのチャット機能などを使って男性とやりとりしてみるのも良いでしょう。

最初は世間話からスタートして、時間をかけて仕事の話や恋愛の話をするのがおすすめです。

ネットは顔を見ないで話せるので、男性と話していても「男」と意識しないで話すことができます。

徐々に慣れてきたら相手男性とビデオ電話などしてみると一気に克服できるかもしれません。

その経験を積み重ねていくと、自然と現実世界でも男性を意識しなくなるかもしれません。

異性として意識しないようにする

男性恐怖症を直すには、異性として意識しないことが大切です。

「そんなことができるなら、誰も恐怖症にならないよ！」という声が聞こえてきそうですが、意識を集中させることが一番のポイントです。

男性を見ても「あれはカボチャ、あれはカボチャ」と集中し続けると、少しずつ改善されることがあります。

実際、プレゼンや何かの発表会のときなど、緊張しやすい人はこの方法を使うと緊張がやわらぐことがあるとされているのです。

この方法を応用して、男性と話すときは何か別のものだと思って会話をしてみてください。

中性的な男性と接して男の人に慣れる

中性的な男性と接して男の人に慣れることも効果的です。

今は草食系男子やジェンダーレス男子など、ジャンルのニュートラルな男性も増えており、パッと見女性らしい男性も多くなっています。

そういう人は話口調も中性的で柔らかいので、男性と話すことに抵抗がある人は、まず女性的な雰囲気の男性と話してみましょう。

中性的な男性に慣れていくことで、自然と男性恐怖症を克服できるかもしれません。

男性と関わる際は事前に「男性恐怖症」であることを伝える

男性と関わる際は、事前に男性恐怖症であることを伝えることも大切です。

恐怖症というのは薬を飲んで治るものではなく、時間をかけて少しずつ改善していくものです。

そのため「何かをすれば今すぐ恐怖症がなくなる」ということはありません。

今後接する男性にあなたが「男性恐怖症である」ことを伝えれば、気持ちも楽になり、克服へのステップへ進みやすくなることがありますよ！

病院のカウンセリングを受けて治療する

男性恐怖症の症状が日常生活で支障をきたすレベルならば、病院のカウンセリングを受けて治療することがおすすめです。

精神的なことは、他人の目から見てなかなか理解されないので、自分だけで頑張っても限界があります。

臨床心理士や公認心理師、心理カウンセラーなどに相談しましょう。

認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法（認知行動療法など）や恐怖を感じる偏桃体への薬物療法で対応してくれます。

まずは自分一人で抱え込まずに、身内の看護師や医療関係者など、誰でもいいので第三者に相談してみましょう。

改善を強く望むならば、できるだけ早くに治療を開始して男性恐怖症を克服することをおすすめします。

男性恐怖症を克服するならアプリから始めてみよう！

男性恐怖症で「男の人と会うのが怖い…」という方は、マッチングアプリ「ハッピーメール」を使ったWeb上の出会いから始めてみませんか？

ハッピーメールなら、ネット上の間接的なやりとりから始められるので、男性に対して恐怖心のある女性でも安心して会話することができます。

やりとりしたら必ず会わなければいけないというわけではないため、辛い時は連絡を断つことも可能です。

いろんな人との会話に慣れることで、男性恐怖症やトラウマの克服にも繋がるかもしれません。

無料会員登録なうえに、女性はアプリの機能も無料で利用することができますよ。

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男性恐怖症は焦らず少しずつ克服しよう

男性恐怖症の原因はさまざまあり、精神的な面からくるので「今すぐになんとかしたい！」と思っても、すぐに克服することは難しいでしょう。

そのため、紹介した克服方法の中で、できることから少しずつはじめ、焦らず改善していくことが大切です。

「自分ではどうすることもできない」と思った場合は、専門機関による適切な治療を受けて、少しずつ克服していきましょう。