『銀魂』のマダオとは?意味や元ネタ&人物像・名言・マダオの特徴も解説!

アニメや漫画、実写版映画も公開された『銀魂』に、まるでダメなおっさんの「マダオ」と呼ばれるキャラクターが登場します。
銀魂ファンならご存知のとおり、マダオはダメダメエピソードが多いですが、心に染みるような名言も残しているキャラです。
今回の記事では、マダオの人物像に迫っていきます。
また、マダオのようにならないよう、まるでダメなおっさんの特徴も併せて解説していきます。
マダオとは
まず、マダオの由来について詳しく解説しましょう。
元ネタはアニメ『銀魂』の長谷川泰三!マダオの意味が辛辣
冒頭でも触れたとおり、マダオの元ネタは、人気作品『銀魂(ぎんたま)』にあります。
銀魂は、SF要素や時代劇要素が入り混じったコメディアニメであり、そこに登場する長谷川泰三というキャラクターのあだ名が「マダオ」です。
長谷川泰三は、何かとトラブルに巻き込まれがちで運に恵まれていないため、職業と家を無くしてしまいます。
そのような状況から「まるでダメなおっさん」略して「マダオ」…と、ヒロインの神楽が命名しました。
この神楽もなかなかの毒舌で、いい味出しているキャラクターの1人です。
『銀魂』の物語を知らない人は、ぜひ一度チェックしてみることをおすすめします。
「まるでダメなおっさん」以外で使われたことも
言葉の頭文字をとって「マダオ」といいますので、「まるでダメなおっさん」以外のバリエーションも存在します。
使用例は次のとおりです。
- まるでダメなお寿司屋さん
- マジでダンディなおいなりさん
- マジで幸運な第一の男
- まっとうなダイナマイトボディのおとなの女
『銀魂』の作中でも、ポジティブな意味合いのマダオも登場していました。
マダオの声優は『エヴァ』の碇ゲンドウでお馴染み立木文彦さん
マダオこと長谷川泰三の声優は、エヴァンゲリオンで碇ゲンドウの声優を担当する立木文彦さんです。
碇ゲンドウとマダオは、人物像は全く異なりますが、サングラスや髪型などの似ているポイントもあります。
2つの作品の世界観もまるで違いますが、『銀魂』アニメシリーズにて、マダオがゲンドウのモノマネをするといったギャグで使われることもしばしばありました。
ちなみに、立木文彦さん本人は「マジでダンディーなおっさん、略してマダオ」とポジティブに捉えているようです。
マダオこと長谷川泰三を紹介
出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gintama/chara/kabuki/
それでは長谷川泰三は、どのようなポイントが「マダオ」なのでしょうか。
長谷川泰三について、紹介していきます。
基本プロフィール
マダオのプロフィールは下記のとおりです。
名前:長谷川泰三(はせがわ たいぞう)
年齢:38歳
身長:179cm
体重:67kg
トレードマークはサングラスです。
江戸幕府のエリートからホームレスへ
初登場のとき、彼は入国管理局・局長という立派なお仕事しているエリート官僚でした。
仕事で護衛をしていたハタ皇子を殴ってしまったことから、リストラで無職になってしまいます。
さらに妻のハツに逃げられ、家を失いホームレスへと転落してしまうのです。
頑張るもなかなか定職につけず
そんなマダオも無職から抜け出そうと、回転寿司屋さんやタクシードライバー、コンビニ店員、清掃業者など、さまざまな仕事に挑戦します。
仕事をしているときは、元はエリート官僚だったこともあり、問題なく仕事をこなしてマダオを卒業したかのように見える長谷川泰三。
しかし、「万事屋銀ちゃん」のオーナーである主人公の坂田銀時にトラブルを持ち込まれたり、お人好しな性格が災いしたりして、結局は無職に戻ってしまうのです。
妻のハツとは別居中
妻のハツには逃げられてしまったマダオですが、離婚はしておらず別居状態にあります。
ハツもしばしば物語に登場し、マダオと定期的に連絡を取り合っているようです。
別居中のハツには別の男の影があるため、マダオはハツを取り戻すために奮闘します。
結婚記念日には、マダオからハツへケーキを送るなど、マダオの一途な愛情が感じられますね。
マダオ名言集
マダオは不幸な男ですが、真っ直ぐな信念を持っています。
そのギャップから名言が多数生まれていますので、厳選した名言を紹介しましょう。
「腐ってよーが俺は俺のやり方で国を護らしてもらう それが俺の武士道だ」
第1巻で入国管理局・局長をしているときのセリフです。
自分の立場もあり、それを曲げないまっすぐな姿勢に男気を感じますね。
「グラサンは顔の一部だぜ 取れるわけねーじゃねーか!」
第3巻で登場するセリフです。
どんなに「グラサンを取れよ」と言われても、マダオはグラサンを外しません。
この名言により、マダオはグラサンキャラを確立したと言っても過言ではありません。
「不器用なりに俺は俺らしく生きよーと決めたからね」
こちらも第3巻で登場するセリフです。
不器用でもポジティブに生きようとする姿勢が素敵ですね。
落ち込んでいる人もこのセリフを聞いて、前向きになれるでしょう。
「いい女は幸せにならなきゃいけねーもんだ」
第6巻に登場するセリフです。
マダオにも女性を思いやる一面があり、キュンとしちゃいますね。
不器用な男が言うからこそ、ギャップでカッコよく聞こえるものでしょう。
「人生なんていわば博打みてーなもんだ 人はみなギャンブラーさ」
第9巻に登場するセリフです。
ギャンブルというワードはマダオらしさがあります。
堂々とした心構えから豪快さを感じられる一言です。
「戦わなきゃならねェ 男は牙を無くしちゃシメーだ」
第18巻で登場するセリフです。
逃げない姿勢が、男らしくてカッコいいですね。
このときは自分を「負けないダンディな男」と言っていて、ダメダメ感はありません。
「一度枯れた花は二度と咲かねーんだよ」
第32巻で登場するセリフです。
マダオの芽がでないことに対しての諦めの一言ですが、さらっときれいな言葉で表現できるところがマダオの魅力かもしれません。
日常にも潜むマダオ!まるでダメなおっさんの特徴
マダオのモデルは『銀魂』にありましたが、現実世界にもまるでダメなおっさんは存在します。
日常に潜むマダオの特徴を3つ紹介します。
清潔感ゼロ
ダンディなおじさまとダメなおっさんが分かれるポイントは、清潔感にあるでしょう。
清潔感がない中年の男性は、若い女性から避けられる傾向にあります。
たとえば、次のポイントに該当する場合は注意が必要です。
- 髪がベタベタしている
- 体臭がキツイのにケアしない
- 服がシワシワで身だしなみが汚い
- 手入れをしないでヒゲを伸ばしている
年齢を重ねるとともに、肌が荒れてきたり、体臭が発生しやすくなったりと清潔感を維持することは意外と大変です。
しかしまるでダメなおっさんは、そのケアを怠ってしまい不潔感を漂わせています。
女性の好きな男性のタイプや条件で、「清潔感がある人」は上位にランクインするため、清潔感のある身だしなみに気を使うことは必須です。
身だしなみが整っていて爽やかな印象がある男性は、何歳になっても女性にモテることができるでしょう。
酒癖が悪い
マダオは、酒癖が悪いことも特徴の1つです。
そして、お酒を飲むことが好きで自分は楽しんでいますが、周りへの配慮が欠けている点も問題となるポイントです。
とくに酒癖の悪さが目立つポイントとして、次のような言動が挙げられます。
- 周りにもお酒を飲むことを強要する
- お酒の席で説教をはじめる
- 二次会や三次会に強引に誘う
さらに「最近の若いのは付き合い悪いな」などと文句を言っているようだと、ダメなおっさん感がまるだしになってしまいます。
毎日晩酌している・飲み歩くのが日課などの時点で、ビール腹になったりお酒臭い日があったりとおっさん要素を増やしてしまうものです。
周りへの気遣いができてスマートな飲み方であれば、女性からモテモテの「マジでダンディな男」になることができるでしょう。
借金するほどギャンブル好き
マダオは、パチンコや競馬といったギャンブルが大好きです。
「一攫千金でお金を稼ぎたい」「ギャンブルで失ったお金はギャンブルで取り返す」という心理からギャンブルにハマってしまいます。
そして、ギャンブルにのめり込みすぎて借金をすることも少なくありません。
倹約が苦手でお金があれば使ってしまうため、お金が無くなると人に借りてしまうこともあるでしょう。
ギャンブル好きのまるでダメなおっさんは、女性から次のようなイメージを持たれています。
- 金欠で満足したデートができなさそう
- 「お金を貸してほしい」と言われて、金銭面でトラブルが起きそう
- 自制心がなくて、将来お金に困りそう
ギャンブルをする場合にも、程々にすることが良さそうですね。
『銀魂』のマダオは応援したくなる憎めないキャラクター
『銀魂』のマダオは、職業と家が無くて、妻にも逃げられてしまう「まるでダメなおっさん」です。
しかし、不幸が続いてもポジティブに仕事を探したり、たまにへこみながらも自分を貫き通す意思があったりと、魅力的なポイントも多いキャラクターです。
『銀魂』に登場するマダオは魅力がありますが、日常生活においてリアルなマダオはモテませんので、男性陣は気をつける必要がありますね。