虚言癖を治したい！自分の嘘に悩む人に向けて特徴や治し方を徹底解説！

日常生活でつい嘘をついてしまう自分に嫌気がさしてしまった経験がありませんか？

頻繁に嘘をついて周りを困らせる人には虚言癖があるかもしれません。

そこでこの記事では、虚言癖がある人の特徴や虚言癖を治す方法を要約して解説します。

自分自身の虚言癖に悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。

ただの癖？それとも病気？虚言癖とは

虚言癖（きょげんへき）とは「すぐに嘘をついてしまう性質」のことです。

日常のちょっとしたことでも嘘をついてしまうので、周りからの信用を失っていくことが多いです。

病的な疾患が原因の場合は、「妄想を信じ込んでいて本人が嘘をついている自覚がない」というケースも少なくありません。

虚言癖はなんでなる？

虚言癖の人は「周りの人に認められたい」という承認欲求が人一倍強い傾向にあります。

そのため周囲の人の気を引いたり、見栄を張ったりするために嘘をついてしまうのです。

幼少期の家庭環境に原因があり、孤独感や寂しさを埋めるために嘘をついているというケースもあります。

虚言癖はなんの病気？

虚言癖があるからといって、それ自体が病気というわけではありません。

ただ嘘をつく頻度が高かったり、普通ではありえないような嘘をついたりする場合は、パーソナリティ障害が原因の可能性があるので、その代表的な例を紹介します。

演技性パーソナリティ障害

自分をよく見せたいという思いから妄想を実際にあったことのように話したり、有名人と知り合いであるかのように振る舞ったりする。

妄想性パーソナリティ障害

妄想を事実だと思い込んでしまい、結果的に嘘をついてしまう。

自分では本当のことを話しているつもりなのに、周りからは嘘つきだと思われてしまうケースが多い。

反社会性パーソナリティ障害

自分の利益や欲求のために嘘をつく。

お金を得るために人を騙したり、異性の気を引くために身分を偽ったりする。

犯罪行為に手を染めてしまうことも少なくない。

パーソナリティ障害の種類はさまざまで、紹介したのはほんの一部です。

自分自身になにか疑問を感じたら、早急に病院やクリニックで専門家に診察してもらうのがいいでしょう。

また、

• 他者の気持ちを考えられない
• 目立ちたがり
• 頑固で人の意見を聞かない
• 損得勘定で物事を考えている
• 自己中心的
• プライドが高い
• 寂しがり

のような性格の人は、虚言癖になりやすいといわれています。

心当たりがある人は注意しましょう。

恋愛でも仕事でも！虚言癖がある人の特徴

虚言癖がある人は会社やプライベートでも関係なく嘘をつきますから、嘘をつく場面やその内容によっては、接し方に困るときもありますよね。

そんな虚言癖がある人の特徴を見ていきましょう。

自分が虚言癖があるのかどうか、診断チェックするのもおすすめです。

計画的に行動することが苦手

虚言癖がある人は、計画的に行動することが苦手です。

仕事での締切やプライベートの予定など、日程が決められたことに対して、たいてい人は計画的に前もって行動するものですよね。

しかし、虚言癖がある人にとっては、それは容易なことではありません。

サボり癖があり努力を怠る傾向にあるので、期限を守ることが難しく、それをごまかすために嘘をつくことが多いです。

メモを取る習慣もなく、職場の人に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。

八方美人で誰にでもいい顔をする

虚言癖がある人は、八方美人で誰にでもいい顔をしがちです。

嘘をつくことに罪悪感がないため、自分を素敵な人に見せたりその場しのぎの発言をしたり、あちこちでいい顔をします。

その場しのぎの嘘がどんどん積み重なることで、話の整合性もなくなるので、周りからの信頼を得られない傾向にあります。

関係者への業務連絡で大嘘をついてしまうこともあるでしょう。

心理的安全性がないために、こういった嘘をついてしまうのかもしれません。

思い込みが激しい

虚言癖がある人の特徴として、自意識過剰で思い込みが激しいことが挙げられます。

「上司から嫌われている人｣とか「自分はいじめられている」などと思い込み、言葉にせずにはいられません。

周りから「そんなことないよ」と言われても、被害者意識が強いこともあり、他人の助言を受け入れることができません。

自分自身が思い込みを抱いているということにすら気づいていないのです。

常に気にかけてほしいかまってちゃん

虚言癖がある人は、常に気にかけてほしいかまってちゃんな傾向があります。

基本的に目立ちたがり屋で、周りの人の気を引くために嘘をつくことが多いです。

大げさな表現で周りの気を引こうとして、「もっと気にかけてもらえるように」と、さらに嘘の内容が現実ではありえないような次元にまでエスカレートする場合もあります。

虚偽性障害があり、仮病を続けてしまうケースもあります。

虚言癖を治す方法

自分の虚言癖に苦しみ、治したいと思っている人は、虚言癖を治す方法を試してみてください。

無理のない範囲で行うことがポイントです。

ネガティブな考え方をやめる

自分に対する評価が低く「嘘をつかなければ人の気を引けないのではないか」とネガティブに考えてしまうことが、嘘をつく原因になるケースはとても多いです。

嘘をつかなくても、周りの人を惹きつける長所がきっとあるはずです。

自分に対するネガティブな考えは捨てて、いいところをたくさん見つけてあげましょう。

自分がどんなときに嘘をつくのか把握する

無意識的に嘘をついてしまうこともある虚言癖を治すためには、自分がどんなときに嘘をつくのか把握することも必要です。

嘘をついてしまったとき、どのような場面で嘘をついたのかを客観的に捉えることができれば、自分の心理や欲求が見えてきます。

すると、それに対して対策を練ることが可能になります。

根本的な原因を把握することは、虚言癖を治すためにとても重要なことです。

まずは自分の中のメッセージを理解してあげましょう。

自分に正直になる

虚言癖を治すためには、少しずつ自分の本心を出していくようにしましょう。

嘘をつくのは、心の武装をして本心を隠した状態です。

すべてをさらけ出すまではいかなくとも、まずは信頼している人の前だけでも本心を出せるように心がけてみてください。

嘘をついたことに気付いたら、「ごめんなさい、とっさに嘘ついちゃった」と正直に言うことを決めておくのもおすすめです。

本心を出すことに対する不安を少しずつ和らげていきましょう。

自分のしたことを受け入れる

自分がしたことが望ましくない結果だったときに、それを受け入れられないと嘘をついて逃げる癖がついてしまいます。

失敗してしまったときは、言い訳や責任逃れをせず自分のしたことを受け入れるようにしましょう。

素直に失敗を受け止めることができれば、それを糧に成長することができます。

自分の行動に責任が持てるようになれば周りからも尊敬されるので、見栄を張る必要もなくなるでしょう。

口に出す前に1度考える癖をつける

自分に都合が悪いことが起こったときに衝動的に嘘をついてしまうこともありますよね。

しかし、その場しのぎの嘘はますます状況を悪化させるだけです。

「つい嘘をついてしまった」ということがないように、言葉を口に出す前に一呼吸おいて考える癖をつけましょう。

その少しの時間が、正直なことを言うための余裕を作ってくれるでしょう。

病院でカウンセリングを受ける

自分ではどうしようもないという場合は、精神科もしくは心療内科にいきましょう。

虚言癖に関わらず、自分自身の癖を治すというのは大変難しく、思った以上にエネルギーを使います。

社会生活にも支障をきたしているなど、極度の虚言癖に苦しんでいる場合は、専門の医療機関でカウンセリングを受けてみたほうがいいかもしれません。

カウンセリングルームや相談室でゆっくり話をするだけで、悩みが多少は解消されるはずですよ。

虚言癖を直して素直に生きよう！

虚言癖のある人は他人からの信頼を失ってしまいます。

そんなことでは、将来的に大好きな人が出来ても、幸せになることが叶わない可能性の方が高いでしょう。

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無自覚な虚言癖には要注意

虚言癖がある人との付き合いには、注意深くなりますし苦労しますよね。

中でも無自覚な虚言癖をもっていると、精神科医による治療が必要な病気である可能性もゼロではありません。

自分の虚言癖を自覚している場合は、紹介した虚言癖を治す方法をぜひ試してみてください。

ただ自力でやれることにも限界がありますから、虚言癖が酷くて辛い場合は、1人で抱え込まずに専門のカウンセリングに頼ることも検討してみましょう。