お局に嫌われるタイプとは?職場にいる嫌なおつぼねを味方につける方法と対処法も
どんな職場にも1人はいるといわれるお局に悩まされている人は多くいます。
特に女性が多い職場は女社会なので、女上司がお局化して後輩社員をいじめていたり、パートの女性がお局に嫌がらせをしたりと、お局被害の体験談は後を絶ちません。
お局に目をつけられてしまえば、毎日が憂鬱になってしまうもの。
では、いったい何が原因でお局から嫌われてしまうのでしょうか。
今回の記事では、お局に嫌われるタイプと職場にいる嫌なお局を味方につける方法や対処法について解説します。
お局が攻撃してくる理由は?
気に入らないことがあるとすぐにヒステリックになって職場の空気を凍らせてしまうお局ですが、なぜ彼女たちは他人に対して攻撃的なのでしょうか。
理由は簡単で、お局たちの深層心理には過剰な防衛本能があるからです。
普段の嫌な態度や高圧的な姿勢も、心の中に隠れている気の弱さからきているとみてよいでしょう。
自分に自信がないので、少しでも自分を大きく見せようと虚勢を張ってしまうのです。
また自分自身を認められないからこそ承認欲求も強くなり、媚びない人間を敵視せずにはいられません。
嫌われる側に原因があるわけではないので、自分を責めないようにしましょう。
彼女たちのターゲットにされてしまうと「自分が悪いのでは?」と思ってしまうかもしれません。
しかし自分に怒りをぶつけてくる人がお局だけなら、問題は彼女の中にあるのです。
お局に嫌われるタイプの女性とは?
お局が人を嫌うのはお局自身の問題ですが、どのような人物が嫌われてしまうのでしょうか。
ここでは、お局に嫌われるタイプの女性について見ていきましょう。
反抗的な態度をとる人
お局に反抗的な態度をとる人は、当然のことながら敵視されます。
お局は常に人に必要とされたがっているので、自分を頼ろうとしない相手を好みません。
頼るどころか、反抗的な態度でお局の存在を否定してくる相手は許せないのです。
彼女たちの攻撃は自分を守るためなので、少しでも逆らえば容赦なくターゲットにされてしまいます。
若くてかわいい・美人な人
お局たちは、自分より目立ち、評価される存在が許せず、職場の若くて可愛い人や美人な人は全員目の敵にします。
また、男性に注目されなくなることも自信喪失につながる一大事です。
自分が男性からちやほやされる環境を守るためにも、お局より若く可愛くて美人な人は排除対象となってしまうのです。
声が小さくもの静かな人
お局は自分の自信のなさをごまかそうと、つまらない冗談を言ったり、早口でまくしたてたりすることが少なくありません。
彼女たちの妙なノリについていけないと、やはり攻撃対象にされてしまいます。
声が小さく物静かな人はお局のお笑い芸人のようなノリが苦手なため、残念ながら彼女の攻撃から逃れられません。
仕事ができる人
優秀な人がいると自分が目立たなくなってしまうが故に、お局は仕事ができる人も大嫌いです。
有能な同僚は本来なら頼もしい味方のはずですが、お局には自分の地位を脅かす存在にしか見えません。
仕事よりも自分を守ることを優先してしまう公私混同ぶりは、お局が敬遠される理由のひとつといっていいかもしれませんね。
仕事があまりできない人
仕事ができる人が嫌いなお局ですが、同様に仕事があまりできない人も嫌いです。
お局は自分が職場の要だと思い込んでいます。
誰よりも仕事に精通している自分が職場を管理していると信じ込んでいるため、仕事ができない人に足を引っ張られたくないのです。
お局を味方につける方法
どれだけお局に嫌われても一緒に働いている以上、避けて通るわけにはいきません。
どうすれば波風立てずにやり過ごせるのでしょうか。
ここでは、お局を味方につける方法を見ていきましょう。
お局のこだわりを見つけて適度に褒める
職場で揉めたくないのであれば、敵対するよりうまく味方にするのが無難です。
お局を味方につけるには、お局のこだわりを見つけて適度に褒めるようにしましょう。
しかし、もし的外れなことを言ってしまえばかえって嫌味だと思われる可能性もあるので注意が必要です。
お局がどう褒められたいかがわからないときは、無難な褒め言葉に留めた方がよいでしょう。
会話中は笑顔で適度に相槌を打つ
お局の自慢話にはうんざりさせられますが、それを顔に出せば確実に睨まれます。
お局が話をしているときは笑顔で適度に相槌を打つようにしましょう。
おしゃべり好きなお局ですが、話自体にはそれほどバリエーションはありません。
同じ話を何度も聞かされることになるかもしれませんが、笑顔で最後まで聞いてあげましょう。
適度な相槌は聞いているアピールになりますが、ずっと同じ相槌だと面倒くさそうに聞こえてしまいます。
うざいお局に対しては、「そうなんですね」「すごいですね」「なるほど」「さすがですね」など複数の相槌を使い分けるようにしましょう。
女性らしさはなるべく出さない
会社では女性らしさをなるべく出さないようにしましょう。
お局は仕事面だけではなく女性としても注目されたいという特徴があり、自分よりも女性として目立つ人のことは絶対に許せないからです。
しかしお局のそんな思いも虚しく、男性社員は若い女性社員に目移りしがちです。
お局より若いというだけでも、妬む対象になってしまうこともあります。
その上、積極的に女の子らしさをアピールすれば確実にターゲットにされてしまいます。
仕事中はできるだけ女性らしさを出さず、無難にやり過ごしましょう。
お局の仕事を手伝う
お局が辛く当たるのは、自分の敵だと思い込んでいるからです。
敵対心を少しでも和らげ、自分は敵ではないと思ってもらうためにも、お局の仕事を手伝って仲間アピールをするといいでしょう。
頻繁に手伝って接点を増やしていけば好感度もあげていけるはずです。
味方と見なされるようになれば、きっと攻撃しようという気持ちも薄らいでいくでしょう。
あえてお局に仕事の相談をする
お局と接点を増やすという意味では、あえてお局に仕事の相談をするのも手です。
お互いに真摯に向き合えば、彼女と分かり合えるかもしれません。
しかし仕事が得意でないお局の場合は、逆効果となってしまう可能性もあるので要注意です。
相談するのは彼女の得意なものだけにしましょう。
お局に嫌われたときの対処法
お局の気まぐれなヒステリーはいつなんどき自分に向かうかわかりません。
不幸にして彼女のターゲットにされてしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
最後に、お局に嫌われたときの対処法を紹介します。
仕事をミスなく完遂する
お局がいつご機嫌斜めになるかは誰にもわかりません。
なので、常日頃から隙を見せないようにすることが大切です。
仕事をミスなく完遂するよう心がけましょう。
きちんと仕事をこなしていれば、お局といえども文句をつける口実を見つけにくくなります。
また、仕事で結果を出せれば、上司や同僚も味方になってくれるでしょうし、いざというときに相談もしやすくなるはずです。
嫌味は聞き流して割り切る
お局の文句はたいてい言いがかりでしかありません。
嫌味は聞き流して割り切るのがおすすめです。
彼女の目的は相手にケチをつけることですから、一つ否定しても次から次へと難癖をつけてくるのでキリがありません。
嫌味を言うのは嫉妬しているからで、お局の劣等感を刺激する相手だからこそケチをつけて自分を慰めているのです。
「嫉妬するなんて可哀想な人だな」と考え、大人の対応で乗り切っていきましょう。
嫌がらせ履歴を記録しておく
くだらない言いがかりでも、あまりにしつこくされると、メンタルが参ってしまいます。
度が過ぎるようなら、.嫌がらせ履歴を記録しておくようにしましょう。
記録を残しておけば、いざというときにハラスメント行為の証拠となるはずです。
嫌なことは早く忘れてしまいたいものですが、必要となるときが来るかもしれません。
日時と誰に何をされたか、その場に誰がいたかをメモしておくようにしましょう。
可能であれば、お局の嫌がらせ発音をスマホで録音しておくのがおすすめです。
上司や同僚に相談する
お局の嫌がらせが酷いようなら、上司や同僚に相談しましょう。
周りが味方になってくれれば、お局の暴挙を止められるかもしれません。
もしかしたら他にも同じ悩みを抱えた人がすでに相談している可能性もあります。
まずは社内の状況を知るためにも話をしてみましょう。
とはいえ相手が味方かどうかがはっきりするまでは、記録を取っているといった具体的なことは言わないようにするべきです。
相談相手がお局の味方の可能性もあり、その場合は相談したことで嫌がらせが激化することも十分に考えられるからです。
人間関係に慎重になるのは気疲れするものですが、今後の自分の身を守るためにも用心しましょう。
思い切って転職する
お局が態度を改めず、部署異動も期待できないようであれば、思い切って転職するのも手です。
仕事ができないお局の場合、今の職場にしがみつくしかありませんし、自分の地位を脅かす相手の排除をやめることはないでしょう。
日々ストレスを貯めながら仕事をしても実力を発揮できませんし、今の職場にこだわったところで良いことは何もありません。
転職サービスも無料で登録できますし、転職を視野に入れるだけでも気持ちが軽くなるでしょう。
転職サイトをチェックして魅力的な職場がたくさんあることに気づけば、お局の嫌がらせも聞き流せるようになるかもしれません。
お局に嫌われるタイプなら割り切って仕事に専念するのが吉!
仕事は何をするかも大事ですが、誰とするかもかなり重要です。
難しい仕事でも気心の知れた同僚と一緒ならきっとやり遂げられるでしょう。
しかし、どれだけ簡単な仕事でも意地悪なお局がいるだけで難易度は上がってしまいます。
自分がお局に嫌われるタイプだと思うなら、割り切って仕事に専念するのが吉です。
誰かに嫌われると、真面目な人ほど「自分が悪かったのでは」と考えがちですが、お局の嫌がらせはたいてい劣等感から来ています。
もちろん仕事ができないなど自分にも問題があるなら改善が必要ですが、そうでないなら転職も視野に入れて気にし過ぎないようにしましょう。
- お局が他人を攻撃するのは自分に自信がなく、少しでも自分を大きく見せたいから
- お局に嫌われるタイプの女性は、反抗的な態度をとる人・若くてかわいい人や綺麗な人・声が小さくもの静かな人・仕事ができる人・仕事があまりできない人
- お局を味方につける方法は、お局のこだわりを見つけて適度に褒める・会話中は笑顔で適度に相槌を打つ・女性らしさはなるべく出さない・お局の仕事を手伝う・あえてお局に仕事の相談をする
- お局に嫌われたときの対処方法は、仕事をミスなく完遂する・嫌味は聞き流して割り切る・嫌がらせ履歴を記録しておく・上司や同僚に相談する・思い切って転職する