「食い気味」の意味とは?食い気味に話す人の特徴・心理・対処法まとめ
上司や友達と会話をしているときに、「まだ私が話しているのに…」「最後まで話を聞いてから言ってほしい…」と思うことってありますよね。
ちゃんと最後まで話を聞いてほしいのに途中で入ってくる「食い気味」な人に対してイラっとしてしまうこともあるでしょう。
この記事では「食い気味」の意味や、食い気味に話す人の特徴、対処法などを紹介していきます。
Contents
食い気味の意味とは
「食い気味」とは「食い込み気味」の略で、相手が話し終える前に、食い込み気味に自分の話をする人のことを意味します。
もともとはお笑い芸人が使いはじめた言葉のようですが、現在は一般的に使われるようになりました。
普通の人なら、会話をするときは、「相手が何を言いたいのか」ときちんと理解をするためにも、相手の話を最後まで聞いてから自分の意見を述べます。
しかし、食い気味に話す人は話の主導権を自分が握りたいという思いがあり、相槌も適当に自分の話をしてしまうのです。
食い気味に話す人の特徴
次は食い気味に話す人の特徴を解説します。
自分が食い気味な人になってしまう要素があるかどうかもチェックしてみてくださいね!
頭の回転が速い
食い気味に話す人は頭の回転が速いという傾向があります。
頭の回転が速い人は、相手の情報を瞬時に理解し、相手が最後まで話さなくても、伝えたいことを理解することができるので、食い気味でアドバイスを言ったり、回答したりしてしまうのです。
仕事ができる人たちにこういうタイプが多く、「自分はできる人です」というアピールのために、わざと食い気味に話すようにしている人もいます。
早口
早口で話す人は、人との会話でも食い気味になりがちです。
早口な人は話をする上でスピード感を非常に大切にしているので、ついつい相手の言葉にかぶせて自分が言いたくなってしまうのでしょう。
このタイプの人は無駄なことを嫌うので、相手がのんびりゆっくり話していると、「つまり何を言いたいの?」と目でプレッシャーをかけてくることもあります。
ノリがいい
食い気味に話す人のなかにはノリがいい人もいます。
ノリを大事に生きており、話すときもテンポよく会話をすすめたいため、相手が話し終わる前に次のコメントをしてしまいます。
ノリがいいと言えば聞こえはいいですが、「人の話を聞かない人」と受け取る人もいるので、印象が悪くなってしまうこともあるでしょう。
結論第一
結論が何よりも大切だと考えるタイプの人は食い気味に話す傾向があります。
会話をする上で余計な世間話をすることをあまり好まないので、回りくどい話し方をされるとイライラしてしまうことも少なくありません。
結論第一主義者はどちらかというと男性に多いタイプで、相手が結論を述べるまでに時間をかけると、「つまりこういうことだろ」と自分から結論を言いたくなってしまうのです。
聞くよりも話すほうが好き
食い気味に話す人は、相手の話を聞くよりも自分が話すほうが好きという特徴もあります。
聞き上手になることができず、いつでも自分中心で話を進めたいので、自分以外のことに興味や関心を持てないのです。
このタイプの人は人の話を聞いているようで聞いていないので、何度も同じ質問をしてしまい、「もう全然私の話聞いてないじゃん!」と怒らせてしまうこともあります。
沈黙が苦手
沈黙が苦手な人も食い気味に話しがちです。
このタイプの人は周りとコミュニケーションを取るときに、会話がずっと続いていないと不安になってしまうので、相手が言い終わる前に次の内容に入ろうとします。
ですので「もっと深く話したかったんだけど…」と相手に思わせてしまうことも少なくないでしょう。
自分を中心に考えがち
食い気味な人には自分を中心に考えがちという特徴もあります。
周りから意見を求められていないのに、「私だったら…」「俺がその立場なら…」と勝手に相手の立場になって意見を言ってくるのです。
悪気があるわけではないのですが、他の人が話しているときでも自分を中心に考えているので、「私ならねぇ…」と話をすり替えてしまうこともあります。
相槌もせず食い気味に話す人の心理
食い気味に話す人のなかには相槌もしないで話す人がいます。
自分が話しているのに相手が相槌してくれないと、「話聞いてくれてるかな?」と不安になってしまいますよね。
相槌もせずに食い気味に話す人の心理を解説します。
話の結論が想像できている
相手の話の結論が自分の中で想像できている場合は、相槌もせずに食い気味に話したい心理状態になります。最後まで聞かなくても話の途中で結末が分かるので、相手にすべてを話させる前に食い気味で話すのです。
「急に追加の仕事があって残業しないと終わらないんだけど、私今日彼氏と久しぶりのデートの約束してて…」と同僚の女性が話しはじめたとしたら、「あぁ私に残業を代わってほしいんだな」と容易に想像することができます。
ですので相手の話を聞き終える前に、「私も今日彼氏と約束があるんだよね!」と食い気味に言って、ダイレクトには頼まれていないけれど、「私はあなたの代わりに残業はしない」という気持ちを伝えたいのでしょう。
相手との会話で主導権を握りたい
相手との会話で主導権を握りたいという心理状態になると、食い気味に話すことがあります。
相手の意見を聞き入れないで自分の意見をどんどん述べ、相手にそれ以上話をさせないようにするのです。
相手にプレッシャーを与えたいときや自分の存在をアピールしたいときに使われる手法です。
話の内容を要約したい
相手の話をさっさと要約したいという心理状態になると食い気味で話すことが多くなります。
話の組み立て方が苦手で、重点以外のことを長々と話してしまう人っていますよね。そういう人の話を聞いていると、「だから何が言いたいの?」とストレスを感じてしまう人もいるでしょう。
そういう人に対して食い気味に「だからこういうことだよね?」と話を要約したいのです。
相手がダラダラ話していることを一瞬で要約することができれば、頭の回転が速いというアピールにもなりますし、自分の理解力の高さを周りに見せつけて、優越感を感じられます。
とにかく早く話したい
なにか大事な話があるときに、とにかく早く話したい心理になり、食い気味で話してしまうことがあります。
女子同士の喧嘩を解決する話し合いのときに「今日は絶対にこれを言わなきゃいけない」と緊張してしまっていたり、恋人にサプライズを準備して、「早く喜んでほしいな」などワクワクしたりしているときなど、とにかく早く話をしたいので、食い気味になりがちです。
そういう状況になると自分のことでいっぱいいっぱいになってしまい、相手の話を聞いているのに内容が入ってこないので、タイミングを間違って食い気味になってしまうのでしょう。
相手の話に興味津々
相手の話に興味津々なときも、食い気味に話す傾向が高いです。
友達から「テレビやネットで最近人気のデートスポットに行ってきたんだ」と言われたら、「え!私も行きたいって思ってたんだけど、実際どうだった?」「人たくさんいた?」「てか誰と行ったの?」と、次々と質問したくなるでしょう。
また、もしそこに自分も行ったことがあり、いい思い出になっていれば、「あそこいいよね!」とテンション高めに話したくなりますよね。
話し相手との関係性がまだ不透明な場合は、相手に共感するために「そこ私も行ったことあります!」と食い気味に発言することもあるでしょう。
相手の話がシンプルに面白く、興味を惹かれる内容であれば、「どこがおすすめポイントなの?」と食い気味で聞いてくる場合もあるかもしれませんね。
食い気味に話す人の対処法
食い気味にグイグイ話されて困ってしまうこともありますよね。
ここでは食い気味に話す人への対処法を紹介します。
さらりと聞き流す
食い気味に話す人に対しては、とりあえずさらりと聞き流すのがおすすめです。
「今は私が話してたのに…」と思ってしまうかもしれませんが、さらりと聞き流してさっさとその会話を終わらせましょう。
そうすることでまたあなたが会話の主導権を握ることができます。それでもまた会話の途中で遮られそうになったら、「最後まで話を聞いてもらいたいな」と明るく言ってあげると、相手がふてくされることもなく、スムーズに会話することができるはずです。
観察・分析する
食い気味に話す人に遭遇したら、観察して分析しましょう。
そういう人は食い気味に話す理由があるのかもしれませんし、観察して相手の性格がわかってくれば、「こいつはこういうやつなんだ」と受け止めてあげることができるかもしれません。
その人の思考回路を専門家になったつもりで分析すれば、全部は理解することができなくても、なぜ食い気味に話してくるのかが見えてくるでしょう。
褒めてあげる
食い気味に話してくる人に対して、適当に褒めてあげることも有効です。
彼らは「自分の話を聞いてほしい!」という欲求が強いので、「えぇ!そうなんだ!すごいね!」とちょっとオーバーに褒めてあげると喜びます。
ただ毎回褒めてあげると調子に乗ってしまい、「この人は私を褒めてくれる人」と思われてしまうかもしれないので、過剰に褒めすぎない方がいいかもしれません。
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食い気味に話す人はせっかちさん
食い気味に話してこられると、自分が気持ちよく話をしていたら不快に思うこともありますし、最後まで話を聞いてもらえないと残念に思ってしまいますよね。
しかし食い気味に話す人はせっかちなだけで悪気はなく、今までそういうコミュニケーションの取り方しかしてこなかったのかもしれません。
たまには本音で話して「最後まで聞いてよ」とストレートに伝えると、案外素直に最後まで聞いてくれるかもしれませんよ!