孤独感でいっぱい…孤独を感じる原因&孤独で辛いときに楽になる方法

生きていて「孤独」を感じる瞬間は、誰にでも一度はあるはずです。自分は孤独なんだと思うと、寂しい、辛いといった悲しい感情でいっぱいになることでしょう。
今回の記事では、孤独を感じる原因と孤独で辛いときに楽になる方法を紹介していきます。孤独感に苛まれることが多い人は、ぜひ参考にしてみてください。
孤独が辛い…そもそも「孤独」とは?
孤独とは、他の人々との接触・関係・連絡がない状態のことを意味します。
ひとりぼっちの状態を孤独と思うこともあれば、大人数でいても同じように孤独を感じる場合があります。
友人同士で集まったときに、みんなの話の輪に入れない、自分だけ共感できない、または気持ちを理解してもらえないときにも、人間は孤独を感じるのです。
とくに一緒にいる相手を遠い存在に感じると、寂しさを覚える人も少なくないでしょう。
【男女共通】孤独を感じる原因
ここでは孤独を感じる原因を解説していきます。
孤独から抜け出したい人は、まず理由を知ることで解決策が見えてくるはずです。
自分に自信がないから
孤独を感じる原因として、自分に自信がないことが考えられます。
実際、自己肯定感が低い人は積極的に行動しないため、結果的にぽつん…となりやすいですよね。他人と比較してしまうことが理由で、自分に自信がもてなくなる人も多いでしょう。
とくに独身女性にありがちなのが、「私よりあの人のほうが綺麗だから私は結婚できないんだ」と他人と自分を比較してマイナス思考に陥ってしまうケースです。
自分に自信がなければ「恋愛もうまくいかないし、一生結婚できないかもしれない」と、ますます自分の孤独な人生を悲観することでしょう。
男性の場合は、会社の同僚や部下と自分を比較することが多いです。「自分より年下なのに重大な仕事を任されて…どうして自分には声がかからないんだ」などと、落ち込んでやる気が下がることもあるでしょう。
1人の時間が怖いから
孤独を感じる大きな原因として、1人の時間が怖いという心理が潜んでいる場合もあります。
とりあえず1人になりたくない、周りに誰かいないと寂しくなる…そんな感情でいっぱいな人は意外と少なくないでしょう。
おひとりさま行動ができる人であれば、1人ご飯や1人ジムといった行動を積極的に楽しめますが、孤独を感じやすい人は1人でいるだけで「自分は孤独だ…」とネガティブに考えてしまうので、挑戦すらしようとしません。
1人で過ごす楽しさが感じられない人は、他人への依存心が強い傾向にあるでしょう。
無趣味だから
無趣味なことが原因で孤独を感じる人もいます。
生活の中に楽しみがないと、充実感を味わえずにただ毎日をダラダラ過ごしてしまいます。
周囲は忙しく充実した毎日を送っているのに、自分はこれといった趣味がなく、休日に何もすることがなくて疎外感を感じるのです。
隙間時間が増えてしまうことで「自分は孤独でつまらない人間だ…」とネガティブ思考に陥ることもしばしば…。
夢や目標がないから
将来への夢や目標がないことが、孤独を感じる原因となっている場合もあります。
頑張っている人を見ると、モチベーションの温度差から孤独を感じてしまい、辛くなった経験はありませんか?人は夢や目標があれば、達成に向けて努力したり、気持ちが前向きになれたりしますが、何もないと自分に自信が持てず、マイナス思考に陥りやすくなります。
そのため、頑張れていない自分に嫌気が差して、キラキラした人たちを見ると孤独を感じてしまうのです。
承認欲求が強いから
孤独を感じるのは、承認欲求が強いことが原因かもしれません。
人に認められたい願望が強い人は、少しでも自分の考えを否定されたり、理解してもらえなかったりすると、自分自身を全否定されたような感覚に陥ります。
恋人や友人、家族など、大切な存在の人たちと意見が食い違っただけで「自分の味方は誰もいない」と孤独を感じてしまうのです。
人とコミュニケーションをとるのが苦手だから
人とコミュニケーションをとるのが苦手なことも、孤独を感じる大きな理由です。
強い孤独を感じている人は、人間関係に悩みを抱いていることが多いでしょう。コミュニケーションが苦手な人は、相手と一定の距離を保って接する傾向があります。
「自分の発言で相手に引かれないかな…」とネガティブに考えてしまうため、本音を打ち明けたり悩みを相談したりできず、知らぬ間に壁ができていることも少なくありません。
適度な距離感や仲良くなるタイミングがわからず、「自分は誰とも親しくなれない…」と孤独を感じてしまうのです。
信頼できる友達や恋人がいないから
信頼できる友達や恋人がいないことも、孤独を感じる原因です。
外出先で周囲を見たときに、友達や恋人、家族と楽しそうにしている人たちがいると、ひとりぼっちで過ごしている自分が急に可哀想に思えることもあるでしょう。
苦しくて辛いときに助けてくれる人が1人でもいれば、孤独を感じることはありません。
たとえ周りにたくさん人がいても、誰のことも信頼できず、上辺だけの付き合いをしていては、孤独を解消することは難しいでしょう。
孤独で辛いときに楽になる方法
ここでは、孤独で辛いときにおすすめの楽になる対処法を紹介していきます。
積極的に行動してみると、孤独から脱却できるかもしれません。
太陽の光を浴びる
太陽の光には下記のようなメリットがあります。
- 幸せホルモンの「セロトニン」が分泌され、ストレス解消やリラックス効果が期待できる
- 体内時計が整い、健康で規則正しい生活を送ることができる
- 不眠解消につながる可能性がある
また、太陽光不足は、鬱になりやすいという専門家からの研究結果も出ています。
家の中にこもりっぱなしだと、運動不足になるだけでなく、心にも支障をきたす可能性があるため、心身ともに不健康につながる恐れがあります。
孤独で辛い気持ちを楽にしたいなら、朝早く起きて太陽の光を浴びたり、天気が良い日に公園を散歩したりするなど、少しでも外に出て気分転換をするといいでしょう。
音楽を聴く
孤独で辛いときは、自分の好きな音楽や心癒されるBGMを聴きましょう。
普段聴いているお気に入りの歌で気分を上げたり、自分の状況に似た共感性の高い歌詞をじっくり噛みしめたりしてみてください。
とくに共感できる曲は「他にも自分と同じように悩んでいる人はいるんだ」「辛いのは自分だけじゃない」と思えて、孤独を紛らわすことができますよ。
音楽には心を癒やしてくれるヒーリング効果もあるので、就寝前や入浴中など、心を落ち着かせたいときに聴くのがおすすめです。
美味しいものを食べる
美味しいものを食べるとお腹も心も満たされ、幸せを感じることができます。
好きなものを食べているときに「自分は不幸だ…」と暗くなる人はほとんどいませんよね。それほど、食べるという行為は不安や恐怖心を和らげてくれるのです。
また、自分1人でも幸福感は味わえますが、誰かと一緒に食事をするほうが美味しさは倍増します。
同じご飯を食べて「美味しさ」を共有することで、より孤独感が薄れていくでしょう。
運動する
孤独で辛い気持ちにどっぷり浸かっているときこそ、運動することをおすすめします。
そもそも体を動かさないと不健康になるだけでなく、マイナス思考に陥りやすくなるため、孤独を感じることが増えがちです。
積極的に体を動かしている人は、ポジティブ思考になれたり、不安やうつ要素が減少したりするという研究結果も発表されています。
とくに、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は、脳の働きを活性化させる効果があり、気持ちが明るくなるなどのメリットがあるので、ぜひ運動を習慣にしましょう。
趣味を見つけて没頭する
趣味があると毎日の生活にメリハリが出て、孤独で辛い心を楽にすることができます。
好きなことに没頭すると、孤独を感じていたことすら忘れたり、幸福感が高まったりするなど、メリットだらけです。
社会人になって趣味に没頭する時間がないという人は、隙間時間を活用してみてはいかがでしょうか。
- 朝30分早く起きてストレッチをする
- 通勤途中の電車の中で読書する
- お風呂に入っているときは好きな音楽を聞く
このようなことをするだけでも、毎日が充実して孤独を解消できる可能性がありますよ。
コミュニティに所属する
「信頼できる人がいない…」「友達と距離を感じる…」という理由で孤独を感じている人は、コミュニティに所属すると気持ちが楽になる場合があります。
趣味・嗜好・価値観を共有できる仲間に出会えると、孤独感は薄れ、毎日が充実したものになるはずです。
今は自宅にいながらも、さまざまな人とオンラインでつながれる時代です。外に出るのが不安な人は、ネット上のコミュニティに参加してもいいかもしれません。
ペットを飼う
動物が好きな人は、ペットを飼うことで心が癒され、「自分はひとりぼっちだ」と感じることはなくなるでしょう。前から犬や猫、鳥などを飼ってみたいと思っていたなら、ぜひ検討してみてください。
とはいえ、ペットを飼うことは命を預かるという重大な責任が伴います。少し荷が重いと感じる人は、ゲームでペットを育てたり、植物を育てたりするのがおすすめです。
自分を必要としてくれる存在があると思うと、気持ちが前向きになり、孤独感は薄れていくでしょう。
孤独で辛いときにしないほうがいいこと
最後に、孤独で辛いときにしないほうがいいことを紹介していきます。
以下の行動をすると、自分をさらに追い詰めてしまい、負の連鎖に陥る可能性大です。最悪の状態にならないためにも、確認しておきましょう。
自分と向き合うことから逃げること
孤独な自分と向き合うことから逃げると、かえって逆効果になる可能性があります。
すべてを諦めてしまっては、問題は解決しません。孤独を感じる原因を知るためにも、自分自身の心に問いかけてみてください。
自らを孤独にするもしないも、全ては自分次第です。自分と向き合うことができたとき、多くの人は辛い孤独から抜け出せるでしょう。
ふらふらと異性を求めること
孤独を紛らわすために、たいして好きでもない異性と体の関係をもったり、都合のいい存在になったりするのはNGです。1人になったときに虚しさが増すだけで、さらに孤独を感じてしまいます。
どうしても異性との時間で孤独を埋めたいのなら、電話やメールでやりとりしたり、友達を誘ってみんなでご飯に行ったりするなど、2人きりで会うことは避けたほうが無難です。
恋愛トラブルで疲弊しないためにも、ふらふらと異性を求めるのはやめましょう。
一番ベストなのは、真面目にお付き合いできる恋人を作ることです。
辛い孤独は時間が溶かしてくれる
孤独感に襲われて辛さを感じていても、時間が解決してくれることも少なくありません。
しかし、孤独から逃げているだけでは、繰り返し押し寄せる寂しさに振り回されてしまうでしょう。本当の意味で辛さから解放されるには、どれだけ時間をかけてでも自分自身と向き合うことが大切です。
自分の力ではどうにもできないと感じたら、専門家のカウンセリングを受けてみるのもいいでしょう。話を聞いてもらうだけでも「自分は孤独じゃない」と前向きに考えることができるかもしれませんよ。