八つ当たりする人の心理や対処法とは?八つ当たりされやすい人の特徴も解説
誰しも一度は、八つ当たりされた経験があるものです。
自分にはなんら非がないのに、理不尽な怒りやストレスをぶつけられては、不快な思いになることでしょう。
今回の記事では、八つ当たりする人の心理や対処法、八つ当たりされやすい人の特徴について紹介します。
八つ当たりの対象から脱却するためにも、「八つ当たりされることが多いな」と感じている人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
Contents
「八つ当たり」の意味とは
「八つ当たり」とは、怒りや不満を関係のない人に当たり散らす理不尽な行為のことです。
機嫌が悪くなったり小言を言ったりするので、八つ当たりされた本人だけでなく、周りの人も不快にさせてしまいます。
誰一人良い気分になれない、非常に厄介で迷惑な行為といえるでしょう。
八つ当たりする人の心理
八つ当たりしてくる人は、一体どんな思いを抱えているのでしょうか。
ここでは、八つ当たりする人の心理的特徴について解説していきます。
怒られたり失望されたりするのが怖い
怒られたり失望されたりするのが怖いという心理から、八つ当たりをする人は少なくありません。
仕事でミスをしてしまった場合など、上司に怒られたくない、がっかりされたくないといった気持ちから、自分以外の人に当たってしまうのです。
自分が悪いことはわかっていながらも、それを認めてしまうと、責められるのではないかという臆病な気持ちが隠れています。
この場合、正論で反撃してくることがない相手を選んで八つ当たりする傾向があります。
失敗を見られたくない
失敗を見られたくないという理由で八つ当たりをする人もいます。
激しく当たり散らして他人の意識をこの行為に向けることで、自分の失敗への印象を薄くしたいのです。
これは「周囲は自分を見ている」という思い込みからくるもので、「ミスしたことをバカにされるに違いない」と考える、いわば被害妄想をしているケースが多いです。
プライドや劣等感が高い人に多く見られますが、八つ当たりしがちな人は、自分の失敗を人に見られると、「何見てんの?」といった攻撃的な態度で人を威圧することもあります。
とくに失敗したときの不機嫌さを露わにする人ほど、八つ当たりをする可能性大です。
自分の思い通りにしたい
何事も自分の思い通りにしたいと考える自己中心的な性格の人も、八つ当たりしてしまいがちです。
たとえば、幼少時代からチヤホヤされ、ワガママを聞いてもらって当然の環境だった人は、なんでも思い通りにいかないと気が済みません。
「すべて自分の思い通りにいくだろう」といった概念なので、いざ上手くいかないことがあると感情のコントロールができないのです。
イライラやストレスを発散したい
イライラやストレスを上手く発散できず、ストレス発散方法として八つ当たりをする人もいるでしょう。
職場と家の往復のみで、没頭できる趣味や習い事などにも縁がなく、息抜きする方法がわからない人に多く見受けられます。
溜まったストレスやイライラを自分自身で解決できない分、周りに当たり散らして発散してしまうのです。
自分を守りたい
自分を守りたいという自己防衛本能は誰にでもあるものですが、この心理が強すぎる人は八つ当たりをすることがあります。
ネガティブな出来事が続いたりして負の気持ちが大きくなると、人は精神的バランスを崩しやすい状態となります。
そんなとき、八つ当たりをすることで無意識に自分を守っているのです。
自分の生命を脅かす存在が現れたときに、動物が激しく威嚇するのと似ています。
たとえ自分を守る手段だとしても、他人に八つ当たりをしてしまうことは、決して良い方法とは言えませんね。
理不尽に八つ当たりしてくる人の対処法
理不尽に八つ当たりをされて、不快な気持ちになることは誰でも避けたいはずです。
ここでは、身近にいる理不尽な八つ当たりをしてくる人の対処法を紹介していきます。
不機嫌そうなときには近寄らない
八つ当たりしてくる人の対処法として、不機嫌そうなときには近寄らないことです。
関わらなければ直接八つ当たりされることがないので、嫌な思いをすることはありません。
とくに八つ当たりしてくる人は感情的なタイプが多いので、不機嫌そうな様子はわかりやすいでしょう。
表情や態度から不機嫌と察知したら、相手の視界に入らないよう静かに離れることが賢明です。
周囲の人を味方につける
周囲の人を味方につけることも、八つ当たりされるのを回避する効果的な方法です。
八つ当たりする人は、その行為が良いことではないとわかっています。
わかっていながらも、つい感情的になって八つ当たりをしてしまうのです。
とくに相手が1人のときを狙って八つ当たりしてくるタイプであれば、他人の目を気にしている証拠なので、怒りをぶつける姿を複数の人に見られるようなことは避けたいはずです。
そのため、周囲の人を味方につけて、できるだけ複数で行動することが、八つ当たりしてくる人にはとても効果的といえるでしょう。
無視する
理不尽に八つ当たりしてくる人は、無視するのが一番です。
もちろん、あからさまに無視してしまえば険悪になりますので、聞いているフリをして、無難な反応でその場をやり過ごすのがポイントです。
理不尽な八つ当たりに対してその場で正論を言っても、相手の感情を逆なでするだけですし、腹を立ててしまえば自分のエネルギーも消耗します。
できるだけその場を早く切り上げるためにも、相手にバレない程度の適当な相槌で対応し、理不尽な内容はすべて忘れるのがベストな対処法です。
サラッと受け流す
理不尽に八つ当たりしてくる人は、感情的になっているケースがほとんどなので、自分も同じように感情的になってしまうと泥沼化します。
そこで、こちらは冷静になりサラッと受け流すのが効果的です。
相手がヒートアップしているときに何か言っても、状況は悪化するだけです。
理不尽で感情的な言動は真に受けず、サラッと受け流すことができれば、こちらはまったくダメージを受けません。
納得がいかずどうしても意見したいときは、相手が冷静になってから話し合うことをおすすめします。
ハッキリと拒む
理不尽な八つ当たりをしてくる人に対し、はっきりと拒むのも対処法の一つです。
八つ当たりしている人の中には、自分の行動に自覚がない人もいます。
「それ、八つ当たりだよね?」「八つ当たりされるの嫌だからやめて」などと、強気にハッキリ拒むことで、八つ当たりのターゲットから外されることが期待できます。
家族や親友、彼氏彼女の関係など、とくに親しい間柄であれば、今後のためにもストレートに指摘すべきです。
八つ当たりを繰り返すことで人間関係がこじれる可能性もあるため、ハッキリと拒むことが双方にとってベストな対処法となるでしょう。
寛大な心で優しく受け止める
理不尽に八つ当たりしてくる人に対して、寛大な心で優しく受け止めるという対処方法もおすすめです。
もちろん関係性にもよりますが、八つ当たりをしてくる人に優しい言葉をかけ、味方と思わせることができれば、八つ当たり自体しなくなるでしょう。
たとえば、恋人に理不尽に八つ当たりをされたら、イラッとしたとしても深呼吸し、穏やかな心で話を聞いてみましょう。
寛大に優しく受け止められた相手は、怒っていることが馬鹿らしく感じたり、八つ当たりしたことが申し訳なく感じたりします。
結果的にその場の空気が和んでいるというケースもある、大人の対応です。
八つ当たりされやすい人の特徴
八つ当たりは決して良い行為ではありませんが、八つ当たりされやすい人にも、その原因があります。
ここでは、八つ当たりされやすい人の特徴について解説していきます。
自分の意見を言わない
友人の意見を聞いてばかりで、自分の意見を言わない人は、八つ当たりされやすいタイプです。
自己主張をせずに周りの目を気にする人は、八つ当たりしても何も言ってこないと思われがちなので、もっとも八つ当たりしやすい対象となるのです。
口数が少なすぎて、「なんでお前は何も言わないの?」といきなりキレられるパターンもあります。
人に流されやすい
人に流されやすい人も、八つ当たりされやすいタイプです。
周りに流されやすい人は、人の意見を否定せず、納得してしまう傾向にあります。
たとえ自分と違う意見だったとしても、人の話を聞いているうちに影響されることも少なくありません。
いろんな人の意見を受け入れていると、気弱さや消極性を感じさせるため、八つ当たりしても「受け止めてくれそう」「怒られないだろう」と思われ、八つ当たりされる対象となってしまうのです。
静かでおとなしい
静かでおとなしいことも、八つ当たりされやすい人の特徴です。
このタイプの人は、目立たず地味な傾向にあり、争いごとを好まない平和主義者です。
誰かに何かされても、傷つくようなことを言われても、自分が我慢すれば波風が立たないと考えています。
一方の八つ当たりする人は、理不尽に八つ当たりしていることを怒られたり、周りに広められたりすることを恐れています。
そのため、静かでおとなしい人は、そのリスクが低いと判断され、八つ当たりのターゲットに選ばれてしまうのです。
誰にでも優しく怒らない
誰にでも優しく怒らないタイプの人は、八つ当たりしても許してくれるだろうと思われがちです。
どんな状況でも笑顔で優しく接してくれる相手には、自分がパニックになって動揺してしまったときや、大きな失敗をして落ち込んだときなどに、甘えたくなるものです。
その関係性が家族や恋人など、身近であればあるほど、つい八つ当たりをして甘えてしまうことがありますが、そのうえ優しいともなれば逆ギレすることがないので、さらに八つ当たりされやすくなります。
そもそも怒りの沸点が高すぎて、八つ当たりされたことにすら気付いていないのかもしれません。
立場が弱い
後輩や部下、店員さんなど、立場が弱い人は、上の立場の人から八つ当たりされがちです。
そもそも八つ当たりする人は、立場が弱い人を選んで感情をぶつける傾向にあります。
上の立場の人に八つ当たりをしてしまえば、自分の状況が危うくなる可能性があるからです。
普通なら上の立場の人から八つ当たりされたら、心の中で「うざい」と思うことはあっても口には出せず、反撃なんてできませんよね。
上下関係が明確ではなくても、下に見られている場合も八つ当たりされやすいでしょう。
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日常的に八つ当たりすることが癖になっている人は、そうかんたんに変わるものではないので、適度な距離感で接するようにしましょう。
ただし、恋愛において八つ当たりするような人を選ぶのはNGです。
お付き合いをする前に、しっかり相手の言動や行動から見極めてください。
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八つ当たりされないよう上手に回避しよう
八つ当たりは、する側もされる側も、決して良い気分ではありません。
とくに八つ当たりされた場合は、理不尽な攻撃や怒りを受け、無駄なストレスを感じてしまいます。
八つ当たりする人の心理状態や対処法を理解して、被害を受けないよう上手に回避しましょう。
- 「八つ当たり」とは、怒りや不満を関係のない人にまで当たり散らすことである
- 八つ当たりする人の心理として、怒られたり失望されたりするのが怖い・自分の思い通りにしたい・ストレスを発散したい・自分を守りたいなどがある
- 八つ当たりしてくる人には、不機嫌そうなときには近寄らない・周囲の人を味方につける・無視する・サラッと受け流す・ハッキリと拒む・優しく受け止めるといった対処法がある
- 八つ当たりされやすい人の特徴として、自分の意見を言わない・人に流されやすい・静かでおとなしい・誰にでも優しく怒らない・立場が弱いことが挙げられる