威圧感のある人に共通する特徴とは?心理状態・上手な付き合い方のコツ

「なんか怖い」「目を合わしたくない」と威圧感のある人っていますよね。
威圧してくる相手にはひるんでしまうため、対等な付き合いができなくなってしまいます。
そんな威圧感のある人への対処法として、ここでは威圧感のある人に共通する特徴や心理状態を記事にまとめます。
また、威圧感のある人との上手な付き合い方のコツについても解説するので、身近にこのようなタイプの人間がいて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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「威圧感」ってどんな意味?
まずは、「威圧感」の意味から解説していきます。
威圧感とは、「威圧されるような感覚や圧倒されるような感覚」を意味する言葉です。
一般的にはあまりいい意味では使われません。
- 恐怖感で周囲を圧倒している
- 威張っていて偉そう
などの一面を持つ人に対して「威圧感がある」と表現することが多いです。
もっとも、威圧感という言葉は悪い意味ばかりで使うとは限らず、「圧倒的な存在感がある」など、相手の存在を印象づけるときに使われることもあります。
威圧感のある人に共通する特徴
威圧感のある人に共通した特徴を見ていきましょう。
ふとした瞬間に自分も威圧的になっていないか確認も含めチェックしてくださいね。
目つきが悪く横柄な態度
威圧感のある人は目つきが悪くて態度が横柄な特徴があります。
相手に対して圧迫感を与えて、委縮させてしまうほどの鋭い目つきです。
さらに上から目線で横柄な態度をとることも多く、初対面の相手でも「タメ口で話す」「相手をバカにするような発言をする」など、高圧的な雰囲気で接します。
言葉遣いが荒く声が大きい
言葉遣いが荒いのも威圧感のある人の特徴で、もともときつい口調で話すため、会話時には本題に入る前から高圧的に見られる可能性が高いでしょう。
また、「マジかよ、おい」のような若者の言葉遣いをしてしまう人も同様で、会話をするだけで多くの人に威圧感を与えます。
常に断定的な話し方をする
威圧感のある人は物事に対してハッキリといい切る傾向があります。
相手の気持ちを無視して自分の意見を押し通すなど、常に断定的な話し方をするのが特徴的です。
本来なら、コミュニケーションを円滑に進めるために相手に意見を求めるものですが、威圧感のある人は自分の意見が正しいと決めつけているのです。
コミュニケーション能力に欠ける
威圧感のある人はコミュニケーション能力に欠けており、相手と上手くコミュニケーションをとれない欠点を高圧的な態度で補おうとしています。
また、コミュニケーション能力に欠けているため口数が少なく、あまり喋らず何を考えているか分からないことでより威圧感が増しているのです。
威圧感を与える人の心理状態って?
威圧感を与えれば相手は近寄りがたく感じてしまうため、人間関係においては明らかに自分自身にとってマイナスです。
それでも威圧感を与える人は、どのような心理状態なのかを見ていきましょう。
常に自分が一番でありたい
威圧感を与える人には、常に自分が一番でありたいという心理が働いており、主導権を握りたい気持ちがあらわれています。
たとえば、職場においては能力が高い人ほど優位な立場になりますが、威圧感を与える人は仕事の能力が低いにも関わらず自分が一番でなければ気が済みません。
そのため、「威圧感」という手段を使って自分が主導権を握ろうとするのです。
周囲から認められたい
威圧感を与える人は周囲から認められたいと思っており、他人から否定されるのを嫌うため、威圧感を与えて他人が否定できない雰囲気を作ろうとします。
この心理が働く人は承認欲求が強い傾向があり、上司や友人に認めてもらえないとプライドが傷つき、一変して落ち込んでしまうケースも珍しくありません。
つまり、威圧感を与えるのは自分を守るのが目的で、周囲に肯定してもらえる状況を強引に作り出しているのです。
人から批判されたくない
威圧感を与える人はプライドが高く、仕事・プライベート関係なくどのような場面においても他人から批判されるのを嫌います。
これは、自分の意見を曲げたくない頑固さが原因であり、人から訂正されると否定されたような気分になるのが理由です。
そのため批判や反論を阻止したい一心で、相手に対して威圧感を与えているのです。
自分の思い通りに進めたい
威圧感を与える人は、自分の思い通りに物事を進めたいと考えていますから、相手をコントロールする目的で威圧しています。
- 広告ページに掲載する作品と商品は俺が決めたから
- 野菜苦手だから飲み会のお店は肉料理のところね!
- 明日には課題提出できそうだから終了日合わせてくれるよね
など、なんとしてでも自分の意見を通そうとするのです。
周囲が何もいえなくなる雰囲気を作るために、常に威圧的な態度をとっています。
威圧感のある人と上手に付き合うコツ
自分の身近に威圧感のある人がいる場合、付き合い方に苦労するでしょう。
威圧感のある人と上手に付き合うには、対処法として以下の接し方を参考にしてみてください。
反論せず冷静な態度で接する
威圧感のある人は、大きな声で一方的な意見をいって場の雰囲気を乱しますが、そこで反論しても効果はなく、相手はさらにその上からねじ伏せようとしてきます。
そのため、威圧感のある人に対しては反論せず常に冷静な態度で接することが大切です。
状況次第では自分が身を引いた方がいいでしょう。
冷静な態度を徹底すれば、相手の態度が軟化する可能性もありますから、余程の意見をいってこない限り、反論しないことがポイントです。
本心を汲み取れるよう心がける
『威圧感のある人=怖い人』とは限らず、むしろ自分のコンプレックスを隠すために威圧的な態度をとっていることも考えられます。
たとえば、仕事で「WEBサイトのタグは日本語の方が分かりやすいだろ!」と威圧的にいう人は、実は英語が苦手というコンプレックスを隠すために強い口調になっているのかもしれません。
このように相手の本心を汲み取ることができれば、威圧感のある人が相手でも対等に話せるようになり、円滑な人間関係を築ける可能性もあるでしょう。
適度な距離感を保つ
威圧感のある人と一緒にいるとストレスが溜まりますし、場面によっては自分に火の粉を飛ばしてくるかもしれません。
そのため、威圧感のある人とはできる限り距離を置いて付き合った方が、自分の身を守りやすくなります。
近くで接する必要性のある場面でもまずは相手の様子をうかがい、そこで怒っているようであれば、ひとまず距離を置いて怒りが収まるのを待つといいでしょう。
威圧感を出さないためには?試したい3つの方法
威圧感のある人の中には、意図せず威圧感を出してしまっている人も少なくありません。
「威圧するつもりはないのに相手を威圧しているかも…」と悩むことのある人は、以下の方法を実践すれば「威圧感がある」という印象を変えることができますよ。
声の大きさに気をつける
声が大きいという理由だけで相手に威圧感を与えてしまうため、会話に夢中なときでも声のボリュームには注意しましょう。
もともと声の大きな人はボリュームをやや抑えることを意識して、さらにゆっくり話す口調を心がければ、相手に優しい印象を与えやすくなります。
肯定的な言葉を意識する
会話の場面では、肯定的な言葉で話すことを意識してください。
相手の意見が自分と違うからといって否定的な発言ばかりしていると、どうしても威圧的な印象を与えてしまいます。
「いいね」「そうだよね」「分かる」「面白そう」といった肯定的な言葉で返した方が優しい気持ちになれますし、相手にも自分の優しさが伝わります。
笑顔を心がける
シンプルに考えて、怒っている人と笑っている人を比較すれば、誰だって怒っている人の方が威圧的に感じます。
笑顔はそれだけで周囲を和ませる効果があるため、威圧感を与えてしまっている人は普段から笑顔を心がけましょう。
「穏やかそう」「親しみやすい」と好意ポイント獲得に繋がりますよ。
威圧感のある人は上手に対処しよう
どんな難題においても必ず対処法が存在するもので、威圧感のある人の場合も例外ではありません。
威圧感のある人でも上手に対処すれば、良好な人間関係を築くことは充分可能であり、まずは威圧感のある人の心理状態を知っておきましょう。
そうすればベストな対処法が見えてくるため、「威圧されたから自分も威圧する」というような、力に力で対処するスタイルで失敗する心配もなくなります。
- 威圧感とは、「威圧されるような感覚や圧倒されるような感覚」という意味
- 威圧感のある人には、「目つきが悪くて態度が横柄」などの共通した特徴がある
- 「常に自分が一番でありたい」などの心理が、威圧的な態度としてあらわれる
- 威圧的のある人に対しては、「反論せず冷静な態度で接する」などが上手に付き合うコツになる
- 意図せず威圧感を出してしまっている人は、「声の大きさに気をつける」などを意識することでイメージを改善できる