面白い会話には法則がある!?つまらない会話の特徴&面白い返し5選
会話が苦手な人は、テレビ番組などで面白いトークができる人を見ると、羨ましく感じますよね。
「自分も面白トークできないかな…」とチャレンジしたくなるもの。
実は、法則さえ分かればプロの放送作家でなくても面白い会話をすることは可能なのです。
今回は、つまらない会話の特徴から会話を盛り上げるコツまで記事にまとめました。
トーク力を磨き、自分の会話テクニックを高めたい人はぜひ参考にしてくださいね!
Contents
面白い会話のネタあるある
面白い会話をする際に大切なのはネタです。
そこで相手が興味を持つ話題を考えてみると、人は共通点がある人に対して親しみを持つ傾向があるので、相手と共感しあえる話のネタを用意しておきましょう。
【食べ物ネタ】
好きな食べ物・嫌いな食べ物は人それぞれとはいえ、食べ物には多くの人がこだわりを持っています。おすすめのお店などをネタにすれば会話が広がること間違いありません。
【子どもの頃の思い出ネタ】
誰もが経験している子ども時代をネタにすれば、相手との共通点が見つかりやすく、当時流行した遊び・人気の給食などのあるあるネタは確実に盛り上がるでしょう。
【地元ネタ】
地元に愛着を持っている人は多いため、ネタにすれば相手も話に乗ってくれます。『実は同じ地元だった!』なんて意外な共通点が見つかるかもしれませんよ。
コツはこれ!面白い会話の法則
いくら話題に長けていても、上手く話すことができなければ『会話がつまらない人』になってしまうでしょう。
面白い会話をするためには、以下の法則を取り入れて話すのがコツです。
結論から話しはじめる
会話では、最も相手に伝えたい結論となる部分から話し始めるようにしましょう。
NG例として多いのは時系列で話してしまう人です。
たとえば、「おいしいカフェを見つけた」と伝えたい場合、休日の朝~カフェに行くまでを順に話すと、終わりの見えない長くて退屈な話になってしまいます。
一方、「良いカフェを見つけたんだよね」と結論から話し始めれば相手が話題に興味を持ちやすく、「いついったの?」「どこにあるの?」など、会話が弾みやすくなるのです。
話の終わりはポジティブに締める
会話の印象は『締め』で決まるといっても過言ではありません。
ネガティブな締め方をすれば周囲のテンションが下がり、会話が盛り上がる雰囲気ではなくなります。
そのため、話の終わりはポジティブに締めるように心掛けましょう。
- A「会社の商品がなかなか売れないけど、頑張って新商品を考えるよ」
- B「頑張って会社の新商品を考えているけど、なかなか売れないよ」
A・Bの話を比較するとどちらも同じ内容なのですが、締め方の違いによってAは明るく、Bは暗く感じますよね。
このように、ネガティブ要素を含む会話でも、話の終わりをポジティブに締めることによって周囲のテンションを高めることができるのです。
断言しすぎない
自分の意見に対して断言する癖がある人は、話題によっては相手を不快にさせてしまいます。
「本を買う時は著者で選ばなきゃいけない」
「画像の処理ができない人は企業で事務仕事をすべきではない」
「広告の入らない日に買い物に行く人は損をしている」
「交通費が出ない派遣の仕事は続ける意味がない」
いずれも個人の意見として思う分には自由ですが、意見を事実として断言する口調は問題であり、周囲に該当する人がいれば空気が悪くなってしまいます。
そのため、「私は~だと思う」「私は~だと感じている」などの表現を使うようにして、断言しすぎないようにしましょう。
相槌には適度に自分の意見を挟む
相手の話に対して相槌を打つ場合、ただ頷くだけでなく適度に自分の意見も挟むようにしてください。
「彼女と夜景デートに行こうと思ってる」
→「そうなんだ」
「最近、脳トレにハマってるんだ」
→「いいですね」
「企画書の最初のページにフィードバック残しておいたよ」
→「わかりました」
どの相槌も相手の話こそ肯定しているものの、それ以上の言葉はなく、これでは会話がすぐに終わってしまいます。
そこで自分の意見も挟む相槌を心掛け、上記の例でいうなら脳トレにハマる人に対して「自分は記憶力が落ちていそう」などと付け加えれば、さらに会話が広がります。
周囲の反応を気にしすぎない
会話が続かない原因の一つとして、周囲の反応を気にしすぎていることが挙げられ、これは相手に気を遣いすぎることで起こりやすい問題です。
初対面の二人が会話する場合、リードする側が定まっていないことで自分が積極的に話すのを悪いように感じてしまう人がいます。
また、ささいな沈黙が気になって堂々と話せない人もいるでしょう。
このように気にしすぎると会話が楽しめなくなるため、自分が話すときには『今は自分が話す側だ』と割り切った気持ちになることも大切です。
全然面白くない…つまらない会話の特徴
『身内ネタ』など楽しめる話題を持っていても、以下の特徴に当てはまるとつまらない会話になってしまうので注意して見ていきましょう。
質問しない
一切質問しなければ、相手は自分に興味を持ってくれていないと感じてしまいます。
『仕事』『趣味』『ファッション』『好きな映画のジャンル』など、ささいなことでもいいので相手に質問して、そこから会話を広げてください。
自分の話ばかりする
会話が苦手な人は、一生懸命話そうとすることでつい自分の話ばかりしてしまいがち。
たとえその話が興味深い話題だとしても、ずっと話を聞く側は退屈になってしまいます。
お互いが話せてこそ会話は楽しくなるため、一方的な自己満トークはNGです。
リアクションが薄い
リアクションが薄いと、相手は自分の話を聞いてくれていないように感じます。
リアクションには『きちんと話を聞いているよ』のアピール効果がありますから、会話のキャッチボールを受け取る意味でも分かりやすいリアクションをしてください。
相手の顔色をうかがってばかり
相手の顔色をうかがってばかりでは、面白い会話をすることはできません。
会話がつまらないと思われるのを恐れていては声も小さくなるため、たとえ面白い話題でも雰囲気だけでつまらなくなってしまいます。
受け身で盛り上げようとしない
会話するときに受け身で盛り上げようとせず、相手が楽しませてくれることを期待するようでは、相手は会話をまったく楽しめないでしょう。
会話とは自分から楽しませるものであり、お互いで楽しませ合うものです。
会話を盛り上げる面白い返し5選
お笑いでボケとツッコミが必要なように、会話を盛り上げるためには返しも大切です。
そこで、厳選した面白い返しを5つ紹介するので、ぜひともマスターして雑談などの場面で役立ててください。
褒められたら自慢しつつ自虐する
褒められたときにはまず感謝の言葉を伝えて、その上で自慢しつつ自虐しましょう。
たとえば、「かっこいいですね!」と褒められた場合、
- 「ありがとうございます、嬉しいです。」
- 「結構そういっていただけるんですよね〜」
- 「でも彼女いないのはなぜでしょう?」
といったように、感謝・自慢・自虐を順番に取り入れてみてください。
テンポよく返答することで相手も思わず笑っちゃうはずです。
ノリのいいお決まりのセリフ
ノリのいいお決まりのセリフは、相手がそのセリフを容易に想像するため、そこで敢えて予想外の言葉をいうことで笑いに変換できます。
新品のバッグを持っている女性に対して、「おお、新しいの買ったんだ!」はお決まりセリフであり、女性もいわれることを予想するでしょう。
しかし、ここで「新しいの買ったんだ!…いいね、その靴下」と予想外のオチを入れることで相手は笑い、お決まりだからこそ自分も簡単に予想外のセリフを作れます。
予想の斜め上からのコメント
予想の斜め上からのコメントをすることで、たとえ相手がネガティブな話題をしても笑いに変えることができます。
「上司に〇〇っていう無茶な企画を任せられて辛い」という友人に対して、本来なら「大変だけど頑張ってね」のような話し方で励ますパターンが多いでしょう。
しかし、ここで「会社の企画とか、日本の国家機密の情報洩らして大丈夫なの?」など、斜め上からの予想外のコメントをすれば、相手も思わず笑ってしまいます。
言葉遣いをガラッと変える
萌え狙いではなくウケ狙いでギャップを利用する方法もあり、言葉遣いをガラッと変えることで相手を楽しませることができます。
- 流行に疎い落ち着いた人が、『エモい』など今どきの表現を使う
- スマホに興味のない人が、『インスタ映えしそう』などSNS用語を使う
- 普段腰の低い人が、『あざーす』など急にくだけた言葉を使う
自分のキャラさえしっかりと自覚していれば、このようなギャップを狙った言葉遣いで相手を笑わせることができます。
ストレートに伝えず言い回しを変える
返しの言葉を、ストレートに伝えず言い回しを変えてみるのも、会話を盛り上げるコツの一つです。
たとえば、「履歴書は書けた?」と伝えるところを「自己紹介は書けた?」。
「腕時計持った?」と伝えるところを「リストバンド持った?」と伝えてみましょう。
そうすれば、張り詰めた空気であっても緊張感が和らいで笑いが生まれるなど、いい意味でその場の雰囲気を変えることができます。
面白い会話ができる人は仕事も恋愛も有利になる!
会話は仕事・恋愛どちらの場面でも関係する要素のため、「面白い会話ができる人」は仕事も恋愛も有利になります。
また、面白い会話をすることにおいて才能や経験は関係なく、面白い会話の法則・面白い返しを覚えておけば、実践するのも難しくないでしょう。
面白い会話をするために、ネットで殿堂傑作ネタアーカイブや最新ボケランキングをチェックしたり、会話にまつわる書籍を読んでみたりするのもおすすめ。
吉田照幸さんの著書『「おもしろい人」の会話の公式』では、無理せず会話を盛り上げるコツなど役立つ情報が満載です。
Kindleストアでは、電子書籍のKindle版もあるので、その他のKindle本も参考にしながら面白い会話ができる人を目指しましょう。
- 面白い会話のネタは相手と共通して話せる内容がおすすめで、あるあるなのは『食べ物ネタ』『子どもの頃の思い出ネタ』『地元ネタ』
- 面白い会話の法則として、『結論から話す』『話の終わりはポジティブに締める』などが挙げられる
- つまらない会話の特徴として、『質問しない』『自分の話ばかりする』などが挙げられる
- 会話を盛り上げる面白い返しとして、『褒められたら自慢しつつ自虐する』などのテクニックが挙げられる