無神経な人の特徴や付き合い方は?デリカシーがない人への対処法も紹介
「無神経な人」に傷つけられた、近くにいて不快に感じた、などの経験がある方も多いのではないでしょうか。
関わらないようにできればいいですが、仕事の人間関係などで、絶対に関わらなければならないケースもあります。
今回は、無神経な人に振り回されないよう、どのように付き合っていけばいいか対処法を紹介していきます。
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「無神経」の意味とは?
そもそも「無神経」にはふたつの意味があります。
ひとつは感覚が鈍いことや感じ方が弱いこと、その様子、鈍感という意味です。
もうひとつは、恥や外聞、他人の気持ちを気にしないこと、その様子です。
つまり「無神経な人」は、相手の気持ちや状況を察する感覚が鈍く、周囲への配慮ができない人といえます。
「無神経」の類語・言い換え表現
無神経は「デリカシーがない」「鈍感」「自己中心的」などといった類語でも言い換えられます。
「デリカシー」とは、デリケートという英語の名詞形で、繊細さや配慮、気遣いなどの意味です。
つまり「デリカシーがない」とは、他人に対して気遣いができない、配慮が足りないことを意味します。
また「鈍い」や「鈍感」は、感じ方が通常より劣っていることを意味するので、無神経な人は「他人の心情を思いやれない」「世間の評判が気にならない(マイペース)」人とも言われるでしょう。
「無神経」の英語表現
無神経は、英語では「insensitive(インセンスィティヴ)」と表現されます。
「insensitive」とは、繊細を意味する「sensitive」の反対語です。
「sensitive」には、繊細のほか、感性が豊かな、思いやりがあるなどの意味があることから「insensitive」は、繊細ではない、思いやりがない、無神経な、といった意味になります。
無神経な人の特徴とは?
無神経な人の心理には、総じて悪気がないという特徴があります。
悪気がないため、自覚してもらったりその行為を正してもらったりすることは難しいでしょう。
無神経な人に振り回されないようにするためには、まずどんな特徴があるのか理解しておくことが大切です。
思ったことをストレートに言いすぎる
無神経な人は、思ったことを包み隠さず口にしてしまう傾向にあります。
たとえば、相手のことものを何も考えず「欲しい!」と言ったり、気にしている外見や性格について平気で指摘してきたりします。
恋愛で傷ついている人の前で、クリスマスの自分のイベント予定について話すなどのケースも。
相手の気持ちを予測せずに、思ったことをズバッと言ってしまう傾向にある人は、無神経な人といえるでしょう。
空気が読めない
無神経な人は、その場の空気が読めず、状況に合った会話をするのが苦手です。
たとえば、ビジネスシーンにもかかわらず個人的な話をしてきたり、おめでたい席で離婚などの不幸話をしたり。
通常であれば、今はその話題は避けた方がいいという場面で、その判断ができないのです。
ただし、空気が読めない発言に、悪気はありません。
むしろその場を和ませようとしている場合も。
しかし、本人と周囲の意思がそぐわないため、無神経と言われてしまうのです。
相手の気持ちよりも自分優先
無神経な人は、相手の気持ちよりも自分の気持ちを優先しがちです。
自分が「話したい・聞きたい」という気持ちが強ければ、相手が求めていなくても気にせずに話したり聞いたりしてしまいます。
たとえ、相手を気遣うような発言があった場合でも、実際には相手のことを考えているわけではないケースも。
自分にとって有利になるかどうか見極めたい気持ちからの発言であることも多いでしょう。
他人の気持ちを理解しようとしない
無神経な人は、周囲の人に対して興味が薄い傾向にあります。
自分のことしか頭にないため、相手のことが見えず、周囲の人が悲しんだり困ったりしていてもその気持ちを理解できません。
共感したり相手の気持ちを想像したりするのが苦手なのも、相手に興味を持たないことの表れなのでしょう。
人を傷つける発言を悪気なくする
無神経な人は、思いついた言葉の意味を深く考えないうえに、その言葉で相手がどんな気持ちになるのかを想像するのが苦手です。
また、相手が傷ついたとしても気になりません。
「この発言をしたら、傷つけてしまうからやめよう」という考えには至らずに「今伝えたい」気持ちが強く発言してしまいます。
場合によっては、ジョークのつもりで言っているケースもあり、相手を傷つけるとは思いもしないのです。
無神経な人への対処法はある?
無神経な人が仕事上付き合いのある方だったり、身近な人だったりした場合、避けたくても避けられないこともあるでしょう。
ここからは、無神経な人と関わるときの対処法をお伝えします。
無神経な人に振り回されることなく穏やかに過ごすために、ポイントを押さえておきましょう。
不愉快な気持ちになっているとはっきり伝える
上述してきたことからもわかるように、無神経な人には悪気がなく、自分の言動が相手を傷つけていると思っていません。
自分が傷ついたことに気づいてほしいと思っても無神経な人には届かないので、はっきりと気持ちを伝えましょう。
伝えるときは、何が嫌だったのか、どこを直してほしいのか具体的に伝えるのが大切です。
無神経な相手に悩む人は、自分にも非があったのではないかと我慢してしまう傾向にありますが、お互いの関係を良好に保つためにもしっかり意思表示しましょう。
気にしすぎないようにする
無神経な人の場合、こちらが傷ついていることを伝えてもなかなか直らないケースもあります。
基本的には無神経な人の言動に悪意はなく、自分は正しいと思っている傾向にあるため「そういう人」と割り切ることも大事。
必要以上に気にしたり悲しんだりせず、一定の距離感で付き合いましょう。
周りの人に相談して一人で抱え込まない
無神経な人とのコミュニケーションで、悩みすぎたり困ったりした場合は、周りの人に話してみましょう。
無神経な人に悩んでいる場合、周囲には、自分と同じように悩んでいる方や不満を持っている方もいるはずです。
他の人に話して共感してもらえれば、自分に悪いところがあったのではと自分を責めすぎたり、落ち込みすぎたりしないで済みます。
また、次に同じようなことがあったときにも、味方がいることがわかっていると気持ちが楽になるでしょう。
同じように無神経な態度をとって気づかせる
なかなか相手の態度が改められない場合、同じように相手に無神経な態度をとって気づかせるのもひとつの方法です。
たとえば、付き合っているパートナーが、デート中に昔の彼女とのデートの話を何度も話してくる場合。
同じように「ここには元彼と来たことがある」「この映画は元彼と見た」など、無神経な態度をとってみましょう。
何度も繰り返すうちに、無神経な態度が相手を不愉快にさせることを理解し、態度を改めてくれるケースもあります。
もし自分が「デリカシーがない」「無神経」と言われたら?
それでは、逆に自分が「デリカシーがない」「無神経」などと言われてしまった場合には、どのようにしたらいいでしょうか。
まず、面と向かって言われた場合には、一言謝罪しましょう。
また悪気がなかったのであれば、きちんとその旨を伝えることも大切です。
そのうえで以下の点に気をつけてみましょう。
発言する前に相手の反応を想像する
自分の言動が、たとえ悪気ないことだったとしても、相手を傷つけていいわけではありません。
そのため、発言や行動をする前には、一度相手がどんな反応をするか想像してみましょう。
最初は、自分が想像した反応と、実際の相手の反応が異なることが多いかもしれませんが、何度も繰り返すうちに相手の反応を予測できるようになるでしょう。
予測した相手の反応から「相手が不快に思うだろう」「冗談でも言わない方がいいかも」と思う場合は、その発言は控えるのが無難です。
いろいろな価値観を持つ人がいることを理解する
無神経な人は、他の人の価値観を受け入れにくい傾向があります。
自分とは違う考え方に対して批判的な気持ちになるかもしれませんが、考え方や捉え方、趣味や好きなことも人それぞれです。
自分がいいと思っていることが、相手にとっては不快な可能性もあることを理解しましょう。
相手の気持ちややりたいことを想像して行動していくうちに、無神経な発言が減っていくはずです。
どんな人にも平等に接する
無神経な人は、自分が好きな人と気に入らない人とをはっきり区別する特徴があります。
好きではない人や興味のない相手からは、どう思われてもいいと思ってしまうため、より無神経な態度をとってしまいがちです。
そのため、できるだけどんな人にも平等な態度で接するように心がけましょう。
すべての人に同じ態度で接するのは難しいかもしれませんが、少なくとも「嫌いな人」という枠を設けないようにすることが大切です。
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無神経な人とは感情的にならず上手に付き合おう!自分が無神経な言動をとらないようにも注意
無神経な人とは、できる限り関わりたくありませんが、職場での付き合いや生活上どうしても関わらなければならない場合もあります。
無神経な人に傷つけられてしまう場合もあるかもしれませんが、その言動には悪意のないことがほとんどです。
言動一つひとつを気にしすぎず、程よい距離感で大人の付き合いをするのが望ましいでしょう。
また無神経な態度をとられたときは、自分の態度が無神経になっていないかどうかも振り返ってみましょう。
- 無神経には「感覚が鈍いことや感じ方が弱い」「恥や外聞、他人の気持ちを気にしない」という意味がある
- 無神経な人には、思ったことをそのまま口に出してしまう、空気が読めない、自分の気持ちを優先するなどの特徴があるが、言動事態に悪気はない
- 無神経な人に傷つけられた場合には、はっきりと嫌だった内容や気持ちを相手に伝えることが大事
- 無神経な人の言動で悩みすぎてしまうときは周囲の人にも相談してみよう