融通が利かない人の特徴7選!意味・言い換え・改善策4つを解説
職場の人や友人から「融通が利かない」と言われたことはありませんか?
この「融通が利かない」は、柔軟性に欠けており決まり通りにしか動けない人のことを、ネガティブなニュアンスで表現する時に使う言葉です。
今回の記事では、融通が利かない人の特徴と改善策をご紹介します。
融通が利かない性格を改善すると、自分も周りも仕事がしやすくなりますよ!
Contents
「融通が利かない」の意味って?
融通が利かないとは、考えや行動が偏っていて改められない性格のことです。
仕事上ではマニュアルやルールに囚われすぎて、周りの意見や変革を拒むことが多いでしょう。
自分のルールを曲げることを嫌い、応用が利かないちょっと困った人のことを言います。
たとえば部下が「この仕事、こうした方が効率良くなると思うのですが…」と提案しても、聞く耳を持たず「決まりだから」「今までこのやり方でやってきたから」と突っぱねるような人のことです。
融通が利かない人の特徴を7つ紹介!
続いて、融通が利かない人の特徴をご紹介します。
もし「自分に当てはまっている」と感じたら、周りから融通が利かないと思われている可能性大!
こだわりが強く自己中心的な考えになっていないか、自分を振り返るきっかけにしましょう。
好き嫌いがはっきりしている
融通が利かない人は、とにかく自分の中での好き嫌いがはっきりしています。
マイルールが明確すぎるために、それ以外のものを受け入れられないとも言えるでしょう。
仕事でもプライベートでも「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」とキッパリ分け、嫌いな人の言うことは内容に関わらず一切聞き入れないような頑なさがあります。
また、一度嫌いと判断したものを好きになることはほとんどありません。
驚くほど真面目
融通が利かない人は自分に厳しく、周りが驚くほど真面目なタイプです。
他の人が「これくらいはいいよね」と思うことでも、妥協を許さない性格なので絶対に認めません。
真面目なのは悪いことではありませんが、それを他人にまで強要すると話が変わってきますよね。
仕事ではハイリスクハイリターンな案件を嫌い、身の丈に合った着実にこなせるタスクを好みます。
学生時代の成績は良く、サボるなんてもってのほか、提出物が遅れたこともないような人が多いです。
マニュアル・規則に凄く忠実
融通が利かない人は、何でも規則通りに行うことが最善であると考えます。
しかし、仕事では現場の状況や会社の利益を考え、ルールを超えた対応が必要な時もありますよね。
また、マニュアル化されていない暗黙のルールがあるケースも少なくありません。
それでも、機械のようにマニュアル通り動くので「どうしてできるのにやってくれないの?」「自分が責任を取りたくないだけでしょ」と周囲との軋轢が生じてしまいます。
書類の提出が1秒でも遅れれば絶対に受け取らず、事情さえ聞いてくれない人は融通が利かない人です。
人よりプライドが高め
融通が利かない人は、プライドが高く自分を曲げるのが大嫌いです。
間違いを指摘されたり反対意見を言われたりすると、あからさまに機嫌が悪くなります。
他人の意見を柔軟に取り入れられず、意見の内容よりも自分が否定されたことに腹を立てます。
時には相手の意見が正しいと分かっていても、素直に認められないこともあるでしょう。
自分の考えに固執し融通が利かなくなっているのは、プライドが肥大化し過ぎたせいかもしれません。
思い込みが激しい一面がある
融通が利かない人は一つの考えに固執し、それが全てだと思い込んでしまうことがあります。
一度思い込むとそれを覆すのは大変で、そこから話が進まなくなることもあるでしょう。
特に仕事では「もしかしたら別の考え方もあるかも」「こっちの角度から見ると見え方が違うようだ」といった客観的な視点が必要になりますが、融通が利かない人はいつまでたっても主観的。
人間関係においても「そんなつもりじゃなかった」とコミュニケーションにミスが生まれがちです。
人の意見を聞かない
融通が利かない人は、他人の意見をきちんと聞きません。
これは50〜60代のベテラン世代に多く、こういう人を上司に持つと部下は大変。
そもそも意見を取り入れる気がないので、本人にとっては聞く必要がないのです。
相手の話を途中で遮ったり、重箱の隅をつつくような指摘をしたりして、いつも他の人の意見をボツにさせています。
たとえ、それがどんなに良い内容だったとしても関係ありません。
自分の中ですでに決定したことがあれば、それを完遂しないと納得できないのです。
完璧主義
完璧を追い求めるあまり、不完全なものは許容できないのは融通が利かない人です。
たとえば新商品を開発する時、まずは色々なアイデアを出してみんなで揉んでいこうとしているのに、1人だけ完成された案を持ってきて他人の介入を許しません。
ふわっとした意見や思いつきのようなアイデアを嫌い、完全に非の打ち所がない案を求めます。
責任感があるのでミスなくこなす仕事は得意ですが、クリエイティブな職業や柔軟なコミュニケーションが求められる職種には不向きです。
融通が利かない性格を治すための改善策4選
頭が固くて融通が利かない人は、周りだけでなく自分自身も生きづらく感じます。
柔軟性がある人が先に出世し、周りの人にも好かれているのを見て「自分の方が真面目でルールを守っているのに」と納得いかずモヤモヤすることも。
しかし、考え方を少し変えるだけで融通が利かない性格は変えられます。
真面目で誠実という信頼はすでにあるのですから、これで周りともうまくやれたら素晴らしい人材になれるはずですよ!
自分に余裕を持たせる
融通が利くということは、変化を受け入れる余裕があるということです。
先々のことまで全て決定してしまうと、途中で変更したくなっても後戻りできません。
スケジュールもみっちり埋めるのではなく、アクシデントがあっても対応できる程度のバッファーを持たせるといいでしょう。
自分に余裕ができると、人の意見を取り入れ、やり方を変えるという選択肢が増えますよ。
最後まで人の話に耳を傾ける
自分は融通が利かないと思う人は、まず人の話を最後まで真剣に聞きましょう。
途中で分かったつもりになって話を遮ったり、内容を否定したりしてそれ以上しゃべらせないようにするのは控えましょう。
これはコミュニケーションにおいて、他人とうまくやる方法でもあります。
あなたが最後まで話を聞くことで、仮にその意見が通らなかったとしても、相手は「聞いてもらえた」という納得感があります。
他人の意見は真摯に受け止める
今まで突っぱねてきた意見の中にも、実は受け入れた方が良かったものがあるのではないでしょうか?
いつも自分の意見の方が優れているという考えを改め、部下や友人の意見を真剣に聞いてみましょう。
相手には相手の考えがあり、新しい視点のアイデアをもらえることもあるのです。
意見してくれたことに感謝して、受け入れるべきものは受け入れることで、融通が利かない性格を変える対処法となります。
楽観的になってみる
仕事でもプライベートでも「これくらいで上出来」「大丈夫」「ちょっと失敗したってなんとかなる」と楽観的に考える癖をつけましょう。
物事があなたの思い通りにならなくても、結果オーライになる可能性はいくらでもあります。
楽観的になると自分に甘くなり、毎日が少し生きやすくなりますよ。
そうすると他人にも優しくできるようになり、相手の不完全な部分をフォローしたり、持ちつ持たれつの関係性が築けるようになったりします。
「融通が利かない」の言い換え・四字熟語・英語表現
続いて、融通が利かないと同じ意味の言葉を見ていきましょう。
知っている言葉と結びつければ、よりイメージが湧きやすくなりますよね。
日本語での言い換えのほか、四字熟語や英語での表現をまとめました。
言い換え
- 柔軟性に欠ける
考え方にしなやかさや柔らかさがない様子のこと
- 頑固な
かたくなで意地っ張りな人やその様子のこと
- 機転が利かない
状況に応じて臨機応変な対応ができないこと
四字熟語
- 四角四面
ひどく生真面目で態度や考え方が堅苦しいこと
- 杓子定規
ひとつの基準・見方でしか物事を見ないこと
英語表現
- Inflexible(インフレキスィブル)
flexible(柔軟な)を否定した単語、変更の余地がない様子
- Unyielding(アンイールディング)
yielding(譲る・譲歩する)を否定した単語、頑固な様子
- Not adaptable(アダプタブル)
adaptable(順応性のある)を否定した言葉、人当たりが悪い様子
融通が利かないのは治せる!改善策を知って円滑に仕事を進めよう
人間関係において信頼を得る瞬間は、相手のために何かをしてあげた時ではないでしょうか?
たとえば「無理なお願いを自分のために対応してくれた」「新入社員である自分の意見を取り入れてくれた」など、ダメ元で言ったようなことを聞いてあげるとグンと信頼度がアップします。
融通が利かない人はこういった信頼関係を築けず、周りの人も正直仕事がしづらいです。
より柔軟性のある人になるのに、遅すぎることはありません。
融通が利かない人は改善策を知って、円滑なコミュニケーションが取れるようになりましょう!
- 「融通が利かない」とは考え方や行動が偏っていて改められないこと
- 生真面目でルールに忠実な人は「融通が利かない人」になりやすい
- プライドが高く人の意見を聞かないため人間関係で問題が起こりやすい
- 心にゆとりを持って楽観的になると自分や周りの人に優しくなれる
- 融通が利かない性格を治すと仕事がとてもやりやすくなる