思いやりのない人は損をする？7つの特徴・原因・改善法・付き合い方を紹介

あなたの周りに思いやりのない人はいますか？

職場や家族など、近い存在に思いやりのない人がいればどうコミュニケーションを取るべきか悩んでしまいますよね。

また、気づかないうちに自分自身が思いやりのない人になっているかもしれません。

無意識のうちに思いやりを持てなくなっている可能性があるので、改めて自分と向き合う時間を作ることをおすすめします。

今回の記事では、そんな思いやりのない人の特徴や原因、改善方法、上手な付き合い方について徹底解説するのでぜひ参考にしてくださいね。

思いやりのない人ってどんな人？7つの特徴

まずは思いやりのない人の特徴を7つ紹介します。

身近に存在する人と照らし合わせたり、自分に当てはまるものがないか考えてみたりと広い視点で確認してみましょう。

人に興味がない

思いやりのない人は、人に無関心であることが多いです。

人がどう思うか、どう感じるかに興味がないので、人を思いやれる言動を取ることができません。

困っていても気づけなかったり、スルーしてしまったりと、本人には悪気がなくても周囲からは「思いやりのない人」と思われてしまうでしょう。

自分の気持ちが最優先

自分の気持ちを最優先にしてしまうのも思いやりのない人の特徴です。

人の気持ちを聞いたり考えたりするよりも自分の欲望を満たしたいがために、自分本位な行動をとってしまいます。

ただし、仕事で忙しかったり悩んでいたりする場合は、どうしても周囲の変化を見過ごしがち。

そんなときも、自分の気持ちを優先にしてしまいやすいので心に余裕がない人こそ、思いやりのない人と言えるのかもしれませんね。

自分に激甘（人には厳しい）

思いやりのない人は自己愛が強く、自分に甘い傾向があります。

自分のことばかり考えているので、自ずと思いやりのない人になってしまうのでしょう。

しかし、甘いのは自分にばかりで他人には厳しく当たるのが特徴。

自分のミスは良くても、人のミスが許せなかったりと自己中心的な言動が目立ちます。

思っていることを説明できない

思いやりのない人は、自己中心的な考え方のあまり、「自分の考えが正しくて当然！」と思い込む節があります。

そのため、わざわざ言わなくてもわかるでしょ？と、自分が思っていることを説明することはしません。

これは正確に言うと「説明しない」のではなく、「説明できない」に等しいといえます。

自分の思ったことを主観的にしか表現できずに、客観的に見ることができないのが原因でしょう。

人からの親切やアドバイスにも耳を傾けられないので「ありがとう」を伝えることもできないのです。

責任は人に押し付ける

思いやりのない人は、めんどうなことを嫌う傾向にあります。

そのため自分に任されたことでも、責任を人に押し付けて逃れようとし、職場では厄介者扱いされていることも少なくありません。

「楽をして過ごしたい」そんな自分勝手な欲望を貫けるのが、思いやりのない人の図太い特徴なのです。

人の気持ちを察することが苦手

人に興味がない分、人の気持ちを察することが苦手です。

「こんなことを言ったら相手は傷つくかも」「悲しい思いをするかもしれない」といった配慮にかけます。

など思いやりのない人は、周囲から反感を買うような特徴を持っています。

自分を曲げない精神が強い

自分軸を持っていることはとても良いことです。

しかし、自分を曲げなさすぎるのはあまり良いこととは言えません。

職場でも家庭でもプライベートでも、人と協力が必要な場面は多いですよね。

その中で自分の意見を曲げなかったり、非協力的になったりすれば人のことを軽視しているように思われます。

自分の考えを優先してしまうあまり、「チームプレーができない」「人の意見を聞かない」ようであれば、思いやりのない人と思われても仕方ないでしょう。

思いやりがないのは育ちや経験が原因？

思いやりのない人は、生まれたときから思いやりの心がないわけではありません。

思いやりを持てなくなった理由がそれなりにあるもの。

育ちやこれまでの経験が、思いやりを無くしてしまうことに関係しているとも言われています。

ここでは、人を思いやる気持ちが欠けてしまった原因について見ていきましょう。

幼少期に愛情を与えられなかった

幼いころに親から十分な愛情を受けられなかったことが原因で、思いやりのない人に育ってしまうことがあります。

自分がしてほしいことをしてもらえない、常に満たされない状況が続き、相手のことを思う気持ちや考え方が育たなくなってしまうのです。

一方で、過度な愛情を受けて育った場合も、思いやりのない人に育つことがあります。

望むものが何でも手に入ったり、思い通りに事が進んだりと、自分の意見がすべて認められるのが当たり前の環境で育てば、人を敬う気持ちを築けません。

極端な教育方針により、思いやりのない性格に育ってしまう可能性があります。

信用していた人に裏切られた

過去の出来事とはいえ、トラウマは大きな影響を与えます。

信用していた人に裏切られた経験がある人は、思いやりが持てなくなりがち。

新しい人間関係に期待を抱くことができなくなり、他人のために行動するのは無駄だと考えるようになってしまいます。

どんなに良い人であっても、「この人もいつか裏切るかも」と思いやることができません。

人のことまで考える余裕が持てない

仕事やプライベートがキャパを超えるほど忙しい状況では、人のことまで考える余裕は持てません。

目の前のことに集中していたり、いつの間にかストレスが溜まっていたりと、人に対しての接し方がとげとげしくなってしまいます。

元の性格というよりも、環境が原因で思いやりのない人になってしまっているので、余裕さえ持てるようになれれば思いやりのある人になれるでしょう。

負けず嫌いで常に闘争心に駆られてる

負けず嫌いが原因で、思いやりのない人になってしまっている可能性があります。

周りを意識し、向上心があるのはとても良いことです。

しかし、その気持ちが行き過ぎてしまい、自分のことしか考えられなくなってしまうと、思いやりのない行動が増えてしまいやすいです。

また常に闘争心を剥き出しにしている人は、余裕が持てずに、向上心が敵対心に変わってしまうので周囲からはよく思われないでしょう。

輪を乱すきっかけにもなるので注意が必要です。

思いやりがないことを改善する方法

ここまで、思いやりのない人の特徴・原因について紹介してきましたが「自分ももしかしたら思いやりに欠けていたかも」と反省する部分があったかもしれません。

思いやりのない人は、人からの評価が低かったり避けられたりしやすいので早い段階で改善することをおすすめします。

5つの改善方法を紹介するので、今日から取り入れていきましょう。

まずは相手の立場で考える

思いやりのない人は、相手の立場で考えることが苦手な傾向にあります。

つい自分本位になってしまい、自分の意思を押し通してしまいがちです。

そのため、まずは相手の立場で物事を考えてみるようにしましょう。

相手は何をしてほしいのか、自分はどんな行動をするべきなのか、考えて向き合うことが大切です。

家族・職場・友人に感謝する

なんでも人にしてもらって当たり前！という考えは、今すぐ捨てましょう。

お姫様タイプ・俺様タイプの人に多い特徴です。

仕事を手伝ってもらった、優しくしてもらったなど些細なことにも感謝の気持ちを持つことで、思いやりのある人になることができます。

まずは自分の身近な存在である、家族や職場の人、友人、彼氏（彼女）に目を向けるようにしましょう。

親切に見返りを求めない

人に親切なことをするのは良い行いです。

しかし、つい見返りを求めたくなりますがそれはナンセンスです！

見返りを求めるということは、そのために親切にしていると思われてしまうかもしれません。

思いやりのある人を目指すのならば、人に優しく接することを当たり前として心得ておきましょう。

相手の長所に目をやり褒める

思いやりのない人は、人に関心がないため長所を見落としがちです。

思いやりを持つためには、人の良いところに目を向け積極的に褒めるようにしましょう。

褒められて嫌な気分になる人はいませんし、自分自身も幸せな気持ちになれます。

また、相手も褒められることであなたに良い印象を抱いてくれるでしょう。

笑顔で過ごすように心がける

常に不機嫌な表情だったり、ぶっきらぼうな人は、何もしていないのに印象が良くありません。

そのため思いやりがある・ないに関係なくマイナスイメージを持たれるでしょう。

いつも笑顔でいることは、人間関係を良好に保つためにも有効な方法です。

相手が不快な思いをしないよう配慮できるのも、思いやりのある人といえます。

思いやりのない人との上手な付き合い方

どんなに苦手意識を持っていても思いやりのない人と関わらなければならないときはありますよね。

とくに会社関係の人であれば、なおさら悩ましい問題です。

最後に思いやりのない人と上手に付き合っていく方法を紹介するので、ぜひ関係性構築に役立ててくださいね。

こういう人だと割り切る

思いやりのない人に対して「こういう人なんだな」と割り切ってしまうのも一つの手段です。

悪気があるタイプは厄介ですが、無意識の場合、本人も思いやりがないことに気づいていないかもしれません。

思いやりのない人が改善するには本人の意思が必要なので、気づいていないとなれば直してもらうのは難しくなるでしょう。

割り切って接するのが得策といえます。

思いやりを見せてあげる

思いやりのない人には、思いやりがどんなものか見せてあげるのもおすすめです。

意識的に親切にしてあげたり優しくしてあげたりすることで『思いやり』に触れることができます。

「こんなに人に良くしてもらえて嬉しい」「幸せだ」と感じてもらえれば、思いやりのない人も自然と改善してくれるかもしれません。

一定の距離感で接する

思いやりのない人を相手にするのは、心が消耗してしまう可能性があります。

何とかしてあげたい！と思っても、自分自身がストレスを溜めたり辛い思いをしたりするのでは、意味がありません。

どうしても改善が見込めない場合は、思いやりのない人と一定の距離感を保つことも重要です。

改善してあげるよりも、上手に付き合っていくことを考える方が良い場合もあります。

思いやりのない人は損をする！

思いやりのない人は、基本的に自己中心的な性格をしています。

自分の気持ちを優先したり、責任感がなかったりと、周囲からの評価が悪くなってしまうのも仕方ありません。

本人に悪気がなかったとしても、相手に不快な思いをさせてしまうのは改善すべき点といえます。

この記事で紹介した、思いやりのない人の特徴に当てはまった人は、ぜひ今日から改善方法を実践していきましょう。

また身近に思いやりのない人が存在する場合は、上手に付き合う方法を身に付けるのが得策です。