「人間関係疲れた…」と悩みを抱える人の特徴と心をラクにする対処法を紹介

人間関係って複雑でなかなか一筋縄ではいかないものですよね。
さまざまな人間関係に疲れてしまい「ひとりになりたい」「人と関わるのが辛い」と悩んでいても、社会で生きていくうえで切り離すことが出来ないのが現実です。
今回は、そんな人間関係に悩みを抱える人の特徴をまとめました。
記事の後半では対処方法や心にしみる本・歌・名言を紹介しているので、参考にすることで解決方法が見つかるかもしれませんよ。
きっとあなたの気持ちを楽にするヒントがあります。
Contents
「人間関係疲れた…」と悩みを抱える人多数
「何を話したらいいかわからない。」「嫌われたくない。」そう感じるのは、あなただけではありません。
さまざまな場面で起こる人間関係の悩みを紹介します。
仕事での人間関係
いざ働いてみないと分からないのが職場の人間関係です。
転職サイト エン・ジャパン調べによると、職場でストレスを感じるポイントの一位・二位ともに同僚・後輩もしくは上司との人間関係だそうです。
上司とのコミュニケーションがうまくいかず業務が円滑に進まなかったり、必要以上に気を使って疲れてしまったりすることが原因になっています。
たとえいい上司に恵まれたとしても、同僚や後輩のトラブルの板挟みになったり、愚痴のはけ口になったりと、上司以外との人間関係にも気が抜けないですね。
お給料や勤務形態に不満はなくても、人間関係が上手くいかなくて退職を考える人も多くいます。
参考元:転職サイト エン・ジャパン「仕事のストレス、最大の原因は人間関係。」
学校での人間関係(中学生・高校生など)
学校というのは、勉強だけではなく社会人になるために大切な人間関係を学ぶ場にもなります。
- クラス替えで新しく友達ができるか不安
- 陰口をいわれていないか、嫌われていないか心配
- 成績が良くても、悪くても周囲の目が気になる
など、学生ならではの悩みが尽きないですよね。
めんどくさいから1人で過ごそうにも学校では協調性を求められがちですし、かといって簡単に転校することもできず解決策を見つけるのが難しいでしょう。
自分の居場所を見つけられず、学校という世界を窮屈に感じる人も多くいます。
ママ友との人間関係
友人とひとくくりにしても、本当に心から気が合う人同士が友達になるとは限りません。
なかでもママ友は自分の気持ちより子供ありきで人づきあいが始まります。
- PTAや地域の兼ね合いがある
- 子供同士が仲良しで付き合いせざるを得ない
- 子供が同学年のため長い付き合いが待っている
など、自分の意志とは裏腹にママ友になる場合があります。
さらに行事ごとに一人で参加するのが寂しい、と女性ならではの悩みも多く存在します。
人間関係に悩みを抱えやすい人の特徴
定期的にストレスチェックを行い発散できていますか?
実は人間関係に悩みを感じやすい人には共通点があります。なかには、無意識にストレスをためている可能性もあるのでチェックしてみてくださいね。
人からの評価を常に気にしている
やりたいことや自分の意見があっても周りの目を気にしてしまい本当の自分を出せずにいると「ここにいるのが辛い…」と人間関係に疲れてしまいがちです。
特に日本人は同調圧力が強い傾向にあるので、人と違うことをしたり意見を発信したりすることを苦手とする人が多いでしょう。
こういった感情の我慢の積み重ねによって心が疲れてしまうことになります。
嫌われるのが怖いと感じている
誰にも嫌われたくない、と他人からの評価を気にし過ぎているのも人間関係に悩みを抱えやすい人の特徴です。
過去の恋愛や友人関係などの失敗が理由で嫌われるということにトラウマを抱いている人もいます。
しかし、嫌われないように相手に合わせた行動・無理な作り笑顔をしていては、本当の自分が分からなくなってしまいます。
いわゆる八方美人と呼ばれるこのタイプの人はとても心を消耗してしまいます。
相手の言動を深読みしてしまう
相手の顔色を伺いすぎていませんか?
相手の言動一つ一つに敏感になっていませんか?
ネガティブに考えてしまうことはありませんか?
相手の言動を深読みしすぎたことが原因で、被害妄想に陥ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
自分に自信がない
人間関係に悩みを抱えやすい人の多くは「どうせ自分なんて…」と、自分に自信がありません。
自分に自信がないと相手の動向ばかり気になってしまい、こういった方がいいかな?いや、こっちかな?という風に心がぶれてしまいがち。
少しずつでいいので、自分で自分を認め、たまには褒めてあげてくださいね。
人間関係に疲れた心をラクにするための対処法
「もう人付き合いなんてしたくない。」「だけど逃げることも出来ない。」と、たくさん悩んで疲れましたよね。
きっと、そんなあなたは頑張りすぎる人なのでしょう。気持ちをラクにするために試してみてほしい対処法4つを厳選しました。
一人の時間を充実させる
まずは、一人の時間を充実させることから始めましょう。
- 好きな本を読む
- 散歩する・ジムに通う
- ゲームをする
など、とにかくストレスを発散することができる時間を作りましょう。
自分の時間を楽しんでリフレッシュすることは精神状態の安定を保つのにとても大切です。
また、毎日が充実してくると他人のことも気にならなくなってきますよ。
良い人をやめる
相手に良く思われたいという心理から、良い人を演じてしまうことがあります。付き合いづらい人にも良い人を演じてしまうのです。
しかし、演じているあなたの心は疲れてしまい、心地よい人間関係を築くことは難しいでしょう。
無理に繕った良い人を卒業して、そのままのあなたと関係を築いてくれる人を大切にしてください。
適度な距離感で接する
どうしてもうまく関係性が築けない人とは、距離を取りましょう。
自分を取り巻く環境を改めて見たときに、その人はあなたの人生にとって必要な人ですか?ネガティブな感情ばかりもたらす人の側にいると、あなたの心は消耗し続けます。
意外と離れてしまえばあっけなくて”すっきりした”なんてこともありますよ。
どうしても辛い場合は転職も視野に
仕事場においての人間関係で悩んでいる場合は、転職を考えるのも一つの手です。
あなたの居場所はそこじゃなかったのかもしれません。大きな決断ではありますが、心が壊れてしまう前に検討してみてくださいね。
一歩踏み出すことができればきっと、世界が広かったことを思い出すはずです。
人間関係に疲れたとき心にしみる本・歌・名言を紹介
とにかく心が沈んでいるときや、すぐに気分転換がしたいときなど、頑張っているあなたの心を癒してくれる本や歌、名言を集めました。
人間関係に疲れたときに読みたい本
「もう人と話したくない。だけど、どうやって抜け出したらいいかわからない。」そんなときに読んでほしい本を2冊紹介します。
きっと解決法へと導いてくれることでしょう。
「戦わない生き方」横山 信治
出典元:https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b451975.html
会社での人間関係やストレスなどをテーマに、戦わない生き方が書かれているこちらの著書。
勝ち負けがあるから悩み、疲れます。
しかし、戦わなければそもそも勝ち負けがつくことがないので、悩み疲れることも減りますよね。「無駄な争いは避けて、自分だけの人生を歩もう。」という新しい価値観を持った今の時代にぴったりな一冊です。
「やさしさを「強さ」に変える心理学」加藤 諦三
出典元:https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-66389-0
「自分は気が弱いから…」と、一度でも思ったことのある人にぜひおすすめなのがこちらの著書です。
断るということができなかったり、嫌いな人との距離がつかめなかったり、優しいからこそ起こってしまう苦悩。
この著書には自分らしく生きるヒントがたくさんあるので、掲載されているアドバイスを実践すれば強い心を身に着けられるかもしれませんよ。
人間関係に疲れたときに聴きたい歌
次は、たったの5分で気分転換できる素敵な歌を紹介します。聴いているとなんだか励まされたり、勇気づけられたりするあたたかい曲です。
ぜひ歌詞にも注目して聴いてみてください。
「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」アンジェラ・アキ
今を一生懸命生きて疲れてしまった人へのエールがつまっている「手紙~拝啓 十五の君へ~」は、過去と未来の自分が文通をするというストーリー仕立ての曲になっています。
歌詞の中に「人生全てに意味があるから」という力強いメッセージと合わさって、アンジェラ・アキさんの美しくて優しい歌声に涙がでます。
卒業式の定番ソングで、ミュージックビデオには女優の杏さんが出演され話題にもなりました。
「明日はきっといい日になる」高橋 優
こちらの楽曲は高橋優さんが初めてミュージックビデオの監督を務められた作品です。
まるで短編映画のように引き込まれる映像がとても素晴らしく、特別出演があるのも必見です!
「降られて踏まれて地は固まる。そこに陽がさせば虹が出る。そうだ明日はきっといい日になる!」この一節からもポジティブな明日に期待できますね。
人間関係に疲れたとき心に響く名言
ここでは偉人による心に響く名言を2つ紹介します。
待ち受けやデスク回りなど目の付くところに自分のお気に入りの言葉をおいておくと、人間関係に疲れたときに冷静になるきっかけにもなるのでおすすめです。
「他人の悪を能(よ)く見る者は、己が悪これを見ず。」足利尊氏
人の悪口をいう人ほど自分の欠点に気づかない、という意味をもつ名言です。
人のことばかり批判して自己成長がない人に出くわしたらそっと離れましょう。
「人の振り見て我が振り直せ」という言葉もあるので、相手の欠点ばかり気になったとき自分も同じようなことをしていないか気を付けましょう。
「議論に勝っても、人の生き方は変えられぬ。」坂本龍馬
たくさん議論を交わし論破することができたとしても、相手の生き方を変えることはできません。
たとえ家族であっても難しいでしょう。
自分の人生を変えられるのは自分自身だけなのですから。
人間関係に疲れたら一度心を休めよう。
人間関係に疲れたと感じたら、あなたの心がSOSを出している証拠。無視し続けて日常を続けていたら心が壊れてしまう可能性もありますよ。
あなたが主役の、あなただけの人生。頑張りすぎないで、自分の心の声に耳を傾けてあげてください。
ここで紹介した対処法や心にしみる本・歌を参考にして、しっかり心の休息を取りましょう。