高圧的な態度を取る人の特徴や心理とは?高圧的な人の対処法も紹介!
あなたの周りに高圧的な態度を取る人はいるでしょうか。
自分の立場上、高圧的な態度を取られても言い返せずにいて、ストレスを溜め込むこともあるはずです。
また、高圧的な態度を取る人は、職場だけでなく、プライベートでも出会ってしまう可能性があります。
この記事では、高圧的な態度を取る人の特徴や心理、高圧的な人の対処法を紹介します。
身近にいる人の高圧的な態度に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね!
Contents
高圧的とは
まずは、「高圧的」という言葉について解説していきます。
言葉の意味
高圧的とは、権力や立場などに物を言わせ、相手の気持ちを考えずに一方的に従わせようとする様子です。
とくに会社の上司や部下などの上下関係がある人間関係で、高圧的な態度を取られることが多いでしょう。
類語・反対語
高圧的の類語には、「威圧的」「高飛車」「横柄」などが挙げられます。
どの言葉も、相手を見下しているときに使われることが多いです。
また、高圧的の反対語には「謙虚」「温和」などがあります。
「高圧的」と「威圧的」の違い
前述したように、「高圧的」と同じような意味で「威圧的」という言葉がありますが、両者の違いがわからない人も多いのではないでしょうか。
高圧的と威圧的の違いは、「上下関係があるかどうか」です。
高圧的とは立場が上の人が下の人にプレッシャーをかけることですが、威圧的は下の立場の人でも威嚇するような態度を取るときに使われます。
ただし、立場が上の人が下の人に対して威圧的に振る舞えば、そこには上下関係があるので「高圧的」とも表現できます。
高圧的な態度を取る人の特徴
次に高圧的な態度を取る人にはどんな特徴があるのか解説します。
自信満々
高圧的な態度を取る人の特徴として挙げられるのが、自信満々な態度です。
もちろん職場の上司がペコペコしているよりは、自信満々なほうが下で働いてる人にとっては安心かもしれません。
しかし、常に高圧的な態度を取っている人は、自分の立場を過信して、実績もないのに人に命令ばかりする傾向があります。
周囲から「何様のつもり?」と思われていることもあるでしょう。
睨みつけがち
高圧的な態度を取る人は、自分より立場が下だと思う相手に対して睨みつけがちです。
話をしていても笑顔になることは一切なく、相手が委縮してしまうほど睨みつけます。
そうすることで、相手に余計なことを言わせないようにプレッシャーを与えているのです。
上司の前で新規プロジェクトのプレゼンをしているときに、ひたすら睨まれていたら、うまくできるものもできませんよね。
意見を押し通そうとする
高圧的な態度を取る人は、自分の意見を押し通そうとすることも特徴的です。
自分の意見は常に正しいと思っているので、他人の意見は受け入れません。
自分の意見が間違っているかもしれないという可能性は一切考えず、プレッシャーをかけて相手を萎縮させ、自分の意見をひたすら押し通そうとします。
上から目線で偉そう
高圧的な態度を取る人に多いのが、上から目線で偉そうなタイプです。
このタイプは「自分のほうが偉いに決まっている」と信じて疑わないので、基本的に上から目線で物を言い、偉そうにします。
会社でなにか情報を共有しなくてはいけないときや、部下から助言を求められたときなど、「こんなこともわからないのか」と見下した言い方をして説明や助言をするのです。
相手への配慮がない
相手への配慮がないのも、高圧的な態度を取る人にはよく見られる特徴です。
一生懸命話している人に対してため息をついて緊張させたり、説明してくれている人の話を遮って自分の意見を述べたりなど、相手のことを考えた行動が取れません。
とくにため息をつかれると、「何か間違ったことを言ったかな?」「どうしたらいいのだろう」と、ある意味言葉でなにか言われるよりもプレッシャーを感じる人は多いでしょう。
高圧的な態度を取る人の心理
高圧的な態度を取る人の気持ちは、なかなか理解できませんよね。
ここからは、高圧的な態度を取る人の心理を解説します。
自分を大きく見せたい
高圧的な態度を取る人には、自分を大きく見せたいという気持ちがあります。
プライドが異常に高く、相手になめられたくないという理由で、自分の社会的ステータスや学歴などを自慢気に話したりします。
とくに競争社会における負けず嫌いな男性に多く見られるタイプです。
優越感を味わいたい
高圧的な態度を取る人は、優越感を味わいたいと思っていることがあります。
女性でも男性でも、マウントを取りたがる人っていますよね。
女性であれば、衣服やバッグ、アクセサリーなどの身につけるものを同性相手と比べ、相手より自分が高級な物を持っていると、「そんな物しか買えないなんて可哀想ね」と高圧的な態度を取ります。
男性であれば、いかに自分が仕事で成功を収めているのかでマウントを取り、相手よりも自分が優れていると主張したくなるのです。
バカにされたくない
バカにされたくないという心理から高圧的な態度を取る人もいます。
このタイプは、自分のほうが立場が上であるにもかかわらず、バカにされたり笑いの対象にされたりすることが許せません。
バカにされるとプライドが傷つき、コントロールが効かないほどヒステリックにキレることもあります。
自分に自信がない人ほど大きく見せたがり、他人からバカにされることを恐れています。
本心を悟られたくない
高圧的な態度を取る人の中には、本心を悟られたくないと思っている人も少なくありません。
自己防衛本能が強い人ほど、他人に自分のことを知られたくないと思っているため、高圧的な態度で他人を寄せ付けないようにしているのです。
たとえ立場は自分が上でも、能力的に相手のほうが優れている場合は、立場を利用した高圧的な態度で余計なことを言わせないようにプレッシャーを与えることも…。
部下からしたら、堪ったもんじゃありませんよね。
パワハラ上司にも効果あり!高圧的な人の対処法
高圧的な上司がいると仕事もやりづらいですし、プライベートでもそんな人がいると気持ちが休まりませんよね。
とくに上司との付き合い方に頭を抱える人は多いでしょう。
そこでパワハラ上司にも効果がある、高圧的な人の対処法を紹介します!
脳内で相手を別の何かに置き換えてみる
高圧的な人がいたら、脳内で相手を別の何かに置き換えてみる方法が効果的です。
動物園の檻の中で大きなゴリラがいる様子をイメージしたり、テレビの中でギャンギャンコメントするコメンテーターを想像したりしてもいいかもしれません。
別の何かに置き換えて相手を見ることで、精神的に心の距離を保つことができます。
会社の上司であれば物理的な距離を置くのは難しいですが、心の距離は自分の考え方次第で置くことができます。
心の距離をしっかり保つことで、相手に威嚇されたときにも冷静に対処することができるでしょう。
注意点としては、脳内変換が面白すぎて、高圧的な人を目の前にして笑ったりすることのないように気を付けてくださいね。
共感しつつ誠意を示す
高圧的な態度を取ってくる人に対しては、共感しつつ誠意を示す方法もおすすめです。
お店では客としての自分の立場を利用し、働いている人に高圧的な態度を取る人っていますよね。
そういう人との会話では、共感を示しつつ話を聞く姿勢を見せるのがベターです。
相手の要望に応えられないときも、誠意をもって丁寧に対応すれば、関係が悪化することはないでしょう。
ただ文句を言いたくて高圧的な態度を取る人もいますが、相手も人間なので、全力で共感と誠意を示すことで乗り切れるはずです。
客観的視点に立ってみる
高圧的な人がいたら、客観的視点に立ってみることも大切です。
多くの場合、高圧的な態度を取る人には悪意があります。
その悪意に対していちいち真に受けていては、自分の心が壊れてしまうかもしれません。
客観的視点から第三者として対応することで、「はいはい、そうですねー」と聞き流すことができるようになるでしょう。
自分事ではなく他人事として捉えることで、エネルギーを消費しなくてすみます。
自分がすべきことを考える
相手に高圧的な態度を取られたときは、自分がすべきことを第一に考えましょう。
自分のミスで相手を怒らせてしまったときは、もちろん誠心誠意謝るべきです。
しかし、理不尽な理由で圧をかけてくる人もいます。
あまりに圧をかけられると、今自分が何をすべきなのかわからなくなってしまうことも…。
それでは相手の思うつぼなので、自分がすべきことだけを考え、相手に心を揺さぶられないようにしましょう。
普段から自己肯定感を高めておく
高圧的な態度を取る人と日常的に接しなければいけない場合は、普段から自己肯定感を高めておく必要があります。
自己啓発をしっかり行い、「私は必要な人間だ」「大丈夫、自分ならできる」と自分自身を大切にする習慣をつけましょう。
毎日高圧的な態度を取られていると、自分に自信がない人は「自分はダメ人間だ」と思い込み、心を病んでしまうことがあります。
仕事で厳しい状況が続く場合は、自分を理解してくれて、思いっきり励ましてくれる人たちと時間を共有すると、心のバランスを保てるはずです。
高圧的な態度を取ってしまわないよう気をつけよう
日本では、一度会社に就職したら数年働かないと転職活動するときに困る、という考えが未だに根付いています。
そういう価値観に縛られすぎて高圧的な人の元で働き続けた結果、自分を見失っては元も子もありません。
心までボロボロにされないように、相手との距離を保つことに徹しましょう。
ただし、すでに心が病んでいる人は、天敵の上司より上の役職の人に相談するか、転職を検討してみるのがおすすめです。
また、自分も高圧的な態度を取ってしまうと、相手をひどく傷つけることになるので、過剰なプレッシャーを与えないよう気をつけましょう。