「尻に敷かれる」っていい意味?尻に敷かれる男性の特徴&うまくいく理由
「尻に敷かれる」と聞いて、どのような印象を抱きますか?
一般的に妻や彼女の言いなりになっている男性のイメージが強いですが、実際どうなのか気になりますよね。
そこで今回の記事では「尻に敷かれる」という言葉の意味や尻に敷かれる男性の特徴、男性が尻に敷かれるカップルがうまくいく理由、男女の本音についてご紹介します。
Contents
尻に敷かれるとはどういう意味?
「尻に敷かれる」とは、どういう意味なのでしょうか。
はじめに、尻に敷かれるという言葉の意味と英語表現について説明していきます。
尻に敷かれるの意味
「尻に敷かれる」とは、
- 妻に主導権を握られている夫
- 妻が夫を自分の意に従わせて、自由気ままに振る舞うこと
といった意味があります。
簡潔にいうと、「夫よりも妻の立場が強い状態」を表す言葉です。
一見、女性が威圧的で男性に不満が溜まる印象を受けるかもしれません。
しかし実際は、夫が尻に敷かれているほうが夫婦円満になると言われているのです。
他にも似た言葉に「かかあ天下」や「恐妻家」などがあります。
尻に敷かれるの英語表現
「尻に敷かれる」の英語表現を2つ紹介します。
例文①:He is whipped.
意味:彼は、尻に敷かれている
「whip」は「ムチを打つ」という意味ですが、ここでの「whipped」は、恋愛関係において男性がパートナーに従順である比喩表現となっています。
主に、ユーモアや皮肉混じりに使われる言葉です。
例文②:His wife wears the pants.
His wife wears the trousers.
意味:彼の家は、妻が主導権を握っている
「wear the pants(ズボンを履いている)」は、「家庭内で主導権を握る人」という意味の表現です。
昔はpants=ズボンを履くのは男性だけで、家庭の主導権を握るのも男性だったことに由来しています。
なお「pants(パンツ)」はアメリカ英語、「trousers(トラウザーズ)」はイギリス英語でズボンの意味です。
尻に敷かれる男性の特徴
尻に敷かれるタイプの男性には、いくつかの共通点があります。
ここでは、尻に敷かれる男性の特徴を見ていきましょう。
奥さん・彼女にベタ惚れ
奥さんや彼女にベタ惚れの男性は、尻に敷かれやすいです。
パートナーのことが大好きで、できるだけ会う時間を作ったり家事をしたりと、何でも献身的に尽くしてしまいます。
相手のためなら、周りから「尻に敷かれている」と言われても気になりません。
おおらかで優しい
尻に敷かれやすい男性は、おおらかで優しい性格の持ち主です。
このタイプの男性は、基本的に相手を基準に行動します。
自分よりも、女性に合わせてあげたいという優しさや思いやりがあるゆえに、尻に敷かれやすいのです。
優柔不断
優柔不断で、決断力がない男性も尻に敷かれやすいタイプです。
優柔不断なタイプは、物事を自分で決定するよりも誰かに決めてもらうほうが安心します。
結果的に決断力のある頼もしい女性と付き合うことが多くなり、気づけば主導権を握られてしまいます。
争いが苦手な平和主義
争いごとが苦手で、平和主義な男性も尻に敷かれる可能性が高いです。
言い争うぐらいなら全て女性側に任せたほうが楽だと考えているのです。
反論したくなっても、円満な関係を続けるためにあえて尻に敷かれています。
気の強い母親・姉妹がいる
気の強い母親や姉・妹がいる環境で育ってきた男性も、女性の尻に敷かれやすくなります。
小さい頃から女性の意見を受け入れ慣れているため、彼女や奥さんの意見に従うことにあまり抵抗がありません。
女性にリードしてもらうことが当たり前になっている男性もいるほどです。
夫・彼氏が尻に敷かれるとうまくいく理由
男性が尻に敷かれるカップルには、さまざまなメリットがあります。
ここでは、夫・彼氏が尻に敷かれるとうまくいく理由について紹介します。
ケンカに発展しにくい
男性が尻に敷かれると「ケンカに発展しにくい」というメリットが挙げられます。
尻に敷かれる男性は、とにかく女性との争いが苦手です。
意見に相違があれば相手に譲り、言い争いにならないよう努めます。
自分から謝ることもできるため、円満に恋人・夫婦関係を続けていけます。
女性が素直な気持ちを言える
普段から尻に敷かれている男性は、奥さんや彼女に「〇〇して」とストレートに言われることも多いでしょう。
たとえわがままなお願いだったとしても、女性が素直な気持ちを言えるのはメリットです。
男性は空気を読んだり、察して行動したりするのが苦手なので、意思疎通ができると円満な関係を続けやすくなります。
浮気される心配がほとんどない
尻に敷かれる男性は、妻や彼女を一途に思う愛情深さがあります。
他の異性にモテたいという欲求がないため、浮気とはほぼ無縁です。
女性は愛されていると実感でき、パートナーを信頼しやすくなります。
「尻に敷くタイプ」の女性の本音
実際に「尻に敷くタイプ」の女性は、胸の内でどう思っているのでしょうか。
ここでは、夫や彼氏を尻に敷く女性の本音について紹介します。
意見を受け入れてもらえて楽
尻に敷かれる男性は、自分の意見を受け入れてくれるため一緒にいて楽だと感じています。
尻に敷くタイプの女性は気が強い傾向があり、相手の意見に合わせることが苦手です。
だからこそ、意見を受け入れてもらえたという安心感や満足感を得られて、気持ちが楽になるのでしょう。
結婚相手に最適
尻に敷かれる男性は感情的にならず、争いを避ける特徴があります。
夫婦になってもケンカをすることが少なく、穏やかに過ごせるので結婚相手には最適です。
安心して結婚生活が送れることは、女性にとって満足度が高いといえます。
頼りなく感じることもある
尻に敷かれる男性は決断が苦手で、大事な場面でも女性に判断を委ねがちです。
そのため、状況によっては「リードしてほしいのに…」と、パートナーを頼りなく感じることがあります。
また、友人・家族の前でも優柔不断だと、周囲からも頼りない印象を持たれてしまうのがデメリットといえるでしょう。
「尻に敷かれるタイプ」の男性の本音
尻に敷くタイプの女性の本音がわかったところで、最後に「尻に敷かれるタイプ」の男性の本音についても紹介します!
奥さん・彼女が幸せならOK
尻に敷かれる男性の本音は「自分が従うことで、奥さんや彼女が幸せならそれでOK!」です。
カップルでも夫婦でも、男女問わず末長く穏やかな関係を続けたいと願うもの。
お互いの主張がぶつかり、ケンカが絶えない状況では心を休めることができません。
多少の我慢はあっても、自分が尻に敷かれることで平和に過ごせるなら、そのほうが良いと男性は感じています。
女性主導のほうが生活がうまく回る
尻に敷かれる男性は、基本的に女性主導のほうが生活がうまく回ると考えています。
家庭を持つと、お金の管理や家事の分担など、二人で決めなければならないことはたくさんありますよね。
はじめから女性に決定権を預けておけば、あとで不満を言われることもありません。
妻は夫に信頼され、夫は妻からのプレッシャーがなくなるため、円満な関係を築くことができるのです。
100%譲りっぱなしだとストレス
どんなに優しい男性でも、100%相手に譲りっぱなしではストレスが溜まります。
基本的にはパートナーの言い分を受け入れつつも、「これだけは譲れない」意見は少なからずあるもの。
しっかりと彼の話に耳を傾け、意見を尊重することも大切です。
尻に敷くほうが上手くいくからとたかを括ってわがままになり過ぎ、彼の人権を傷つけたり、自由を奪って社会的立場を悪くしたりする言動は決してしてはいけません。
男性が尻に敷かれるカップルには幸せになれる要素がたくさんある!
尻に敷かれる男性はおおらかで優しく、妻や彼女を一途に想う愛情深さがあります。
基本的に相手の意見を受け入れられるため、ケンカに発展することもほとんどなく、円満な関係を築いていけるでしょう。
女性は自分の気持ちを素直に言うことができるので、安心感を得ることができます。
とはいえ、良好な関係を長く続けていくためには、お互いの優しさや決断力に甘え過ぎないことも大切です。
ときには譲り合い、感謝の気持ちを忘れずにパートナーとの愛を深めていってくださいね。