「心の壁」が厚い人の特徴・原因・自分自身の心の壁を壊す方法を解説!
誰とでも仲良くしているつもりでも、無意識に心の壁を作ってしまうことがあります。
普段から心の壁があると、シリアスな問題が起きたときに誰かに話を聞いてもらうことができず、1人で抱え込んでしまうことも少なくありません。
心の壁があることで全てが悪い方向に働くわけではありませんが、心の壁があるせいで人間関係を円滑に築けないなどの悩みがある人もいるでしょう。
そこでこの記事では、心の壁が厚い人の特徴や原因、自分自身の心の壁を壊す方法を徹底解説します!
【男女共通】心の壁が厚い人の特徴
いつでもどこでも誰とでも仲良くなれる人がいれば、心の壁が厚く、どこか距離を感じる人もいますよね。
まずは、男性にも女性にも共通する心の壁が厚い人の特徴を解説します。
ドライな性格
心の壁が厚い人の特徴として挙げられるのが、ドライな性格をしていることです。
あまりみんなでワイワイするのが好きなタイプではなく、自由時間は1人で過ごしたいと思っているタイプです。
誕生日のお祝いや友人の昇進祝いなどに誘われても、「あんまり興味ないから…」などと断ってしまいます。
冷たい人だと思われていることも少なくありません。
感情を顔や態度に出さない
感情を顔や態度に出さないことも、心の壁が厚い人の特徴です。
たとえば、友達とのランチやパーティーの場面などで、心の中では楽しいと思っていても、態度に全く表れないので、「楽しくないのかな?」「誘わないほうがよかったのかな」などと相手に誤解されることがあります。
本心に気づかれるのが恥ずかしいということで、ポーカーフェイスになっているのかもしれません。
ですが一度誤解されてしまうと、「あの人は心の壁がある気がする」と思われて、次回から誘われなくなり、孤立してしまうことがあるでしょう。
自分のことを話さない
心の壁が厚い人は、自分のことを話さないことも特徴的です。
なんでもかんでもフランクに話す人とは対照的に、自分のことを一切話さない人っていますよね。
何か質問されたときに、きちんと回答せず話題を変えようとすれば、心に壁があると感じさせるのも無理はありません。
自分では必要以上に個人情報を話していないだけのつもりでも、周りの人たちには嫌な感じに受け取られることも…。
他人の相談事に深入りしない
他人の相談事に深入りしないのも、心の壁が厚い人の特徴です。
自分が深入りされたくないからこそ、相手にも深入りせず、ほどよい距離を保とうします。
「自分のことは自分で決めるべき」という考えがあるので、友達に相談されたとしても、のらりくらり話を聞いてあげるだけのことが多いです。
人によっては話を聞いてあげるだけで満足する人もいますが、アドバイスを求めている人には「相談に乗ってくれない」と不満に思われることもあります。
人が集まるところが苦手
心の壁が厚い人は、人が集まるところが苦手な傾向にあります。
自分1人の時間や空間を好むので、大勢の人がいる観光地やショッピングモールなどには好んで出かけません。
人がたくさん集まるところにいると気持ちが落ち着かず、人によってはストレスを感じてしまうこともあります。
人と目を合わせられない
人と目を合わせられないというのも、心の壁が厚い人の特徴として挙げられます。
「目は心の窓」というように、本心が垣間見えるポイントでもあるので、無意識に目を合わせないようにしているのかもしれません。
このタイプの人は、成長過程で多くの人と接する経験をしていないので、大人になっても誰かの目を見て話すということが苦手です。
また、人と目を合わせると、緊張して言いたいことが言えなくなったり、言おうと思っていたことを忘れてしまったりすることもあります。
心の壁ができる原因
なぜ心の壁ができるのか、不思議に思う人もいますよね。
次は心の壁ができる原因を解説します。
過去のトラウマを引きずっているから
心の壁ができる原因として多いのが、過去のトラウマを引きずっていることです。
人生にはうまくいくことだけでなく、うまくいかないこともあります。
大抵の人はうまくいかない出来事が起こっても、なんとか自分で気分転換をして、また前向きに頑張ろうとするのですが、完璧主義者や気分転換が下手な人だと、ショッキングな出来事から立ち直れず、トラウマを抱えてしまうことも少なくありません。
とくに誰かを信じて騙されたとなると、その経験がメンタルブロックとなって、心をオープンにすることが怖くなってしまいます。
あのときみたいに傷つきたくないから…という理由で、他人に心を開けなくなり、心の壁ができるのです。
パーソナルスペースに入ってこられるのが不快だから
パーソナルスペースに入ってこられるのが不快に感じることも、心の壁ができる原因のひとつです。
パーソナルスペースは人によって異なり、狭い人もいれば広い人もいます。
相手が苦手というわけではなく、他人に近寄られること自体が嫌で、人と一定の距離を保って付き合っていきたいタイプです。
パーソナルスペースも客観的に見てわからないものなので、距離を保ちたいと思ってした行動が、「なんだか避けられてるかも…」と誤解を与えてしまうこともあります。
愛情不足で育ったから
愛情不足で育ったことが原因で、心の壁ができるケースもあります。
毒親やネグレクトなどの複雑な家庭環境で育った人は、幼い頃に本来与えられるはずの無償の愛を受け取ることができず、自分という人間を肯定的に受け入れることができません。
そのため、自己肯定感が低くなり、誰かと親しくなれそうな場面でも、どうしても一歩踏み込んだ関係になることができなくなります。
自分に自信がないと、相手に傷つけられないようにする自己防衛本能が強く働き、心の壁を作ってしまうのかもしれませんね。
仕事とプライベートなどしっかり分けたいから
心の壁を作る人の中には、仕事とプライベートをしっかり分けたいという人もいます。
職場の人間に恋愛相談やプライベートなことまで話してしまうと、仕事とプライベートの線引きが曖昧になり、メリハリのついた生活を送ることができなくなると考えるタイプです。
誰とでもなんでも話せるタイプとは違い、職場の人とは仕事の話だけでプライベートな話はしない、とあえて心の壁を作ります。
日常にメリハリを付けたいという気持ちが強い人に見られる傾向です。
相手に対して苦手意識があるから
心の壁ができるのは、相手に対して苦手意識があるからかもしれません。
異性が苦手、目つきが悪い人が苦手、初対面の人が苦手などと、違和感を感じる対象は人によってもさまざまです。
相手に対して苦手意識があれば、たとえ向こうから優しく歩み寄ってきたとしても、自己防衛本能から心の壁ができてしまいます。
苦手な人と関わるときは、誰しも無意識レベルで心の壁を作っているでしょう。
見えない障害を取っ払おう!心の壁を壊す方法
心の壁が厚すぎると、仕事でも恋愛でもいろいろとトラブルが起きる可能性があります。
本来の自分を出して楽に生きるためにも、見えない障害を取っ払って心の壁を壊す方法を伝授します!
自分の感情を認識する
心の壁を壊すには、まず自分の感情を認識することが大切です。「自分は何が嫌なのか」ということを言語化するためにも、紙に書き出してみましょう。
可視化することで自分の感情をしっかり認識することができますし、相手に対してどういう振る舞いをすればいいのか対策を考えられます。
他人の目が気になるのであれば、「本当にそうだろうか?」「単なる思い込みなのでは?」と自問自答してみてください。
心の中を言葉にして表現することが苦手な人も、ぜひやってみてくださいね。
周囲の反応を気にせず自己表現してみる
心の壁をぶち壊すには、周囲の反応を気にせず自己表現してみることもおすすめです。
「自分が意見したら嫌がられるのではないか」と勝手に被害妄想を募らせ、自己表現できない人がいます。しかし、男子でも女子でも、自己表現をしたら意外と周りに受け入れてもらえることの方が多いです。
周囲の反応をいちいち気にして気持ちを伝えられずにれば、自分の人生を生きているとはいえません。
とくに「そんなことしたって失敗するよ」「無駄な努力じゃない?」といったネガティブな意見は、ノイズだと思ってスルーしましょう。
言葉にして表現するのが苦手ならば、体を使ってダンスをしたり、絵を描いて表現したり、自分がしたいと思う表現方法を見つけてくださいね。
他人への関心を積極的に示す
他人への関心を積極的に示すことも、心の壁を壊すために大切なことです。
他人同士では思っている以上に理解し合えません。お互いを理解するには、言葉でのコミュニケーションが必要不可欠です。
たとえば、相手に関心を持って質問するのもいいですが、周りの人が困っていたら積極的に声をかけ、力になってあげるのがおすすめです。
さりげなくサポートすることで、「この人は自分に関心を持ってくれている」と信頼してくれるようになります。
また、人付き合いを重ねていろんな価値観に触れることで、新しい発見があり、心の壁が自然となくなっている場合もありますよ!
余計なプライドを捨てる
心の壁を壊すには、余計なプライドを捨てることも必要です。
プライドが邪魔をすると、何か悩んでいるときに専門家のカウンセリングを受けても、その回答を活かすことができません。
もちろんプライドがあることで頑張れるケースもありますが、プライドが邪魔をしていると感じる場合は、今すぐに捨てて新しい自分になると決めましょう。
自由奔放な人と一緒に過ごす
心の壁を壊すのに一番うってつけな方法は、自由奔放な人と一緒に過ごすことです。
自分とは180度違うタイプの人と時間を共有することで、「こういう考え方もあるんだ」「こんな大胆な行動をしてもいいんだな」と衝撃を受けることが多いでしょう。
最初は価値観の違いにイライラすることもあるかもしれませんが、少しずつ慣れてくれば自分も触発されて開放的になり、あらゆる面でプラスの方向に変化していくはずです。
自由奔放に発言する人が周りにいれば、自然と自分も胸の内を話せるようになるかもしれません。
ネガティブな思い込みをなくせば心の壁は消滅する!
人間のコミュニケーションで一番難しいのは、相手の心の中が見えないことです。
心が見えないから言葉を使って気持ちを伝えようとしますし、それで失敗してすれ違うこともあります。
しかし、たとえ失敗したとしても、ちゃんと気持ちを伝えれば理解してもらえるはずです。
何もせずに勝手にネガティブに思い込むのだけはやめましょう。
心の壁をぶち壊して、もっと自分を表現して、楽しい人生を送ってください!