頑固な人に共通する心理的特徴とは?説得する方法と上手な付き合い方
頑固な人と考え方が合わないと非常に厄介なことになっちゃいますよね。
自分の意見を変えてくれない、反対するといじけてしまうなど、困った経験のある人も多いでしょう。
そもそも「頑固」という言葉は、人のいうことを聞かずに自分の意見を押し通そうとする様子を意味します。
つまり頑固な人とは、意思が固く簡単に意見を変えない性格の人を指します。
頑固な人と表現すると悪く聞こえますが、「強い意思を持つ人」と表現すれば良く聞こえるため、良い意味も悪い意味も含んでいるといえます。
そんな頑固な性格への対処法として、今回は頑固な人を説得する方法と上手な付き合い方を記事にまとめました。
頑固な人の長所についても解説していくので、周囲に頑固な男性・女性がいる人は、相手の思わぬ魅力に気づくきっかけになるかもしれませんよ!
Contents
【診断】頑固な人に共通する心理的特徴
ここでは、頑固な人に共通する心理的特徴を解説します。
頑固な人の気持ちを知ることで、家族・上司・部下・友人など、自分の身近にいる頑固者との付き合い方の参考になるでしょう。
自分の意見が一番だと思っている
頑固な人は自分の意見を曲げようとせず、これは単なる意地ではなく自分自身の考えが一番だと自信を持っているからです。
自分で信じた固定観念に縛られているため、相手の意見に耳を傾けず、自分と異なる意見に対しては「間違っている」と決めつけることもあります。
他人より優位だと感じている
頑固な人は人一倍プライドが高く、自分はできる人間だと過信している傾向があります。
たとえば仕事で成功を収めると、「やっぱり自分は凄いんだ」と再認識し、自慢げな態度をとるのです。
他人より自分は優位だと感じていることから、他者の意見は認めようとせず、自分の意見を貫きとおすことも少なくありません。
マイルールを崩されるのが嫌い
頑固な人は、ある意味では「自分自身をしっかり持っている」とも解釈でき、このようなタイプの人はマイルールを崩されるのを嫌います。
そもそも、頑固な人は自分の意見を変えようとしないため、マイルールを崩されることを嫌う気持ちから、他人に干渉されるのを極度に嫌がります。
自分の非を認めたくない
頑固な人は自分を強く見せたい心理が働いており、仕事・恋愛などすべての場面において「自分は凄い人間だ」と思われることを望みます。
そのため、自分に非があったときでも決して認めたくなく、認めてしまえば自分の凄さが失われると考えているため、間違いを反省することもありません。
過去のトラウマから人を信用できない
過去のトラウマが原因で人を信用できなくなり、頑固な性格になるケースもあります。
- 知人から強引に心理学に関係する商品を買わされた
- 親しい友人に性格の悪い異性を紹介された
- 業者に勧められて損な賃貸物件を契約させられた
- 復縁した恋人にプライドを傷つけられた
このような経験によって他人を信用できなくなり、自分しか信じられなくなることで頑固な性格になってしまうのです。
頑固な人の長所・短所
頑固な性格は長所でもあり短所でもあります。
そこで、頑固な人の長所と短所を以下にまとめてみました。
頑固な人の長所
まずは、頑固な人の長所を見ていきましょう。
責任感が人一倍強い
頑固な人は責任感が人一倍強く、自分の行動を正しく思っている以上、一度やりはじめたことは最後までやり通します。
そのため、仕事においては頼れる一面を持っていますし、頑固で妥協しないことから、仕事における完成度も高いものになります。
自分の意見をきちんと伝えられる
頑固な人は自分が絶対に正しいと自信を持っているだけあって、自分の意見をきちんと伝えることができます。
そのため、会議の場面などでは頑固な性格がプラスに働き、自分の意見を伝えられることから裏表がなく、相手に信頼されやすいです。
周囲に流されることがない
頑固な人は自分の意見を貫き通すため、周囲に流されることがなく、それは一見扱いづらい人間に思えるかもしれません。
しかし、周囲に流されないことで異論も堂々といえるため、「間違っているけど誰もがいえない」という状況を打ち破ることができるのです。
頑固な人の短所
次に、頑固な人の短所を見ていきましょう。
臨機応変に対応できない
頑固な人は臨機応変に対応できず、これは自分のやり方を頑なに貫き通そうとするのが理由です。
たとえば、仕事で新たな作業方法を導入しても過去の作業方法にこだわり、融通が利かずに仕事の効率が悪くなってしまうことも珍しくありません。
コミュニケーション能力が乏しい
頑固な人はコミュニケーション能力に乏しいのが短所です。
- 雑談に参加できない
- 会話のキャッチボールが苦手
- 相手の行動を褒めることができない
距離の近い友達に対してもこのような一面があり、元々相手に合わせることが苦手なため、頑固な人は人付き合いが下手なのです。
妥協できず他人にも厳しい
頑固な人は自分に対して厳しいだけでなく、他人に対しても厳しく、妥協すべき状況においても妥協できないため、中途半端な行動をとる相手を厳しく批判します。
周囲からすればあまり付き合いたいと思わないのが本音であり、とくに上司が頑固なタイプの性格だと厄介です。
頑固な人を説得する方法は?上手な対処法
頑固な人を説得するのは一見難しく思えますが、頑固な人の心理を考えることで対処可能であり、以下の対処法がおすすめです。
冷静な対応を心がける
頑固な人はあくまで自分のペースで行動しますから、説得するときには相手のペースに飲み込まれてしまわないよう注意しなければなりません。
そのためには冷静な対応を心がけることが大切で、相手が自分の考えを話してきたときには話が深くならないよう、適度にスルーして対応しましょう。
尊敬の意を示す
頑固な人は、自分が認めた相手に対しては優しく接するため、うまく取り入って認められるようになりましょう。
そのためには尊敬の意を示すのが効果的であり、「自分は好かれている」と思わせることで態度が柔軟になるのです。
共感+褒める
頑固な人は、自分の意見が認められることで満足する特徴があるため、説得するときには共感して褒めてあげましょう。
このようにして相手を持ち上げれば、気分が良くなって自分の話も聞いてくれるようになるかもしれません。
仕事では事前の相談がカギ
仕事の場面においては、頑固な人への対処法は事後ではなく事前に相談するのがポイントで、物事を進めたいときには進める前に相談しましょう。
たとえば、会社のホームページを作るとして、作成後に報告すると「デザインが悪い」「文字が小さい」などケチをつけられる可能性があります。
一方、相談した上で行動すれば、頑固な人もケチをつけることができないので面倒が起こりにくくなるでしょう。
頑固な人は頼りになる一面も!上手に付き合っていこう
頑固な性格は場面によっては長所になり、頼りになる一面を持っているため、頑固な人とは上手に付き合っていくことをおすすめします。
たとえば、頑固な人は真面目ですから、頑固な男性を恋人にすれば女性は苦労する場面がある一方で、浮気される心配がありません。
つまり、頑固は短所であると同時に長所でもあり、頑固な人に対しては短所だけでなく、長所の部分にも目を向けてみてください。
そうすれば、相手の意外な魅力に気づくことができるでしょう。