「鬱陶しい」の意味を解説!鬱陶しい人に共通する特徴や対処法とは?
鬱陶しい人が職場や学校などの身近にいると、なにかとストレスが溜まりますよね。
しかし、いくらうざくても人間関係を切れない人もいるので、「どう対処するのがベストなの?」と頭を抱えることも多いはずです。
そこで今回の記事では、鬱陶しい性格の人に共通する特徴や対処法を徹底解説します。
鬱陶しい人との付き合い方を模索している男性・女性は、ぜひチェックしてみてください。
「鬱陶しい」とは
まずは、日本語である「鬱陶しい(うっとうしい)」という言葉の意味から、類義語、英語表現を解説していきます。
「鬱陶しい」の意味
鬱陶しいとは、「心がふさぎ込んで気分が重たい」「邪魔になって煩わしい」という2つの意味があります。
晴れ晴れとしない心境や鬱々とした暗い気持ちを表すときや、煩わしい相手に対して使われる言葉です。
いずれにしても、ネガティブな意味合いで使われます。
「鬱陶しい」の類義語・対義語
鬱陶しいの類語は、以下の通りです。
■「心がふさぎ込んで気分が重たい」という意味の類語
- 気が重い
- 憂うつ
- 陰気臭い
- 重苦しい
■「邪魔になって煩わしい」という意味の類語
- 不快
- 厭わしい
- 煙たい
どの言葉も、「鬱陶しい」と同様に暗い雰囲気が漂っています。
また、鬱陶しいの対義語は、「清々しい(すがすがしい)」が該当します。清々しいは、「さわやかで気持ちがいい様子」を意味する言葉です。
鬱陶しいとは反対のポジティブな気持ちを表すときに使われます。
「鬱陶しい」の英語表現
鬱陶しいは英語で、以下のような表現が当てはまります。
- gloomy
- dismal
- annoying
鬱陶しい人に共通する特徴
続いて、鬱陶しい人たちに共通する特徴を紹介します。
身の回りに該当する人がいないかチェックしてみてください。
とにかくしつこい
鬱陶しい人は、粘着質タイプでとにかくしつこい性格をしています。
気になることがあったら、自分の疑問が晴れるまで質問攻めにしてきます。
相手が嫌がる素振りを見せてもお構いなしに、「なんで?」「いいじゃん!教えて~」とグイグイ迫り、自分の欲求を満たすのです。
酷い場合は「嫌!」とはっきり断っても、「なんで嫌なの?」と食い下がるので、本当に鬱陶しいです。
空気が読めない
場の空気が読めないことも、鬱陶しい人の特徴です。
空気が読めないので、周りが暗い雰囲気になっていてもギャグを飛ばしたり、盛り上がっている所にネガティブな自分語りをはじめたりと、場にふさわしくない言動が目立ちます。
水を差すような行動を繰り返す様子は、まさに鬱陶しい人の象徴ともいえますね。
職場が一緒だと、仕事がスムーズに進まないこともあるので、周囲がストレスを溜めることも少なくありません。
かまってちゃん
いつでもどこでも誰かにかまってもらわないと気が済まない、いわゆる「かまってちゃんタイプ」も鬱陶しい人によく見られる特徴です。
頻繁にLINEをしてきたり、遊びに誘ってきたりして、相手の都合を考えずに自分の欲求を優先するので厄介です。
また、仲良くなる前から、人のパーソナルスペースに踏み込むことも少なくありません。
相手との距離感をわきまえないかまってアピールに、「鬱陶しい…」と感じる人が多く、疎まれる存在になりがちです。
単独行動が苦手
鬱陶しい人は単独行動が苦手です。そのため、何かにつけて「ご飯行こう!」「遊びに行こう!」と誘ってきます。
お互いが楽しんでいるならいいですが、付きまとうように誰かと一緒に行動しようとする節があり、「いいかげん鬱陶しいな…」と思われていることが多々あります。
学生時代に、女子がひとりでトイレに行けない様子を思い浮かべるといいかもしれません。
常に誰かと一緒じゃないと行動できない様子に、辟易している人は多いはずです。
返信がないのにLINEを連投する
返信がないのにLINEを連投するというのも、鬱陶しい人によく見られる特徴です。
相手よりも自分の気持ちや都合を優先しがちなので、メッセージを連投することに躊躇しません。
一般常識があれば、返信を待たずにLINEを連投することは、相手に嫌がられるとわかるものですが、鬱陶しい人は気づくことがないので、返事の催促をしてしまうのです。
いつまでも返信をしなければ、LINEの通知が留まることはないでしょう。
自慢話や武勇伝を語るのが好き
鬱陶しい人は、自慢話や武勇伝を語るのが大好きです。
一方的に自慢話を聞かされ続けたり、何度も聞いた武勇伝を語り出したりするシチュエーションに喜ぶ人は、男性・女性問わずほとんどいません。
一緒に盛り上がれない話題を振られても、リアクションに困るし、楽しくないですよね。
鬱陶しい人は、そんな周囲の気持ちに鈍感なので、鬱陶しいと思われているとはつゆ知らず、自分の感情の赴くままに自慢話や武勇伝を語り続けることが多いです。
おせっかい焼き
おせっかい焼きな鬱陶しい人も少なくありません。
上から目線でアドバイスしたり、的外れな意見やサポートを押し売りしたりして、ひとりで悦に入るのです。自分本位なおせっかいは、ありがた迷惑でしかありません。
おせっかいを焼いている自分に酔っている部分があるので、鬱陶しいレベルはかなり高いでしょう。
鬱陶しい人の根底にある心理
鬱陶しい人のベースには、どんな心理が隠れているのでしょうか。
ここでは、鬱陶しい人が抱えている心理について迫ります。つい煩わしい行動をとってしまう原因が見えてくるかもしれません。
自分に自信がない
自分に自信がないことが、鬱陶しさを加速しているケースがあります。
周りにどう思われているのかが気になり、好かれている確証を得るために「私のこと好き?」「どこが好きなの?」と質問攻めにして、鬱陶しい発言を連発してしまうのです。
また、自分の意見にも自信が持てないので、「これどう思う?」「大丈夫かな?」と、逐一友人や同僚に確認をとってしまうことも少なくありません。
周りの人は、「ほんとしつこい!」とうんざりしていることもあるでしょう。
承認欲求が強い
鬱陶しい人は、承認欲求が強い傾向にあります。
「これ見て!すごいでしょ!」「この間の営業実績1位だった!」と、堂々と自慢していることも少なくありません。自己肯定感が低い自分を、他人に認められることで満たしたいと思っているのです。
ただし、他人から褒められても、自分自身を受け入れることができていないので、なかなか自信につなげることができません。
そのため、いつまで経っても鬱陶しい行動がやめられないという負のループにハマっているのです。
ネガティブ思考
鬱陶しい人は、ネガティブ思考がベースになっていることも珍しくありません。
マイナスの面しか見られなかったり、考えられなかったりすると、「どうせ…」「自分なんか…」と愚痴や不満が止まりません。
その気持ちを共感してもらいたいと考え、周りに言って回る様子はまさに鬱陶しい人そのものです。
常にネガティブなことしか言わないので、聞く側としてはうんざりするしかありません。
鬱陶しい人の対処法
鬱陶しい人に合わせていても疲れますし、「辛い…」と悩んでいる人も少なくないはずです。
最後に、鬱陶しい人の対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
できるだけ距離を置く
鬱陶しい人とは、できるだけ距離を置きましょう。鬱陶しい人と真面目に関わっても、振り回されてストレスが溜まるだけです。
会話はあいさつや業務連絡など必要最低限にして、食事や遊びに誘われても「用事があって行けません」「忙しくて難しいです」と断ることをおすすめします。
何を言われても右から左へ聞き流す
鬱陶しい人との会話では、何を言われても右から左へ聞き流すのがベストです。
まともなリアクションをしたり、返答したりすれば相手は調子に乗ってしまい、話が終わることもなければ、鬱陶しい人が離れていくこともありません。
適当に相槌を打ちながら聞き流すようにすれば、「この人は話を聞いてくれないな」と向こうから話しかけるのを止めてくれるはずですよ。
相手の長所に目を向ける
鬱陶しいところばかりに目を向けずに、相手の長所を探すのも1つの方法です。
縁を切って別れることができない人や、距離を置くことが難しい関係性なら、好きになる努力をしたほうが余計なストレスを溜めずに済むことがあります。
相手の長所を見るようにすれば、鬱陶しいと思っていた部分も可愛く見えたり、大したことないなと感じたりするかもしれません。
鬱陶しい人と前向きに関わっていきたい人なら、相手の長所に目を向けることがおすすめです。
ハッキリと今の気持ちを伝える
鬱陶しさが目に余るようなら、はっきりと今の気持ちを伝えてみましょう。
鬱陶しい人は、空気を読んだり、相手の気持ちを察したりするのが苦手なので、ストレートに言わないと嫌がっていることに気づきません。
「LINEの頻度を減らしてほしい」「この話題は話したくないから止めてほしい」というように、はっきりとした言葉で自分の気持ちを伝えてみてください。
嫌だという気持ちがわかれば、うざい行動を改めてくれる可能性もありますよ。
鬱陶しい人とはできるだけ関わらないほうが吉
ストレスを溜め込みすぎて自分が参ってしまう前に、鬱陶しい人とはできるだけ距離を置くようにするのがおすすめです。
彼氏・彼女はもちろん、恋愛対象にするのも避けたほうが無難です。
とはいえ、必ずしも鬱陶しい人と関わらないで済む環境とは限らないので、状況に合った対処法を知っておくといいでしょう。
ぜひ今回紹介した対処法を参考に、鬱陶しい人を上手くスルーする方法や上手に付き合える方法を模索してみてください。