「陰気」の意味とは?陰気な人の性格・心理・特徴&対処法・対策法を紹介
陰気とは性格を表す言葉として使われることが多いです。
なんとなく暗い雰囲気の人というイメージはありますが、具体的にどんな性格を指すのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では「陰気」の意味や、陰気な人の性格・心理・特徴を解説し、さらに陰気だと思われない対処法や陰気な人と上手に付き合うための対策も紹介します。
Contents
そもそも「陰気」とは?
「陰気」といわれると、なんとなくネガティブなイメージを持つ人も多いでしょう。
しかし、実際にはどんな意味があるのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
陰気な性格について知りたいなら、まずは意味をしっかり理解することが大切です。
まずは、そもそも「陰気」とは何か、意味や対照的な言葉として使われる「陽気」との違いから探っていきましょう。
「陰気」の意味
辞典で調べると「陰気」には2つの意味があり、1つは天気・雰囲気・気分・気性などの、暗く、晴れ晴れしないさまのこと。
もう1つには、万物生成の根本になる精気の一つと考えられたもの・陰の気、と記載されています。
どちらも後ろ向きでネガティブな感じを連想させる言葉ですよね。
このことからわかるように「陰気な人」とは、周囲から「暗いな」と思われるような雰囲気を持つ人のことを言います。
「陰気」と「陽気」の違い
「陰気」の対義語として使われるのが「陽気」です。
陽気とは晴れ晴れしくにぎやかなさまや、明るい性質であることを指します。
陽気な性格の人とは、天真爛漫で一緒にいると楽しくなるような明るい性格の持ち主です。
一方、陰気な人とは陽気な人と正反対の性格の人を指すので、もの静かで暗い雰囲気を持つ人であることがわかるでしょう。
「陰気」の英語表記
「陰気」は英語ではgloomful、sulky、dismalなどと表記されます。
どれも暗い・もの悲しい・憂鬱なという意味を持つ単語で、ネガティブな意味として使われることが多いです。
英語でも「He is a man of gloomy disposition(彼は陰気な性格だ)」「It is gloomy weather(陰気な天気だ)」などと、暗さを表す時に使われます。
陰気な人の性格・心理とは?
暗くて後ろ向きな性格の人のことを「陰気な人」といいます。
しかし、暗い性格といっても具体的にイメージするのは難しいですよね。
ここからは、陰気な人の性格や心理をチェックしましょう。
自分の気持ちを素直に言えない
陰気な性格の持ち主は、自分の気持ちを素直に言えない人が多いです。
陰気な人は自分の気持ちをストレートに表現することを恐れている場合があります。
自分の気持ちを知られてしまったら、相手からどう思われるのかが怖くて気持ちを伝えることができないのです。
そのため、楽しい時や嬉しい時も、感情を表に出しません。
結果として周囲の人からは「冷たい人だな」「何を考えているのかよくわからない」と思われてしまい、陰気な人だといわれてしまうのでしょう。
自分の価値観に固執している
なかには、自分の価値観に固執している人もいるでしょう。
陰気な性格の人は、プライドが高く、他人の意見を素直に取り入れられないことが多いです。
そのため、誰かに指摘されても自分の考えを変えることができません。
あまりにも自分の価値観に固執していると、周囲から頑固で視野が狭く陰気な人だなと思われてしまう原因になってしまいます。
なんでもマイナス思考
なんでもマイナス思考になるのも陰気な人の特徴です。
陰気な人は過度に心配性だったり、慎重になりすぎたりする傾向にあります。
そのため、たとえ小さなことでも「なんとかなるさ」と気軽に考えることができず、心配してしまうのです。
悪い方へ悪い方へと考えを巡らせているため、常に心配事を抱えていて不安そうにしていると、周囲から陰気な人だと思われてしまいます。
自分を卑下し否定する
陰気な人は自分を卑下し、否定することも多いです。
陰気な性格の持ち主は、基本的に傷つきやすいため、相手から何か指摘されて傷つく前に自分を卑下し否定してしまいます。
先に自分を否定しておけば、後から他人に何か言われても心のダメージが少なくなりますよね。
このように自分が傷つかないように、先に自分を否定してしまうのが陰気な人の特徴です。
他人を羨み嫉妬する
陰気な人の特徴に他人を羨み嫉妬することもあげられます。
自分に自信が持てず、常に劣等感を抱えている陰気な性格の人は、他人を「いいな」と思ってしまうことが多いのです。
羨ましいと思っているだけなら良いのですが、度を越して羨んでしまうと、嫉妬に発展することも。
そうすると暗い気持ちになり、周囲からもネガティブな人だと思われてしまうでしょう。
突然怒り出す
陰気な人の中には、突然怒り出す人もいます。
普段から自分の気持ちをストレートに表現することが苦手なため、嬉しい気持ちなどポジティブな気持ちだけでなく、不満や怒りもため込んでしまう人が多いです。
溜まり溜まった不満が爆発し怒ってしまうと、周囲に引かれてしまう可能性もあるでしょう。
また、誰かに怒られたり否定されたりするのを恐れるあまり、逆ギレする人もいるようです。
自分の世界観に閉じこもる
自分の世界観に閉じこもるのも陰気な人の特徴です。
自分の世界観に閉じこもっている限り、誰かに指摘されたり、考え方を変えたりしなくてはいけない場面は少ないですよね。
そのため頑固で、人の意見を素直に聞き入れるのが苦手な陰気な人にとっては、自分の世界観に閉じこもっている方が楽なのです。
空気を読めない(下手)
空気を読めず、人間関係を築くのが苦手な人も多いです。
陰気な人は、自分の気持ちに正直なので、集団の中で行動するのが苦手な傾向にあります。
自分の気持ちに従って行動しているので、相手に合わせたり、話題を作ってコミュニケーションを取ったりすることができません。
また、大人ならその場の空気を読んで、自分が辛い時でも笑顔でいることができるものですが、陰気な人は辛い時や悲しい時にその気持ちを隠すことができず、暗い性格だと思われる場合も多いのです。
陰気な人と思われる5つの特徴
陰気な性格を示す言葉に「陰キャ」という言葉があります。
自分では感じたことはなかったけれど、周囲から「陰キャだよね」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか。
どうして自分が陰キャと言われたのかわからない、という人は自分が周囲からどう見えているのかを客観的な視点で見つめ直してみましょう。
ここからは、陰気な人と思われる5つの特徴を紹介します。
笑わない(つまらなさそう)
あまり笑わないと、陰気な人だと思われてしまうでしょう。
普段からポーカーフェイス気味で気持ちを顔に出すのが苦手だと、相手からいつも不機嫌そう、暗い性格なのかなと思われてしまいます。
無理に明るく振舞う必要はありませんが「おはよう」「また明日」など挨拶をする時に、真顔ではなく笑顔になれるように心がけるだけでも印象が変わりますよ。
根暗そう
根暗そうに見える人も、陰気な人だと思われがちです。
ここでの根暗とは、自分以外の人が幸せになるのが許せなかったり、SNSなどに匿名で悪口を書いていたり、周囲の不幸を楽しんでいるような性格のこと。
他人の幸せを楽しんでいるような人は、明るくてポジティブな性格の持ち主には見えないですよね。
自己評価が低い
自己評価が低い人も陰気な人だと思われてしまいます。
陰気な人は、せっかく誰かが褒めてくれても「どうせお世辞でしょ」と思って素直に受け入れられないことが多いです。
「どうせ私なんて」という気持ちを持っていると、自然と暗い雰囲気になるため、周囲からも陰気な性格だと思われてしまいます。
大勢で過ごすのが嫌い
大勢で過ごすのが嫌いだと、陰気な人と思われる可能性があります。
陰気な人は人に合わせて行動したり、空気を読んだりするのが苦手なため、一人で過ごすことが多いです。
たとえ複数の人と一緒に過ごしていても「早く一人になりたいな」などと思っていることもあるでしょう。
そのため、周囲の人からは協調性がなくて陰気な人と思われてしまうのです。
全然変化がない
全然変化がない場合も、陰気な人と思われる特徴です。
陰気な性格の人は、変化を嫌う傾向にあります。
生活習慣や服装、髪型など、少しでも変化があると、周囲からどう見られるかなど他人の評価が気になってしまうのです。
あまりにも変化がないと周囲からは、トレンドに興味がないオタクで陰気な人だと思われてしまいます。
陰気な人と思われないための対処法
職場の人や友人から「陰気な性格だね」「陰キャだよね」などと言われてショックを受けた経験がある人もいるでしょう。
しかし、どうすれば周囲から「暗い」と思われなくなるのかわからないですよね。
日頃のちょっとした行いで陰キャから抜け出すことができるかもしれません。
早速、陰気な人と思われないための対処法をみていきましょう。
笑顔でいる時間を増やす
普段から笑顔でいる時間を増やすようにしましょう。
ニコッと笑うようになると、相手からいつも不機嫌そう、暗そうなどと思われることが少なくなります。
陰気な人たちの中には、そもそも笑うのが苦手な人も多いかもしれません。
しかし、無理にでも笑顔を作るようにすると、自然と気持ちも前向きになりますよ。
陽気な人と一緒に過ごす
陽キャ・根明と言われるような陽気な人と一緒に過ごすのも効果的です。
人は長時間一緒にいる人に影響を受け、自然と仕草や考え方などが似てくると言われています。
前向きで社交的な人と一緒にいると、元気をもらえて、ポジティブな気分になりますよ。
また、陽気な人と行動を共にすることで、その人の考え方がわかるようになり、自分も前向きな考え方を取り入れられるようになることもあるでしょう。
見た目を変えてみる
改善方法として見た目を変えてみるのも良いでしょう。
陰気な人は、なかなかイメージチェンジができません。
また、自分に自信を持てない人が多いので、暗めの色の服を好んで着ていたり、いつもうつむきがちな人が多いです。
陰キャを脱出するためには、明るい色の服を着たり、髪型を変えてみるなど今までと全く違った雰囲気にイメージチェンジしてみるのも良いですよ。
職場にいる陰気な人への対策方法
職場に陰気な人がいて嫌だなと感じている人もいるかもしれません。
いつもネガティブな人と一緒に仕事をしていると、自分自身も気分が落ち込んでしまいますよね。
友人なら避けることができますが、職場ではどうしても長時間一緒に過ごさなければならないこともあるでしょう。
陰気な人とどう付き合っていったら良いかわからないという人のために、ここからは職場にいる陰気な人への対処法を紹介します。
平然とした態度で対応する
平然とした態度で対応するようにしましょう。
陰気な人に嫌がらせをされたり「どうせ自分なんて」と愚痴られたりすると、どう答えたら良いかわからなくなりがちですが、スルーしてあえて丁寧に接するのがおすすめです。
自分も一緒にネガティブな気持ちになると、相手からの態度も次第にエスカレートしてしまいます。
何をされても、何を言われても、嫌な気持ちはグッと堪えて平然とした態度をとるようにしてください。
スキルアップのため勉強する
スキルアップのための勉強をするのもおすすめです。
陰気な人がネガティブなことや自分を卑下するような発言をする理由の1つに、相手をライバルとして意識している可能性があります。
相手と圧倒的な差を付けてしまえば、相手も何も言えなくなるでしょう。
また、勉強に集中することで嫌がらせをされても気にならなくなったり、スキルアップして知識が増えれば世界も広がりますよ。
嫌なことはハッキリ伝える
嫌なことはハッキリ伝えることも大切です。
特に裏でコソコソと悪口を言われているなど、嫌がらせを受けている場合は、思い切って「どうしてそんなことするんですか?」と聞いてみましょう。
陰気な人は、裏でコソコソするのは得意ですが、面と向かって何かを言われるのは苦手です。
嫌なことをハッキリ伝えることで、嫌がらせをやめてもらえる可能性は高いですよ。
陰気な自分を卒業したら、素敵な出会いが訪れるかも
陰気な自分を卒業できれば、異性の評価も急上昇です。
思いがけない素敵な出会いに恵まれるかもしれません。
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陰気な自分を変えて、素敵な恋人を作りましょう!
陰気な人は親しみやすさを意識しよう!
暗くて後ろ向きな性格の人を陰気な人といいます。
陰気な性格の人は、自分の気持ちを素直に伝えるのが苦手だったり、なんでもマイナス思考に考えてしまったりするのが特徴です。
普段からポーカーフェイスが得意であまり笑わない人や「どうせ自分なんて」が口癖で自己評価が低い人は周囲から「陰気だな」と思われてしまうので注意しましょう。
また、職場に陰気な性格の人がいて、嫌がらせを受けて困っている場合は、思い切ってハッキリと嫌なことを伝えてみるのがおすすめですよ。
- 陰気な人とは、暗くてネガティブな性格の人のこと
- 自分の価値観に固執していて、なんでもマイナス思考の人が多い
- 陰気な人は笑顔が少なく、大勢で過ごすのが嫌いな傾向にある
- 陰気な性格と思われないためには、笑顔で過ごす時間を増やそう