「気前がいい」ってどんな意味?気前がいい人の特徴や心理を徹底解説!
みなさんは「気前がいい」といわれるとどんな気分になりますか?
太っ腹で経済的な余裕がありそうですが、浪費家のイメージもあって、周りからどう思われているかが気になりますよね。
結論からいうと、気前がいい人は男女を問わず人気者が多いです。
今回の記事では、気前がいい人の特徴とその心理を解説していきます。
誉め言葉?嫌味?「気前がいい」とは
まずは「気前がいい」という言葉について説明します。
言葉の意味
「気前がいい」の意味は、次のとおりです。
- 金銭などを出し惜しみしない
- さっぱりとして、後腐れのない様子
類語として「器が大きい」「包容力がある」などが挙げられますが、どれもポジティブな意味合いですね。
「気前がいい」という言葉は、金銭的な余裕に限らず、精神的な余裕があるというニュアンスもあるため、基本的に褒め言葉として捉えていいでしょう。
反対語
気前がいいの反対語は「ケチ」「渋い」などがあります。
出すべきお金や物に対して、必要以上に惜しむ体質や様子を表しています。
こちらは嫌味な意味を持つ言葉になりますね。
例文
「気前がいい」という言葉は、お金や物を提供する行為に使われることが多いです。
また、その人のサービス精神を表す言葉でもあります。
いくつか具体的な言い回しの例を紹介します。
- 全員分のお会計を、気前よく支払った
- 気前のいい彼氏が、高価なネックレスをプレゼントしてくれた
- 休みの日にも関わらず、気前よく仕事の相談に乗ってくれた
押しつけがましさのないスマートな行動や人、といった印象を受けますね。
これはモテる!気前がいい人の特徴
気前がいい人は、その性格や行動で、周りを引きつける魅力があります。
そんな気前がいい人の特徴を5つ紹介していきます。
気配り上手
気前がいい人は、相手の気持ちをよく考えていて気配り上手な人が多いです。
会社の同僚が悩んでいるときに、缶ジュースを渡しながら「どうしたの?」と声をかけるなど、さりげない気配りができます。
そのため、周囲からは「スマートな人」「周囲を見渡せる人」と思われています。
サービス精神旺盛
気前がいい人は、サービス精神が旺盛で周りを喜ばせることが得意です。
誕生日や何かめでたいことがあったときは、サプライズで誰かをお祝いすることが好きで、相手のためにお金を出すことを惜しみません。
また、お金以外にも周りの人がどうしたら喜んでくれるのかと考えるので、普段から相手に合わせた面白い会話を繰り広げることができるのです。
器が大きい
些細なことにイライラしないような器の大きさがあることも、気前がいい人の特徴です。
他人のミスにお金が絡んでいても、怒りをぶつけることがありません。
「職場の部下に買い物をお願いしたら、想像と違うものを買ってきた」というシチュエーションでも「こっちも欲しかったものだから、ありがとう」と相手を責めることなく、感謝の言葉を伝えてお金を支払える優しさがあります。
他人の失敗を許せる寛大さから、リーダーとしての信頼も厚いです。
経済的余裕がある
気前がいい人は、収入が高く経済的に余裕がある人が多いです。
「次の給料日まで、お金を節約しないと生活できない…」という状態では、どうしてもお金に対する執着が出てきますよね。
お金に困らず日々を過ごしているからこそ、心のゆとりがあり、自分自身が豊かだからほかの人にも気前よくお金を使うことができるのです。
さっぱりした性格
気前がいい人は、お金・物・人に執着しすぎない傾向があり、さっぱりとした性格をしています。
具体的には、次のような特徴があります。
- 全員分のお会計を、気前よく支払った
- 気前のいい彼氏が、高価なネックレスをプレゼントしてくれた
- 休みの日にも関わらず、気前よく仕事の相談に乗ってくれた
このようにさっぱりした性格は、周りの人に好印象を与えやすく、良好な人間関係を築いている人が多いです。
気前がいい人の心理
気前のいい人は、日頃からどのような考え方をしているのか気になりますよね。
そこで、気前がいい人の心理を紹介します。
経験や感情を一緒に分かち合いたい
気前がいい人は、楽しい時間をほかの人と共有したいという気持ちが強いです。
一人で楽しむよりも、恋人や友達と一緒に美味しいものを食べたり、話題の映画を見たりして、感想を共有することに幸せを感じています。
一緒に過ごす時間の価値が、お金よりも大切なため、金銭面でケチケチすることがないのです。
見返りは期待していない
気前のいい人は「ご飯を奢れば、お願いごとがしやすくなる」などの損得勘定がなく、相手に見返りを求めません。
見返りを求めずほかの人のためにお金を使う理由は、純粋に相手を喜ばせたいという気持ちが強いからです。
裏表無しに相手のことを考えられるからこそ、周囲から気前のいい人と思われています。
それに、見返りを期待していると、思っていたようなリアクションが返ってこなかった場合、「この人に奢っても自分に得がないから、次からは奢らない」という考えにも繋がって、気前のいい人ではなくなってしまいます。
お金を循環させたい
気前がいい人は「お金を使っても、いずれ自分のところに返ってくる」という、お金を循環させる思考を持っています。
「日本や世界の経済を回すにはお金を滞らせるより使うべき」という思考から、それを体現するようにお金を使うのです。
お金がいずれ自分のもとに返ってくると考えることで、ときには豪快にお金を使うこともできるでしょう。
今を楽しみたい
気前がいい人の中には、将来のための貯金より、今を楽しむことを重要視している人もいます。
未来のことはどうなるかわからないため、今しかできないことを全力で楽しむのです。
たとえば、気前がいい人・悪い人の違いは「本当はこのお店のディナーが良いけど、高そうだな…」と思ったときに、我慢して別の店に行くか、自分の気持ちを優先して高級ディナーにお金を使えるかといった点にあるでしょう。
今を楽しむことにフォーカスしているため、計画性に欠ける行動も多いかもしれません。
見栄を張りたい
気前がいい人には、「かっこよく思われたい」「太っ腹に見られたい」と見栄を張りたがる心理があることも考えられます。
とくに職場の後輩と食事をしたときや、男性が好きな女性とデートに行ったときは、見栄を張りたくなるものです。
見栄を張りたい心理から、多少の無理をしてでも気前よく振る舞うことができます。
自分を大きく見せる行動から、実は小心者だったりする可能性も…。
「気前がいい人」として好印象を与えるには?
気前がいい人は、基本的に周りの人からモテモテです。
しかし、お金の使い方によっては悪い印象を与えてしまうこともあります。
気前がいい人として好印象を与える方法を4つ紹介します。
お返しとしてお金を使う
ナチュラルに好印象を与えるためには、何かのお返しとしてお金を使うとスマートです。
お返しを理由にお金を使うと、相手も受け取りやすいですし、律儀な人という印象を与えられます。
たとえば、「仕事を手伝ってくれてありがとう、晩ごはんをご馳走するよ」といって、さらっと誘われると好印象ですよね。
相手が受け入れやすい金額がベスト
気前のよさをアピールしたいからといって、あまりに大きな金額だと、相手が恐縮してしまいます。
それに、いつも大きな金額を奢る関係性が続くと、「いつもお金を払ってくれて申し訳ないな」「こんなに奢られると、何かお返ししないといけないかな」と、相手に負担を感じさせてしまうかもしれません。
また、知り合って間もない相手に大金を使うと、「なんか裏がありそう」と疑念を抱かれる恐れもあります。
ちょっとしたご飯のお会計や、お菓子のプレゼントなら、相手も受け入れやすく、余程のことがない限り拒否されることはありません。
金額面でも相手に気遣いができれば、気前がいい人として好印象を持ってもらえるでしょう。
空気を読んでお金の使いどきを逃さない
気前がいい人として好印象を与えるには、絶妙なタイミングでお金を使うことが重要です。
「なんだか落ち込んでそうだから、美味しいものを食べさせてあげよう」「今回は自分が会計を済ませたほうがスムーズだ」など、周囲の人の感情にアンテナを張っていれば、気前がいいお金の使い方ができます。
また、相手がお手洗いに行っている間にさらっとカードで支払いを済ませているなど、お会計の瞬間までスマートだと、品がよくより好印象です。
恩着せがましいことを言わない
「前に奢ってあげたことあったよね」といったように恩着せがましいことを言われると、見返りを求めているような感じになり、残念な印象を与えてしまいます。
また、「前にご馳走したカフェにまた行こうね」「プレゼントしたバックの使い心地はどう?」などと、さらっと発言してしまう人もいますが、嫌味に受け取られる可能性もあります。
「ご馳走した」「プレゼントした」という言葉がなくても会話は通じますので、恩着せがましくなるワードは言わないようにしましょう。
気前よく振る舞う前後のタイミングで、「ここは自分が出すよ」「払っといたから」などとしつこくアピールするのも、避けたほうが無難です。
気前がいい人はスマートでかっこいい!
本当に気前がいい人は、周りの人を楽しませたい気持ちから、気分よくお金を使っています。
気配りに長けているため、誰からでも信頼され、かっこいい印象を与えるのです。
しかし、その気配りが欠けてしまうと、恩着せがましい嫌味な人になってしまうので注意してください。
相手の感情を考えて、気前がいいスマートな人を目指しましょう。