父親を嫌いになる原因って?娘・息子に試して欲しい5つの対処法を紹介
「父親のことが苦手…」「できれば喋りたくない」と嫌っている人もいるのではないでしょうか。
成長期に父親を煙たい存在だと感じることは珍しくないものの、大人になってもその感情が継続している人も中にはいます。
「嫌いな気持ちをどうにかしたい」「仲が良かった頃に戻りたい」と関係を修復したいと思ってはいてもなかなか一歩踏み出せないこともありますよね。
この記事では、父親を嫌いになってしまう8つの原因、父親嫌いがもたらす悪影響、さらには対処法まで紹介していきます。
父親嫌いを克服したい人はぜひ参考にしてくださいね。
Contents
父親を嫌いになるのはなぜ?8つの原因
「母親は好きだけど父親は嫌い」なんて人も意外と多いですが、父親が嫌われるのはなぜなのでしょうか。
父親を嫌いになってしまう8つの原因を解説します。
頑固者ですぐ感情的になる
頑固者ですぐ感情的になる父親は嫌われる傾向にあります。
人の話はほとんど聞かず気に食わないことがあれば怒りだす…そんな父親のことが理解できず、子供は嫌いになってしまいます。
「いつ怒られるかわからない」という恐怖心から父親とのコミュニケーションがうまく取れなくなってしまい、自然と親子間の距離が離れることも少なくありません。
自分の意見を押し付けてくる
父親が自分の意見ばかりを押し付けてくるのも嫌いになってしまう原因の一つです。
多少のアドバイスなら素直に受け入れられるものの、一方的に意見を押し付けられると窮屈に感じますよね。
自分の意思を尊重してくれない父親に嫌悪感を抱き、嫌いになってしまうケースも珍しくありません。
余計なアドバイスばかり
学業や恋愛など、子供が決めることに対し余計なアドバイスをしてくる父親も嫌われがち。
父親側の心理としては、可愛い我が子を心配する気持ちからつい口を出してしまいますが、ある程度の年齢になればそれがうざく感じてしまうのです。
「いちいちうるさい!」「余計なお世話」と怒りの言葉で反発してしまうこともあるでしょう。
愛情表現がうっとうしい
手を繋ぐ、抱きしめるなどの父親からの愛情表現をうっとうしく感じ、それが嫌いな気持ちへと繋がってしまうケースも多くあります。
愛情不足も深刻な問題ですが、思春期頃になると過剰な愛情表現が子供を苦しめることもあるのです。
反抗期の頃は親と距離を置こうとする子供も多いため、愛情表現が「うざい」「気持ち悪い」と感じてしまうことも少なくありません。
大人になっても子供扱い
成人しているのにいつまでも子ども扱いしてくる父親を苦手だと感じる人もいます。
親からすれば子供はいつまでも子供のままであり、可愛さのあまりいろいろと世話を焼きたくなってしまうもの。
しかし、子供側としては変わらず子供扱いする父親にうんざりしてしまうのです。
「父親は自分を大人として認めてくれない」と失望の原因になることもあります。
仕事ばかりで構ってくれない
幼児期の頃から仕事が忙しく、父親が家にいる時間が少なかったことで苦手意識を持ってしまうケースがあります。
「仕事なんだから仕方ないだろ」と、学校行事にも休日にも構ってくれない父親に不満を持ち続け、大人になってからも微妙な距離感が埋まらないことも珍しくありません。
愛されている実感がない
子供が健やかに育っていくには親からの愛情が必須です。
親はしっかり愛情を与えているつもりでも、子供が愛されていると実感できなければ親に不信感を持つでしょう。
「旅行に一度も行ったことがない」「ほとんど家にいなかった」となれば、父親に対して苦手意識を持つのも当然かもしれません。
DV・不倫など離婚に繋がるような行動
母親へのDVや不倫行為など、一歩間違えれば離婚に繋がるようなことをしている父親は子供から尊敬されません。
子供に直接危害を与えなくても、通報理由になり得るほどの危害を母親に加えていれば「パパはママを殴る怖い人」と認識します。
小さい頃のこのようなショッキングな出来事で父親嫌いになってしまい、中にはその感情が憎しみに変わる人もいます。
父親嫌いが要因で生じてしまう悪影響
父親が嫌いでもとくに問題ないと感じている人もいるかもしれません。
しかし、父親嫌いを放っておくと日常生活に思わぬ影響が及ぶこともあります。
父親嫌いが原因で生じてしまう悪影響について解説します。
家=心地良い場所じゃなくなる
家は家族がリラックスできる居心地の良い空間ですが、家族内に嫌いな人がいると居心地が悪くなってしまいます。
誰でも嫌いな人と一緒の空間にいるのは嫌ですよね。
そのため、父親がリビングにいるとその空間を避けるようになってしまい、いつしか自分の部屋にこもりっぱなし…なんてケースも。
くつろげるはずの我が家で気を張った生活をすることになり、だんだんストレスが溜まってしまいます。
恋愛や結婚について話しづらくなる
父親嫌いの人は、恋愛や結婚について話しづらくなるというのも懸念点です。
恋愛の話であれば母親だけにしても構いませんが、家庭を持つとなると母親一人にだけ話すわけにもいきません。
「恋人の存在を伝える」「結婚の挨拶の段取り」など、仲が良ければ問題なく進むことですが、父親が嫌いだとその話もスムーズにいかなくなります。
このようなことから、恋愛や結婚に悪い影響が出てしまうことも考えられるのです。
娘の場合男性嫌いに繋がってしまう可能性も
父親というのは娘にとって一番身近な異性、父親をもとに男性のイメージが出来上がるといっても過言ではありません。
そのため、父親に苦手意識がある女性は他の男性に対しても「どうせあの人も父親と同じなんだ」と思い込んでしまいます。
どの男性に対しても悪いイメージが先行してしまい、その結果男性嫌いに繋がってしまう可能性があるのです。
そうなると結婚はおろか恋愛もできなくなってしまうため、やはり父親嫌いは改善した方が良いといえます。
父親嫌いを克服したいあなたへ!対処法まとめ
「親子だからいつまでも嫌いな気持ちを引きずりたくない…」そう思ったら父親嫌いを克服する対処法を実践してみましょう。
最後に5つの対策方法を紹介するので、できることから始めて父親嫌いを克服してくださいね。
嫌なところは正直に伝える
父親の嫌なところは、正直に伝えてみてください。
言葉にして伝えることで父親自身も気付いていなかった悪い部分に気付き、改善されるかもしれません。
勇気がいる行動ですが、思い切って伝えることで関係修復の第一歩になりますよ。
過剰な期待はしない
誰にでも少なからず理想の父親像があるもの。
しかし、父親が理想通りの接し方をしてくれるとは限りません。
あなたが過剰な期待をしているせいで、父親の欠点に目がいきやすくなっている可能性も考えられます。
「人間だからこんなこともあるよね」と寛容な心を持つことで、父親に対する苦手意識が自然と和らいでいくでしょう。
良い思い出を書き出してみる
いくら父親嫌いの人でも、幼少期の頃からこれまでに父親との良い思い出がいくつかあるでしょう。
それを思い出してノートにひとつずつ書いてみてください。
- 誕生日に大好きなキャラクター商品を用意してくれた
- 読書感想文を書くときに人気著者の本を教えてくれた
- 一緒に虫取りに行ったとき捕まえ方を教えてくれた
- 専門家顔負けのケーキを作ってくれた
このように些細なことで良いので、思いつくだけ書き出してみるのがポイント。
良い思い出がよみがえってくれば、父親の良い部分も思い出すことになります。
良い部分を再認識できれば、父親に対する苦手な気持ちも薄れていくでしょう。
家族に相談してみる
自分からなかなか行動できないという人は、母親や兄弟、父方の祖父母など父親以外の家族に相談してみることもおすすめです。
これまで父親が嫌いな気持ちを一人で溜めこんでいたのであれば、一度吐きだしてみましょう。
話を聞いてもらうだけでもすっきりしますし、思わぬアドバイスをもらえるかもしれません。
とくに母親は父親と夫婦関係にあるので、子供たちが知らない良い部分を知っていることでしょう。
一人で抱え込まず、周りを巻き込むことで関係性が良い方向に進むこともありますよ。
物理的に距離をとることも大事
父親嫌いを克服するために頑張ってみたけれど、それでも上手くいかない…と行き詰まった場合には、物理的に距離をとることも視野に入れましょう。
生まれてからずっと実家暮らしという人は、一人暮らしを始めてみるのも一つの方法です。
離れて暮らすことで関わりが減りストレスもなくなります。
また、父親との関係性についても冷静に考えられるようになるでしょう。
「離れてみたら意外と寂しい」「自分にも悪い部分があったかな」と新しい気づきのきっかけになるかもしれません。
父親嫌いを少しずつ克服して良好な家族関係を築きましょう!
「どうしても父親が好きになれない」「父親と話すのが苦手」と父親が嫌いな息子・娘は珍しくありません。
しかし、お父さんという存在はあなたにとって世界で一人だけ。
せっかくなら良い関係性を築いていきたいですよね。
急に仲良くなるのは難しいかもしれませんが、関係修復に向けて少しずつでも行動していくことが大切です。
今回紹介した対処法を実践して、父親嫌いを徐々に克服していきましょう。
父親と良好な関係を築ければ、家が居心地の良い空間になるだけでなく、父親とのコミュニケーションも楽しくなります。
恋人の紹介や結婚の挨拶も躊躇する必要がなくなるため、あなた自身の幸せにも繋がりますよ。
ぜひ父親嫌いを克服して良好な家族関係を築き、自分自身の幸せも掴んでくださいね!
- 父親を嫌いになる原因は「頑固者ですぐ感情的になる」「愛情表現がうっとうしい」など
- 父親嫌いを放っておくと「家=心地良い場所じゃなくなる」「恋愛や結婚について話しづらくなる」などの悪影響が生じてしまう
- 父親嫌いを克服するには「嫌なところは正直に伝える」「家族に相談してみる」などの対処法を実践してみよう