「妄想癖」がある人の特徴7選!妄想する人の心理や妄想癖の治し方も解説

多かれ少なかれ、人は誰でも妄想することはあります。ただし、それが癖になっていると日常生活に支障をきたすことも…。
今回の記事では、妄想癖がある人の特徴や心理、直し方について解説していきます。
妄想癖に困っている人や思い当たる人は、ぜひ最後までご覧ください!
Contents
「妄想癖」の意味とは
妄想とは、ひっそりと本人の脳内で繰り広げられている想像のことです。「○○だったらいいな~」と頭の中でイメージすることを指します。
それが「癖」になってしまうと、あたかも現実に起こった出来事かのように認識し、周囲の人にさも真実かのごとく話すことがあります。
事あるごとに妄想することが習慣になっているため、現実世界と混同してしまいやすいのが妄想癖の怖いところです。
ちなみに、ただ単に楽しい妄想をする癖があるだけで、現実と想像の区別がしっかりできている人でも、自身に対して「妄想癖がある」と認識している場合もあります。
進行すると病気として扱われることも…
「妄想」は精神医学用語でもあるのですが、妄想癖がさらに進行すると対人関係・人間関係のバランスが崩れ、しまいには精神病棟に入院…なんて話も珍しくありません。
軽い妄想程度ではなく、日常生活を送ることが困難ともなると、統合失調症や発達障害などの立派な「病気」として扱われるでしょう。
そうなると治療法が必要になってきますが、本人に自覚症状がない場合は、それを受け入れるのは困難かもしれません。
虚言癖との違い
妄想癖はあくまで「本人の脳内での想像を真実として認識することがある」ということから、発言したり行動に移したりすることがあるのですが、虚言癖は違います。
虚言癖とは、自分を大きく見せたい気持ちや、守ろうとする防衛本能から嘘をつく習慣がつき、無意識に嘘をつくのが癖になっている人のことを指します。「息を吐くように嘘をつく」というイメージです。
この人間の性質は、1891年にドイツの心理学者アントン・デルブリュックによって提唱されました。
また、虚言癖の症状は「統合失調症」「反社会性パーソナリティ障害」と関係する場合もあります。
【自己診断】妄想癖がある人の特徴7選
妄想癖がある人には、共通する特徴がいくつかあります。
自分自身が軽度であれ重度であれ、妄想癖があるのかどうかチェックを兼ねて見ていきましょう!
何かに夢中になっている
妄想癖がある人は、何かに取り憑かれたのか?というほど熱中し夢中になる傾向があります。
周りの目も気にせず大胆な行動をとったりするなど、人が変わったようになるのが特徴です。
恋愛、仕事、趣味…どんなことであれ、夢中になれる物事に対して理想を思い描くのは、自然なことかもしれません。
ただ、今やらなければいけないことを後回しにして、夢中になっていることを優先してしまい、日常生活に影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。
終始ニヤニヤしている
妄想をして脳内で面白い展開になってくると、とくにエッチなことを考えているわけでもないのに、思わず顔に出てしまうことがあります。
恋愛ドラマや映画の主人公を自分に置き換えるなど、それは楽しい妄想ですよね。
しかし、頻繁に笑みを浮かべていると周りの人たちに、「いつもニヤニヤしてて怖い」と思われ、「異常者」というネガティブな印象を与えてしまうことも…。
重度の人の場合、妄想が加速して興奮し、声まで漏れるようになるでしょう。
1人でいる空間でなら何も問題はありませんが、会社や学校、外出先など他の人がいるところでもやってしまうと重症かもしれません。
非現実的なことに惹かれる
妄想癖がある人は、非現実的なものに惹かれてどっぷりハマる傾向があります。
たとえば二次元や占い、幽霊的なものに興味があり、のめり込むことも少なくありません。現実ではないからこそ、自由にどこまでも想像を広げることができて、とにかく楽しいのです。
これは中二病が見られる大人にも該当します。非現実的なことばかり追い求めていると、周りから「現実逃避している」と思われることもあるでしょう。
心配性な性格
心配性な性格の人は妄想癖が強い傾向にあります。
それは、いつでも不安な気持ちでいっぱいだからです。その不安な気持ちをごまかすために、自分の世界に閉じこもって結果的に妄想に走ってしまうのです。
このケースの人は、まずい予感がしたときはもちろん、告白成功などの喜ばしいことが起きたとしても、「でもすぐに振られるかも…」と悪い方向に妄想力を働かせる傾向があります。
独特な世界観や価値観を持っている
妄想癖がある人は、他の人にはないような独特な世界観や価値観を内に秘めていることも特徴的です。
人の価値観や思考回路は十人十色とはいえ、個性的な考えはときに異質に見られます。
独特すぎる思考は、他者から受け入れられにくいため、「誰も理解してくれない」と強く思うようになり、妄想の世界へ逃げ出します。
それが習慣化するとますます人とのコミュニケーションがとれなくなり、妄想に走ってしまうのです。
ストレスや欲求が溜まっている
生きているとさまざまなストレスが降り掛かってきます。
「本当はこうしたいのに!」という欲求やストレスが溜まっている人は、自己防衛が働き、妄想することで心のモヤモヤから一時的にでも逃れようとするのです。
お金もかからず自分の思い通りにことが運ぶ脳内の世界で、ストレス発散したり欲求不満を解消したりしています。
思い込みが激しい
想像力豊かな妄想癖が強い人は、思い込みが激しい傾向にあります。
周囲に言われたなんでもない一言を「もしかたら…」と、悪い意味で受け取ったり、良い意味で受け取ったりしがちです。そして勘違い状態で妄想をスタートさせてしまうのです。
すぐ「あの人自分のこと好きなのかも?」とポジティブに考え妄想を働かせがちな人は、ストーカー予備軍かもしれません。
現実逃避まっしぐら!妄想する人の心理
妄想する人にはどのような心理が働いているのでしょうか。
妄想癖がある人に考えられる心理を5つ解説します。
脳内シミュレーションしてわくわくしている
妄想する人は脳内シミュレーションをすることで、気分を高めています。
「もしか何かあったら…」「こうなるかもしれない」という心理が働き、仕事でもプライベートでも妄想を楽しんでいるのです。
恋愛においても勝手に「あの子と付き合ったら…」と脳内シミュレーションしてわくわくしています。
とくに女性に多いことですが、「もし○○さんと付き合ったらさ、めっちゃリードしてくれそうじゃない!?」と妄想トークに花を咲かせる時間は最高にハッピーですよね。
ぼーっとすることでリラックスしたい
ストレスを抱えた妄想癖がある人には、心身共に休む目的として、ただぼーっとリラックスしたいという心理があります。
浴槽でリラックスできるBGMをかけながら「高級ホテルで私は優雅に過ごしている」という妄想をして、心身を癒やしていくのです。
アロマなどのリラックス効果のあるアイテムを使いながら妄想することが多い人は、ゆっくりした時間が至福のときだと考えています。
寂しさを紛らわせたい
妄想する人には、自分の中にある寂しい気持ちを紛らわしたいという心理があるケースもあります。
とくに片思いや遠距離恋愛をしている人は、好きな人や恋人との幸せなデートを妄想することが多いのではないでしょうか。
二次元のキャラクターや芸能人が好きな人も、「憧れの人にこんなことを言われたら…」と妄想して、会うことができない寂しさや悲しさを払拭しようとするのです。
周りから注目されたい
妄想する人の中には、自己顕示欲が強く、人に注目されたいという心理がある人もいます。
虚言癖に近いところもありますが、妄想を現実として周囲に語ることで「変わった人」「またやってるよ」という白い目で見られても、「自分は注目されている!」と良い気分になるのです。
どんな形でも周囲から注目されたい人は、そこまで妄想癖がないのに演じている可能性もあります。
完全に無意識
妄想する人の多くは、望む未来や、逆に最悪な事態などを思い描きますが、「こうなったら」という明確な理由がなく、ただぼーっと無心でいるときに無意識レベルで妄想がスタートしているパターンもあります。
そこに特別な理由はなく、本当に気付いたら頭の中が想像でいっぱいなのです。
日本を出て海外旅行を楽しんだり、恋人ができたり、魔法使いになったりと、妄想のジャンルはさまざまです。
妄想癖の治し方
「いつでもどこでも妄想してしまって、他のことが手に付かない!」「できることなら治したいけど、諦めるしかないの?」と悩んでいる人はいませんか?
妄想癖はある程度自分で治すことは可能です。
下記の妄想癖を治す方法をぜひ参考にしてみてください。
妄想するタイミングや内容を自己分析する
自分がどんなタイミングで、どんな内容を妄想しているのか冷静に分析してみましょう。
恋愛関係や仕事関係など、どんなシーンで妄想してしまうのか、まずは自分の思考癖を知ることが大切です。
頭の中だけで整理すると改善しにくいので、紙に書いて可視化して整理するのがおすすめです。
主観的だった部分を客観視することで、自分自身に納得したり改善ポイントが明確に見えてきたりします。
すぐに治るわけではありませんが、積み重ねていくと改善する可能性があるので、ぜひ試してみてください。
現実世界に好きなものを増やしていく
妄想癖がある人は、非現実的な人や物事が好きな傾向にあります。
そのことが原因で妄想の世界に浸ってしまう人は、現実世界に好きなものを増やしていくことがおすすめです。
イラストを描いたり、歌を投稿してみたり、運動をはじめたり…前から気になっていたけど踏み出せていないものがあれば、ぜひ挑戦してみてください。
料理教室やジム通いなど、人とのコミュニケーションがとれるような趣味もおすすめです。
無理して自分の興味ないことを好きになれとは言いません。
あなたがハマりそうなもの、好きになりそうなものを妄想以外で探し出し、それを楽しむことで、妄想する時間が自然と減っていくはずです。
積極的に人と会うようにする
妄想するということは、ある程度時間があるということです。
毎日1人で妄想の中に閉じこもっていると、どうしても人と会って話す機会がなくなります。だからこそ、積極的に人と会ってリアルを生きましょう。
また、前述した通り、人とコミュニケーションがとれる趣味を見つければ、自然と友人もできるはずです。
気軽に話したり遊んだりできる関係になれば、妄想に頼らず現実世界を楽しんでいけるでしょう。
目の前にいる相手の気持ちを考慮する癖をつける
妄想癖がある人は、つい主観的な思考回路で自己中心的な部分があります。そうなってしまえば周囲とはますます距離ができてしまいます。
良好な人間関係を築くためにも、誰かと接するときに「この人は今どんな気持ちなんだろう」「どうしてほしいんだろう」と、相手の気持ちになって考える癖をつけましょう。
唐突に妄想話をしたらドン引きされる可能性もあるので、発言する前に一呼吸置いて、自分を客観視してみてください。
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楽しめる妄想は心を潤す
妄想癖を必ず治した方がいいのか?と聞かれれば、程度にもよります。他人に迷惑をかけ、日常生活がままならないほど重度であれば改善すべきでしょう。
ですが、気軽に楽しんでいるだけで日常生活に何も問題ない場合は、無理して妄想をやめる必要はありません。
自分の心の癒やしにもなりますし、ストレス発散にもなるので、妄想は一概に悪いとはいいきれません。
自分の中だけで完結したり、友人と妄想トークで楽しんだりできているのなら、それは心を豊かにする必要材料なので、深く考えず今を楽しみましょう!