「ハブられる」の意味とは?ハブられる人の原因&特徴・対処法を紹介
「昨日まで楽しく話していた友達が、今日はよそよそしい気がする」
「ママ友の集まりに自分だけ呼ばれなかった」
「上司と喧嘩したあと、周りが離れていった」
このように辛い経験をしたことはありませんか?
一度でも周りからハブられてしまうと、会社や学校の中で生きていくのはとても大変です。
日常生活でハブられることを避けるには、一体どうしたらいいのでしょうか。
今回は、ハブられてしまう人の原因や特徴、その対処方法について紹介します。
現在苦しい環境にいる人も、この記事を読んでぜひ実践してみてください。
Contents
「ハブられる」の意味とは
まず「ハブられる」とは、仲間外れにされることを意味します。
周りから無視されたり、グループの中で自分だけ遊びに誘ってもらえなかったりと、シチュエーションはさまざまです。
また「ハブられる」の語源は、一説によると「村八分」という言葉が有力説のようです。
江戸時代以降、村のルールに違反した者は、村ぐるみでその家族と絶交する、という風習がありました。
この私的制裁、つまり仲間外れにする行為を「村八分」といいます。
もしこの言葉が語源になっているのであれば、「むらはちぶにする⇒はぶる」というように変化して生まれた可能性が高いです。
現在でも、ルールや規律を守らないような少し変わった人がいると、自然と距離を取り、グループから追い出そうとする力が働きますよね。
それは、この風習が強く根付いていることが原因かもしれません。
また、「ハブられる」と聞くと子供がやることだと思われがちですが、社会人でも変わりません。
性別も年齢も関係なく、職場の中で目にあまる行動をすると、辛い状況に立たれてしまうことが多々あります。
ハブられる原因
ある日突然、楽しくおしゃべりしていた人たちからよそよそしくされてしまった…という状況はいつでも起こりかねません。
また、学生時代でも社会人でも、毎回周りからハブられる人もいるでしょう。
そのような場合、主に3つの原因が考えられます。
協調性がなく空気を読まないから
空気が読めない言動をしがちな人は、一緒にいる人から嫌われてしまいます。
たとえば、相手が話を終えようとしているのにしつこく話しかけてしまったり、静かな場で大声でしゃべってしまったりと、空気が読めないミスが多いと呆れられてしまいます。
というのも、日本人は基本的に表情や仕草から相手の感情を読むことが上手です。
それは、空気を読む文化が影響しているからでしょう。
だからこそ、当然のように相手にも空気を読んだ行動を求めてしまうことがあります。
そのため、空気に溶けこめない人が1人いると、どうしても嫌悪感を抱いてしまい、「あの人は空気が読めないからハブる」という考えが生まれてしまうのです。
さらに、KYな人は予測不能な行動をするため、危険視されることも少なくありません。
その場に適した行動がとれないと、ハブられる原因になるというわけです。
能力が高いことで嫉妬されるから
仲間外れにされるのは、ハブられる人だけが悪いとは限りません。
容姿や能力に優れていることから、嫉妬の対象となってしまうこともあります。
自分より能力が高い人がいることが許せず、「あんなやつ痛い目にあえばいいのに」という身勝手な嫉妬や妬みの感情をもつ人は一定数存在します。
もちろん相手に怒りを向けず努力に励む人もいますが、他人の足を引っ張って相手を下げ落とし、自分の欲求を満たすような人もいるのが現状です。
もし、何も身に覚えがないのに周りから冷たくされているのなら、嫉妬されている場合があります。
バレバレな嘘をつくから
言葉に嘘くささがあるとき、周りの人から信じてもらえずハブられることがあります。
たとえば、明らかに周りよりも美人な人が「私なんてブスだよ。一度でいいから○○ちゃんみたいな顔になりたい!」と言ったり、ウケ狙いで「この前犬の尻尾踏んでマンガみたいに追いかけられちゃってさ~」などと何度も話したりと、分かりきった嘘をつく人です。
そのような人は周りから信用されなくなり、ハブられる原因にもなりかねません。
「嘘も方便」とはいいますが、面白くするために話を盛るにしても、見え見えな嘘はダメです。
いい人間関係は、正直に生きることが大事なポイントなのです。
ハブられる人の特徴
学校や職場、習い事のグループなど、どの場面においてもハブられる人っていますよね。
ここからは、周囲からハブられがちな人の特徴を紹介していきます。
自分に当てはまる項目がないか、ぜひチェックしてみてください。
コミュニケーション能力が低い
会話をしていて、言葉につまってしまうことが多い人や、説明があやふやで何を言っているのか分からない人っていますよね。
コミュニケーション能力が低い人は、周りからハブられてしまう可能性が高いです。
会話をキャッチボールにたとえることがありますが、たしかに受け取りやすい場所に球を投げてもらい、それをすぐまた返す…という行為はとても気持ちがいいものです。
そのため、会話が不得意な人は「気持ちよく話ができないので疲れる」となってしまい、あまり好ましく思われません。
また、自分から全く話しかけなかったり、話しかけられても挙動不審になってしまったりする場合も、相手と上手くコミュニケーションがとれないので、敬遠されることが多いです。
ネガティブ思考
自信のない発言や悪口が多い人も、周囲からよく思われません。
たとえば、重要な役職に任命されたのに辞退してしまう人や、何に対してもネガティブ発言を連発する人を、周囲の人たちは快く受け入れることはないでしょう。
「何だかもったいない人だな…」「負のオーラが移るから側にいたくない」と、マイナスな印象をもたれるケースがほとんどのはずです。
そんなネガティブ思考の人が何かのグループに属していれば、ハブられることも珍しくありません。
誰しも、周りを笑顔にしてくれる明るい人や、プラス思考でいる人と一緒にいたいと思うものです。
そのため、ネガティブ思考であり続ければ、この先どんどん人が離れていくでしょう。
友達や同僚との付き合いが悪い
仲のいい友達や同僚ができると、「ご飯でも食べに行こうよ」「一緒に遊ぼう!」と誘われることもあるでしょう。
大抵の人は「ぜひ!」と受け入れるのですが、ハブられてしまう人は深い付き合いをあまり好みません。
一般的に都合が悪くて誘いを断るときは、「今度埋め合わせするから」と言って、後日仲間のために予定を合わせるのが普通でしょう。
しかし、ハブられる人は毎回断るだけなので、「付き合いが悪い」という悪印象を与えてしまいがちです。
これでは愛想をつかされて、周りから人がいなくなってしまうのも当然かもしれませんね。
LINEやメールの返信が極端に遅い
いつまでもLINEの返事をしない人は、ハブられることが多いです。
最近、LINEやメールの返信を極端に気にする人が増えてきました。
それはLINEに、メッセージを開封したかすぐに分かる既読機能があることが影響しているのかもしれません。
そのため、数時間返信がこないだけで「既読無視されてる」と気にしたり、「すぐに送らないと嫌われてしまう」と不安になったりする人が増えているようです。
その一方で、相手の状況を一切気にせず、返事に時間がかかる人もいます。
彼らは仕事や用事で忙しいのかもしれませんが、相手に好意的に受け取ってもらえないこともあります。
とくに重要な連絡も、2日・3日平気で放っておくようであれば、「この人がいると、みんなの予定が決まらないからハブろう…」となってしまうのです。
八方美人
どのコミュニティにも良い顔をしている八方美人タイプの人もハブられやすいです。
あっちでは「Aっていい子」と言いつつ、こっちでは「Aって最悪」と悪口を言っている人って見かけますよね。
本人は嫌われないために周りに合わせているのでしょうが、主張がころころ変わるのを同僚や友達はしっかり分かっています。
あまりにもそんな状況が続くと、「あいつは言うことがバラバラだから信用できない」「全員にいい顔するただの偽善者」と思われますし、ハブられる原因にもなりかねません。
誰しもにいい顔をしようとしても、言動に落差があると結局嫌われるので、その場しのぎで自分の意見をころころ変えるのは避けましょう。
学校や仕事でハブられたときの対処法
どんなに気を付けていても、学校や仕事場でハブられてしまうこともあります。
そんなときには、以下の3つの対処法を試してみましょう。
自己分析をする
自分の行いを振り返って、客観的に悪い部分がないかチェックしてみましょう。
たとえば、「今日は暑くて汗をかいていた。周りから清潔感がないと思われたかな?」「自分の話ばっかりで、自慢っぽく聞こえたかもしれない」など、自分に悪いところがなかったかじっくりと考えるのです。
もし気になった部分が思いつけば、すぐに改善しましょう。
ただし、この方法は相手に原因があったとしても、「自分が悪いんだ」と自身を追い詰めてしまうこともあります。
自己分析が完了したら、相手の言動も振り返り、さらに正確な原因を追求するといいかもしれません。
相手と話し合いをしてみる
ハブられた相手との関係性を修復したいなら、話し合いの場を作るべきです。
実は周りに失礼なことをしていた可能性もありますし、相手の言い分を聞けば真実に気づくかもしれません。
あなたの知る事実と食い違っていたとしても、「違う!」「そんなことしてない!」と、下手に言い訳するのは控えましょう。
もしどうしても伝えたいことがある場合は、一度相手の言葉をすべて受け入れてから言葉にするのがポイントです。
しかし、本当に悪気がなかったとしても、相手を傷つけたのであれば、反省して謝ったほうが関係を修復しやすくなります。
たとえ関係の修復に失敗したとしても、周りの気持ちに気づいてあげること自体が大事です。
今のコミュニティを離れる
自己分析しても話し合いの場を設けても、解決の糸口がつかめない場合もあります。
そういうときは、今の職場の人間関係や友人関係を終わらせるという選択も考えてみましょう。
大切なのは、今のコミュニティを去ったとしてもコミュニティは他にいっぱいある、と理解することです。
仮に今ハブられたとしても、そんなに気にする必要はありません。
あなたを大切にしてくれる場所は、いつかきっと見つかります。
だからこそ、小さなコミュニティでハブられ、心を痛める必要はないのです。
ハブられないための対策
「ハブられないように日頃から気を付けたい!」と思う人もいますよね。
最後に、グループ内でハブられないための3つの対策を紹介していきます。
笑顔を絶やさない
ハブられることを避けるには、いつもニコニコと、笑顔でいることを忘れないでください。
周りから好かれる人は、誰に対しても笑顔で接しています。
笑顔を見ると人は、ドーパミンやセロトニンといった快楽に関する物質が分泌されるため、心理的に好感を抱きやすくなるのです。
反対に、うつむいて不機嫌そうにしている人は、周りから好かれません。
無表情だと、「話しかけると迷惑そうだ」「なんか怖い…」と思われてしまうからです。
周りから好かれるためには、明るい雰囲気を心がけましょう。
そうすれば警戒心が解かれ、周囲から「この人は大切にしたい」と思われるはずです。
ネガティブ発言は控える
嫌なことが重なると、誰でもネガティブ発言を連発したくなるものです。
しかし、一緒にいる人に愚痴や悪口ばかり言っていると、やがて相手は疲れ果て、あなたの側からいなくなってしまうかもしれません。
そのため、ネガティブなことを考えてしまっても、できるだけ口に出さないように努め、ポジティブに考えてみましょう。
とくに人からされた嫌な振る舞いは、意外とただの勘違いだったということも多いです。
大事なことは、今一緒にいてくれる友達を大切にすること。
不満や愚痴のはけ口にしてはいけません。
また、ポジティブな発言が多ければ、「この人といると疲れる」と思われませんし、むしろ「この人と話すと元気になれる」と大事にされますよ。
人の話をしっかり聞く
ハブられたくないなら、聞き上手を目指しましょう。
人間は、相手の話を聞くよりも、自分の話をしているほうが何倍も気持ちがいいものです。
逆に言えば、自分ばかり話さず相手にも気持ちよく話してもらえるよう努めれば、相手から大切に思われるでしょう。
ポイントは、相手が心地いいと感じる会話の割合「8割聞いて2割話す」を守ることです。
もしあなたが聞き上手になれたら、周りから「問題がある」なんて思われなくなります。
それでもハブる人がいるなら、そのコミュニティには見切りをつけるべきかもしれません。
ハブられる自分から卒業したいなら新しい出会いを探そう!
どれだけ素敵な人でも、いまいる環境や人間関係が原因でハブられてしまう可能性はあります。
そんな状況を打破したい時は、思い切って新しい出会いを探してみましょう!
新しい出会いを見つけることで、ハブられている環境からも自然と抜け出すことができるはずです。
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ハブられることに限界を感じたら逃げることも大事
コミュニティを築いていく中で、一生の友達に出会えることもあれば、仲間外れにされてしまうこともあります。
その原因は自分にあることも、相手側に心の問題があるケースもあるでしょう。
もし自分に原因があって、今の関係を修復したいなら、仲直りできるように努力しなければなりません。
しかし相手の問題である場合、そのコミュニティに居続けるのは、あなたが苦しくなるだけです。
「離れたら終わりだ…」「負けたくない」と思うかもしれませんが、あえてそのコミュニティを抜け出す勇気が必要です。
今のコミュニティを去ることは、決して現実逃避ではありません。
あなたのより良い未来のために、よく考えてみてください。