嫌なことから逃げてしまう!逃げ癖がある人の特徴や改善方法を紹介
ストレス社会の現代では、「嫌なことからは無理せず逃げる」のが良しとされています。
しかし、あらゆることからすぐに逃げてしまう「逃げ癖」がついている場合は話が別です。
すこしの困難でもすぐ逃げる癖がついていると、自分の成長を妨げるだけでなくせっかくのチャンスも逃してしまうかもしれません。
そこで今回の記事では、嫌なことから逃げてしまう逃げ癖のある人の特徴・改善方法を解説していきます。
Contents
逃げ癖がある人の特徴6選
「逃げ癖」とは、トラブルや問題が起こったときに向き合おうとせずに逃げてしまうことです。
逃げ癖がついてしまうと、問題が後回しになるだけなのでいつかその人自身の首をしめることになりかねません。
では、どんな人が「逃げ癖」を持ってしまうのか、まずはその特徴を見ていきましょう。
自分に自信がない
逃げ癖のある人は自分に自信がありません。
自己肯定感が低く、「自分なんかにできるわけない」「自分は能力が低い」と思い込んでいます。
そのため、問題が起こったときも自分では解決できないとハナから決めつけ、諦めてしまうのです。
向上心が低い
逃げ癖のある人は向上心が低いです。
自分を成長させようという気持ちがないので、トラブルに立ち向かってチャンスに変えるより、回避しようと思ってしまいます。
問題から逃げようとする姿勢には、向上心のなさが大きく影響しているといえるでしょう。
自分のミスを認めない
逃げ癖のある人は自分のミスをなかなか認めません。
プライドの高さが原因ではなく、「ミスを認めることで怒られたくない」という恐怖心が強いからです。
普段から「傷つきたくない」「他人からあれこれ言われたくない」と思っているので、ミスをしてしまっても反省せず先にどうにか回避しようとする心理が働いてしまいます。
すぐに妥協する
何事にもすぐ妥協するのも、逃げ癖がある人の特徴です。
「もっと突き詰めよう」「頑張ってみよう」という粘り強さや行動力に欠けており、そのため適当なところですぐに妥協してしまいます。
苦労してより良い成果を残すよりも、目のまえの楽しみを優先したいタイプなのです。
自信があるときだけ強気になる
逃げ癖のある人は自信のあるときだけ、強気になりがちです。
自分が得意なことや慣れていることに関しては、急に上から目線になって普段より張り切る傾向があります。
自信があることであれば当然上手くいくため、やはり苦労せずできることだけやろうと、さらに苦手なことからは遠ざかってしまうのです。
ストレスに耐性がない
逃げ癖のある人は男性も女性もストレスに耐性がなく、ネガティブ思考です。
ストレスがかかると一気にパニックになり、「その場から逃げたい」「やめてしまいたい」と考えます。
結果として、ストレス負荷の強い場面では立ち向かわず逃げる選択をしてしまうのです。
逃げ癖がある人の心理
続いて、逃げ癖がある人の心理状態について詳しく見ていきましょう。
問題にぶつかると面倒だと思ってしまう
何か問題にぶつかったとき、一念発起する人もいれば投げ出したくなる人もいます。
逃げ癖がある人は当然後者であり、問題やトラブルが起こったときに、とにかく「面倒だ」と思ってしまう傾向があります。
本人の中では逃げることは対処法の1つとして認識されているため、こうした回避行動からなかなか抜け出すことはできません。
とはいえ、逃げるだけで解決することは少ないです。
面倒な問題に立ち向かおうとせず投げ出すことを繰り返していると、いざというときに自分だけでは何もできなくなってしまうでしょう。
失敗することを恐れている
逃げ癖がある人は深層心理で失敗を強く恐れています。
何かにチャレンジすれば、当然失敗することもあるでしょう。
しかし、逃げ癖のある人は1度の失敗も許せないため、トライアンドエラーを繰り返して成長を目指すようなことはしません。
やらずに逃げてしまえば「失敗」ともいえないため、チャレンジしないという中途半端な状況に甘んじているのです。
面倒なことは後回しでいいと思っている
逃げ癖がある人は面倒なことは後回しでいいと思っています。
いわゆる「先延ばし癖」であり、やらなければならないことでも面倒だと感じ、ぎりぎりまで手を付けないのです。
しかし、面倒なことを後でやろうと思っても、その間に他のタスクが発生する可能性もあります。
面倒なことがどんどん増えていくことで手が回らなくなり、先延ばしどころかすべて投げ出してしまうという結果にもなりかねないのです。
逃げ癖の改善方法
逃げ癖があると普段の生活はもちろん、仕事や恋愛、人間関係にとってもマイナスです。
逃げ癖を自覚しているなら、今すぐにでも対策をとるべきでしょう。
そこで最後に、逃げ癖の改善方法を紹介していきます。
やるべきことを後回しにしない
逃げ癖の自覚があるのなら、やるべきことを後回しにしないよう心がけましょう。
先延ばし癖は逃げ癖に直結しやすいです。
やらなければならないことから逃げても、結局いつか自分に跳ね返ってきます。
とりかかるまではキツくても、いざ取り組めば案外スムーズに進むこともあります。
いつかやらなければならないなら、早めに終わらせてしまったほうが気持ちも楽になるでしょう。
小さな成功体験を大事にする
逃げ癖がある人は、ぜひ小さな成功体験を大事にしてください。
逃げ癖は自己肯定感の低さに起因していることが多く、失敗を極端に恐れている人に見られる性格的な傾向といえます。
小さな成功体験を積み重ねていくことで自己肯定感がアップし、失敗しても何とかなるはずという気持ちを持てるようになります。
最初は簡単なことでかまいません。
早起きする、月に2冊は読書するなど、自分でできそうな目標を設定してチャレンジしてみましょう。
自分の非をちゃんと認める
逃げ癖を止めたいなら、自分の非をちゃんと認めることが大事です。
失敗を認めず、周囲や環境のせいにしたままでは成長は見込めません。
何か問題が起こったときに、自分にまったく非がないケースは少ないはずです。
「自分の何が悪かったのか」「自分にできることはなかったか」を客観的に分析し、自分自身の非を認められるようになれば、言い訳せずに問題解決を目指す力がついてくるはずです。
目標を高くしすぎない
逃げ癖がある人は目標や理想像を高く設定してはいないでしょうか。
しかし、最初から目標が高いと挫折する可能性が高く、失敗が増えることで自己嫌悪が増してしまいます。
逃げ癖を直したいなら、目標を高くしすぎず実現可能なものから進め、モチベーションを維持していくことが大事です。
簡単な目標でも経験を積み重ねていくことで自己肯定感がアップし、逃げ癖も改善してくるでしょう。
やらなければならない環境に自分を追い込む
対処療法的ですが、逃げ癖を直すにはやらなければならない環境に自分を追い込むという手段もあります。
やらなければ自分が困り、他人に責任を押し付けられない環境であれば、面倒なことであってもやらざるを得ません。
また、タスクを終わらせるまで部屋を出ないなど、周辺環境を整えてしまう方法もあります。
ぜひ自分に一番効きそうなやり方で、自分を追い込んでみてください。
問題ときちんと向き合って逃げ癖を改善しよう
逃げ癖は周囲に迷惑をかけるだけではありません。
仕事での信用を失ったり成長のチャンスを逃したりと、結局自分自身の首を絞めることになってしまいます。
今からでも、逃げ癖の要因としっかり向き合って改善を目指しましょう。
まずは、やらなければならないことを後回しにしないように心がけることが大事です。
これまで紹介してきた克服方法を参考に、少しずつでも逃げずにやる訓練を繰り返せば、面倒なことも投げ出さず向き合う力がついてくるはずです。
- 逃げ癖がある人は、自分に自信がない・向上心が低い・すぐに妥協する・ストレス耐性が低いといった特徴がある
- 問題解決が面倒・失敗が嫌だという心理から、逃げ癖は発生しやすい
- 逃げ癖を改善したいなら、小さな成功体験を積む、自分の非を認める・目標を高く設定しないといったことを意識するとよい
- どうしても逃げ癖が直らないなら、やらなければならない環境に自分を追い込む方法もアリ!