共感力が高い人・低い人とは?鍛える方法や特徴・メリットとデメリットも紹介!
ビジネスでもプライベートでも、共感力が高い人は周りから人気がありますよね。
では共感力が高い人と低い人には、どのような違いがあるのでしょうか?
この記事は共感力の意味や、共感力の高い人と低い人の特徴を男女別に紹介しています。
また、共感力を持つことのメリット・デメリット、鍛える方法についても解説します。
Contents
共感力とは
「共感力」の“共感”とは、他者の気持ちや意見を否定せずに「そのとおりだね」と受け止めることです。
そして共感力とは、共感することによって相手の心に寄り添うことができるスキル。
共感力が高い人は、他社の話を聞いたり状況を観察したりすることで、相手の気持ちを理解したり、その人の視線から物事を見たりすることができます。
「アドバイスしてあげよう」などと自分の考えを押し付けることなく、相手の考えや感情をそのまま受け止めて、感情や気持ちを共有できるでしょう。
共感力が高い人の特徴【男女別】
共感力が高い人は周りから人気があり、職場では信頼されていることが多いです。
それは共感力の高い人は自分のことだけ考えているのではなく、他の人のことにも関心を持って行動することができるから。
話をじっくり聞いてくれたり、他の人が気づかないようなことにも気付いてくれたりするので、良き理解者として評価され困ったときには頼りにされます。
次は共感力が高い人の特徴を、男女別に紹介しましょう。
女性
悲しいドラマで泣いてしまう
共感力が高い女性は悲しいドラマや映画を観ると、つい感情移入して一緒に泣いてしまいます。
フィクションと分かっていても、キャラクターの心理をリアルに感じとることができるので、普通の人に比べて感情を揺り動かされることが多いでしょう。
フィクションだけではなく、ショッキングなニュースを耳にすると落ち込んでしまったり、知り合いの悲しい話を聞くともらい泣きしたり、感情表現が豊かです。
よく相談される
共感力が高い女性は、友達や職場の仲間から相談を受けることが多いでしょう。
優しく話しを受け止めてくれる安心感があり、例えば不倫の相談のような人によっては話しづらい内容でも、頭ごなしに否定するようなことはしません。
辛い時には心の痛みを分かち合うことができて、嬉しい時には自分のことのように喜んでくれるので、何かあると「また彼女に話したいな」と思われて周りから慕われるでしょう。
男性
聞き上手で話しやすい
共感力の高い男性は、相手の性別や年齢に関係なく人の話を聞くことが上手です。
男性は女性の考え方や話し方が理解できない人も多く、聞いているうちにイライラしたり口をはさんできたりするものですが、女性の気が済むまで黙って聞くことができるでしょう。
年齢差がある人との会話でも、真剣に耳をかたむけて理解しようとしてくれるので、相手からは「きちんと話を聞いてもらえた」「また話したい」と好感を持たれます。
周りの人のことをよく見ている
共感力が高い男性は、日頃から周りの人のことに関心を持っているので、些細な変化や出来事でもよく見ています。
物事を表面的に捉えるのではなく、なぜそうなったのか、それはどう受け止められたのかなど、経緯やそれに関わる人たちの心理についても理解しているでしょう。
人の噂話やその場の雰囲気で発した言葉に左右されることなく、自分自身の洞察力で判断して周りのことを正しく理解しています。
共感力が低い人の特徴【男女別】
共感力が低い人は、良く言えば「流されないマイペース」悪く言えば「空気の読めない自己中」タイプ。
自己愛が強く、周りの人に目を向けるよりも、自分のことを認めてもらいたがります。
男性は女性と比べて共感力が低い人が多く、悪気はないのですが「ちゃんと言ってくれないと他人の気持ちなんて分からない」と考える人が多いですよね。
女性は比較的、共感力が高い人が多いのですが、中には自分のことが好き過ぎて友達から煙たがられるタイプの人もいます。
次は、共感力が低い人の特徴を男女別に紹介しましょう。
女性
自分の考えに固執している
共感力が低い女性は、集団行動の中でも自分の考えに固執して、それ以外の考え方を受け入れることができません。
自分の価値観が絶対正しいので、話が合わない人は全否定したり無視したりすることも。
周りの人から見ると全て彼女に合わせなくてはならないので、面倒な人と思われて次第に人が離れていくかもしれません。
適度な距離感を保ちながら共存していく態度を持たないと、孤立してしまう可能性があります。
気が利かない
共感力が低い女性は自分さえ良ければ大丈夫と思いがちで、周りの人のことには無頓着です。
気が利かないので、他の人が彼女の分も嫌な役目を引き受けることになったり、周りに迷惑をかけたりすることもありますが、そのことにすら気付きません。
自分は大切にされるのが当たり前で、何かしてもらっても当然というわがままな態度が、周りから問題視されることもあるでしょう。
男性
自己顕示欲が強い
共感力が低い男性は自己顕示欲が強く、人を気遣うより自分が目立つことを重視します。
仕事や飲み会などでムードメーカーになってその場を和ませようとはせずに、自分の得意な話題ばかりしたがるでしょう。
他の人のことにはあまり興味がないので、他の人が話をしていても聞き流したり強引に自分の話にすり替えてしまうことも。
負けず嫌いなところがあって、自分が一番でないと機嫌が悪くなる、子どもっぽいところもあります。
無神経で他人の気持ちを理解しない
共感力が低い男性は、組織の中で時には周りの人が驚くような無神経な発言をしてしまうこともあります。
「これを言ったら、相手が傷つくかもしれない」などと想像力を働かせることができないので、頭に浮かんだことはためらわずに口にしてしまうのです。
自分にとって問題がなければ、相手も同じに決まっていると信じ込んでいて、他の意見や考え方があることを理解しようとしません。
共感力のメリット・デメリット
共感力は顧客のニーズを理解してビジネスで成功するためにも必要なスキルですし、プライベートな人間関係でもいろいろなシーンで役に立ちます。
しかし、高過ぎる共感力は優柔不断とも思われて、かえって信頼を失ったり、自分の気持ちが分からなくなったりすることも。
共感力の高さをバランス良く使い分けることが大切です。
次は共感力がもたらすメリット・デメリットについて紹介しましょう。
デメリット
ストレスを感じやすい
共感力が高い人は、他の人が抱いている悲しみや怒り、不満などネガティブな感情も一緒に受け止めてしまい、辛い思いをする危険性があります。
人から相談されることも多いので、愚痴や不満、悩みを聞かされて、自分のストレスがたまってしまうこともあるでしょう。
ネガティブな話をしてくる人に対しては共感力を意識的に抑えて、自分自身を守るように気を付けることも必要です。
成長の妨げになることも
いつも周りの人と共感し合っているだけでは、自分の成長が妨げられる恐れもあります。
人が成長するのは、自分の気持ちに浮かんでくる「ここは良くないから改善しなくては」という問題意識がきっかけになるもの。
しかし、周りと共感して他者の気持ちばかり考えていると、自分にとって何が正しいのかわからなくなってしまいます。
「みんなが満足してるから、自分もこの程度でいいんだろうな」などと安心してしまい、成長するのを止めてしまうこともあるでしょう。
メリット
円滑なコミュニケーションがとれる
共感力がある人は相手の考えや気持ちを理解しているので、円滑なコミュニケーションがとれます。
どのように伝えたら誤解を与えることなく、正確に伝えることができるか分かっているので、ビジネスでもプライベートでも相手に分かりやすく伝えるのが上手です。
また、相手にとっても自分の話や感情を理解してもらえるので、好感を持ったり信頼したりするでしょう。
異性にモテる
共感力がある人は、相手のことを思い遣り気持ちに寄り添うことができるので、異性にモテます。
共感力がある人は話をしても真摯に受け止めてくれ、他の人が気付かないような悩みなども気付いてくれるので、相手にとって大切な存在になるでしょう。
聞き上手で話しやすく会話が上手で話も弾むので、同性の友達だけでなく異性の間でも好印象を持たれます。
共感力を鍛えるトレーニング方法
共感力が生まれつき高い人もいますが、努力して身に着けたり、高めたりすることは可能です。
自分の共感力に自信がない人や、日頃からコミュニケーションで失敗しやすいと悩んでいる人は、ぜひ共感力を鍛える方法を試してみましょう。
相手の気持ちを理解しやすくなったり、分かりやすく話ができるようになるので、仕事にも恋愛にも役立ちますよ。
最後に、あなたの共感力を鍛えるための3つの方法を紹介します。
相手の立場に立ってみる
共感力を鍛えるには、まず相手の立場に立って相手がどのように考えているか推測する練習をしてみましょう。
相手に対して興味を持ち、相手の表情やしぐさ、声のトーンなどをしっかりと観察することから始めます。
自分自身の思い込みは捨てて、相手の視線で今どう感じているか、何を望んでいるのかを想像してみましょう。
日頃からその人に関心を持って観察していれば、普段の様子との違いも分かるので、より詳しく相手の心境が把握できるようになりますよ。
相槌をうまく使いながら話を聞く
共感力を高めるには、相手が話しやすい雰囲気を作って、相手の話を上手に聞き出すことが大切です。
相手の話に関心を持ってしっかりと聞き、的確な質問をしたり相槌をうったりして、相手がもっと話したくなる空気を作りましょう。
例えば「〜って、面白いよ」と言われたら「面白いんだ」などと言葉を復唱したり、相手の話に賛同するのも、気分良く話を続けてもらうテクニックの1つです。
本を読む
心理学やコミュニケーション術などの、本を読むことでも共感力を鍛えることができます。
他者の心理を理解する方法や、喜びや怒りなどの感情が生まれるきっかけなどを知っていれば、相手の心に共感することも簡単になってくるでしょう。
学術的な本だけではなく、小説やコミックなどを読んで主人公やサブキャラがなぜそのような行動に出たのかなどを想像する練習も効果的です。
想像力が身につくので、実生活でも相手の立場や心情が理解できるようになり、相手の心に寄り添えるようになってくるでしょう。
共感力を高めるとコミュニケーションがうまくなり異性にもモテる!
共感力とは自分の意見を交えず相手の気持ちに寄り添い、その人の立場になって考えられることです。
共感力が高い人は、他者にも関心を持って気を遣うことができたり、話しやすい雰囲気があるので、良き相談者・理解者として信頼されます。
逆に共感力が低い人は、自己中心的で他者の気持ちや考えを受け入れることができません。
共感力が高いとストレスをためこみやすいデメリットがありますが、相手の気持ちを理解するのはビジネスにも恋愛にも役立つスキルです。
相手の話を聞く練習や相手の気持ちを想像する訓練で、共感力は鍛えられます。
コミュニケーション能力がつき異性にもモテるようになるよう、共感力を高めてみましょう。
- 共感力は相手の立場になって感情や気持ちを共有できるスキル
- 共感力が高いと他者を気遣ったり受け入れたりできるが、低いと他人に無関心になりがち
- 高過ぎる共感力は疲れるので、適度な距離感が必要
- 相手の立場に立つ想像力や話を聞き出すテクニックで、共感力は高められる
- ビジネスにも恋愛にも役立つ共感力を身につけよう