我が強い人の特徴とは?長所や短所・我が強い人への上手な対処法を紹介
「あの人は我が強いから…」「ほんと、○○ちゃんは我が強い人だよね」といったように、一般的にはあまり良くないイメージがある「我が強い人」。
しかし、我が強い人には意外な長所が隠れていることをご存知でしょうか?
今回の記事では「我が強い人」のマイナス面やプラスの面、さらには彼らへの上手な対処方法について紹介していきます。
我が強いとは
そもそも「我が強い」とは、どのようなことを指すのでしょうか。
ここでは、「我が強い」という言葉の意味や類語について解説していきます。
我が強いってどんな意味?
「我が強い人」と聞くと、なんとなくわがままで面倒なタイプをイメージする人も多いでしょう。
まずは、我が強いという言葉の本来の意味について見ていきましょう。
我が強い=強情・意地っ張り
「我が強い」とは、意地っ張り・強情な性格を意味します。
自分の考えを強引に押し通そうとしたり、人の意見よりも自分の意見を優先させようとするようなタイプの人といったイメージです。
自分の意見を持っているという意味では、リーダーシップのある人と近いようにも思えますが、我が強い人はその意見や考えに信念があるとは限らず、単に「自分がそうしたいから」しているだけであることも多いです。
結果、周囲は振り回されることになってしまうため、やや面倒なタイプであることは間違いありません。
我が強いの類語
「我が強い」と似た意味を持つ言葉としては、「わがまま」「自分勝手」などを挙げることができます。
両者とも、自分の言う通りに周囲を従わせたい、物事を自分の思う通りにしたい、という共通点があります。
我が強いことや多少のわがままさは、子どもの場合許されることも多いもの。しかし、大人になってまで同じように評されるのは、困った人の可能性が高いです。
もし「我が強いね」といわれてしまったら、自分の言動を見直した方がよいかもしれません。
我が強い男女に共通する特徴
続いて、我が強い男性・女性に共通して見られる特徴について解説します。
自分が一番正しいと思っている
我が強い人というのは、基本的に自分が一番正しいと思っています。
自分をしっかりと持つことは大切ですが、我が強い人の場合それが行き過ぎて、他人の意見が耳に入らないのが難点です。
協調性がなく、他の意見を無視してでも自分の考えを押し通そうするため、周りからは反感を持たれがちです。
負けず嫌いで頑固者
我が強い人には、負けず嫌いで頑固者な一面もあります。常に自分が一番でいたい、という気持ちが誰よりも強いのです。
自分より優れた人に対しても臆せず対抗しようとするため、良い方向に働けば思わぬ力を発揮する可能性を持っています。
周囲の意見に耳を傾けない
周囲の意見には耳を傾けない、というのも我の強い人の特徴です。
すべてが自分中心なので、異なった意見や価値観を尊重するという考え自体がありません。
一見話を聞いてくれるタイプもいますが、本当にただ聞いただけで優先するのは自分自身の考えです。
そのため、周囲の人が考えを変えさせるのは非常に困難といえるでしょう。
人に謝るのが苦手
我が強い人は自分の考えが正しいと思い込んでいるため、滅多なことがなければ謝りません。
また、プライドも非常に高く「謝ったら負け」だと思っています。ゆえに、自分が原因のトラブルでもなかなか謝ることができないのです。
すぐに感情的になりがち
すぐに感情的になるのも、我が強い人の特徴といえるでしょう。
そもそも周囲に合わせることが苦手なので、気に入らないことがあると感情のまま動いてしまいます。
気分にもムラがあるため、その日の機嫌で怒ったり泣いたりと感情が変化しがちです。
一度決めたことは最後までやり遂げる
我が強い人は、一度決めたことは最後までやり遂げることが多いです。
なにしろ「自分が」決めたことなので、途中で投げ出すようなことはありません。
負けず嫌いでプライドの高い性格が、良い方向に働いているといえるでしょう。
芯が強くしっかりと自分の意思がある
我が強い人は自己肯定感が高く、自分に絶対の信頼を持っています。
そのため、周囲に流されずに自分の信じた道を突き進んでいくことができます。
芯が強くしっかりと自分の意思があるのは、我の強い人ゆえの特徴です。
我が強い人の長所と短所
我の強い人は一見困ったタイプのようでありながら、人によってはその意思の強さを好意的に捉えることもあるでしょう。
我の強さは、長所となることもあれば短所にもなり得るもの。我が強い自覚のある人は、自分の性格が客観的にどう見られているか、以下の項目を参考にしてみてはいかがでしょうか。
我が強い人の長所
我が強い人の長所には以下のようなものが挙げられます。
自分の意見をハッキリ主張できる
我の強い人は、他人からどう思われようとあまり気にしません。
また、意思も強く周囲に流されにくいため、ハッキリ自己主張できる強さを持っています。
つい他人の目を気にしてしまう人が多い中、貴重な長所といえるでしょう。
周囲に流されない
我の強い人は自分の考えに信念を持っています。
同調圧力にも屈しないため、たとえ少数派だったとしても意見を曲げるようなことはしません。
周囲に流されずマイペースを貫けるので、場合によっては非常に頼りになるタイプです。
責任感が強い
我の強い人の一度決めたことをやり遂げるという性格は、責任感の強さにもつながります。そのため、一度引き受けたことは責任を持って成し遂げてくれるでしょう。
また負けず嫌いでもあるため、少々難しいことでもやり遂げようと努力します。
ちなみに、芸術やスポーツなど、何かの才能に秀でた人は我の強い性格であることが多いです。
我が強い人の短所
我が強い人の短所は以下のとおりです。
気分の波が激しい
我の強さは時として、自己中心的な振る舞いに現れることがあります。
自分の感情の赴くままに行動するため、思い通りにならないとキレることもしばしば。
日によって意見が変わったり急に怒ったりするので、周囲は振り回されっぱなしということも少なくありません。
自分の意見を人に押し付けがち
我の強い人は自分の意見が一番なので、それを人に押し付ける傾向があります。
なんとしても自分の考えを押し通そうとするため、他人が口をはさむ隙を与えません。
また、せっかくアドバイスや情報をくれる人がいても、否定したりと素直に受け入れることは少ないです。
プライドの高さから自分の非が認められない
我の強さはプライドの高さの表れでもあります。そのため、我の強い人はなかなか自分の非を認められません。
間違っていてもなかなか謝らず、自分の意見を変えることができないため、周囲から孤立してしまうこともあります。
また、恋人同士で喧嘩をしてしまった場合でも、プライドの高さからすぐに謝ることができないなど、恋愛面で支障をきたすこともあります。
我が強い人への上手な対処法
我が強い人が身近にいると、困ってしまうこともあるでしょう。
最後に我が強い人への上手な対処法を紹介するので、友達や彼氏・彼女、職場の同僚などにそうしたタイプがいて困っているという人はぜひ参考にしてくださいね。
適度な距離感を保つ
我の強い人がそれほど親しくない間柄なら、適度な距離感を保つことをおすすめします。
ただし、あからさまに避けるのは、反感を買う恐れがあるので注意しましょう。
仕事仲間や学校の同級生といった、自分の意思ではどうにもならない関係性ならなおさら、ほどよい距離感でお付き合いするのがベターです。
相手の発言を否定せず受け入れる
我の強い人に自分の意見を聞いてほしいときは、まずは相手の意見を否定せずに受け入れるようにしましょう。
我の強い人にとって、自分の意見は何より尊重してほしいもの。
決して否定せず一度受け入れることで、他人のアドバイスにも耳を傾けてくれるようになるはずです。
全てを真に受けず適当にあしらう
我の強い人は強い言葉で周囲を振り回すことも多いです。それらの発言をいちいち真に受けていると、こっちが疲れてしまいます。
意外と発言している本人が忘れてしまうようなことも多いので、ある程度は適当にあしらいながら話を聞くことをおすすめします。
積極的に感謝の気持ちを言葉で表す
相手にこちらの話を聞き入れて欲しいなら、積極的に感謝の気持ちを伝えることをおすすめします。
心理的にも、感謝されることで相手の意見を受け入れやすくなる傾向があるそうです。
特に我が強い人はプライドが高く、自分が評価されることに喜びを感じます。
「助かったよ、ありがとう」「いつも頼りにしてるよ」などと、感謝を言葉で表すことで、我の強い人はその気持ちに応えようとしてくれるはずです。
我が強いのは決して悪いだけじゃない!上手な付き合い方がカギとなりますよ。
我が強い人、と聞くと「ちょっと苦手かも…」と一線を引きたくなる人も多いと思います。
しかし、我の強さは悪いことだけではありません。
自分の意見をしっかり主張し、責任感もあるという頼もしさも持ち合わせています。
我の強い人の特性を知り、上手く付き合えばきっと強い味方になってくれるでしょう。
我の強い人も、そうでない人も、お互いの長所を生かして上手に人間関係を築いてくださいね。