謝らない人には理由がある?潜む心理状態や職場での対処法・謝らせる方法
仕事でミスをした時、絶対に謝らない人がいると職場の雰囲気が悪くなり、トラブルの対処に追われる周りの人はたまったものではありません。
会社で働く以上は誰だってミスをしますが、実際にミスをした時には原因を作った人が謝るのが常識です。
そこで今回は、謝らないという常識に欠けた行動をとる人の理由・心理状態・対処方法を記事にまとめます。
会社の同僚や後輩に謝らない人がいて迷惑しているという人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
謝るのが嫌いな頑なに謝らない人の心理とは?
謝らなければ周りに冷たい目で見られるのは必至。
それでもなお謝らないのは余程メンタルが強いように思えますね。
失敗しても素直に謝罪すれば人間関係に亀裂が生じることはないのですが、謝らない人の心理状態はどうなっているのでしょうか。
まずは、心理別に9つ紹介していきます。
自分を守っている
謝らない人はメンタルが強く思えますが、実はそうではなく、むしろ恐れる気持ちが強いために謝らないのです。
というのも、謝ればそれは自分の非を認めることになり、自分の非を認めることで責任・社会的制裁を受けるのを恐れているからです。
もちろん、実際にはそこまでの事態にならないことがほとんどですから、それはただの思い込み。
しかし、その思い込みによって自分を守りたいと防衛心が働くのです。
根っからの負けず嫌い
負けず嫌いな性格は長所として扱われることが多いですが、あくまでそれは社会における正しい常識を身につけているのが前提となります。
一方、自分が絶対正しいと思っている人の負けず嫌いな性格は短所となり、「自分が正しいから謝らない」という人間になってしまうのです。
つまり、この心理では自分の過ちを自覚しておらず、謝らないというより謝る必要がないと考えてしまっています。
悪いことに気付いていない
感性の鈍さが理由で謝らない人もいます。
鈍感は恋愛においてよく使われる表現ですが、謝らない人がこれに該当することも。
自分に非があると思っておらず、起こった出来事に対してそれが謝るべき事象だと全く気づいていないのです。
謝らない人に対して非を認めない人と解釈する人がいますが、そもそも非があることを自覚すらしていない人もいるのです。
責任転嫁が得意
責任転嫁は一見負けず嫌いな性格と似ていますが、自分が正義とまでは考えておらず、自分の非に対しても認めている点で異なります。
責任転嫁する人は自分の非を認めつつ、「私も悪いけど、もっと悪いのは相手。だから相手が謝るべき」と他人に責任をなすりつける他罰的思考を持つのです。
つまり謝るのは私ではないといった考えで、責任転嫁する相手が他人ではなく環境のケースもあります。
プライドが高い
プライドの高さが過度になると謝らない人になりやすい傾向にあります。
なぜなら頭を下げて謝る行為を敗北と捉えてしまうからです。
自分が責任を認めることで否定されてしまう…。
しかし、プライドが高い人は否定されるのを嫌がりますから、責任を認めようとしない心理的特徴があります。
そもそも、プライドが高い人は他人を見下す傾向もあるため、そんな見下している相手に対して謝りたくない気持ちも強いのでしょう。
認めるのが恥ずかしい
失敗や責任を認めるのはある意味勇気も必要で、実際に責任を認めたことで恥ずかしい経験をした人もいるでしょう。
この場合、過去の責任を認めたことでの恥ずかしい経験がトラウマとなり、同じ経験を繰り返したくないため謝りたくない心理状態となります。
辛い経験に対して「二度と同じ目に遭いたくない」と思うのは誰もが同じですが、その辛い経験が謝った末に起こったものなら、謝らない人になってしまうのです。
仕事の評価を下げたくない
リーダー的存在など、会社で一定の地位を築いている人は保身に走りやすく、自分の地位・立場を下げたくないためミスを認めない心理状態になります。
実際、「上司が部下に責任をなすりつける」「商品の欠陥を認めず隠蔽する」などの行為が現代の日本社会でも起こっており、ニュースになることがありますよね。
自分に非があることを自覚しつつも、非に対する謝罪が自分の評価を下げてしまうことを恐れ、謝ろうとしないのです。
開き直るタイプ
問題解決の有無だけで考えれば、謝罪そのものに問題解決の効果はなく、謝罪は責任・常識の気持ちのあらわれによる行為です。
しかし、前述したように問題解決の効果がないため謝罪する意味がないと考える価値観の持ち主もいます。
自分に非がある一方で、人に迷惑をかけてしまったという気持ちがないので謝らない…確実に周囲を不快にさせてしまうタイプの人です。
謝らないのがかっこいいと思っている
謝らないのがかっこいいという気持ちは反抗期の子どもにありがちですが、大人でも同様の態度をとる人がいます。
もっとも、このような大人は気が強いわけではなく、むしろ子ども時代を大人しく過ごしてきたケースが多いのです。
周囲が反抗期真っ盛りの当時、大人しい自分は反抗することができず、そのため反抗している今の自分がかっこいいと勘違いしてしまい、謝らない人になってしまいます。
【職場】謝らない人への対処法3選
謝らない人は人間的に厄介な性格ですが、そんな人でも職場が同じなら謝罪ができるよう教育していかなくてはなりません。
それは自分自身を含め、人間関係を円滑に回すためにも必要なこと。
そこで職場で謝らない人がいた場合の対処方法をまとめたのでぜひ参考にしてください。
迷惑がかかることを教える
謝らないことが周囲にどれほどの迷惑をかけているのか、当の本人は事の重大さを理解していません。
そこで迷惑がかかることをしっかり伝え、謝らなければならない理由についても教えてあげましょう。
具体的に伝えることで、自分の起こした問題の大きさを自覚して反省してくれるはずです。
一緒に謝る・対応する
謝ることを恐れて謝れないのなら、勇気が持てるよう一緒に謝ってあげることも効果的な方法です。
謝れない人が非を認めているならあとは謝るだけ。
仮に自分が先輩の立場なら「一緒に謝りに行こう」と助け船を出してあげましょう。
どうしようもないときは放置
社会においては突き放すのも一つの教育。
何をいっても期待できない人に対しては、いっそ放置してみてはいかがでしょうか。
突き放されて放置されてしまえば罰が悪くなり、社内で居づらくなってしまうことも…。
そのため謝らないのは通用しないのだと実感させることができます。
謝らない人を謝らせる6つの方法
謝らない人と向き合うのは自分にとってのストレスとなるため、我慢するのは健康の面でもよくありません。
謝らない人に対しては仕方ないと我慢するのではなく、その人が謝れるよう対処することが必要で、そこで効果的な6つの方法をまとめます。
謝るように伝える
前述した『謝らない人の心理』から分かるとおり、謝らない人たちの中には悪いことに気づいていない人もいます。
悪いことを自覚できない人なら、いくら待っても謝るはずはなく、はっきりと謝るように伝えてあげてください。
自分から謝ってみる
トラブルの内容によっては一方だけが悪いとは限らず、例えば口喧嘩の場合はもう一方の非もゼロではないでしょう。
このようなケースでは自分から先に謝ってみるのも一つの手段です。
そうすることによって相手に対して謝るきっかけを与えられます。
謝らない理由を聞く
謝らないのはそれなりの理由があることも考えられ、そこでなぜ謝ろうとしないのか理由を聞いてみましょう。
そうすれば、例えその理由に納得できなくても相手の本質を理解できるため、お互い分かり合えて友達として信頼関係が築ける日がくるかもしれませんよ。
謝れないのなら一緒に謝り方を模索する
過去に叱られた経験が少ないと謝り方が分からず、謝らないのではなく、どうやって謝ればいいか分からないという人もいます。
新人中心の職場だとこのようなケースは多く、謝罪の方法が分からないのなら一緒にその方法を考えれば、意外とすんなり謝り方が見つかるかもしれませんよ。
冷静になるまで待つ
謝るのは自分の非を認めてこそできる行為であり、相手が情報も思考も錯乱した興奮状態では絶対に謝ろうとしません。
そこでまず相手が冷静になるまで待ってあげるのが良いでしょう。
その上で説明を重ねて相手が非を自覚できる状況を作り、ここから謝らせるよう話を進めていくと謝りやすくなりますよ。
悪いことを説明し注意する
謝らない人はそもそも自分が悪いと理解しておらず、迷惑をかけていることが分かっていないケースもあります。
そこで悪いということを説明して注意してあげましょう。
迷惑をかけていたことを相手が自覚してくれれば、素直に謝ってくれますよ。
非を認められる人とじゃないと、将来を思い描けない
謝らないでいると、周りから人がいなくなってしまうかもしれません。
最初は仲良くしてくれるかもしれませんが、徐々に人はいなくなってしまうでしょう。
そんな状況が継続したら、恋人とも長続きせず、結婚も遠のいてしまう可能性も。
まずはしっかり謝罪することを意識してください。
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謝らないでいると育ちや親の躾が疑われる!きちんと非を認められる大人になろう
男性・女性に限らず、自分の非を認めて謝れない人は育ちや親の躾まで疑われ、イメージがどんどん悪くなってしまいます。
どのような理由であれ謝らないことには一切のメリットがなく、謝罪は社会的正義であり人間として必須の行動です。
自分の大切な親まで悪い目で見られるのは心外でしょうから、ミスをした時には素直に非を認めて謝ることができる人になってください。
謝らない人への対応についてもっと詳しく知りたいという人は、心理学者が著した本や心理カウンセラーによるブログなども参考になりますよ。