人を信用できない人の特徴&心理・原因とは?克服する方法を徹底解説
人を信じることができないと恋愛や友達作り、職場でのコミュニケーションなどあらゆるシーンにおける人間関係の構築が難しくなってしまいます。
より豊かな人生を送りたいなら、不信感を募らせて人を遠ざけるのは逆効果でしょう。
今回の記事では、他人を信用できない人の特徴や心理、原因を大公開します。
また、人間不信の克服方法も解説しますので、今の人間関係に悩みを抱えている人はぜひ参考にしてみてください!
Contents
人を信用できない人の特徴
他人に不信感を募らせる人には、いくつかの共通点があります。
まずは人を信用できない人の特徴について見ていきましょう。
他人に興味がない
相手を信用できるか否かは、相手の普段の態度や発言が判断材料となります。
他人に興味がないと判断材料がなくなるため、信頼関係を築くことができなくなるのです。
信用の土台づくりには他人への関心が不可欠で、それがないと人を信用できない状態がいつまでも続くことになってしまいます。
心配性
心配性な性格の人も、人を信用できない傾向があります。
何事にも慎重なのは悪いことではありませんが、心配し過ぎると全てが疑わしく思え、何でも自分で確かめずにはいられなくなってしまいます。
「笑顔で話しているのには何か裏がある」「自分を誘ってくるなんて騙そうとしているのではないか」などと他人を疑うあまり、相手の言葉を信用できなくなるわけです。
プライドが高い
プライドが高いのも、人を信用できない人の特徴です。
プライドが高いと自分が上だと思うあまり、他人の能力を認めることができません。
同じチームの仲間でも、相手を信じて判断や決定を任せることは決してしないのです。
また、人から反対されるとプライドがひどく傷ついてしまうため、他人を信用しないことで自分を守ろうとしているケースもあるでしょう。
人を信用できない人の心理
続いては、人を信用できない人の心理傾向について解説していきましょう。
彼らの気持ちを知ることで、人への不信感を払拭するヒントが拾えるかもしれませんよ!
損をしたくない
他人の言葉は必ずしも正しいとは限りません。
万が一迂闊に信じてその言葉が間違っていた場合、思わぬ損失を被ってしまうこともあります。
「人の言葉に踊らされて損をしたくない」という思いが強いと、人を信用できなくなってしまうのです。
騙されたくない
人を信用できない人の心の底には、騙されることへの恐怖があることも少なくありません。
「ここだけの話」と打ち明けた悩み相談を他人にばらされたり、大好きな恋人に浮気されたりして、傷つくことを彼らはひどく恐れています。
「騙されたくない」と思うあまり、人を信用できない心理状態に陥ってしまうのです。
自分に自信が持てない
自分に自信が持てない人は、「こんな自分に優しくしてくれるのはおかしい」「モテない自分をデートに誘うなんて何かの詐欺ではないのか」とつい疑ってしまいます。
不信感の根底にあるのは、自分は信用される人間ではないという思いです。
信用に値しない人間が他人に裏切られるのは当然と思い込んでいるため、なかなか人を信用できないのです。
人を信用できない原因
人に対する不信感はどうして生まれてくるのでしょうか。
ここでは、人を信用できない原因について解説していきます。
ネガティブ思考
他人を信じられず自分を肯定できないのは、ネガティブ思考が原因であることが多いです。
すべてのことには表と裏があって長所もあれば短所もありますが、ネガティブ思考に囚われると、悪い面しか見えなくなってしまいます。
「どうせ自分なんか」と自己否定するのは、ネガティブ思考に囚われているからです。
自己否定だけでなく、他人の欠点やリスクに目がいきがちになるため、人を信用できないようになっていくのでしょう。
トラウマを抱えている
人を信用できない人の中にはトラウマを抱えているケースもあります。
他人に裏切られたり騙されたりした経験があると、「また同じ目に遭うのではないか」という恐怖心から自己防衛本能が働きます。
そして他人への不信感をバリケードのように張り巡らせては、人を遠ざけようとするのです。
「人を信じられるようになりたい」と思っても、心の傷が大きいと無意識に人を警戒してしまうため、トラウマを克服するハードルは決して低くはありません。
場合によっては専門家の力を借りる必要があるでしょう。
打たれ弱い
繊細な神経の持ち主は打たれ弱く、他人との些細な言い争いをするだけで心に大きなダメージを受けてしまう場合があります。
傷つかないためには、常に他人を警戒しなければなりません。
打たれ弱いことによって、ただひたすら自分を守るために他人を遠ざけ、自分の殻に閉じこもってしまうのです。
他人を信用できない人の多くは、少しでも自分に悪いことが生じると、すぐにめげてしまう傾向があるでしょう。
人を信用できないことの問題点【仕事・恋愛別】
人間は社会的動物といわれるように、ひとりで生きていくことはできません。
ここでは、人とつながることが前提となる社会において人を信用できないでいると、どのような問題が生じるのか詳しく解説していきます。
仕事と恋愛の両面からチェックしてみましょう。
仕事面
社会は人と人とが関わり合って成り立っています。
会社も多くの社員や取引先がいるからこそ機能しますし、商売は信用第一ともいわれるように、信じ合える相手がいなければ何もはじまりません。
そんな社会において他人を信用できなければ、業務に支障をきたすだろうことは容易に想像できます。
とくに共同作業が必要な職場では、チームメイトはお互い信用し合わなければ仕事になりません。
業務がスムーズに進まず最悪の場合、締め切りに間に合わないということがあるでしょう。
個人プレイが許される業務や在宅ワークでは、同僚との信頼関係を築く必要はないかもしれませんが、クライアントへの信用はやはり必要です。
他人を信用できないことが、円滑な業務遂行への大きな障害となることは避けられないでしょう。
恋愛面
人を信用できないと、恋人と良好な関係を築くことはできません。
常にパートナーの浮気を心配しては束縛してしまうため、関係が長続きすることはないでしょう。
人を信じられず根拠なく疑えば相手を傷つけ、自分自身も激しいストレスに晒されて、お互いに消耗してしまいます。
恋人間で起こるDVも、加害者の心理に人間不信があることが少なくありません。
恋人を信じられないため、暴力で相手を従わせ、関係を継続させようとしてしまうのです。
恋愛関係はお互いを思いやり、信頼し合えてこそ成り立ちます。
人を信用できないうちは、誰を好きになってもうまくいかないと思っていた方がいいでしょう。
幸せな恋をしたいなら、人を信用できるようになる必要があるのです。
人間不信の克服方法
仕事も恋愛も人を信用できないとうまくいきません。
最後に人間不信の克服方法を紹介します。
小さなことから信じてみる
まずは小さなことから信じてみるのがおすすめです。
信用できないことはたくさんあるかもしれませんが、「この点においてだけは信用できる」と思えるところを探しましょう。
お店の予約を頼んでみる・本の貸し借りをするなど、たとえ裏切られても自分にとってダメージの少ないことから人を信じてみるのがポイントです。
トライ&エラーを繰り返すことで、心から信用できる人を見つけられるかもしれません。
成功体験を積み重ねて自己肯定感を高める
自分を肯定できないと他人を信用することも難しくなります。
成功体験を積み重ねて自己肯定感を高めるようにしましょう。
方法はいろいろありますが、小さな目標を定め、確実にクリアしていくのがおすすめです。
成功体験をすることが目的ですから、達成できない日があっても翌日できればOKです。
目標は簡単すぎると達成感が得られず、難し過ぎると自信喪失につながってしまうので、少しだけ頑張ればできることを設定しましょう。
複数用意しておけば、その日気が向いたものに取り組めるので続けやすくなります。
カレンダーやスケジュール帳にクリアマークをつけていくと、視覚的にも成功を実感しやすくなりますよ。
自信が持てなくなったり自己否定したくなったりしたときには、この成功体験を思い出してください。
どれだけネガティブ思考に陥っても、成功した事実までは否定できないはずです。
アップデートされた自分は他人から信用されるでしょうし、信じてもらえる自分はきっと他人を信用することができるでしょう。
他人に過度な期待はしない
他人に過度な期待はしないことが大切です。
「こうしてくれるはず!」「こんなこと言ってくれるはず!」と期待するからこそ、人が自分の思うような言動をとらなかったときに裏切られたと感じてしまうのです。
裏切りを感じることが多くなるほど、人を信用できなくなるでしょう。
自分に意思があるように他人にも意思があるので、日常生活の中で相手が期待通りの言動をとることはむしろ少ないはずです。
人を信用したいなら、相手に対して過度な期待を持つのは禁物です。
どのような場面でも「こうしてほしい」「こう言ってほしい」と願うのはやめましょう。
信用できない人を診断して正しく見極める
信用できない自分を克服したいなら、信用できない人を診断して正しく見極めるようにしましょう。
万が一裏切られてしまったときは、相手選びの精度を上げるための貴重なサンプルにするのです。
何事もポジティブ思考で受け止めていくようにしましょう。
信用できない人を見極めるコツは、相手の言動に着目することです。
男性女性を問わず、以下のような言動が見られたら注意しましょう。
- 話を盛ったり嘘をついたりすることが多い
- 人との約束を守らない
- 他人の悪口が多い
- 失敗は他人のせいにする
- チームの成功を自分の手柄にしたがる
- どんな話題も自分の自慢話につなげようとする
- 損得勘定で動く
具体例をいろいろ挙げましたが、共通するのは自分勝手な言動であるという点です。
自分ファーストの人は自分のためなら平気で人の心を踏みにじります。
そんな人は信用するに足りません。
信用できない人を見極めて、自分が安心できる人間関係を築いていきましょう。
人を信用できないままでいると損する可能性大!
日常生活を送っている以上、人は何らかの形で他人とつながっています。
仕事も恋愛も、全ては他人がいてこそ成り立つものです。
人を信用できないままでいると損することになりかねません。
他人への不信感を払拭するには、信用できる人を見極める観察眼を養っていきましょう。
そのためには人に興味を持つことが大切です。
「他人なんかどうでもいい」と投げやりに考えず、あなたの目の前にいる人と積極的にコミュニケーションをとることからはじめてくださいね。
- 人を信用できない人には、他人に興味がない・心配性・プライドが高いといった特徴がある
- 人を信用できない人は損をしたくない・騙されたくないという気持ちが強く、自分に自信が持てない心理傾向が見られる
- 人を信用できない原因として、ネガティブ思考・過去のトラウマ・打たれ弱い性格などが考えられる
- 社会が人との関わりで成り立っている以上、人を信用できないと仕事でも恋愛でも問題が生じる可能性が極めて高い
- 人間不信の克服方法として、小さなことから信じてみる・成功体験を積み重ねて自己肯定感を高める・信用できない人を診断して正しく見極めることがおすすめ