人を信用できない人の特徴や心理とは?原因や人間不信を治す方法を解説

「人を信用できない」という悩みを抱えている人は少なくありません。
信じたい気持ちはあるのに人を信用できないと、人間関係に支障をきたすだけでなく、自分のことが嫌いになってしまいますよね。
この記事では、人を信用できない人の特徴や原因、デメリットについて解説します。
人間不信を治す方法も解説するので、ぜひ参考にして良好な人間関係を築くヒントを見つけてください。
人を信用できない人の特徴や心理5選
「人を信用できない」と感じる人には、いくつかの共通点があります。
まずは、人を信用できない人の特徴や心理を見ていきましょう。
他人に興味が持てない
人を信用できない人は、他人に興味が持てないタイプが多いです。
積極的に交流しようとしないので人と親しくなれず、そもそも信用したりされたりする関係性になりません。
また、相手を深く知ろうとせずに、表面的な情報だけで判断してしまうのも、人を信用できなくなる要因です。
心配性で疑り深い
人を信用できない人は、心配性で疑り深い傾向があります。
人に頼んだことも自分の目で確かめないと気が済まず、「本当にやってくれるかな」と心配になってしまうので、仕事を任せることができません。
また、褒められたのに「裏があるのかも」と本心を探ったり、手助けしてくれた相手に対して「何か企んでいるのでは」と疑心暗鬼になったりしやすいでしょう。
プライドが高い
人を信用できない人は、プライドが高いのも特徴です。
優位に立ちたいがために相手を見極めようとするので、「この人は嘘をついているかも」「信頼できる人柄なのか」と疑ってしまいます。
また、プライドが高い人ほど、人を信用して損をすることに耐えられません。
自分だけが馬鹿を見たり恥をかいたりするくらいなら、もともと人を信用しない方がマシだと考えてしまうのです。
傷つくのが怖い
人を信用できない人には、他人から裏切られることに対する強い恐怖心があります。
過去に人間関係でつらい経験をして心に傷が残っていると、人と深い関係になることを避けてしまいがちです。
「また裏切られるかも」という不安から、恋人や友人を束縛してしまうケースも珍しくありません。
上下関係がある方が安心できる
人間不信が強い人は、上下関係を好む傾向があります。
恋人や友人に対して「本心では何を考えているかわからない」と思っているため、本音を出さずに繋がれる上下関係の方が安心できるのです。
プライベートよりも仕事の方が明るく活発なタイプは、人の二面性に不信感を抱いていることが多いでしょう。
人を信用できない原因や理由
なぜ人を信用できなくなるのでしょうか。
ここでは、人を信用できない原因や理由を解説します。
裏切られた経験がトラウマになっているから
過去に裏切られた経験がトラウマになって、人を信用できなくなってしまうことがあります。
恋人に浮気されたり親しい人に騙されたりといった強烈な体験が、その後の人間関係に影響を与えてしまうのです。
結果として、心配性で臆病な性格が形成され、人に裏切られることを極端に恐れるようになるでしょう。
幼少期の経験が影響しているから
人を信用できなくなる背景には、幼少期の経験が影響している可能性もあります。
幼少期に親から十分な愛情を与えられないと、思いやりの気持ちが育まれず、人を信じるということが理解できなくなります。
人を信用できないまま大人になってしまうと、良好な人間関係を築くことも難しくなるでしょう。
自分へのネガティブな思い込みが激しいから
人を信用できない人は、「自分には価値がない」「どうせ誰からも好かれない」といった思い込みを抱えていることがあります。
自分へのネガティブな思い込みがあると、他人からの好意を素直に受け入れることができません。
周囲からの期待に応えられないことへの不安が強く、自分を守るために人と深く関わろうとしないのです。
過去の人間関係を美化しているから
人を信用できなくなるのは、過去の人間関係を美化していることが原因かもしれません。
「あの人しか信用できない」「自分を理解してくれる人はもう現れない」など、過去の人間関係を美化するあまり、新しく出会った相手に心を許せないのです。
思い出に囚われてしまうことで、目の前の相手と正面から付き合うことができなくなってしまうのでしょう。
人を信用できないことのデメリット
人を信用できないと、日常生活や人生でさまざまな弊害をもたらします。
ここでは、人を信用できないことのデメリットを見ていきましょう。
仕事でのデメリット
ほとんどの仕事は、他人との協力なしには成り立ちません。
なので、人を信用できないとチームワークがとれず、仕事の生産性を落とす可能性が高いです。
また、相手を信じて仕事を任せることが苦手なので、人の作業に口出しをしたり、自分一人で抱え込んだりしてしまうこともあるでしょう。
結果、職場での円滑な人間関係が築けず、仕事がスムーズに進まなくなってしまいます。
恋愛でのデメリット
恋愛は人を信用する力が試される場面といえます。
好きな人や恋人のことが信用できないと、親密な関係にはなれません。
些細なことで浮気を疑って、相手の行動を詮索したり、過度な束縛をしたりして、関係を悪化させてしまうこともあるでしょう。
また、警戒心が強すぎると心を開くまでに時間がかかってしまうので、恋のチャンスを逃してしまう可能性も高いです。
人を信用できない癖を直す方法
人を信用できない背景には、過去のトラウマや幼少期の経験などの根深い原因があるので、人間不信を簡単に直すことはできません。
しかし、意識や行動を変えることで少しずつ改善することができます。
最後に、人を信用できない癖を直す方法を解説するので、できることから実践してみましょう。
自分で自分を褒めて自己肯定感を高める
人を信用できない癖を直したいなら、自分自身を認めて好きになることから始めましょう。
自分で自分を褒めることで自己肯定感が高まり、自然とメンタルが安定して他人との関係を築きやすくなります。
どんなに小さなことでもいいので、自分のできたことや頑張ったことを褒めるように心がけてください。
少しずつ心を開く努力をする
人を信用できるようになるには、少しずつ心を開く努力をする必要があります。
まずは、話しやすいと感じる相手に笑顔で挨拶をしたり、相手の顔を見て話を聞いたりしてみましょう。
小さな成功体験を積み重ねるうちに、「この人なら大丈夫かも」と思えるようになるはずです。
自分の気持ちや考えを素直に伝えられる人を増やせるように、さまざまな相手と触れ合うようにしてくださいね。
相手の言動を受け流すように意識する
人間不信を克服するには、相手の言動を受け流すことも大切です。
相手の言葉を深読みして余計なストレスや不安を感じてしまうと、信頼関係を築くのが難しくなってしまいます。
相手は深く考えずに発言しているケースも多いので、すべての言葉を深刻に受け取る必要はありません。
相手の言動を軽く受け流すことで、警戒心を和らげることができるでしょう。
他人に過度な期待をしないようにする
他人に対する期待が大きいと、望み通りの結果にならなかったときのショックが大きくなります。
人を信用できない癖を直すには、他人に対して過度な期待をしないようにするのも一つの手です。
相手の行動に完璧を求めず、ありのままを受け入れるように意識してみましょう。
自分の思い通りにならなかったときのストレスが減りますし、相手への不信感も抑えられるはずです。
人を信用できない癖は直すことができる
人を信用できなくなる背景には、過去のつらい経験や心理的な原因が複雑に絡み合っています。
人を信用できない癖を簡単に直すことはできませんが、まずは自分の性格や原因を理解することが大切です。
その上で、普段の意識や行動を変えていけば、少しずつ改善できるでしょう。
この記事で紹介した方法を参考にして、できるものから試してみてください。
心を開く努力を続けることで、より豊かな人間関係を築き、安心して過ごせるようになるでしょう。
- 人を信用できない人の特徴は「他人に興味が持てない」「心配性で疑り深い」「上下関係がある方が安心できる」など
- 人を信用できない原因として「裏切られた経験がトラウマになっている」「幼少期に十分な愛情を受け取れなかった」「ネガティブな思い込み」などが考えられる
- 人を信用できないと仕事面・恋愛面で支障をきたす可能性が高い
- 人を信用できない癖を直すには「自分で自分を褒める」「少しずつ心を開く努力をする」「他人に期待しすぎない」などが効果的