人間不信な人の特徴とは?原因や克服するための方法を紹介
「なかなか人を信用できない」「常に人を疑ってしまう」と悩んではいませんか。
過去のトラウマから人間不信に陥ってしまったという方は少なからずいるでしょう。
人間不信に陥ってしまうと人間関係がうまくいかず、恋愛や仕事など様々なことに支障をきたしてしまいます。
この記事では人間不信な人の特徴や、人間不信の原因・克服するための方法を紹介していきます。
人間不信でお悩みの方、あるいはまわりに人間不信に陥っている人がいるという方は是非とも読んでみてください。
Contents
人間不信な人の特徴
人間不信と一言でいっても、その特徴の表れ方は様々です。
ここでは人間不信に陥っている人の主な特徴を4つほど紹介していきます。
まずは人間不信な人はどのような人なのかを確認していきましょう。
人とのコミュニケーションが苦手
人間不信に陥っている人は、他人とのコミュニケーションに苦手意識があります。
「相手の言うことを信用できない」という考えから、人と接することを避けるようになっているのです。
周りの人が優しくしてくれている場合でも心を開かず閉鎖的になっている人は、人間不信の可能性が高いでしょう。
感情を表に出さない
人間不信な人は、感情を表に出すことをしません。
周囲の人たちに対して「素の自分を見せたくない」と考えていて、感情を抑えこむクセがついているのです。
そのため「なにを考えているか分からない人」と思われてしまい、周りから距離をとられるようになってしまいます。
相手を試すような行動を取る
人間不信な人は、わざと相手を試すような行動をとってしまいます。
他人のことが信用できないため、試すことで相手の本心を確かめようとしているのです。
自分の本心と真逆なことを言ってみたり、相手をわざと困らせるような行動を取ったりして反応を見ようとします。
その結果、周囲からの信頼を失ってしまうことも少なくありません。
心配性な性格
心配性な性格であることも、人間不信な人の特徴としてあげられます。
人の仕事や作業に対して一度自分で目を通さないと気が済まなかったり、集合時間や場所を何度も確認したりしてしまいます。
常に不安を抱えているため、恋愛においては束縛が過剰になってしまう傾向が強いです。
人間不信になってしまう原因
人間不信を克服するためには、なにが原因となってしまったのかを理解する必要があります。
ここでは人間不信に陥ってしまう主な理由を4つほど紹介していきます。
人間不信な人の特徴と合わせて抑えておきましょう。
いじめや虐待を受けた経験がある
子供の頃に親からの虐待や同級生からのいじめを受けた経験は、人間不信に陥ってしまう原因になります。
辛い経験がトラウマとして植え付けられてしまい、人と関わることを恐れるようになるのです。
また適切なコミュニケーションを取れなかったことから人との接し方が分からなくなり、心を閉ざしてしまうこともあります。
裏切られた経験がある
信頼する人から裏切られることも、人間不信に陥る原因です。
恋人が浮気をしたり、友人が陰で悪口を言っていたりなど、信頼していた人の悪意や裏切りは深く心を傷つけます。
とくに信頼していた相手ほど、裏切りが深いトラウマとなってしまい、人間不信を招いてしまうのです。
人に騙されたことがある
人に騙された経験から、人間不信に陥る人もいます。
詐欺を働いたり、返すあてのない借金をして逃げてしまったりと、残念ながら世の中には悪意を持って人を騙そうとする人が少なからず存在します。
そういった被害に遭ってしまうと「人を信じても損しかしない」という結論に達してしまい、人間不信になってしまうのです。
人間関係にトラウマがある
人間関係でトラウマを持っていると、人間不信の原因となることがあります。
例えば「友人と喧嘩した」「失言が原因でコミュニティから孤立した」など、人間関係での失敗がトラウマとなってしまうパターンが考えられます。
「どうせ自分は相手に嫌な思いをさせてしまう」と考えてしまい、自分に自信がなくなり、人と壁を作るようになってしまうのです。
人間不信を克服する方法
ここからは、人間不信を克服する方法を紹介していきます。
是非自分にも取り入れてみて人間不信を解消し、よい人間関係を築いていけるようになりましょう。
自己肯定感を高める
人間不信を克服するために、自己肯定感を高めるよう心がけましょう。
人間不信は自分に自信がないことが原因になっていることも多いので、ありのままの自分を認めることが大切になります。
「自分にはこんないいところがある」「自分は人から愛されることができる」と自信をつけることで、コミュニケーションへの恐怖感が薄れていくでしょう。
周りに期待しすぎない
人間不信を克服するには、周りに期待しすぎないことも大切です。
期待が大きければ大きいほど、裏切られた時のショックも大きくなってしまいます。
ダメでもともと精神で周りを頼ることで、相手が失敗したときも許せる広い心を持てるようになるでしょう。
環境を変える
環境を変えてみることも人間不信を克服するのに有効です。
人間不信になっている原因が、今身を置いている環境のせいである可能性も考えられます。
「他のコミュニティでは大丈夫なのに、ここだと相手に不信感を持ってしまう」という方は、転職や所属するグループを変えてみるなどを試してみましょう。
自分にとって安心しやすい環境を見つけることができれば、おのずと人間不信は解消されていくでしょう。
相手の言葉を真に受けすぎない
人間不信を克服するには、相手の言葉を真に受けすぎないことも大切です。
社交辞令やお世辞などの本心ではない言葉を真に受けてしまうと、「裏切られた」「嘘をつかれた」とショックを受けてしまいやすくなります。
必要以上に相手の言葉を信用しすぎず、軽く受け流せる精神を持つとよいでしょう。
少しずつ克服する努力をする
人間不信を克服するための努力は少しずつで構いません。
とくに人間不信の原因が過去の経験やトラウマによるものだと、克服するのは簡単なことでありません。
焦らずに自分のペースで努力していくようにしましょう。
まずは気持ちから前向きにしていくことが何よりも大切です。
一気に解決しようとして無理をしないようにしてくださいね。
人間不信は自分のペースで克服していこう
人間不信は簡単に解決することができない問題なので、自分のペースで治していくことが重要になります。
毎日「今日は自分から人に話しかけてみよう」といった小さな目標を一つ立て、徐々に解決していくように取り組んでみるのがよいでしょう。
臨床心理士に相談しカウンセリングを受けるなど、専門家を頼ることもおすすめです。
今ではオンラインカウンセリングという手段もあり、以前よりも気軽に相談することが可能となっています。
専門機関であれば、あなたのペースに合わせて適切な処置やアドバイスをしてくれるでしょう。
人間不信を克服して、円滑な人間関係を築きましょう!
- 人間不信な人の特徴は「人とのコミュニケーションが苦手」「感情を表に出さない」「相手を試すような行動を取る」など
- 人間不信になってしまう原因は「いじめや虐待を受けた経験がある」「裏切られた経験がある」「人に騙されたことがある」など
- 人間不信を克服する方法は「自己肯定感を高める」「周りに期待しすぎない」「環境を変える」など
- 人間不信は、マイペースに克服していくことが大切