話し合いができない人の特徴7選!まともな話し合いにならない人への対処法
人間関係において、トラブルを解決するためには「話し合い」が非常に重要です。
しかし、いくら話し合おうとしても、こちらの意見に耳を貸さなかったり、自分の意見ばかり押し通したりしてくる「話し合いにならない人」もいますよね。
そこで今回の記事では、まともな話し合いにならない困った人への対処法を紹介していきます。
そもそも「話し合い」とは何なのか
「話し合い」とは、お互いの意見や気持ちを出し合いながら問題解決を目指す、相互的なコミュニケーションのことです。
片方が言い聞かせるだけの会話や、相手の意見を一切受け付けないような会話は、話し合いとはいえません。
そのため、話し合いを成立させるにはいくつかの条件が必要となってきます。
- 話し合いするメンバーは対等な立場や発言権を持つとされる
- 1人の意見だけが100%採用されることはなく皆がそれを理解している
- 自分の意見を通すだけでなく他の人の意見も尊重する必要がある
上記の条件が揃っており、かつ話し合いに参加するメンバーがそれを理解していなければ、きちんとした話し合いは成立しません。
つまり、自分だけが上の立場だと認識していたり、相手の意見を聞く気がさらさらなかったりするような人とは、はなから話し合いをすることはできないのです。
では、もし話し合うべき相手がそのようなタイプだった場合は、一体どのようにすればいいのでしょうか。
距離を置くことができれば一番いいのですが、そうもいかない場合は、なぜ話し合えないのか、相手の特徴や心理を理解した上で適切に対処することが大事です。
話し合いができない人の特徴7選

続いて、話し合いができない人に見られる共通した特徴を紹介します。
当てはまる項目の多い相手は話し合いができない可能性大です!
くれぐれも付き合い方に注意することをおすすめします。
相手の意見や考えを受け入れない
話し合いができない人は、相手の意見や考えを受け入れることができません。
悪い意味で自分ファーストなので、自分と異なる意見はすべて間違いだと思ってしまうのです。
いくら丁寧に説明したとしても自分の考えと違えば、他の意見をすべてシャットアウトしてしまいます。
よほどのことがない限り相手の意見を受け入れることはないので、結局いつも相手側が折れるという結果になってしまうでしょう。
相手の立場に立って考えることができない
話し合いができない人は、相手の立場に立って考えることができません。
「他人にも人格があって、都合や意志もある」という当たり前のことが理解できていないのです。
そのため、常に主観的にしか物事を捉えられないのでしょう。
「自分の意見には周囲も賛成して当然」くらいに思っているのです。
相手の気持ちを察する想像力も欠如しているので、配慮のない発言で周りを傷つけることもあるでしょう。
意見ではなく自身を否定されたと感じる
話し合いというのはあくまで意見交換であり、その発言をした人の人格まで否定するものではありません。
しかし、話し合いができない人というのは、「自分の意見に反対される=自分自身を否定された」と受け取ってしまうのです。
反対意見に対していちいち傷ついているような人とは、まともな話し合いはできません。
また、話し合いの上での批判を人格批判と受け取って激高してしまうこともあるので、周囲はほとほと困ってしまうでしょう。
頑固すぎる
頑固すぎるのも、話し合いができない人の特徴です。
話し合いができない人は、自分がこう思ったらそれのみに突き進んでしまう傾向があります。
そのため、たとえ間違いに気づいたとしても意見を変えることができないのです。
また、プライドが高く他人からのアドバイスにはかえって反発してしまうこともあるので、柔軟で機転の利いた対応は難しいでしょう。
意見をコロコロと変える
話し合いができない人は、自分の意見をコロコロと変える傾向があります。
他人の意見は聞き入れないのに、自分の気持ちには素直に従うので、主張が簡単に変わってしまうのです。
さらに、話し合いができない人は自分の意見に一貫性がないことを自覚せず、内容の矛盾に気づくことがありません。
話し合いをめんどくさいと感じている
話し合いができない人は、そもそも話し合いをめんどくさいものだと感じているケースもあります。
自分の意見が一番正しいと思っていて、それ以外の意見を受け入れることでやり方を変えざるを得なくなることを嫌がるのです。
そのため、話し合い自体を避けることも少なくありません。
また、たとえ問題解決のために話し合いが必要だとしても、「放っておけばそのうち解決するかもしれない」と現実逃避的な考えに至ってしまい、重要な話し合いから逃れようとする傾向も強いです。
相手に甘えている
話し合いができない人は、相手に甘えていることが多いです。
とくに身内との話し合いができないタイプによく見られる傾向ですが、「相手から愛されている」「相手は許してくれる」といった気持ちが強いので、そもそも話し合いが必要ないとすら思っているのです。
しかし、そうした自信は一方的な思い込みであり、相手が我慢していることに全く気付いていない証拠といえます。
結果として、話し合いを疎かにしたせいで相手から見限られてしまう、なんてことも少なくないでしょう。
話し合いができない人への対処法
では、話し合いができない人・話し合いを避ける人が、身近にいる場合は一体どうすればいいのでしょうか。
問題解決のために、以下の対処方法を試してみることをおすすめします。
丁寧な口調で話すことを心がける
話し合いができない人に対しては、第一に丁寧な口調で話すことを心がけましょう。
話し合いができない人は、シンプルな話し合いの場であっても、相手からの意見を攻撃として受け取ってしまうことがあります。
相手をイライラさせないためにも、丁寧な口調でやや低姿勢に話しかけるのがおすすめです。
敵意がないのがわかれば、こちらの話に耳を傾けてくれるようになるかもしれませんよ。
相手の話をきちんと聞いてあげる
話し合いができない人は、基本的に「自分の意見がすべて」という考えを持っています。
そのため、話を聞いてもらえないと感じると、余計に頑なになってしまう傾向があります。
自分の話を聞いてもらうためにも、まずは相手の話をきちんと聞いてあげるようにしてください。
相手の意見を十分聞いた上での話し合いなら、いつもより円滑に進められるようになるでしょう。
時間をかけて解決することを意識する
話し合いができない人と話し合う場合は、早期解決は難しいと覚悟すべきです。
さっさと話し合いを決着させようとすると、余計意見交換が上手くいかなくなる可能性があるので、時間をかけて解決することを意識してください。
毎日少しづつ自分の意見を聞いてもらったり、1つずつ問題を解決していったりするなど、一歩一歩話し合いを進めていくようにしましょう。
そうすれば、話し合いが苦手な相手であっても、話し合いを続けていける可能性がありますよ。
具体的な数字を出して話す
話し合いができない人は、具体性のない話が苦手な傾向があります。
こちらの気持ちや状況を伝えても、「だから?」と理解してもらえない可能性があるので、数字や客観的データを見せるのがおすすめです。
とくに、理屈っぽく「自分の考えこそが一番だ」と思っているタイプの人には有効な方法といえるでしょう。
話し合いができない相手に対しては感情論に走らずに、あくまで具体的な事実を伝えることが大切になります。
できるだけ端的にわかりやすく話す
話し合いができないタイプの人は、話し合うこと自体を面倒だと感じています。
そのため、できるだけ端的にわかりやすく話すよう心がけましょう。
順序立てて理解してもらおうとすると、結論にたどり着く前に理解してもらえない可能性があるので、最初に結論から言ってしまうのも1つの手です。
わかりやすくコンパクトに意見をまとめれば、相手もある程度は聞き入れてくれるようになるでしょう。
相手に理解を示してあげる
話し合いができない人には、相手の話は聞かないわりに自分の考えは大事にしてもらいたい、という厄介な傾向があります。
そうした人との話し合いを成立させるためには、相手に理解を示してあげる必要があります。
頭から否定するような言い方をしてしまうと、自分の意見だけでなく自分自身が否定されたと感じて、そのあとの話し合いが成り立たなくなってしまうこともあるでしょう。
「なるほど参考になるよ」「あなたの意見もいいよね」と、相手への理解を示しながら話し合いに持ち込めば、スムーズに意見交換ができるようになるはずです。
話し合いができない人の特徴を理解して上手に対処しよう

話し合いができない人が、その場に1人でもいると面倒なものです。
「できれば距離を置きたい」というのが本音ですが、どうしても関わらなければならない場面もあるでしょう。
そんなときは、なぜ話し合いができないのかその原因を探りつつ、相手が耳を傾けやすくなるように工夫することが大事です。
また、身近な相手と話し合いができない人の場合は、「甘え」が根底に存在する可能性もあります。
いずれにせよ、相手を完全に否定せずお互いの話を聞く姿勢を大事にすることが、問題解決につながるでしょう。
ぜひこれまで紹介してきた方法を参考に、話し合いができない人とのコミュニケーションを工夫してみてくださいね。
- 話し合いとは、お互いの意見や気持ちを出し合う相互的なコミュニケーションのこと
- 話し合いができない人には「相手の意見や考えを受け入れない」「頑固すぎる」「相手に甘えている」などの性格的特徴がある
- 話し合いができない人には、丁寧な口調で端的にわかりやすく説明するなどの方法で、話し合いの面倒くささを軽減してあげることが大事




