不平不満の意味&使い方を解説!不平不満が多い人の心理や対処法とは
不平不満が多い人とは、関わるのも同じ空間にいるのも遠慮したいものですよね。
実際に不平不満が多い人と接することで、ストレスを感じたり被害に遭ったりしている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、不平不満の意味や不平不満が多い人の心理、対処法を徹底解説します。
不平不満が多い人との付き合い方に悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。
Contents
不平不満とは
まずは、「不平不満」という言葉の意味や使い方を確認していきましょう。
言葉の意味
まず「不平」と「不満」には、それぞれ以下のような意味があります。
- 「不平」:平等でない状態を表し、自分の要求が通らず気持ちが落ち着かない様子
- 「不満」:満足していない状態を表し、自分の思う基準を満たさない状態に物足りない様子
つまり「不平不満」とは、物事が自分の思いどおりに進まず、心が落ち着かない・満たされない様子を意味する言葉です。
文句や愚痴といった不平不満が多い人は、周囲にネガティブな印象を与えるため、敬遠される存在でしょう。
類語
不平不満は、以下のような類語に置き換えて表すこともできます。
- おもしろくない気分
- 満たされない気分
- 欲求不満
- 歯がゆい思い
いずれも心の中に不満が溜まり、落ち着かない様子を指す言葉です。
対義語
不平不満の対義語は、満たされている様子を表す以下のような言葉が挙げられます。
- 円満具足(えんまんぐそく):欠けることなく、全て揃っていること
- 福徳円満(ふくとくえんまん):幸せや財産に恵まれ、満たされていること
使い方
不平不満の使い方として、以下の例文を参考にしてみてください。
「恋人に対する不平不満が、ついに爆発してしまった」
「“納得いかない情報ばかり!”“こんな人生送るはずじゃ…”といった不平不満に、脳が支配されている。」
不平不満が多い人の心理
不平不満が多い人たちは、一体どのような気持ちから文句を言ったり、愚痴をこぼしたりするのでしょうか。
ここでは、不平不満が多い人の心理状態を紐解いていきましょう。
負けず嫌い
不平不満ばかり言う人は、負けず嫌いなタイプが多いです。
常に自分が勝たないと満足できないため、負けそうなときや敗者となった場合は、つい言動がきつくなってしまいます。
自分が負けたときでも、絶対に敗北を認めたくないため、文句や愚痴を言うことも少なくありません。
また、他人に嫉妬しやすく、自分自身より優れた人を見ると不平不満を漏らす傾向があります。
ネガティブ思考
ネガティブ思考な人も、不平不満を言ったり不快な感情を態度に出したりしがちです。
人や物事のマイナス面ばかりを見ているため、不平不満が多くなるのは必然といえます。
マイナス思考が酷い人の場合は、人間関係や仕事での悩みが絶えないので心に余裕がなくなり、周囲に自分のイライラをぶつけることもあります。
ネガティブに考える習慣を改めなければ、不平不満はなくならないでしょう。
自分視点で物事を考える
自分視点で物事を考える、いわゆる自分勝手な人は不平不満を抱くことが多いです。
たとえば同僚がミスをした場合、自分に被害がくる恐れを真っ先に考え、「なんでこんなミスするんだ」「迷惑だな…」と不満に思ってしまいます。
他人の気持ちや状況を考えずに自己保身に走るので、不満が溜まったり、イライラしたりしやすくなるのです。
不平不満が多い人の特徴
不平不満を常に抱いている人は、いくつか共通する特徴をもっています。
ここでは、不平不満が多い人の特徴を紹介するので、自分や周りに当てはまらないかチェックしてみてください。
行動力がない
不平不満が多い人は、発言だけは立派で行動力がありません。
「そのやり方は非効率だよ」「それは失敗するんじゃない」と、あれこれ口出しするにもかかわらず、自分は行動に移さず他人任せな傾向があります。
そして、相手が自分の思い描く結果を出さなければ、「なんでできないかな…」なんて文句や愚痴を口にするのです。
常識的に考えれば、人に任せて思いどおりにいかなかったら自分が動くのが自然な流れですが、不平不満ばかりの人は決して自分では動こうとしません。
職場でも同僚から白い目で見られていることが多いでしょう。
人の意見を否定するが提案はしない
人の意見を否定するにもかかわらず、自分からは提案しないというのも、不平不満が多い人によく見られる特徴です。
人の意見には「それはどうかな…」「絶対ダメでしょう!」と否定しておいて、自分からは具体的な策やアドバイスを提示することはありません。
人や物事の粗探しばかりしているからこそ、不平不満が溜まっていくのかもしれませんね。
自分が望んだ生き方をしていない
恋人がほしいのにできなかったり、したい仕事に就けていなかったりというように、自分が望む生き方をしていない人は不平不満が多い傾向にあります。
自分の望む生き方ができていないことから、自分はかわいそうと思い込み、他人や生い立ちのせいにすることもしばしば…。
「本当は〇〇がしたかったのに」「自分はこんなところにいる人間じゃない!」と愚痴や不満をこぼしていることも多いです。
常に満たされない思いを抱えて生きているので、不平不満が自然と多くなるのでしょう。
職場にいると厄介!不平不満が多い人がもたらす悪影響
不平不満が多い人が身近にいると、マイナスな影響を受けることがあります。
とくに同じ会社にいる場合は、大きな被害を受けることがあるので要注意です。
ここからは、不平不満が多い人がもたらす職場への悪影響を紹介するので確認してみましょう。
職場全体の雰囲気が悪くなる
不平不満が多い人が職場にいるとネガティブオーラが影響して、職場全体の雰囲気が悪くなります。
何かにつけて愚痴ばかり聞かされたり、行動しないのに不満をぶつけられたりするのは、誰だって嫌ですよね。
直接関わる人が疲弊してしまうことはもちろん、見ていてもいい気分にはならないので、周囲の人にも嫌なムードが漂います。
最悪の場合、離職者が続出するという悪影響を及ぼす可能性もあります。
業務がスムーズに進まなくなる
不平不満が多い人に業務をお願いしたい状況でも、何を言われるかわかりませんし、まともに進めてもらえるか不安で、積極的に仕事を頼みたいとは思いませんよね。
最悪の場合、できない理由ばかりを伝えてきて、拒絶してくる可能性もあります。
そのため、結局自分で引き受けたり頼りになる人優先でお願いしたりして、業務がスムーズに進まなくなることも珍しくありません。
自分が残業になりそうなときは、文句と愚痴のオンパレードなので、できるだけ関わりたくないと思う人がほとんどでしょう。
不平不満が多い人の対処法
不平不満が多い人が身近にいる場合、早急に対処しなければ心も体も疲弊してしまうかもしれません。
最後に、不平不満が多い人の対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
心を無にして聞き流す
不平不満が多い人の言うことは、心を無にして聞き流すのが1番です。
うっかり同調してしまえば同族認定されるかもしれませんし、反対に指摘しても不平不満を増幅させてしまう可能性があります。
被害を最小限にするには大きなリアクションをせず、「へー」「そうなんですね」と返してやり過ごしましょう。
とくに上司や同期などの仕事で距離をとることができない人には、人間関係に波風立てずに対処できるのでおすすめです。
強引に自分の話をする
不平不満が多い人の話を聞いているときに、強引に自分の話を被せるのも有効な方法です。
そうすれば相手のネガティブな話を聞かずに済みます。
また、「話を聞いてくれない人」と認定されれば相手から離れていき、不平不満が多い人と極力接することのない生活が送れる可能性もあります。
不平不満トークがはじまりそうになったら、「そういえばこういうことがあって~」「実はさ~」と、遮るように自分の話をはじめてみてください。
距離を置く
不平不満が多い人との関係性を断っても問題がない場合は、距離を置くことをおすすめします。
日頃から不満や愚痴を頻繁にこぼす性格は、簡単には直りません。
無理して不平不満を聞き続けても、自分の得になることはなく、ストレスが蓄積していくだけです。
相手から連絡がきてもLINEやメールを返信しないようにしたり、プライベートな誘いは絶対に受けないようにしたりして、意識的に距離を置くようにしましょう。
不平不満が多い人に振り回されないよう気をつけよう!
不平不満が多い人は、日頃から文句や愚痴といったネガティブな話ばかりします。
そんな人は直接関わらなくても、聞いているだけ・見ているだけでも不快になるものです。
不平不満が多い人に振り回されても疲弊するだけです。
やたらとネガティブ発言をふりまく人が身近にいる場合は、心穏やかに過ごせるように、自分から対処法を実践することをおすすめします。