潔癖症の特徴やあるあるを紹介!その克服方法と付き合い方とは
日常生活で「電車のつり革が触れない」「人と食事をシェアできない」
普通の人はあまり気にしないことでも、過剰に不潔と感じてしまう潔癖症。
綺麗好きなのはいいことですが、極端すぎると生活に支障が出てしまう可能性もあります。
この記事では、潔癖症の意味や特徴、克服法、潔癖症の人とうまく付き合う方法などを詳しく解説します。
自分が潔癖症なんじゃないかと不安な人や、潔癖症の人とうまく付き合っていきたいと思っている人はぜひチェックしてみてください。
Contents
「潔癖症」とは
潔癖症とは、手が汚れているという強迫観念に取りつかれ何度も手洗いをしたり、ドアノブや電車のつり革など他人が触れる物が汚いと感じて触ることができなくなったりする状態を指します。
潔癖症の人は、汚れているものがあれば必要以上に嫌ってしまい、とにかく清潔な状態にこだわろうとします。
そんなこだわりがいきすぎて日常生活に支障をきたす場合があるのです。
こんな心理の人が潔癖症になりやすい!
潔癖症はどのような心理の人がなりやすいのでしょうか。
潔癖症になりやすいとされる性格を紹介します。
【潔癖症になりやすい性格】
- 完璧主義者
- 几帳面
- 頑固
- 心配性
- 執着心が強い
- 神経質
このような性格は、「強迫性格(強迫性パーソナリティ)」や「執着性格」と呼ばれ、こだわりや、自分の思い通りにしたい気持ちが強い傾向があります。
ちょっとした汚れが気になったり綺麗な状態を保ちたいと思っていたりすると、永遠と掃除をしているなんてことが日常茶飯事です。
「強迫性障害」との違い
潔癖症は医学用語ではなく、その人の性質を表す言葉です。
潔癖症と似ている病気には、強迫スペクトラム障害の一種である「強迫性障害(OCD)」があります。
強迫性障害には、運動性タイプ・認知タイプの二種類が存在します。
精神科医によると強迫観念・強迫行為という症状があり、とくに潔癖症と間違われやすいのが強迫行為のひとつである「不潔強迫」は認知タイプに分類されるそうです。
「不潔強迫」は汚れることに敏感になり、極端に恐怖を感じてしまう症状=不潔恐怖のことです。
強迫性障害の人は、自分のしている行動が過剰でおかしいと思いながらも、自分を汚いと感じて何度も入浴したり、不潔なものに触ったと思い込んでいつまでも手洗いをしたりします(このような行動を洗浄強迫ともいいます)。
自分ではコントロールできずに行動をやめられないことから、精神的苦痛が強く疲労が大きいのが特徴です。
潔癖症の特徴5選
それでは、潔癖症の人にはどのような特徴があるのでしょうか。
代表的な5つの特徴を解説します。
人と飲食を共有しない
潔癖症の人は他人が口にしたものを不快に感じるため、食事のシェアやまわし飲みができないという特徴があります。
鍋をみんなで食べるのも苦手で、他の箸を使わないようにマイ箸を持ち歩いている人もいます。
公共機関・公共施設が苦手
誰が触ったかわからないものを嫌うのも潔癖症の特徴です。
公共機関や公共施設は多くの人が利用していて汚いと感じるため、ドアノブや手すりなど、なるべく周りのものに触らないように気をつける傾向があります。
匂いを嗅いでチェックする
潔癖症の人は匂いにも敏感です。
汚れていなくても匂いがする場所やものが苦手で、過剰に嗅いでチェックします。
また、口臭や体臭を嫌い、他人だけでなく自分の匂いも気にしすぎてしまいます。
部屋の整理整頓が得意
潔癖症の人は自分の生活空間が乱れるのを嫌うため、部屋の整理整頓が得意な一面があります。
掃除や洗濯などの効率がよく、家事が上手な人が多いのが特徴です。
異性との交際が苦手
極度の潔癖症の場合、異性との交際さえ苦手なこともあります。
とくにキスやセックスなどの性行為ができないケースが多く、少し体に触れただけで嫌がる人もいます。
【セルフ診断】潔癖症あるあるエピソード
自分も潔癖症かもしれないと感じたら、潔癖症の人たちのよくあるエピソードを参考に、当てはまる行動があるかチェックしてみましょう。
手袋無しで電車のつり革がつかめない
「電車のつり革は不潔!手袋なしじゃつかめない」
素手でつり革を触れない人は、潔癖症あるあるに該当します。
絶対に触らないために手袋が欠かせない人も潔癖症なのかもしれません。
除菌シートは必需品
「除菌グッズは常に持ち歩いて、気になったらすぐに拭いている」
アルコールなど除菌薬品の入ったシートやスプレーなどの除菌関連商品は手放せません。
どこでも気になったら素早く除菌です。
帰ってきたらすぐお風呂に入る
「体についた汚れはすぐに落としたいので、帰ってきたらお風呂に直行する」
外から持ち込んだ汚れはすぐに落としたいのも潔癖症あるあるです。
そのままの格好でソファに座るなんてできません。
屋台の食べ物が食べられない
「屋台の食べ物が苦手…衛生面が気になる」
むき出しに置いている食べ物が不安でしょうがない、使っている水や器が綺麗かどうかも気になり、屋台の食べ物を食べることができません。
外出先でトイレに行けない
「外出先では極力トイレに入らない。便器に座りたくない」
家以外のトイレは使いたくない、どうしても使わなきゃならないときはティッシュを敷くか、お尻を浮かせて用を足します。
かばんを絶対に床に置かない
「床に直接かばんを置くなんてありえない!」
絶対に許せないのがかばんの直置きです。
地面や床は汚い場所と認識しています。
絶対に置きたくありません。
温泉・海・プールを楽しめない
「温泉・海・プールがとにかくムリ!どうしても汚く感じる」
人と一緒の水に入ったり、プールサイドや更衣室を裸足でペタペタ歩くのがとにかく苦手です。
せっかくのデートを素直に楽しめないこともあるでしょう。
潔癖症を克服する方法
潔癖症は度がすぎると人間関係に影響を及ぼす場合もあります。
潔癖症を治したいなら、克服する方法を試してみましょう。
不潔だと思い込まないようにする
はじめは難しいかもしれませんが、とにかく不潔だと思い込まないようにするのが大事です。
雑菌を避けて生きるのは不可能ですから、気にしすぎても意味がないと理解しましょう。
心を癒してストレスを減らす
気にしすぎてしまうのはストレスが理由となっている場合もあります。
睡眠不足などの生活習慣の乱れから、精神的に不安定になっている可能性もあるでしょう。
しっかりとストレスの原因を突き止めて解消していきましょう。
小さなことからクリアしていく
今までできていなかったことをやってみるのもおすすめです。
たとえばつり革に触るのが苦手なら、我慢して素手で掴んでみましょう。
思い切って触ってみると、案外慣れてしまうものです。
小さな目標からひとつずつ克服していくことがおすすめです。
最終手段は病院での治療
重度の潔癖症の場合、自分1人での克服が難しいケースもあります。
精神科や心療内科で正しい診断を受けて、適切な治療方法で克服することが重要です。
不安障害・強迫行動など少しでも辛いと感じたら、自己判断せずに専門家に相談しましょう。
認知行動療法や不安薬・うつ剤など個人にあった有効性の高い治療法を見つけ出してくれますよ。
潔癖症の相手とうまく付き合うには
もしも付き合った女性や男性が潔癖症だった場合はどうすればいいのでしょうか。
潔癖性の相手とうまく付き合う方法を紹介します。
相手の性格を受け入れる
好きな相手が潔癖性だった場合、その人の個性だと思って受け入れてみましょう。
部屋の整理整頓や掃除、洗濯など家事が得意なところは長所ともいえます。
細かいことは気にせずに、相手を尊重してうまく付き合っていきましょう。
自分も綺麗好きになる
相手と同じく、自分も綺麗好きになるとうまく付き合える可能性もあります。
価値観が同じ人は一緒にいて楽と感じるものです。
綺麗好きなことを2人で楽しむようにしてみましょう。
お互いに無理はしない
潔癖性の相手は、何も気にならない方がおかしいと感じていることが多くあります。
性格の違いを理解し合うのはなかなか難しいものですから、一緒にやっていこうという気持ちがあるならしっかりと話し合って、お互いが妥協できるポイントを見つけていきましょう。
潔癖を理解しあえるパートナーを見つけよう!
潔癖であることは、単なるこだわりだけでなく、性格や精神的な要因が影響している場合もあります。
恋愛の場面でも影響することは多いですが、無理して相手に合わせて我慢するよりも、同じ潔癖の人とお付き合いする方が良好な関係を築けるはずです。
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無理しない範囲で潔癖症とうまく付き合っていこう!
潔癖症といっても、人それぞれ許せる範囲は異なります。
相手のこだわりが理解できる場合もあれば、ついていけないと感じる場合もあるでしょう。
とくに恋愛関係となると、潔癖症の人と一緒にいるのは大変かもしれません。
潔癖症の人と出会ったら、今回紹介した「上手に付き合う方法」を参考にして、無理のない範囲でうまく付き合っていきましょう。