「ちゃっかり」の意味とは?ちゃっかりした人の特徴&行動あるあるを紹介!
あなたの周りにも「ちゃっかりしているなぁ…」と思う人がいるのではないでしょうか。
一般的に「計算高い」「周囲に損を与える」など、悪いイメージがありますよね。
自身でも気づかないうちに周りから、「ちゃっかりしている」と思われている可能性もゼロではありません。
そこで今回の記事では「ちゃっかり」の意味や類義語、「ちゃっかりした人」の特徴、そして付き合い方などを紹介していきます。
Contents
ちゃっかりとは
「ちゃっかり」という言葉が使われると、あまりよい印象を受けません。
ここでは意外と知らない意味や語源、類義語などを紹介していきます。
意味・語源
「ちゃっかり」という言葉を辞書で調べると、「自分の利益になるように抜け目なく振る舞うさま」と記されています。
つまりちゃっかりした人とは、周りの人がまだ気づいていない「得するポイント」をいち早く見つけ、行動に移す要領のいい人を指します。
その語源は、しっかり抜け目なく行動するという意味を持つ「ちゃんと」の「ちゃ」と、ふざけるという意味を持つ「茶化す」「茶々を入れる」などの「ちゃ」が組み合わさり、生まれたといわれています。
例文
わたしたちの生活の中で実際に使われてる「ちゃっかり」の例文を見ていきましょう。
「あの人って意外とちゃっかりしている面があるよね」
「余ったお菓子は彼がちゃっかり持ち帰ったらしいよ」
「あの女の子、イケメンの隣の席をちゃっかりキープしてるよ」
以上のように使われます。
ぜひ参考にしてみてください。
類語&対義語
「ちゃっかり」を言い換える場合は
- 抜け目がない
- どさくさに紛れて
- 隙をついて
などの言葉が類義語として当てはまります。
ちなみに、言葉の響きから間違われやすい「うっかり」は、「忘れたり気づかなかったりするさま」として、全く意味が異なります。
「粗忽者」という言葉もありますが、それもまた「うっかり」と同義になるため、使い間違えないよう注意が必要です。
一方、対義語には
- 抜かっている
- やり損なう
などが該当します。
「要領が悪く失敗する」という意味を含む言葉が対義語になっています。
ちゃっかりしている人の特徴
ちゃっかりしている人とひと口にいっても、その中には自分の損得を優先に考える人、自分以外の誰かのためにも要領よく動ける人など、さまざまな人がいます。
それでも、ちゃっかりした人には共通する特徴があるので、5つ紹介していきます。
計算高く要領がいい
ちゃっかりしている人は、計算高く要領がいいことが特徴の1つです。
自分の利益に対して貪欲なため、どうすれば物事がもっともスムーズに自分の利益になるのかという順序立てがうまく、抜け目もありません。
学生の頃、遊んでばかりいるように見えたのに、実は効率的にテスト勉強もきちんとしていた「ちゃっかりした人」が1人はいたはずです。
他にも、恋人の影を見せたことがなかった女性が、気づいたら結婚していた…なんてことがあったら、その女性はちゃっかりした人かもしれません。
それぞれに充てる時間配分や順序をあらかじめ計算した上で物事を進めるため、基本的に要領がいいのです。
人付き合いがいい
人付き合いがいいのもちゃっかりした人の特徴です。
人は誰しも一目で誰が自分にとって得な人かどうかを見極めることはできません。
そのため、ちゃっかりしている人はいろんな人と幅広く交流を持ち、いざとなったときに人の手を借りられるよう、人間関係を築いています。
そもそもちゃっかりしている人は「人が好き」な傾向があり、いろんな場に参加してちゃっかり連絡先交換も済ませます。
人と知り合うことに抵抗をもたないタイプのため、知らないうちに人脈を広げ、うまく付き合っていることから「人付き合いがいい」といわれるのです。
財布の紐が固い
ちゃっかりしている人は財布の紐が固く、倹約家な面があります。
そのため、ちゃっかりしている人がお金を出すときは、本当に必要なものを見極めてから判断を下します。
また、人からちょっとしたお金を出してもらうことに遠慮はありませんが、他人のためにお金を出すことはほとんどありません。
そのため、ちゃっかりした人は無駄遣いをすることがないのです。
とくに女性よりも物欲が少ない男性の場合、自分の部屋にも必要最低限の物しか置かないミニマリストの可能性が高いため、倹約家と結婚したいと考えている女子はちゃっかりした人を狙いにいくのもアリかもしれません。
世渡り上手
ちゃっかりしている人は、自分の周りの空気や相手の心の動きに敏感に反応できるため、人と接するときも極力摩擦や行き違いが起こらないルートを見つけ出すことができます。
相手の地位を利用し、自分や仲の良い人たちに利益が働くよう、接し方を変えているのです。
どうすれば相手をいい気分にさせ、どうすれば相手に好意を持ってもらえるかを常に計算しています。
たとえば、社内では愚痴や悪口をこぼしている取引先に対しても、顔を合わせるときは誰よりも相手が喜ぶ情報を仕入れて話を盛り上げたり、低姿勢で丁寧な対応をしたりするのです。
就職や転職などの面接の場も、世渡り上手なちゃっかりさんは得意です。
本心では思っていなくても、状況に応じて巧みに言葉や行動を変えられるのがちゃっかりしている人の特徴といえます。
甘えるのが上手
ちゃっかりしている人は甘え上手で、人の使い方も手慣れています。
人を利用するには甘えることが近道だと知っているため、相手によって顔を使い分けているのです。
友達や仲間には「頼りにしている」と言葉で信頼を示すことで、弟妹キャラクターを確立させています。
会社においても、目上の人に対しては相手を持ち上げることに長けていたり、後輩や部下に対しては何かを依頼するときに「あなたにしかお願いできない」といったニュアンスの言葉を添えたりします。
相手の懐にスッと入ることで人から目をかけてもらいやすくなり、「この人なら仕方ないな」「自分にできることなら手を貸してあげよう」などと人に思わせているのです。
ちゃっかりしている人が嫌われやすいポイント
損得勘定の精査がうまい「ちゃっかりした人」。
中にはそういったちゃっかりしている部分が苦手だという人もいますよね。
ここでは、ちゃっかりしている人が嫌われ者になりやすいポイントを紹介していきます。
もし「自分はちゃっかりしている」と自覚があるなら、こちらの内容を参考に嫌われる人になっていないか確認してみてください。
嘘をつくことがある
ちゃっかりしている人は、自分の利益のために嘘をついていることがあります。
そうはいっても、ちゃっかりしている当の本人に嘘をついている自覚はあまりなく、罪の意識もありません。
物事を誇張して表現したり、人から聞いた話を自分が得をするために話したりと、「嘘」をうまく使い分けているのです。
話の矛盾点に気づける人は、ちゃっかりした人のそういった面に嫌悪感を抱きます。
また、人をうまく扱う演技もうまいため、ちゃっかりした人のそういった嘘に騙されてしまう人も少なくありません。
それがあとから嘘だとわかると信頼性を失っていき、「信用ができない人」という認識をもたれてしまうのです。
がめつくて図々しい
人と距離を詰めることがうまいちゃっかりしている人ですが、人によってはその様子に図々しさを感じることがあります。
傍からは、ちゃっかりした人の「甘え上手」な特徴が浮き彫りになり、「自分がやりたくないことを人に押し付けている」「自分だけ得しようとしている」と見られてしまうことがあるのです。
引っ込み思案な人や甘え下手な人にとっては、ちゃっかりした人の利益に対する前のめりな貪欲さががめつく見えてしまいます。
利己的で自分のことばかり考えている
ちゃっかりしている人は、利益のためには他人のことを気にせず行動する特徴があります。
そのため、目的が「自分のため」ばかりになり、周りを顧みず勝手に動いたり、仕事上では就業ルールを守らなかったりして、「利己的で自分のことばかり考える人だ」と思われてしまいます。
ちゃっかりしている人は立ち回りもうまいため、それが上手にできない人から「自分ばかりが評価を受ける手段見つけやがって…」と、妬みの感情を持たれてしまうことも少なくありません。
真面目な日本人だからこそ、ちゃっかり得をしている人を見ると「自分はこんなにもがんばっているのに」とウンザリしてしまうのです。
とくにちゃっかりしている人の甘え対象になりづらく、ライバル意識も持ちやすい会社の同期や親しくない人から、こういった感情を持たれることが多いようです。
一緒にいてイライラさせられる
ちゃっかりした人と付き合っていると、イライラする人も多いようです。
ちゃっかりしている人は、人付き合いは上手で社交性がありますが、一方で目の前にいる相手の心や考えていることを読むのは苦手な「鈍感」なところがあります。
自分の思いや考えを口にしたときに、相手がどう思うのか、どう考えるのかを想像することができないため、内容によっては相手が「人の気持ちを考えられないなんて」と苛立ってしまうのです。
そのため、ちゃっかりした性格の人は、相談相手には不向きと思われる傾向があります。
また、ちゃっかりしている人は無意識に自分のペースに合わせてもらおうとする節があるため、相手がペースを乱されていても気づかず物事を進めようとします。
さらに「私のぶんもお願い!」とシレっと頼みごとをすることも少なくありません。
とくにちゃっかりした友人と一緒に旅に行くなど、長時間一緒にいることになったときは、自分本位の行動ばかりとられて「疲れる」「イライラする」といった感情を抱く可能性が高くなります。
ちゃっかり者との上手な付き合い方
面倒くさいところもあるちゃっかりした人ですが、一緒にいると自分にも「得」が回ってくることがあるため、引き離すにはもったいない気がするかもしれません。
とはいえ、「仕事を押し付けられることもあるしやっぱり面倒…」「適度な距離感で付き合えたらいいんだけど…」と思っている人もいるでしょう。
そこでここでは、ちゃっかりした人と上手に付き合う方法を紹介していきます。
言葉を鵜呑みにしない
ちゃっかり者と会話をする際は、真剣に聞いて間に受けたりせず、話半分で聞くくらいがちょうどいいかもしれません。
ちゃっかりしている人は、自分の利益のために話を盛ったり自分を大きく見せたりして、人をうまく利用する能力に長けています。
「最終的に自分が得すること」を考えている場合が多いということです。
そのため、言葉巧みに人を動かそうとしますが、その全てを鵜呑みにしてしまうとちゃっかりした人に利用され、振り回されてしまいます。
ちゃっかりした人の役割全てを気づいたら自分が請け負っていた…なんてことにもなりかねません。
ちゃっかりした人の言葉は、「表面だけを繕っていて、開いてみれば内容はスカスカ」なこともあれば、「予定があるから残りの業務お願いできないかな?」と言いつつ予定なんてないケースもあります。
ハッキリ断るのが苦手な人は、具体的に説明を求めてみるとよいでしょう。
意外とボロを出し、あなたを利用することを断念する可能性があります。
反面教師として観察する
ちゃっかりした人に対して「嫌だな」と思ったときは、あえて観察してみるのも手です。
あなたが嫌だなと思っているならば、他の人も同じように思っている可能性大。
目の前にいるちゃっかりした人を観察し、いいなと思った点は取り入れ、嫌だなと思った点は反面教師にして、自分がそうならないよう対策するのがおすすめです。
第三者の立場になってみると、周りに嫌だと思われている原因や、どういった立ち振る舞いが世渡り上手なのかが見えてくるものです。
ちゃっかりした人に利用されるばかりの立場を逆転し、あなたが自分の成長のためにちゃっかりした人を利用する目的で付き合えば、お互いにいい関係が築けるかもしれません。
ちゃっかり素敵な恋人を手に入れるには?
この記事の中でも「恋人の影を見せたことがなかった女性が、気づいたら結婚していた…」というちゃっかりした人の特徴を紹介しましたが、そんな人はもしかすると、マッチングアプリを使って恋活しているかもしれません。
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合コンや婚活パーティーなどと比べても非常にコスパがよく、財布の紐が固いちゃっかりさんも利用しやすいでしょう。
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ちゃっかりした人の良い面を参考にするのはアリ
ちゃっかりした人は、利益のための働きかけが優れています。
ちゃっかりさを全く持っていない人は、この記事を参考にいい面を取り入れてみるのがおすすめです。
人から嫌われないよう注意しつつ、自分ができる範囲のうまい立ち振る舞いを身につけ、人生のステージアップをしてみてください。
プラスの面を吸収していけば、ゆくゆく仕事や人付き合いの悩みごとも減り、人生がより幸福で溢れたものになっていくことでしょう。