「ふてぶてしい」の意味とは?ふてぶてしい人の特徴や上手な接し方を解説

どんな場面でもなぜか堂々としている「ふてぶてしい人」っていますよね。
何を言っても態度を改めないため、「どう接したらいいのか分からない」と悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで今回の記事では、ふてぶてしい人の特徴や上手な接し方について解説していきます。
身近にふてぶてしい人がいて困っているのなら、これから紹介する方法を参考にしてください。
Contents
「ふてぶてしい」の意味
「ふてぶてしい」とは、「図太い」「開き直って図々しい」という意味の言葉です。
漢字では「太々しい」と表記し、無遠慮な振る舞いをする人や立場をわきまえない人に対して使われます。
ネガティブな意味で使われることが多い言葉ですが、「怖いもの知らずでどんな相手にでも平然と振る舞う」といったポジティブな意味で使われることもあります。
「ふてぶてしい」の類語・言い換え表現
続いて、「ふてぶてしい」の類語や言い換え表現を紹介します。
図々しい
「図々しい」とは、「周囲の都合はお構いなしに身勝手に振る舞うこと」「厚かましい態度をとること」を意味する言葉です。
「ふてぶてしい」にも、「図々しい」「厚かましい」といったネガティブな意味合いが含まれるため、ほぼ同じように使うことができます。
厚かましい
「厚かましい」も「図々しい」と同様、「身勝手な態度でそれを全く気にしない様子」を意味します。
基本的にネガティブな意味でしか使われません。
しかし、「厚かましいお願いとは存じますが」といったように、改まってお願いをする際に使われることがあります。
大胆不敵
「大胆不敵」とは「肝が据わっており、大胆な行動にも恐れない様子」を意味する言葉です。
「王をも恐れない大胆不敵な人物」など、怖いもの知らずで頼りになる相手を評するときに使われます。
「ふてぶてしい」と異なり、ネガティブな意味合いはありません。
図太い
「図太い」とは「精神的に強く、ちょっとしたことを気にしない様子」を意味します。
単純に精神的強さを表す言葉ですが、「叱られても気にしない」「横着」といったネガティブなイメージで用いられることも多いです。
良い意味なのか悪い意味なのかは、文脈で判断しましょう。
ふてぶてしい人の特徴5選
では、ふてぶてしい人とは、具体的にどんな人を指すのでしょうか。
ここでは、ふてぶてしい人に共通した特徴を紹介していきます。
どんなときでも物怖じしない
ふてぶてしい人は神経が太く、どんなときでも物怖じしません。
たとえ相手が偉い人や目上の相手であっても、言いたいことははっきりと主張するタイプです。
そのため、「我がままな人」「自己中心的な人」と思われることも多いでしょう。
正義感に溢れている
ふてぶてしい人は、正義感に溢れています。
曲がったことが大嫌いなので、卑怯な相手に対してはストレートに意見します。
味方になってくれたら、非常に頼りになる存在と言えるでしょう。
負けず嫌いで強情
ふてぶてしい人は負けず嫌いで強情です。
「誰にも負けたくない」という気持ちが強いため、何かと張り合ったり、マウントを取ったりします。
他人の意見を受け入れるのが苦手なので、そうした強情な性格が面倒だと思われてしまうことも多いです。
自分のミスや失敗を反省しない
ふてぶてしい人は、自分のミスや失敗を反省しません。
自分が折れること、相手から間違いを指摘されることが大嫌いなので、たとえ自分自身が悪くても、誰かに責任転換してしまうことがあります。
「自分を顧みて、悪い部分を改善しよう」という気持ちが少ないため、結果として同じような失敗を繰り返しやすいです。
自己評価やプライドが高い
自己評価やプライドが高いのも、ふてぶてしい人の特徴です。
「自分は優秀だ」という意識が強いため、他人から指示されることを嫌います。
たとえ相手が上司であっても、指示されると嫌な顔をするでしょう。
ふてぶてしい人の長所やメリット
ふてぶてしい人に対して、ネガティブなイメージを持っている人は多いでしょう。
しかし、ふてぶてしい人には、以下のような長所やメリットも存在します。
責任感が強い
ふてぶてしい人は、責任感が強い傾向があります。
「自分のやるべきことは、最後までしっかりとやりたい」と思っているので、一度任せた仕事を投げ出すことはありません。
同じ職場にいると、非常に頼りになるしょう。
自分の意見をはっきりと主張できる
自分の意見をはっきりと主張できるのも、ふてぶてしい人の長所の一つです。
相手が誰であっても、臆することなく自分の意見を言うことができます。
また、重苦しい会議などにおいても、堂々と自分の意見を言うことができるでしょう。
周りに流されずに行動できる
ふてぶてしい人には、「周りに流されず行動できる」という長所もあります。
人の顔色をうかがうことなく、自分の意志をしっかりと貫くことができるのです。
周囲に流されてしまう人にとっては、ふてぶてしい人は見習うべき存在と言えるでしょう。
ふてぶてしい人との上手な接し方
ふてぶてしい人には、たくさんの長所があります。
しかし、ふてぶてしい人が身近にいると、厄介に思うこともあるでしょう。
最後に、ふてぶてしい人との上手な接し方を紹介します。
無理に張り合おうとしない
ふてぶてしい人とは、無理に張り合おうとしないようにしましょう。
ふてぶてしい人はプライドが高く、自分に自信を持っていることが多いです。
反論すると無駄にマウントを取られたり、嫌がらせをされたりするかもしれません。
面倒なだけなので、自分自身の平穏のためにも張り合わないのが無難でしょう。
割り切って接する
ふてぶてしい人の図々しさがストレスになっているなら、「この人はそういう人なんだ」と割り切るようにしましょう。
ふてぶてしい人の間違った部分を正そうとしたり、意見しようとしたりしても徒労に終わるだけです。
受け流すくらいの気持ちで接すれば、無駄なストレスをためることもありません。
できるだけ関わらないようにする
合わない相手と無理に付き合う必要はありません。
相手をしてもストレスがたまるだけなので、関わりを最小限にしてください。
相手の行動や発言が目に入らなければ、そこまで気にせず過ごせるようになるはずです。
ふてぶてしい人と上手に付き合えるようになろう
身近にふてぶてしい人がいて、困っている人は多いでしょう。
無遠慮な振る舞いをされると、相当なストレスがたまってしまいますよね。
ふてぶてしい人と接するときは、無理に張り合おうとせず、割り切って接するようにしてください。
どうしても分かり合えないのなら、できるだけ関わらないようにするのも大切です。
今回紹介した方法を参考に、ふてぶてしい人と上手に接しましょう。
- 「ふてぶてしい」とは、「図太い」「開き直って図々しい」という意味
- ふてぶてしい人には、どんなときにも物怖じしない・負けず嫌い・プライドが高いなどの特徴がある
- ふてぶてしい人には、責任感が強い・周りに流されず主張できるといった長所がある
- ふてぶてしい人との上手な接し方は、無理に張り合わない・割り切って接する・できるだけ関わらないようにする