「図太い人」の特徴や心理とは?対応方法や図太い人になる方法も伝授!
「あの人って神経図太いよねぇ」「あなたって図太い性格してるよね(笑)」などと、言われたことはありませんか?
「図太い」という言葉に対する印象は、あまりポジティブには受け止められないものです。
今回の記事では、図太いという言葉の意味や、図太い人に共通している特徴や心理、改善方法を解説します。
逆に「もう少し自分を出せたらな…」という引っ込み思案の人におすすめしたい、図太い人になる方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!
図太い人に共通する特徴
実は図太い人には共通する特徴がいくつかあります。
これから紹介する特徴に数多く当てはまった人は、もしかすると図太い人かも…?
女性・男性共通なので、共通点がないかセルフチェックもかねて見てみましょう!
自信家で白黒はっきりしている
図太い人は、基本的に自信家です。
それだけ聞くと「威張ってるみたいで嫌だな」という印象を受けがちですが、実はそうではありません。
自分に自信があるからこそ臆することなく意見を言えたり、大胆な行動を取れたりするのです。
グレーゾーンがなく、白黒はっきりしたいという気持ちが大きいので、中途半端な状況を嫌う傾向があります。
現代社会においてナイーブな人が多い中、憧れの存在になっていることもあるようです。
空気を読まずに行動する
日本人の大半は周りに空気を合わせます。ですが、図太い人は空気を読むことはしません。
周りの意見に左右されず、自分の主張を変えることもないため、空気を読むことの必要性を感じていないのかもしれません。
自分と異なる意見の人を、必ずしも否定的というわけではなく「こういう意見の人なんだなぁ」と受け止めることもあります。
ただし、それによって自分の意見を変えることはほとんどないでしょう。
空気が読めない行動を具体的に挙げると、友達に「このお土産、好きなだけどうぞ」と言われたら、遠慮せずに全部持っていく…というようなイメージです。
これはまさに図太い行動といえるでしょう。
プライドが高い
図太い人の多くは、プライドが高い傾向にあります。
自分の間違いを認められなかったり、自分の考えが正しいとして固執したりするのです。
自信家でプライドが高いために、わがままな印象を抱かれることも少なくありません。自分に自信があるからこそ、誰かと話していても自分の意見を押し通そうとすることも多々あります。
確固たる意志があれば、頼りになる存在として尊敬されることもありますが、あまりに頑固だと敬遠されることも少なくないでしょう。
肝が据わっている
図太い人は肝が据わっているので、どんなときでも堂々とした振る舞いをしているのが特徴です。
基本的には自分本位な考えがあるので、周囲を気にして発言したり動いたりすることがなく、いつでも肝が据わった言動をします。
それが目上の人であろうがおかまいなし。それを「自己中心的」という人もいるでしょうが、それすらも気にしていないというのが図太い人の強みなのです!
お世辞を言わない
図太い人は上辺だけで付き合うことが苦手なので、相手を気遣ったお世辞を言わないというのも特徴です。
そもそも、あまり他人に干渉しないので、本気で思っていない限りは褒めることも少ないでしょう。
他人を上辺だけで褒めるような時間があるのなら、それこそ自分のために時間を使いたいとさえ思っています。
逆にいうと、図太い人が褒めるときは「本心で思っている」と受け止めてよいでしょう。
どういう神経?図太い人の心理
続いて、図太い人にはどのような心理が働いているのかを見てみましょう。
「なんとかなる」
図太い人は何も根拠はないのですが、「なんとかなる」という精神を持っています。
なにか物事を起こすときにも、基本的に楽観的に考えており、「失敗したらそのときに考えればいっか」という心理が働くので、大胆な言動ができるのです。
なかなか行動に移せない人にとっては、羨ましいポイントといえるでしょう。
「人は人、自分は自分」
図太い人は、他人と自分の境界線が明確です。
友達や同僚から的確なアドバイスをもらっても、自分のしたいように動きたいと考える節があります。
他人に流されるようなことはめったにありません。
図太い人はそこを白黒はっきり区別しているため、ある意味サッパリしているといえるでしょう。
「都合よく解釈しよう」
図太い人は基本的に深く物事を考えず、自分に都合よく解釈しようとします。
とくに相手からハッキリ言われない限りは、自分のいいように考える傾向があります。
たとえば「嫌いじゃないよ」という言葉に対して、「じゃあ好きなんだ!」とある意味ポジティブに捉えるのです。
都合よく解釈することで、自分に降りかかるストレスを無意識的に軽減させているのかもしれません。
「遠慮するのはもったいない」
対人関係において、「どうして遠慮をするの?」「遠慮するなんてもったいない」という考えや心理があることも考えられます。
そのため、他人に遠慮して譲ったりすることはありません。
そのせいでギスギスした人間関係になったりする可能性もありますが、それならそれで構わないと思っています。
「自分の時間を優先したい」
他人に興味がない図太い人は、自分の時間を優先したいという心理があります。
仕事で誰かにトラブルが起こって残業しそうになっても、お構いなしに帰りますし、用事があったら飲み会もスパッと断ります。
図太い人の対応方法
会社や学校、身近な人に図太い人がいて、どう対処・対応していいかわからない…と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ここではいくつか対応方法を紹介するので、参考にできそうなものがあれば実践してみてください。
間違っている部分はきちんと指摘する
図太い人は、基本的に自分に自信を持っているので「自分の考えが正しい」という傾向があります。
そのため、相手がもし間違っていたら、お互いのためにもそこをきちんと指摘してあげましょう。
ただし、すべてを否定するとプライドの高さから反発してくる可能性もあるので、言い方には気をつけてください。
意見の中で肯定できる部分は認めてあげると、さらにベストです!
事前確認でトラブルを未然に防ぐ
図太い人は案外言い訳上手だったりします。
「それ聞いてませんでした」「忙しくてそれどころじゃなかったんで」など、御託を並べて責任転嫁するのです。
その対応法として、こまめに事前確認をしっかり行い、これでもか!というくらい念を押しておくことで、トラブルを未然に防ぎましょう!
適度な距離を保つ
図太い人の対応法として、無理して親密になろうとしないことも大事です。
そもそも図太い人は他人にあまり関心がないので、干渉してこようとする人をめんどくさいと思っています。
それであなた自身も傷ついたり、嫌な思いをするのであれば、適度な距離感を保つのがお互いのためでもあります。
職場やクラスメイトであれば、必要最低限な関わりだけにするといった感じにすると、ストレスを感じずに済みますよ。
繊細すぎる人必見!図太い人になる方法
逆に繊細すぎる人、ナイーブな人は「もう少し図太くなりたい…」と思うものです。
どうすれば少しでも図太くなれるのか紹介するので、無理のない程度にチャレンジしてみてください!
相手の機嫌よりも自分の機嫌をとるようにする
相手が少し不機嫌だったりすると「私(僕)何かしたかな…」と、意味なく考えて1人で不安になってしまうことはありませんか?
明らかになにか相手にやってしまったのなら謝るべきですが、何も確証がないのに不安がる必要はありません。
そこに気を回すより、自分のコンディションを気にするようにしましょう。
「今日も朝から起きてちゃんと出社した自分えらい!」と、ちょっとのことでも褒めて自分の機嫌をとるようにしてみてください。
意識的に自分に目を向ける時間を増やすことで、気にしても仕方のないことで思い悩むことはなくなるはずです!
過去の失敗を許して受け入れる
何か過去に失敗したことがあれば、それが足枷となって「またやっちゃったらどうしよう…」と身動きできなくなるでしょう。
その足枷を外せるのはあなた自身です。過去はいくら後悔しても過去でしかありませんし、人間誰でも失敗することはあります。
そこを受け入れられるのは強さの1つでもあるので、しっかり自分の失敗を受け入れ許してあげてください。
それができれば、自分を受け入れることにつながるため、行動に対しての恐れが薄れていくはずです。
図太い人になるには、いい意味で開き直ることも必要だと心得ましょう。
みんなから好かれようとするのをやめる
誰にでも好かれようとした振る舞いは正直疲れますし、「あの人はこう言ってたらしいね」とトラブルを招くこともあるかもしれません。
八方美人な態度は神経をすり減らすことがあるので、みんなから好かれることを止めてみてください。
誰しも必ず1人や2人、合わない人は出てくるもの。
理解者が1人でもいるのであれば、それはあなたの確かな味方であり強みです。
その人たちを大切にして、合わない人がいれば「この人と自分は合わないんだなぁ」と軽く考えればいいのです。
「みんなから好かれなくてもいいんだ」と自分に許可してあげるだけで、心が楽になるのではないでしょうか。
狭く深い人間関係の構築に向けて、ちょっとずつ意識を変えていきましょう。
多少の図太さは人付き合いにおいて必要
図太すぎる人は確かに誤解を招いてしまいますが、多少の図太さは人付き合いにおいて必要なスキルです。
少しわがままになるくらいが、実は「信頼されている」と感じるポイントでもあります。
心を開くという意味で、多少は図太くなるのも大事です。
また、気を使いすぎる性格は、ストレスを溜め込みやすい傾向があります。できるだけ気が許せる相手に対しては、少し肩の力を抜いて自分を出していきましょう。
図太い人にはメリットもあればデメリットもありますが、相手との関係性を見て図太くなるポイントをしっかり押さえれば、恋愛面でも社会人としてもいい人間関係を構築できるはずです!