亭主関白の意味とは?亭主関白な夫の特徴やモラハラとの違いを解説!
普段から彼女に対して偉そうな態度や上から目線の発言をしがちな男性は、もしかしたら亭主関白タイプなのかもしれません。
亭主関白な男性は大きな態度を取ったり威張ったりしがちですが、それはモラハラとは違うのでしょうか。
今回の記事では、亭主関白の意味や亭主関白な夫の特徴、対処法などについて解説します。
Contents
亭主関白の意味とは?
亭主関白とは、家の中で夫が力を握っていることを意味する言葉です。
「関白」とは天皇を補佐する重職の呼称であり、現代においても絶大な権力を持つ者を例えて「関白」と呼ぶことがあります。
家庭内において常に夫の言うことが優先され、家族全員がそれに従わなければならない状態であれば、亭主関白といえるでしょう。
モラハラ夫との違い
家庭内で威張り散らしているイメージが強い亭主関白ですが、一家の主としての自覚や責任感があり、家族を守ろうという気概がある傾向にあります。
尊大な態度が目立つため、モラハラのように見えることもありますが、家族に対する深い愛情がある点が、モラハラ夫との違いといえるでしょう。
モラハラ夫の場合、愛しているのは自分自身です。
そのため、自分に都合がいいように家族をモノ扱いし、理由もなく妻を人格否定したり行動を制限したりして、自分の支配下に置きたがります。
亭主関白な夫が家族のために懸命に働くのに対し、自分の機嫌次第で家族を振り回すのがモラハラ夫です。
亭主関白な夫の特徴
どのような男性が亭主関白と呼ばれるのでしょうか。
ここでは、亭主関白な夫の特徴を見ていきましょう。
いつも偉そうで態度が大きい
会社でどれだけ柔和な笑顔を浮かべていても、家の中ではいつも偉そうで態度が大きいのが、亭主関白な夫です。
仕事から帰ってくると、リビングの一番いい席に座り、誰かがテレビを見ていても、問答無用で自分の見たいチャンネルに変えてしまいます。
家の中のことは女性の仕事と考えているため、たとえ共働きであっても、家事や育児には一切関わろうとしません。
感謝の言葉を口にしない
亭主関白な夫は、家族に対して感謝の言葉を口にしません。
自分が一番偉いと思っているため、家族が自分に奉仕するのは当然だと考えているからです。
さらに、妻が親切心からしてくれたことに対して文句を言ったり、上から目線でアドバイスしたりすることも珍しくないでしょう。
仕事人間
亭主関白な夫は、基本的に仕事人間です。
家族を養うのが自分の役目だと考えているため、会社の仕事であれば、どんなことでも熱心に取り組みます。
そのこと自体は悪いことではないのですが、仕事に熱中するあまり、家族のことが後回しになってしまいがちな傾向があります。
相手の行動に口を出す
亭主関白な夫は自分が一家の主という意識が強いため、相手の行動にすぐに口を出したがります。
家族全員が自分の意向に従って動くべきだと信じて疑わないのです。
一切手を出さないにも関わらず、家事のやり方や育児の仕方に至るまで、事細かに指図し、従わせようとすることもあるでしょう。
自分の非を認めない
亭主関白な夫にとって、もっとも重要なのは、一家の主としての威厳です。
そのため、たとえ自分が間違っていたとしても、ぜったいに自分の非を認めません。
間違いを認めてしまえば、自分の威厳が損なわれてしまうと頑なに信じているからです。
「俺が悪かった」と謝れば済む場面でも、あれこれと屁理屈をつけ、妻が悪いと言い張ることもあるでしょう。
結婚したら亭主関白になる男性の特徴
「付き合っている彼氏が結婚後に亭主関白になってしまったらどうしよう」と不安になる女性は少なくないでしょう。
どのような男性が亭主関白になる可能性が高いのでしょうか。
ここでは、結婚したら亭主関白になる男性の特徴を紹介します。
父親が亭主関白だった
人の価値観の多くは、自分が生まれ育った環境によって形成されます。
理想の父親像も当然、自分の親がモデルとなることが多いです。
それだけに、父親が亭主関白だった男性は、将来的に自分自身も亭主関白になる可能性があります。
もっとも父親に苦労させられた母親の姿に心を痛めた経験があれば、父親を反面教師にして育つということもあるでしょう。
彼と家族の話をする機会があれば、父親がどんな人か聞いてみるのがおすすめです。
彼が思い描く父親像を知る手がかりになるでしょう。
「ありがとう」を言わない
亭主関白な夫は「女は男に尽くすもの」と考えています。
そのため、妻がどれだけ親切にしてくれても、礼を言うことはありません。
もし彼氏があなたに「ありがとう」を言わないようであれば、結婚後、亭主関白になる可能性は高いでしょう。
彼は既に彼女に礼を言う必要性を感じていませんし、彼女もそれを受け入れていると思っているはずです。
結婚したからといって、彼がその考えを改めることはないでしょう。
女性に対する偏見が強い
「女は男に従うべき」「家事は女がするもの」といった女性に対する偏見が強い男性も、亭主関白になりやすいです。
交際中は彼女の気を引こうとして優しく接していても、結婚が決まった途端、亭主関白を宣言する男性もいます。
結婚相手として意識し始めたら、彼の理想の夫婦像を確認しておくといいでしょう。
夫が亭主関白なときの対処法
結婚してから夫が亭主関白だと気づいたら、どうしたらいいのでしょうか。
最後に、夫が亭主関白なときの対処法を紹介します。
褒めて自尊心を満たしてあげる
亭主関白な夫への対処法として、相手を褒めて自尊心を満たしてあげるという方法がおすすめです。
亭主関白な夫は、家庭内において「相手に尊敬されたい」という願望を常に持っています。
つまり、相手に尊敬されればされるほど願望が満たされて上機嫌になるのです。
なので、それを逆手に取っておだてて使うといいでしょう。
食事の後片付けやゴミ捨てなど、ちょっとしたことでも手伝ってくれたときには、すぐに夫を褒めるようにしてください。
夫は「尊敬されている」と感じて、少しずつ家庭の手伝いをしてくれるようになるでしょう。
夫のことを頼る
亭主関白な夫は、人に頼られることで自尊心が満たされ、満足する傾向があります。
なので、こまめに夫のことを頼るようにしましょう。
普段は妻に丸投げしている家事も「私じゃ上手くできないから、やってくれないかなあ」とお願いすれば、張り切ってやってくれます。
褒めておだててその気にさせれば、もっといいところを見せようと頑張ってくれるはずですよ。
相手の言葉を真に受けない
亭主関白な夫の言動をいちいち真に受けず、適当に受け流すテクニックを身に付けましょう。
亭主関白な夫の言葉を、その都度しっかりと受け入れていてはストレスが溜まってしまいます。
まずは褒めていい気にさせて、こちらの望む方向へと誘導すればいいのです。
褒められると彼も満足だし、こちらも思うように動いてもらえるので、誰も損をしません。
亭主関白な男性は不器用だけど良いところもある
一見、モラハラに見える亭主関白な夫ですが、一家の主としての責任感を持っている人が多い傾向にあります。
家族に対する愛情も強いので、少々不器用ですが、良いところもたくさんあるのです。
ただ、彼らは異常にプライドを気にするため、その点だけは注意しましょう。
面倒に感じることもあるかもしれませんが、意外に彼らは単純です。
褒めてあげればご機嫌になり、何でも言うことを聞いてくれるようになります。
彼らのプライドに配慮しつつ、上手に付き合っていけば、きっと良好な関係を築いていけるでしょう。
- 亭主関白とは、家の中で夫が力を握っていること
- 亭主関白な男性は家族に深い愛情を持っているのに対して、モラハラ夫が愛しているのは自分自身で、家族をモノ扱いし、自分の支配下に置きたがる
- 亭主関白な夫の特徴は、いつも偉そうで態度が大きい・感謝の言葉を口にしない・仕事人間・相手の行動に口を出す・自分の非を認めない
- 結婚したら亭主関白になる男性の特徴は、父親が亭主関白・「ありがとう」を言わない・女性に対する偏見が強い
- 夫が亭主関白なときの対処法は、褒めて自尊心を満たしてあげる・夫のことを頼る・相手の言葉を真に受けない