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【セルフ診断】ブランケット症候群の主な症状を徹底解説!原因&解決策とは

 2021/01/06 特徴
この記事は約 11 分で読めます。

あなたは「ブランケット症候群」という言葉をご存知ですか?

これは子供に多く見られる症状ですが、大人になっても治らない人がいるようです。

今回の記事では、「ブランケット症候群」の症状や原因、大人になっても治らない人の解決策について解説します

自分や身近な人に当てはまる症状が見受けられるという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

「ブランケット症候群」とは

「ブランケット症候群」とは、特定のアイテムに執着し、依存して手放せない状態のことを指します。

「タオルケット症候群」や「ライナス症候群」と呼ばれることもあります。

主に幼児が気に入ったブランケットなどを肌身離さず持ち、持ってないと不安な状態になることです

「症候群」という呼び名から病気の一種と思われがちですが、これは病気ではなく子供が成長していく過程で、不安な気持ちを落ち着かせるための自然な防衛手段として考えられています。

ブランケットは、母親の代理物である移行対象なのです。

しかし、そんなブランケット症候群は大人も例外ではありません

大人になっても治らない人や、大人になってから発症する人もいます。

 

「安心毛布」と呼ばれることもある

「ブランケット症候群」は心理学用語で「安心毛布(security blanket)」と呼ばれることもあります。

心が不安定な状態のときに、愛着のあるアイテムを触ったり匂いを嗅いだりすることで、安心感を覚えるため、ブランケット症候群の対象物は一種の精神安定剤のような役割を果たしています。

お気に入りの毛布がなくなると、ソワソワして不安な心理状態に陥るようであれば、ブランケット症候群の可能性が高いです。

 

ぬいぐるみ・タオルなども含まれる

ブランケット症候群といっても執着するアイテムは毛布に限らず、ぬいぐるみやタオルなども含まれます。

ほかにも、まくらやクッションなど、人によって執着するアイテムはさまざまです。

また、大人になると執着対象が変化し、スマホや恋愛といった大人ならではの対象物に変わることもあります

とくに近年ではスマホがあれば、いつでも友人や恋人などと連絡がとれるため、SNS依存症になりやすい環境といえます。

どこに行くにもスマホが手放せないという人は、ブランケット症候群の可能性が高いです。

 

 

【自己診断】ブランケット症候群の主な症状


ブランケット症候群は前述した通り、大人になっても治らなかったり、大人になってから発症したりする人もいます。

ここからは、ブランケット症候群の主な症状を紹介しますので、自分や身近な人と照らし合わせながら診断してみてください。

 

ブランケットを手放すと不安になる

ブランケット症候群の代表的な症状として、ブランケットやぬいぐるみなどの執着している物を手放すと不安になることが挙げられます。

たとえば、肌見放さず持っていたマスコットが紛失してしまうと、手元に戻るまで何も手につかないほど不安でいっぱいになる状態であれば、ブランケット症候群である可能性は極めて高いです。

執着物を手放すと不安がつのります。

寝るときだけならそこまで問題ないのでしょうが、どこに行くのも対象のアイテムを持ち歩かないといけないのは、本人にとっても大変かもしれませんね。

 

ブランケットがないと眠れない

執着物がないと眠れないというのも、ブランケット症候群の症状です。

たとえば、お気に入りのぬいぐるみを側に置いておくことで安心感を得ていた人の場合、旅行先や出張先などにそのぬいぐるみがないと、なかなか眠ることができません。

愛着のあるアイテムが心の安心材料になっているので、睡眠にも支障をきたすことがあるのです

とくに執着物が大きめのタオルケットや毛布であれば、持ち運ぶことは困難なので、外出先ではほとんど眠れない…という人が多いでしょう。

 

ブランケットの洗濯を嫌がる

ブランケット症候群の特徴は、対象物の匂いや感触に強いこだわりがあることです。

そのため、ブランケットやぬいぐるみなどの対象物の洗濯を嫌がり、自分の匂いや触り慣れた感触が薄れることを拒否します。

いつも持ち歩いているマスコットが汚れていても、洗濯することに抵抗を感じる人は、ブランケット症候群かもしれません。

このように、対象物を洗濯することに抵抗を感じる状態は、ブランケット症候群の人によく見られる症状の1つです。

 

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カズヤはブランケット症候群を克服できるのか!?

ストーリーに乗せてわかりやすく紹介していますので、本記事と合わせてぜひご覧ください!

 

大人がブランケット症候群になる原因

ブランケット症候群の症状は、幼少期に多く見られ、大人になるにつれて解消されていくことが大半です。

しかし、大人になっても解消しない、または子供時代は症状がなかったのに大人になってから発症するケースもあります。

こういった場合はどんな原因が考えられるのでしょうか。

ここからは、ブランケット症候群になる原因を解説していきます。

 

親に見立てている

ブランケット症候群の原因は、幼少期の生育環境が影響していることが多いといわれています。

子供は親からの愛情をたくさん受け取ることで安心感を得て成長していきます。

しかし、共働きで両親が忙しい世帯や夫婦喧嘩が絶えない環境などでは、なかなか親の愛情を十分に得ることができません。

そういったことが原因となり、ブランケット症候群になる場合があります。

対象物を親に見立てて常に自分の側に置くことで、愛情不足を補填しているのでしょう。

これが習慣化してしまい、大人になっても解消されない人がいます。

 

 

ストレスを抱えている

大人になってもブランケット症候群から抜け出せない、または大人になって発症するのは、ストレスを抱えていることが原因と考えられます。

人間が生きていくうえでストレスはつきまとうものですが、人によって感じ方が違うため受け止め方もそれぞれです。

他人にとっては些細なことでも、強いストレスを感じる人もいるでしょう。

そういったストレスから自分を守るために、特定の物を心の安定剤にして執着することがあります

とくに幼少期には症状がなく、大人になって発症したという人は、強いストレスが原因であることが多いでしょう。

子供の頃にお気に入りだったアイテムが急に恋しくなった人は、心が疲れている証拠かもしれませんよ。

 

大人になっても手放せない…ブランケット症候群の解決策


大人になってもブランケット症候群が改善しないという人は、以下の3つの方法を試してみてください。

自分にあった解決策を見つけることで、症状が改善されていくはずです。

 

ストレス発散をする

人はストレスを抱えていると、精神的に不安定になりやすく、何かに依存して安心感を得ようとする傾向があります。

これを解消するには、好きなことに思い切り没頭したり、癒しスポットに出かけたりしてストレスを発散させましょう。

うまくストレスを軽減することで、気持ちが安定して物に依存する必要がなくなります

 

愛着のあるアイテムを変えてみる

ブランケット症候群を改善するには、対象物を変えてみる方法がおすすめです。

しかし、改善しようとして、いきなり愛着のあるアイテムを手放してしまうと、不安感が高まり逆効果になりかねません。

無理なく改善するには、似たようなアイテムに変えて少しずつ慣らしていくことがポイントです。

たとえば、ブランケットに執着しているなら、同じブランドのもので、柄や色が少し違うものに変えてみるといいでしょう。

次は似たようなテイストのブランドに変えていき、徐々に違うブランケットに変えていけば、自然とブランケット症候群から抜け出せるきっかけが掴めるかもしれません。

 

専門のクリニックで診察する

スヌーピーが有名な漫画「ピーナッツ」に登場するライナスくんのように、四六時中ブランケットを持ち歩かなければ落ち着かないという人は、依存症の可能性も考えられます。

たとえば、恋愛依存症の男性の場合、仕事よりも彼女との時間を優先してしまいがちです。

症状がひどいと、周囲に迷惑をかけてしまい、リストラや左遷といった処分を受ける可能性もあります。

このように、何かに執着して日常生活に支障をきたしている場合は、「依存症外来」を受診することをおすすめします。

専門医の治療を受けることで、健全な日常を取り戻すことが大切です。

 

身近にいるブランケット症候群の人の対応方法

もしも身近な人がブランケット症候群だった場合、どのように接すればいいのか悩んでしまいますよね。

とくに恋人にその兆候が見られると心配になるものです。

しかし、前述したように無理にとりあげたり、やめさせようとしたりすると余計に不安をつのらせてしまいます。

そのため、身近にいる大切な人がブランケット症候群だと感じたら、無理に対象物から距離を置かせるのではなく、相手の気持ちを察して見守ることが大切です

ストレスを緩和するためにも、一緒に楽しい時間を過ごすよう努めるのもいい方法です。

 

ブランケット症候群対策に有効?新しい恋をしてみよう!

ブランケット症候群の対象物は一種の精神安定剤のような役割を果たしていることが分かりました。

ということは、その対象物に代わるような安心を与えてくれる存在が新たに出現することも、ブランケット症候群を治す方法として有効といえるでしょう。

つまり、新しい恋をすることがブランケット症候群対策になる可能性があるのです。

恋は盲目といいます。

夢中になるほど大好きな相手が現れれば、その人のことで頭がいっぱいになってしまい、その対象物のことを忘れることができるかもしれません。

そして仮にその相手と両想いになり付き合うことができたなら、これからはその人があなたの心を満たし、対象物の依存から自然と解放されるでしょう。

スマホ社会の現在になり、新しい恋を探す方法は以前より便利になりました。

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小学生・中学生・社会人に関係なくブランケット症候群は病気ではない

特定の物に執着するブランケット症候群は幼少期に多く見られる現象ですが、大人になっても執着物を手放せない人もいます。

しかし、これは病気ではなく、精神を安定させようとする自己防衛本能からくるものなので、生活に支障をきたすことがなければ無理に改善する必要はありません

不安やストレスを感じたときに、何かに頼りたいと思うのは自然なことです。

身近な人がブランケット症候群だとしても、やさしく見守ってあげましょう。

 

 

まとめ
  • 「ブランケット症候群」とは、特定のアイテムに執着し、依存して手放せない状態のことを指す
  • ブランケット症候群の主な症状には、ブランケットを手放すと不安になる・ブランケットがないと眠れない・ブランケットの洗濯を嫌がるなどが挙げられる
  • ブランケット症候群になるのは、子どもの頃の愛情不足・ストレスを抱えていることが原因として考えられる
  • 大人になっても治らないブランケット症候群を解決するには、ストレス発散をする・愛着のあるアイテムを変えてみる・生活に支障をきたす場合は専門医を受診するなどの方法がおすすめ
  • 身近にいるブランケット症候群の人には、無理にやめさせようとするのではなく、見守ることが大切

 

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まい

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猫好きwebライターの「まい」です。
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