感傷に浸りたくなる瞬間や心理を解説!「感傷に浸る」の意味&使い方とは
感傷に浸るときは、ロマンチストな性格や悲劇のヒロインじゃなくても訪れるものです。
中には、気力が湧かない状態になってしまい、「感傷に浸るなんて…」とマイナスに捉えている人もいるかもしれません。
しかし、感傷に浸ることで心が癒され、気持ちを切り替えられることもあるので、それほど悪いことではないのです。
今回の記事では、「感傷に浸る」という言葉の意味から、感傷に浸りたくなる瞬間や浸る人の心理を徹底解説します。
Contents
「感傷に浸る」とは
まずは、「感傷に浸る」という言葉について詳しく解説します。
「感傷に浸る」の意味
「感傷に浸る」の「感傷」とは、悲しみや辛い気持ちなど、ハッキリ言い表すことのできない複雑な感情が揺れ動く様子を意味します。
また「浸る」は、液体の中に浸かることのほか、ある心の状態に入りきることを表現する言葉です。
そして、この2つの言葉が組み合わさる「感傷に浸る」とは、心がギュッと苦しくなるような、切ない心理状態に入り込むことを指します。
「感傷に浸る」の類語
感傷に浸るという言葉には、以下のような類語があります。
- センチメンタルな気分
- 心を痛める
- 感情がもろくなる
- 感傷におぼれる
いずれも、どこか物悲しく傷心している状態を表現する言葉です。
「感傷に浸る」と「感傷にふける」の違い
感傷に浸るの同義語の「感傷にふける」は同じような使い方をされることが多いですが、厳密に言えばニュアンスは異なります。
「感傷に浸る」と「感傷にふける」という言葉の意味合いには、以下のような特徴があります。
- 感傷に浸る :現在進行形の出来事や感情の中にいる様子
- 感傷にふける:過去の出来事や感情を思い出している様子
つまり、悲しいような切ないような感情に「今現在入り込んでいる」か「過去のものとして振り返っている」かが2つの言葉の違いです。
似ている言葉なので、間違った使い方をしないようにしましょう。
多くの人が感傷に浸りたくなる瞬間
感傷に浸りたくなるときって、男性でも女性でもありますよね。
ここでは、そんな多くの人が感傷に浸りたくなる瞬間を紹介します。
人生の節目を迎えるとき
「学校を卒業する」「結婚する」「定年を迎える」など、人生の節目を迎えるとき、人は感傷に浸りたくなります。
人生の節目を迎えると、今までの日常が大きく変化するものです。
学校を卒業すれば、毎日通っていた学校へ行くことも、友達や先生と顔を合わせる時間もなくなります。
また、結婚すれば、両親や兄弟と住んでいた家や時間が、特別なもののように思えることもあるでしょう。
二度と戻ることができない時間や日常のことを思うと、感傷に浸らずにいられない人は多いはずです。
辛い出来事を思い出したとき
過去にあった辛い出来事を今でも消化できていないと、ふとしたことがきっかけでその出来事を思い出し、感傷に浸ってしまう人も少なくありません。
会社で大失敗して後ろ指さされた過去を思い出したり、学生時代にいじめられっ子だったことが蘇ったりして、負の感情が襲い掛かってくるのです。
当時の悲しみや切ない感情が鮮明に思い起こされてしまえば、今現在起こっているかのように感傷に浸ってしまうのも無理がないことかもしれません。
元カレ・元カノと似た人と出会ったとき
元カレ・元カノと似た人と街中ですれ違ったときや出会ったときに、感傷に浸る人も多いです。
元恋人と似ている人に出会えば、意識していなくても当時に心が引き戻されることがあります。
2人だけの甘い思い出や、辛い失恋の瞬間などがありありと思い起こされて、複雑な心境になってしまうのです。
行きつけのお店が閉店するとき
行きつけのお店が閉店するときに感傷に浸ってしまうというケースもあります。
特定のお店に通っていた経験がある人は、共感できる人も多いはずです。
週に1回は欠かさず通っていたり、家族でお祝いするときの定番のお店だったり…そんな場所がなくなるのは、誰だってセンチメンタルな気分になりますよね。
行きつけのお店での思い出が多ければ多いほど、感傷に浸りたくなる気持ちは止められないことでしょう。
引っ越しの際に荷物の整理をしているとき
引っ越しの際に荷物の整理をしているときに、感傷に浸る瞬間が訪れることも少なくありません。
家の荷物を整理していうちに、懐かしいものや探していたものに出会って、「これあのときの…!」というように一気に思い出が蘇るのです。
また、段ボールに荷物をすべて詰め込んだ後に部屋を振り返って、これまで過ごした時間とこれからの生活のはざまで思いを馳せることもあるはずです。
寂しいような切ないような気持ちを、引っ越しという転機の際に感じてしまうのは自然なことかもしれません。
感傷に浸る人の心理
感傷に浸る人は、一体どんな心理を抱いているのかも気になりますよね。
ここでは、感傷に浸る人の心理面を紐解いていきます。
傷ついた心を癒したい
人は無意識のうちに傷ついた心を癒したいと感じていて、感傷に浸ることがあります。
心が苦しくなるような切ない感情に浸ることで、自分自身の気持ちや傷の深さとまっすぐに向き合うことができ、結果的に辛い状況から抜け出すことにつながる場合があります。
悲しさや切なさから目を背けても何も解決にもならないと知っている人は、自分の気持ちを押し殺さず、前を向くために感傷に浸るのです。
懐かしさを感じている
懐かしさを感じたことから感傷に浸るケースも多いです。
思い出の品や写真を見ると、懐かしい感情が揺れ動くことってありますよね。
また、就職や進学によって実家を離れて暮らした人が、故郷の地や過ごした時間を思ってしんみりしたり、なんとなく切なくなったりすることも珍しくありません。
このように悲しみや辛い感情に限らず、懐かしい気分になっている状況も、感傷に浸るシーンの1つです。
心に余裕がある
感傷に浸っているということは、心に余裕がある証拠とも考えられます。
人間が本当に落ち込み、辛い心理状況に陥ったときは冷静ではいられないものです。
ときには感情的になって当たり散らしたり、無気力になって食事や睡眠もままならなくなったりする場合もあるでしょう。
つまり、切ないような悲しいような感情に浸れている時点では、まだ切羽詰まった状態ではないといえるのです。
もし感傷に浸っている自分に気づいたら、心ゆくまで入り込むのもいいかもしれませんね。
感傷に浸ったあとは、新しい恋をはじめよう!
感傷に浸ることは、悪いことばかりではありません。
しかし、ずっと感傷に浸っていても、時間は過ぎていくだけです。
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感傷に浸ると心が癒されることがある!
感傷に浸るという言葉から、心にマイナスな影響を与えるNG行為として認識している人がいるかもしれません。
しかし、感傷に浸ると心のモヤモヤがすっきり晴れたり、問題点や対処法が明確になったりすることが期待できます。
また、自分の心の傷を受け入れることができ、癒されることもあるのです。
感傷に浸りたくなったら、「幸せになるために必要なこと」だと捉えて、逆らわずに受け入れてみてください。