聞き上手な人になるには?特徴や話を聞いてくれる人がモテる理由とは

聞き上手は、恋愛でもビジネスでも大変重要なスキルと言われていますが、人の話をうまく聞くのはなかなか難しいですよね。
相手が心を開いて、もっと話したくなる聞き上手な人とは、どのような人なのでしょうか?
この記事では、聞き上手の意味や特徴を解説するとともに、聞き上手な人がモテる理由や、聞き上手になる方法を紹介しています。
聞き上手とは
円滑なコミュニケーションには、相手に話を伝えることだけではなく、相手の話を受け止めることも大切です。
相手の話を上手に聞ける聞き上手になるには、どのような資質が必要なのでしょうか。
まず、聞き上手とはどんな人のことなのかを紹介します。
相手の話をちゃんと聞ける
当たり前のようですが、聞き上手とは相手の話をちゃんと聞ける人のことです。
相手の話に関心を示しながら、真面目に耳を傾けて話を最後まで聞き、何が言いたいのかを正しく理解しようとします。
興味のない話や自分が話したいと思っている時でも、途中で話題を替えようとしたり適当に聞き流したりすることはありません。
聞き上手な人と話すと、話す側は「自分の話をしっかり受け止めてもらっている」と感じるので、安心して話を続けられ、話した後に満足感が得られます。
相手が話しやすい雰囲気を作れる
聞き上手な人は、相手が話しやすい雰囲気を作って、相手の緊張感を和らげたり相手の話を引き出したりできます。
相手の話をただ黙って聞いているだけでは、話している人が「本当に私の話を理解しているんだろうか」「興味がないのかな」などと不安になる可能性があります。
しかし、聞き上手な人は適度なタイミングで相槌を打つなど相手に合わせた対応をして、相手がスムーズに話を続けられる雰囲気をかもし出すのです。
複雑な話の場合は、質問をはさんで相手が話したい情報を整理しながら聞くこともあります。
相手の気持ちに寄り添える
聞き上手な人は、コミュニケーション能力が高く、話している相手の気持ちに寄り添うことがうまいです。
表面的に相手の話を聞くだけではなく、相手がどんな気持ちで、何を話したくてそう言っているのかをくみ取れるので、話をより深く理解できます。
自分の考え方にこだわらないで、相手の立場に立って話を聞けるため、相手が言いたいポイントを正しく押さえられますし、どう対応して欲しいのかも分かるでしょう。
聞き上手な人の特徴
誰かに話を聞いてもらいたい時や、他の人とうまく意思の疎通がとれない時「あの人に話を聞いてもらいたいな」と、思い浮かべる人はいませんか?
その人は、あなたにとって信頼できる人であると同時に、聞き上手な人なのかもしれません。
続いては、聞き上手な人の特徴について紹介します。
相手の話を引き出すのがうまい
聞き上手な人は相手の話を引き出すのがうまく、普段は口下手な人や他人に心を開かないような人でも、驚くほどスラスラ話をすることがあります。
相手のことをよく分かっていて、相手が話すと楽しい気分になる話題や、聞いて欲しそうな話題を投げかけたり、タイミングよく質問したりして、話を引き出すのが得意です。
話した人は、最初はそこまで話すつもりはなかったのに、聞き上手な人にうまくのせられて、ついいろいろ話してしまったというケースも多いでしょう。
相手が話したいことを理解できる
相手が本当に話したいことや、その話をする気持ちや背景などを総合的に理解する「傾聴力」は、聞き上手な人が必ず持っているスキルです。
相手の言葉が足りなかったり、逆に回りくどくて要点が分かりにくかったりする場合でも、相手の話を要約したり的を射た質問をしたりして、正しく内容を理解できます。
相手が話したことに対して、アドバイスや意見を求めている場合でも、話の内容や意図を正しく把握しているので、的確な返答ができるでしょう。
話すのが楽しくなるような笑顔
聞き上手な人は、会話の間、相手が話すのが楽しくなるような笑顔を浮かべながら、話を聞いています。
面接で自己PRなどをした際に、相手が硬い表情だったために、言葉が出にくくなった経験がある人も多いのではないでしょうか。
話をする時に相手が柔らかい表情をして聞いてくれると、緊張感が和らいでスムーズに話ができます。
相手の話を嫌々聞いていると、表情に出てしまうこともありますが、聞き上手な人はいつも心から喜んで聞いているような表情で話を聞きます。
相手のペースに合わせられる
聞き上手な人は、それぞれの相手のペースに合わせて会話ができます。
たとえば、相手がゆっくり話すタイプの人なら、結論を聞こうと相手を急がせたり、話の途中で口をはさんだりしないで、最後までじっくりと話を聞きます。
相手の声の大きさやトーン、スピードなどに自分の話し方を合わせて、相手がリラックスして話せるようにすることもあるでしょう。
聞き上手な人と話すと、ストレスなく自分のペースで話ができるので、話した後に「話しやすかった」という好印象が残ります。
褒め上手
聞き上手で人から好かれる人は、さり気なく相手を褒め、相手が喜ぶように話をさせる褒め上手な人が多いです。
モテるための会話で大切だと言われている「さしすせそ」の相槌を使いながら、話を聞くこともあるでしょう。
「さしすせそ」の相槌とは、以下の5つです。
- さ「さすが」
- し「知らなかった」
- す「すごい」
- せ「センスがいい」
- そ「そうなんだ」
機械的に「ハイ、ハイ」と聞かれるより、相手がいい気分で話せるようになり、もっと話したい気分になるでしょう。
聞き上手になるとモテる理由
婚活・恋活中の人は「聞き上手な人はモテる」という話を、聞いたことがありませんか?
イメージ的に楽しい話ができる人の方がモテそうな気がしますが、実際に異性のハートをつかむのは聞き上手な人なのです。
次は、なぜ聞き上手になるとモテるのか、その理由を紹介しましょう。
もっと話したくなるから
聞き上手な人と話をすると、初対面同士でも打ち解けやすく話が盛り上るので、相手は「この人と一緒にいると楽しい」という良い印象を持ちます。
もっと話したいから、また会いたいと思われたり、誘ったら喜んで応じてくれたりするようになるでしょう。
いろいろな話をしながらお互いの理解を深めたり、相手との共通点に気づいたりするので、親近感もアップしやすいです。
聞き上手は、恋愛だけではなく良い人間関係を築く上でも、とても役立つスキルなのです。
良き理解者だと感じるから
自分の話に興味を持って親身に耳を傾けてくれたり、自分と気持ちを共有したりできる人のことは、自分の良き理解者だと感じられるため、好意を持たれやすいです。
心細い時や心が折れそうな時に「そばにいて欲しい」と思われたり、これからも仲良くしていきたいと思われたりして、恋愛感情へと発展することも多いでしょう。
聞き上手な人と話すと、相手は自己肯定感と承認欲求の両方が満たされます。
自分を価値のある存在だと感じる「自己重要感」が得られるので、相手にとって特別な存在になれるでしょう。
信頼できるから
男性でも女性でも「この人なら信頼して何でも話せる」と思われるような、聞き上手な人は周りの人から慕われて人望が集まります。
恋愛関係でも、自分の話をしっかり受け止めてくれる異性や、本音で話ができると思う異性は、相手の信用を得られるのでモテるでしょう。
いくら話し上手な人でも、相手の話をあまり聞いていなかったり、話した内容を覚えていなかったりするような人は、相手の信用を失って次第に気持ちが離れてしまいます。
聞き上手になる方法
自分はあまり話を聞く能力がないかもしれないと思っている人でも、ちょっとしたコツを覚えれば、聞き上手になれます。
大切なのは、相手の気持ちに寄り添い、相手が話したいことを理解しようと努めることです。
最後に、聞き上手になる方法と注意したいポイントを紹介します。
相手の目を見て話に集中する
聞き上手になるための最初のステップは、相手の目を見て話に集中することです。
時々スマホを見たり窓の外を見たりしていると、相手は自分の話をちゃんと聞いてくれていないような印象を受けます。
できるだけ柔らかい表情で話を聞くようにして、相手にプレッシャーを与えたり、気を遣わせたりしないようにすることも大切です。
相手の話に応じて、笑顔やアイコンタクトなど、言葉以外のコミュニケーションもとりつつ、相手がリラックスして話せる空気を作りましょう。
話の途中で口をはさまない
相手の話の途中で「そういえば」などと口をはさんだり「つまり、こういうことね」と勝手に結論を出したりするのは、止めましょう。
相手が話したいことを最後まで話し終えるまで聞くようにして、最終的に何を伝えたかったのかを本人が言うのを待つようにして下さい。
自分が言いたいことを思いついても、必ず相手が話し終わるのを待ってから、話し始めるようにしましょう。
話している途中で人に話題を取られたり、違う話に替えられたりしたら、嫌な気分になるのは相手も同じなのです。
適度な相槌や質問をする
相手が話している間は、適度な頻度で相槌を打ったり質問をしたりして、相手の話に関心を持って聞いていることを相手に伝えましょう。
ただし、相手の話を邪魔しないように気をつけて、話と話の合間に端的に言うようにします。
質問する際は、細かいことを追求したり、相手が答えにくいような聞き方をしたりするのもNG。
聞き上手な人は、相手が言い忘れていることを思い出させたり、情報が正しく伝わったことを確かめたりするための質問ができる、質問力を身につけています。
相手の話を復唱しながら聞く
聞き上手と言われている人は、時々相手の話の一部を復唱しながら聞いていることに、気づいた人も多いのではないでしょうか。
適度な頻度で相手の話の一部を復唱しながら話を聞くと、話をしっかり聞いているアピールになる上、話し手と聞き手の間に一体感が生まれて相手が話しやすくなります。
さらに、話の一部を復唱することによって、質問するより簡単に、相手が伝えたい情報と自分の解釈の間で食い違いがないかどうかを、チェックする効果もあります。
相手の話を否定したり自分の意見を押し付けたりしない
「でも」「いや、それは」などネガティブな口癖がある人は、その言葉をなるべく封印するようにして、相手の話を否定する態度を取らないように気をつけましょう。
相手の話に異論がある場合でも、まず最後まで話を聞いて、相手が話し終わってから意見を述べるようにします。
また、アドバイスを求められてもいないのに、上から目線で自分の考えを押し付けるのも良くありません。
聞き上手になるには、相手が単に話を聞いて共感して欲しいのか、答えを求めているのかを見極めて、適切な対応をとりましょう。
聞き上手になると恋愛もビジネスもうまく行くようになる!
聞き上手とは、相手の話を真摯に受け止めたり、相手が話しやすい雰囲気を作ったり、話す人の気持ちに寄り添ったりできる人のこと。
特徴は、話を引き出すスキルや相手の話を正しく聞く力、相手が楽しく話せるような対応ができることなどが挙げられます。
聞き上手になると、その場が盛り上がるだけでなく、良き理解者として信頼されるようになるので、異性からモテます。
相手の立場に立って話を最後までしっかりと受け止めたり、適度な相槌や質問などで相手が話しやすい対応をすれば、聞き上手になれるでしょう。
恋愛やビジネスがうまく行くような、聞き上手な人を目指してみませんか。
- 聞き上手とは相手の話をしっかりと受け止め、相手の気持ちに寄り添った対応ができる人のこと
- 特徴は話を引き出すのがうまく、傾聴力があり、相手が楽しく話せる雰囲気を作り出せること
- 聞き上手がモテるのは、もっと話が聞きたいと思われたり重要視されたりするから
- ボディランゲージや相槌、質問、復唱をしながら、最後まで相手の話を聞けば聞き上手になれる
- 恋愛やビジネスがうまく行く聞き上手になってみよう