ダメな上司の特徴・良い上司の特徴から部下への口癖診断、付き合い方まで
セクハラ・パワハラ・モラハラなどの問題が示しているとおり、上司の中には部下の悩みの種となる『ダメな上司』も存在しますよね。
そんな、ダメな上司の特徴・良い上司の特徴を記事にまとめました。
あなたの上司が良いか悪いかを知るための口癖診断も紹介するので反面教師にして学びましょう。
また、ダメな上司との上手な付き合い方についても解説するので、上司のことで悩んでいる社会人のみなさんはぜひ参考にしてくださいね!
Contents
対策が必要なダメな上司のダメダメな特徴7選
一言で『ダメな上司』といっても特徴はさまざまですし、ささいな理由であれば気にしないことも大切です。
そこで、ダメな上司の中でも対策が必要なダメ上司の特徴を以下にまとめます。
人によって態度・言葉遣いがかわる
ダメな上司は部下や周囲の利益を考えようとせず、自分のことだけを考えた行動をとるため、人によって態度・言葉遣いが変わります。
自分に利益があると判断した相手には丁寧に接し、一方で自分より下だと判断した相手には冷たく接するのは、ダメな上司の典型的なタイプだと考えていいでしょう。
素直に「ごめん」がいえない
いくら職場のリーダーであっても、自分に非があった時には謝るべきですが、ダメな上司はムダに高いプライドを持っています。
そのため、自分がミスをした時でも決して謝ろうとしないですし、それどころか自分を正当化するいい訳をすることも多いです。
そもそも部下を育てる気がない
本来、上司は職場において自分の仕事だけでなく周囲に指導も行い、部下を一人前の社員に育てる義務があります。
しかし、ダメな上司は部下に対する指導を全く行わず、質問にも適当に回答するなどそもそも部下を育てようとする気がないのです。
ミスもトラブルも部下のせいにする
部下が仕事で失敗した時、上司なら部下を監督する立場として、自分もある程度の責任を取るのが社会のルールです。
しかし、ダメな上司の場合はこのような状況で部下だけに責任を負わせ、それどころか自分の失敗やトラブルも部下のせいにしようとします。
部下の成長を喜ばない
ダメな上司は常に自分の立場だけを大切に考えているため、部下の成長を実感した時に喜ばず、むしろ自分の立場が危うくなることを気にします。
さらに、気にするだけでなくわざと部下の足を引っ張ろうとすることもあり、部下のモチベーションを下げて職場の雰囲気を悪くさせてしまうのです。
適切な指導ができない、叱らない
「ダメな上司=威圧的な態度の上司」のイメージが強いですが、部下を叱れない穏やかすぎる上司もダメな上司に当てはまります。
- 部下に嫌われたくない
- パワハラといわれるのが怖い
- 人を指導することに慣れていない
部下に適切な指導ができない理由としてこれらのことが考えられますが、厳しさがなく指示もできない上司だと、部下の失態を防ぎにくくなるでしょう。
よってダメな上司の特徴になるのです。
気分屋で感情に左右される
感情だけで物事を判断し、自分の機嫌によって部下への接し方が変わるのも、ダメな上司によく見られる特徴の一つです。
このタイプの上司は、部下を叱る時も『必要だから叱る』ではなく『機嫌が悪いから叱る』というパターンが多く、上司の機嫌に周囲が振り回されてしまいます。
優秀な部下を育てる良い上司の特徴9選
会社という組織の中にいるのは、ダメな上司ばかりではありません。
ダメな上司がいる一方で優秀な部下を育てる良い上司がいるのも事実であり、以下の特徴を持つ上司とは良好な人間関係・信頼関係を築くことができるでしょう。
部下の話をよく聞き、よく話す
良い上司は部下の話をよく聞きますし、自分からもよく話してコミュニケーションをとろうとします。
- 忙しい時でも部下の顔を見てしっかり話を聞く
- 部下の長話にじっくりと付き合う
- 会合などの場面で部下が発言できるように配慮する
これらはいずれも良い上司にしかできないことであり、ダメな上司の場合は『忙しい時に話しかけると迷惑そうにする』など真逆な対応をとるのです。
部下の長所に気付き褒める
良い上司は部下を褒めるのが上手であり、ささいな長所でも発見して褒めます。
また、部下が自信を持って行動できるよう心に刺さる丁寧な褒め方をするのです。
さらに部下が学び、成長する過程をしっかり見届けて、また自分も部下から学べることは取得しようとします。
「君のおかげで自分もまた成長できたよ」「ありがとう」「よくできたな」と部下へのねぎらいの言葉、感謝の言葉を忘れないのが良い上司なのです。
叱ってからのフォローが素晴らしい
部下への叱り方は上司の良し悪しを判断するポイントの一つであり、良い上司の場合はただ叱るだけでなくフォローも万全です。
例えば、部下が失敗した時には過去の自分の失敗体験を語り、対策方法など部下が学べることを考えた指導を行います。
また、部下の性格に合った叱り方をしますし、フォローする際には部下が落ち込まないよう期待やポジティブな評価を伝えます。
前向きに頑張れるようにコントロールする
良い上司はただ部下を管理するだけでなく、部下が前向きな気持ちで仕事を頑張れるようコントロールするのが上手です。
- 部下の熱意ある意見に共感し、言葉で理解を示す
- 部下が前向きに頑張れるよう、ポジティブな話をする
- 対抗意識・競争意識を刺激して、部下のやる気を引き出す
このような配慮をして部下の気持ちを高める一方で、部下の気持ちが理解できていると油断することなく常に注意を払っています。
積極的に仕事を任せる
良い上司は部下を育てるために積極的に仕事を任せますし、任せて放置するのではなく重大なトラブルが発生しないよう状況の観察も怠りません。
さらに、部下の能力・熱意・考え方などを冷静に判断した上で仕事を任せ、優れた部下を育てます。
また、部下に仕事を任せた場合、ダメな上司だと商品の生産力が下がるなどの問題が起きますが、良い上司は仕事を任せながらも問題回避するための工夫もするので部下・部署共に成績アップしやすいでしょう。
率先して社内空気を良くし、動く
良い上司は『率先して行動する』という特徴を持っており、これは職場の雰囲気を作るのは自分だと考えているからです。
上司が率先して行動すれば周囲も動き、自然と社内空気が良くなるでしょう。
一方、ダメな上司は空気を悪くするどころか、自分好みで部下を動かそうとするので周囲が気を遣ってしまいます。
率先して行動し社内空気を良くするのは、いい換えれば『部下の模範になること』であり、人間性の感じられる行動の一つです。
トラブルがあれば一番に前に出る
良い上司はトラブルがあれば真っ先に最前線に立ち、部下を矢面に立たせようとせず自身が謝罪します。
これは、トラブルは全て上司である自分の責任と考えているからで、起こったトラブルに対しても結果を直視して積極的に対策を考えます。
また、部下の不安な気持ちを和らげるために今後トラブルが減少することを部下に説明。
結果トラブルが起こったことでより信頼されるようになるのです。
部下を育てることを諦めない
良い上司はどのような状況においても部下を育てることを諦めず、熱意を持って自分の考えを繰り返し部下に話します。
もちろん、中にはやる気がない部下もいるでしょうが、それでも人は変われると信じ、育てることを決して諦めようとしないのです。
このようにネバーギブアップの精神を貫き、自分だけでなく諦めない部下・諦めない組織を育てることができます。
とにかく懐深く頼もしい
理解や能力に優れた懐の深さも良い上司の特徴であり、例えば判断が迫られる場面では全ての部下のことを総合的に考えてベストな判断を下します。
さらに、自分の考えも客観的に捉えて組織の視点から意思決定するためフェアな決断ができ、その決断力の高さに部下は頼もしく感じるでしょう。
また、理解に優れている点から、部下を評価する時も相手の個性に向き合った評価を行い、部下の評価を通じて自分の評価を高めるための努力を惜しまないのです。
ダメな上司の口癖から診断チェックしてみよう
上司のダメさがもっとも露わになるのは『言葉』です。
そこで、ダメな上司かを知ることができる口癖からの診断チェックを紹介します。
◻︎理解できないお前は馬鹿
◻︎こんなこともできないの?
◻︎小学生からやり直したら?
◻︎お前の代わりはいくらでもいる
◻︎自分が若い時はもっとできたのに
◻︎今の若いものは〜
◻︎一回で理解しろ
◻︎嫌なら辞めれば
◻︎〇〇さんならできたのに
◻︎君に期待してないから
当てはまる口癖が多い上司ほどダメ上司になっている可能性が高く、早々に対処した方がいいかもしれません。
ダメな上司を辞めさせるのではなく上手な付き合い方
景気の悪いこの時代、ダメな上司がいるからといって転職していてはキリがないですし、だからといってその上司を辞めさせるのも難しいでしょう。
ダメな上司への対処法のベストは『上手く付き合うこと』であり、そこでダメな上司との上手な付き合い方を解説します。
観察し仲良くなる
ダメな上司と上手に付き合うには仲良くなるのがコツ、そのためには上司を観察して話題作りに活かすことが大切です。
観察することによって上司の好み・習慣・趣味などを把握したら積極的にその話題について話しかけてみましょう。
「ゴルフお上手ですもんね」「その膨大な知識量は読書好きからだったんですね」と相手を褒めながら話せば、上司も気を良くしてくれること間違いなしです!
上司のフォローに徹する
上司は仕事ができる部下が好みですが、ダメ上司は自分を上回る部下を嫌う傾向にあるので、ここは上司のフォローに徹するスタイルを貫きましょう。
例えば、会社員なら上司が大量に抱えている事務仕事を手伝うなど、フォローの内容は軽く手助けする程度のささいなもので構いません。
「いつも助かるよ」の一言が飛び出せばこっちのものです!
接する機会を増やす
前述にあるようにダメな上司とあえてコミュニケーションをとるのは上手に付き合うのに必要なことです。
相手のことが嫌だとどうしても避けたくなりますが、グッと堪えて自分から接する機会を増やしましょう。
徐々に相手の考えが把握でき、理解できるようになれば、打ち解けるチャンスが生まれる可能性が高まります。
どうしても苦手なら距離を置く
上司のことがどうしても苦手、頑張ったけど無理!そんな場合は距離を置くのも対処方法の一つです。
無理に歩み寄ってもストレスが溜まり仕事が覚束ないようでは本末転倒。
プライベートな内容の会話をせず、普通に仕事をしていれば上司に悩まされることはないですし、仕事さえできれば周囲の仲間はついてきてくれるでしょう。
大人な付き合いをするのもアリ
ダメな上司に対しては、大人の考えを持って割り切って付き合う対処法もおすすめで、「この人はこういう人だ」と割り切ることで気持ちが楽になります。
- 読者に心無い批判をされる著者
- 客に理不尽なクレームをいわれるスタッフ
- SNSで知らない人からのバッシング
このような場合、被害を受けた側はいちいち腹を立てても仕方ないため、大抵割り切った考えを持っており、ダメな上司に対しても同様の対処が有効です。
ダメ上司の相手は疲れる!恋愛でリフレッシュするのも大切
ダメ上司の相手をするのは、かなり体力が必要です。
嫌味を言われたり、ときには心が疲れてしまうこともあるでしょう。
スポーツや恋愛など、他のことに取り組むだけでもリフレッシュになりますよ。
出会いがないならマッチングアプリで出会いを探すのもいいでしょう。
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ダメな上司を反面教師にして、人間力のある人になろう!
いくらダメな上司でも相手が上司である以上、感情的になってケンカするのは社会人としてNG行動です。
また、いちいち腹を立てているとストレスになって不健康ですし、『上司がダメだから』を理由に簡単に転職するのもおすすめできません。
ダメな上司に対しては、反面教師にして自分を成長させる考えを持つのがおすすめで、『ダメ上司は自分の人間力を高めるための人間』と捉えてください。
そうすればダメ上司に対する怒りも解消でき、自分が成長できると思うことで熱意を持って仕事に励むことができるでしょう。