「気まずい」とは?言葉の意味・気まずさを感じる心理・気まずい人の対処法

毎日の生活の中で「うわぁ…気まずいなぁ…」と感じるシチュエーションになることってありますよね。
気まずいムードになると、いても立ってもいられない人は少なくないはずです。
実際そんな場面に出くわしたとき、どうしたらいいのか困ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、「気まずい」という言葉の意味や気まずさを感じる心理、気まずい人の対処法などを解説します!
「気まずい」の意味とは
「気まずい」とは、「相手と心が通じ合わず、居心地の悪さを感じる」ことです。
自分が振ってしまった相手や振られた相手、喧嘩した友達、仕事でミスをして険悪なムードになった同僚など、気まずいと感じる相手はたくさんいるのではないでしょうか。
合コンや飲み会のお誘いがあったときに、気まずい相手が参加することがわかると、すぐに「YES」の返事をできない人もいるはずです。
このように「気まずい」という言葉は、人に対して使ったり、「気まずい空気」などとその場の雰囲気に対して使うこともあります。
気まずさを感じる心理
日常生活を送っていると、気まずさを感じる瞬間はときどきありますよね。
しかし、人はなぜ気まずさを感じるのでしょうか。
ここからは、その心理について解説していきます。
警戒心が強い
警戒心から気まずさを感じる人は多いです。
とくに初対面の相手や顔見知り程度の相手だと、どのくらい踏み込んだ話をしていいのかわかりませんよね。
「プライベートな話をするのはまだ早いかな…」「この人は危険人物ではないよね…」とさまざまな面で警戒すると、スムーズに会話ができないため気まずいムードが流れます。
気まずい相手に対する警戒心をなくすためには、たくさん会話をして相手の情報を集めることが必要です。
相手との距離感がわからない
相手との距離感がわからないときも、気まずさを感じることがあります。
たとえば、自分と友達・友達の友達の3人でご飯を食べに行ったとき、3人でいるときは全然会話にも困らないし楽しい雰囲気で過ごすことができても、ふと友達がトイレに立ったときに友達の友達と2人きりにされると、気まずいと感じる人は少なくないはずです。
気まずさを感じるのは、相手との距離感をイマイチ掴めていないからでしょう。
友達がその場にいてくれれば安心ですが、親しくなる前に2人きりにされるとどう接していいかわからず、お互いにギクシャクしてしまうのです。
申し訳なさがある
気まずさを感じてしまうのは、相手に対する申し訳なさが原因のパターンもあります。
この申し訳なさというのは、告白を振った人などにありがちな心理です。
せっかく自分に好意を持ってくれたのに、いい回答ができなくて相手を傷つけてしまったかもしれない…と思うと、気まずさを感じてしまっても不思議ではありません。
相手に悪いことをして別れたカップルや離婚した夫婦なども、再会したときに同じような空気になるでしょう。
恥ずかしい
恥ずかしいという思いから、気まずさを感じる人もいます。
たとえば、なんとなくイイ感じになってきたなと思って告白したのに「NO」と言われてしまうと、「好意を持っていたのは自分だけだったのか…」と勘違いしていた自分に恥ずかしくなることがありますよね。
振られた現実を受け入れつつも、なんとも気まずい空気が流れてしまうものです。
また、何か間違った知識を人前で披露してしまったときも、恥ずかしさが込み上げて気まずくなることもあるでしょう。
自慢気に言ったことが間違っていると、自分だけでなく聞いている相手も対応に困り、沈黙の状態が続いてしまうことも少なくありません。
気まずいシチュエーションあるある
気まずいシチュエーションは、誰にでもあるものです。
ここでは、ほとんどの人に当てはまる気まずいシチュエーションあるあるを紹介します。
沈黙に苦痛を感じる
沈黙に苦痛を感じる瞬間は、気まずい状況そのものです。
仕事でもプライベートでも、誰かと一緒にいるときに沈黙が続くと「何か話さなくてはいけない」と多少なりともプレッシャーに感じてしまいますよね。
仕事であれば、同僚だけでなく取引先の人との関わりも避けられません。
とくに取引先の人とは、いい関係性を築かなければいけないと無理やり何か話題を見つけようとして、苦痛に感じてしまうこともあるでしょう。
沈黙が苦手な人は、初対面かどうかはあまり関係なく、他人にいつも気を使いすぎてしまうため、誰といても気まずくなることがあります。
たとえば、独身女性が「生理がこないから…」と妊娠検査薬を試すことを彼氏に相談したときに、彼氏が黙り込んでしまうと、たとえ妊娠していなくても女子としては気まずさを感じてしまうでしょう。
ちょっとした冗談が完全にスベった
ちょっとした冗談が完全にスベってしまったときも、気まずいシチュエーションあるあるです。
とくに独身男性であれば、女性との食事会のときに場を盛り上げるために、捨て身の冗談を言うこともあります。
しかし、相手によってはその冗談を受け入れてもらえず、完全にスベってしまうことも…。
誰1人笑わないとなると、その場にいる人も気まずいですし、スベり倒した自分は居たたまれないでしょう。
シーンとしているときに自分から音が放たれる
シーンとしているときに、自分から何か音が放たれるとたまらなく気まずいですよね。
朝の通勤ラッシュのピリピリしている空間で、自分の携帯が鳴ったり、学校や職場でおなかの音が鳴ったりするシチュエーションは、微妙な空気が流れる代表例でしょう。
また、友達や恋人と一緒にいるときに、聞き流せないほどのボリュームでおならをしてしまったときは、自分だけでなくその場にいる人も気まずくさせてしまうでしょう。
お互いに異性として意識しギクシャク
お互いに異性として意識しだすと、ギクシャクして気まずくなってしまうこともあります。
今までただの男友達・女友達と思っていた相手が、急に恋愛対象になると、いつものように接することが難しくなります。
とくに完全に恋愛関係になる前の微妙な距離感は、なんとも言葉にしがたい気まずさを感じることでしょう。
ドキドキ感のあるこの独特な気まずさが好きという人は、少なくないかもしれませんね。
振られてからの日々
好きな人や恋人に振られてからの日々は、超気まずいシチュエーションです。
とくに学校が同じだったり、職場が同じだったりすると、毎日顔を合わせなくてはならず気まずさ100%です。
もし付き合っていたのであれば、周囲もその2人の話に触れてはいけないのではないか…と気を使っている可能性も高く、ますます気まずい空気が流れます。
気まずい人の対処法
誰かと気まずい雰囲気になったときは、どうしたらいいかわからなくなりますよね。
そこで、気まずさを感じたときにおすすめな対処方法を伝授します。
自分に合いそうな方法を、参考にしてみてくださいね!
深呼吸してリラックスする
気まずい雰囲気を感じたときは、まず深呼吸をしてリラックスすることを意識しましょう。
会いたくない相手と会ってしまうと心臓がドキドキと高鳴り、パニックになってしまうことがあります。
そんなときは深呼吸をして意識的に自分を落ち着かせることで、心臓のドキドキが静かになっていくはずです。
心の中で「うわー…気まずすぎる」なんて思っていても、呼吸を整えて表情を変えずに「何か?」という顔をしていれば、そのうちに気まずくなくなるでしょう。
聞き役に徹する
沈黙したら気まずいだろうなと思う人に対しては、聞き役に徹するという方法もあります。
自分が何を話せばいいかわからないときこそ、相手から話題を引き出して聞き役に徹するようにしましょう。
積極的に質問して相手に話をさせることで、沈黙は回避できます。
ただし、相手に話をさせるだけでは良好な人間関係は築けません。
適度に自己開示しつつ、話のリードは相手に任せるのがおすすめです。
自分に非があれば受け入れて素直に認める
自分にも非があって気まずくなってしまった相手には、自分の悪かった部分を素直に認めましょう。
些細な喧嘩などで仲違いしている友達や恋人には、自分の非を素直に認めることが関係修復につながります。
たとえ99%相手が悪かったとしても、1%でも自分に非があれば、その点を反省していることを伝えることで相手も自分の非を認めてくれるはずです。
関係が修復されれば気まずさは解消され、今まで以上に深い絆で結ばれるかもしれませんよ!
相手の価値観や背景を考える
気まずいと感じるときは、相手の価値観や背景を考えることも大切です。
多くの人は、自分と異なる価値観を持つ相手に対して防衛本能が働き、自然と苦手意識を持ちやすいものです。
しかし、自分と100%同じ価値観の人は存在しません。
人それぞれ生まれ育った環境が異なれば、価値観も変わってきて当たり前です。
相手の価値観や背景を考えて受け入れることができれば、お互いに衝突することもなくなり、気まずい雰囲気を解消することができるでしょう。
周囲の助けを借りる
自分では気まずい雰囲気をどうすることもできないという人は、周囲の助けを借りることも方法の1つです。
コミュニケーション能力が高い人は誰とでもすぐに仲良くなれて、自然に相手の心を開かせる能力を持っています。
そういう人の力を借りれば、気まずいムードになったときも、会話を盛り上げてくれて和やかなムードに変えてくれるでしょう。
信頼できる人にサポートをお願いできればベストです。
こちらが気まずくても意外と相手は気にしていないかも
コミュニケーション能力が低い人は、初めて会うタクシードライバーとの沈黙すら苦手だったりします。
しかし、タクシードライバーは仕事なのでお客さんと2人きりで気まずいなんて微塵も思っていません。
極端な例ですが、このようにこちらが気まずくても相手は意外と気にしていないことも多いので、あまり気にしないほうがいいかもしれません。
気まずさを感じやすい人は、深呼吸してリラックスすることからはじめてみてくださいね!