かわいい?うざい?かまってちゃんの女性・男性心理とは?特徴や対処法など
友達にも職場にも、必ずといっていいほど1人はいる「かまってちゃん」。
女性に多いと思われがちですが、男性にもかまってちゃん気質の人は多いのです。
可愛いとうざいの境界線が難しい、かまってちゃんの心理とはどのようなものなのでしょうか?
今回の記事では特徴や対処方法、さらにかまってちゃんを卒業したいと悩む人向けに改善方法も解説します!
Contents
かまってちゃんの意味とは?
「かまってちゃん」とは、いつも自分を構って欲しいと思っている人のことを指し、「構う」を文字って作られた造語です。
他人からいつでも構ってもらいたいという強い欲求があり、承認欲求の高い人と認識している人も多いでしょう。
この欲求を他者承認欲求といい、他にも以下のような感情を引き起こします。
- 人に認められたい
- 周りから注目を浴びたい
- 自分のことを気にして欲しい
- 自分が一番でありたい
かまってちゃん【類語】
かまってちゃんと一括りにしても、人によって満たしたい欲求はそれぞれです。
かまってちゃんの代表的な欲求として、周りから注目を集めたいという心理があるため、「目立ちたがり屋」が類語として意味が近いといえます。
また、「寂しがり屋」や「甘えん坊」もかまってちゃんの類語として挙げられるでしょう。
かまってちゃん【英語】
かまってちゃんの存在は日本だけでなく、海外でも認識は共通です。
英語でかまってちゃんを表現する、代表的な2つの言葉はこちら。
「周りから注目されたい人」という意味があり、かまってちゃんを表すことが可能です。
・Needy
直訳すると「貧しい」という意味ですが、「要求が多い」「重い」という表現でも使用されます。
(例:My boyfriend is really needy.→私の彼氏は重い)
かまってちゃんの心理的特徴【男性編】
かまってちゃんな人とそうでない人、その違いは心理的特徴に現れます。
まずは、かまってちゃんの心理的特徴「男性編」を解説しましょう。
自分のことが1番大好き
男性かまってちゃんに多い心理的特徴は、自分のことが1番大好きだというところ。
自分の外見も性格も全てが大好きで、その気持ちは他人も同じと考えている傾向があります。
そのため、「俺のこと好きでしょ?」「俺ってイケてるから」など、空気を読めない発言も目立ちます。
相手も自分の良さを感じているという勝手な思い込みから、相手に意見を押し付けてしまうこともあるため、場合によっては敬遠されてしまうでしょう。
嫉妬心が強くワガママ
嫉妬心が強くワガママな部分も、男性かまってちゃんに多い心理的特徴です。
会社の同僚に対してもあからさまにライバル心をむき出しにしたり、男友達に対しても嫉妬の気持ちを見せることがあります。
自己顕示欲が高いかまってちゃんは、承認欲求が強いことから常に周りと自分自身を比べてしまうという特徴も。
そのため、負けず嫌いが度を越して高圧的な態度をとってしまうことがあります。
自意識過剰でネガティブ
自意識過剰なかまってちゃんは、周りから自分がどう思われているのかをとても気にしています。
そのため、急にネガティブになることもある厄介なタイプです。
ネガティブ発言を繰り返し、周りの空気を悪くしていることにも気づかず、自分の事ばかりが気になるのです。
周りの気持ちを考えないため、空気の読めない自意識過剰な人と思われることが多いかもしれません。
メンヘラ気質
心が病んでしまっているメンヘラ気質も、かまってちゃんによく見られる特徴です。
メンヘラ気質のかまってちゃんは、日々人に助けてもらうことで自己肯定感を満たしています。
誰かにそばにいて欲しいなど、弱音を吐くことが多く、彼女だけでなく友人にも重い人と思われる傾向があります。
マメで几帳面
女性へのアピールポイントにもなるマメさも、かまってちゃんによくある特徴です。
連絡が頻繁で、返信も早いという几帳面さを持っています。
これは寂しがり屋な部分が関係しているといえるでしょう。
好きな男性からマメに連絡がくることで喜ぶ女性も多いですが、その反面彼氏になってからかまってちゃんだったと気づく女性も多いようです。
かまってちゃんの心理的特徴【女性編】
次に解説するのは、女性のかまってちゃんに見られる心理的特徴です。
男性同様の共通する部分もありますが、女性特有の特徴もあるのでチェックしてみてください。
人に依存しがち
女性のかまってちゃんは、人に依存しがちなタイプが多い傾向にあります。
自分で何かを決断することが苦手だったり、頻繁にLINEやSNSといった誰かしらと繋がっていることに安心感を覚えます。
食事のメニューを決めるといった些細なことでさえ、他人に決めて欲しいと考える人もいます。
依存したい気持ちが強いため、他人との距離感を掴むのが苦手なタイプといえるでしょう。
寂しがり屋
寂しがり屋のかまってちゃんは、1人で昼休みを過ごせない、トイレに行くにも友達を誘うなど、とにかく1人で行動することが苦手です。
「おひとりさま」が心地いいと感じている女性が増えている中で、誰かとずっと一緒にいたいという女性心理を持ち続けています。
また、恋愛では彼氏にいつもべったりというタイプが多く、うざいと思われてしまうことも少なくありません。
承認欲求が強く1番がいい
承認欲求が強く自分が一番だと思われたい女性のかまってちゃんは、他人から褒めてもらうことに生きがいを感じています。
他人からの評価によって、自分の価値を確かめているのでしょう。
友達の悩みを聞いているはずが、いつの間にかかまってちゃんの話に変わっていたなんてことは日常茶飯事。
いつでも自分が一番でないと気が済まないのです。
思い通りにならないと不機嫌
自分の思った通りにならないと、相手が友達でも上司でも不機嫌さを露骨に表してしまうかまってちゃん。
納得いかないという自分の意見をストレートに伝えたり、大きなため息をついて周りの空気を悪くしたりします。
自分の思い通りにするためなら、相手の話を遮ったり作業を中断させたりするのも気になりません。
そのため、周りのことが考えられないただのわがままな人と思われている可能性もあります。
自慢・話を盛りがち
自慢話はかまってちゃんがもっとも輝ける話題でもあります。
そのため、話を盛りがちであることも否めません。
すごい!いいなー!など、褒め称える言葉はかまってちゃんの心を満たす最高の褒めワード。
自慢するためにブランド物を身につけたり、流行に敏感であったりするなど、かまってちゃん特有の努力が見られるのも特徴です。
無視以外のかまってちゃんの対処法
仕事関係でかまってちゃんに出会うと、正直うざいと感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、仕事上の付き合いもあり無視するというのは難しい場合もありますよね。
また、友達や恋人がかまってちゃんの場合も、どう対処すれば良いか困ってしまうこともあるでしょう。
ここでは、無視以外のかまってちゃんの対処法を紹介します。
職場のかまってちゃん
職場にいるかまってちゃんには、仕事に支障をきたさない程度のお付き合いに留めるのが良いでしょう。
仲良くなりすぎてしまうと、格好の標的となってしまうからです。
仕事のことを考慮して無視はしたくないと考えるのであれば、自分から適度な距離を置くように心がけましょう。
かまってちゃんは思い通りのリアクションがない相手に、執拗に固執しない傾向があります。
注意点としてネガティブ発言に同情しすぎず、話半分で聞くようにしてください。
友達のかまってちゃん
かまってちゃんの友達は、会社の同僚よりも距離が近い関係にあります。
そのため、依存されてしまう可能性が高い相手ともいえるでしょう。
友達になれたということは、相手がかまってちゃんであっても他にも良いところがあるはずです。
その良い部分は褒めて、自慢話には付き合わないという距離の置き方がおすすめです。
ちょっと冷たいかなと感じる態度でも、自分と相手の両方を守ることになるはずです。
恋人のかまってちゃん
恋人がかまってちゃんという場合には、先々のことも考えた対応が必要です。
依存されることにどうしても抵抗があるのであれば、別れを選ぶという選択肢もあります。
しかし、かまってちゃんである彼氏・彼女が可愛いと思えるのであれば、相手の求めている気持ちに少しは答えてあげることも必要です。
あまり突き放しすぎてしまうとヒステリックになったり拗ねたりと、余計な労力を使う羽目になりかねません。
病気じゃない!かまってちゃんの改善法
かまってちゃんは病気ではありません。
自分のかまってちゃんな部分を改善したいのであれば、気持ちのコントロール法を身につけることが大切です。
構って欲しいという欲求を、できる部分から少しずつ抑えていきましょう。
自己顕示欲を抑える
まずは他人に認められたいという自己顕示欲を抑えていきましょう。
自己顕示欲が高くなる原因は、自分という人間を自分で受け入れられていないことにあります。
そのため、他人から褒められることは自分の存在価値を確認する作業でもあるのです。
自分自身を認め受け入れることは難しく、誰もができているものではありません。
自分に優しく、自分で自分を褒める、労うということを続けると、他人から褒められなくても大丈夫と少しずつ自分に自信を持つことができるでしょう。
他人にも興味を持つ
自分のことが大好きで、SNSには自撮り写真が多いという人は、他人にも少し興味を向けてみるのがおすすめです。
人に興味を示してもらうことはとても嬉しく、自信にも繋がります。
しかし、自己流で自分をアピールし続けても限界があると思いませんか?
それよりも、他人に興味を持つことで自分の新しい一面を見つけるきっかけにもなるのです。
嫉妬してしまうようなキラキラした相手のことをもっと知りたいと思うことで、今の自分を客観視することに繋がり、また違った魅力を見つけることができるかもしれません。
相手のことを考えて話す・行動する
他人からの評価が気になるかまってちゃんなのに、相手を喜ばせることは考えたことがないという人も多いのではないでしょうか。
自分がされて嬉しいことがあるように、相手もしてもらうと嬉しいことがあります。
自分中心にしていた話を、相手のことを中心に聞いてみるなど、今までと違った会話をすることで以前より話が盛り上がる可能性があります。
自分の話をしたら次は相手の話というように、自分の話題ばかりにならないよう会話をしながら癖づけていくことをおすすめします。
うざい彼氏・彼女にならないように、かまってちゃんはほどほどに!
自己アピールが強く、他人との関係がうまくいかないこともあるかまってちゃん。
他人にどう思われているのか必要以上に気にしたり、褒められたいという気持ちが強かったりと、周りを困らせることも多い存在です。
職場や友人にいるかまってちゃんとは、無視する以外の対処法を使ってうまく距離を置くようにするといいでしょう。
また、かまってちゃんな自分を変えたいと考えている人は、自分の気持ちをコントロールし他人の気持ちにも配慮できるように心がけましょう。