「横柄」の意味とは？横柄な態度をとる人の特徴や心理・対処法を解説

横柄な態度をとる人が身近にいて、不快な気持ちになったり、ストレスを感じたりしている人は少なくないでしょう。

特に、職場などでどうしても関わらなくてはならない相手が横柄な態度をとる人だと、対応に困ることも多いです。

そこで今回の記事では、「横柄」の意味から、横柄な態度をとる人の特徴や心理、対処法まで解説していきます。

横柄な態度をとる人との付き合い方に悩んでいる人はぜひ本記事を参考に、できることから実践していきましょう。

そもそも横柄とは

「横柄」という日本語には、具体的にどのような意味があるのでしょうか。

まずは、「横柄」の意味と類語・対義語・英語表記についても解説します。

言葉の意味

「横柄」という言葉は、「威張って、人を無視した態度をとる」ことを意味します。

偉そうで人をあざ笑うような態度は、明らかに相手をイラつかせてしまうでしょう。

言い回しとしては「横柄な態度」「横柄な人」などのように使用します。

類語・対義語

「横柄」の類義語には「尊大」が挙げられ、こちらも他人を見下すような態度をとるさまを表します。

一方「横柄」の対義語は「謙虚」です。

控えめでつつましい様子を指します。

英語表記

「横柄」を英語で表現する場合は、「arrogant」を用います。

また、傲慢を意味する「haughty」で代用することも可能です。

横柄な態度をとる人によくある特徴

横柄な態度をとる人には、どのような共通点があるのでしょうか。

ここでは、横柄な態度をとる人たちによく見られる特徴について解説していきます。

自慢や武勇伝など自分語りが多い

横柄な態度をとる人は、自慢話や武勇伝など自分語りをすることが多いという特徴があります。

横柄な態度をとる人は周囲に「すごい」「羨ましい」と思われたい気持ちが強いため、自慢話や自分の武勇伝などを話し、人の注目を集めようとするのです。

この特徴は、今の自分に満足していない気持ちの表れともいえるでしょう。

店員など自分より立場の弱い人に当たりが強い

横柄な態度をとる人は、店員など自分より立場の弱い人に当たりが強い傾向があります。

上下関係が明確になっている人間関係において、目下の相手を不必要に見下すような態度をとってしまうのです。

例えば、自分が上司である場合は部下に対する態度がそれにあたり、自分が客である場合は店員に対する態度がそれにあたります。

「普段はそうでもないのに、店員さんへの態度が気になる…」というのは、横柄な人あるあるでしょう。

上司や先輩に対してはペコペコする

上司や先輩に対してはペコペコするのも、横柄な態度をとる人の特徴の1つです。

どんなに周囲に横柄な態度をとったとしても、上司や先輩に尽くしていれば自分の立場が守られると考えています。

職場などで自分の評価をあげるために上司や先輩にはゴマをすり、一方で部下や後輩には自分を目上の者として敬うことを求めるのが横柄な態度をとる人のデフォルトといえるでしょう。

自己中心的で思いやりの気持ちがない

自己中心的で思いやりの気持ちがないのも、横柄な態度をとる男性・女性によく見られる特徴です。

横柄な態度をとる人は、自分自身の振る舞いが影響して、周囲に頼れる人や信頼できる人がいないことがほとんどです。

そのため、人からの思いやりに触れる機会が極端に少なく、身近に困っている人がいたとしても、手を差し伸べようという考えに至りません。

実は自分に自信がない

実は自分に自信がないことも、横柄な態度をとる人によくある特徴といえるでしょう。

実際の実力よりもよく見せるために、虚勢を張って威張るというやり方しか知らないのです。

自分に自信がないからこそ、自信満々なふりをして自分を大きくみせることに必死なのでしょう。

横柄な態度をとる人はどんな心理状態なの？

横柄な態度をとる人は周囲にマイナスな印象を与えがちですが、一体どのような心理状態なのでしょうか。

ここでは、横柄な態度をとる人の心理について解説していきます。

人から認められたい

横柄な態度をとる人には、人から認められたいという心理があります。

周りの人に「認めてほしい」「注目されたい」という気持ちが非常に強いので、人を見下すことで優位に立とうとするのです。

承認欲求が強い分、他人が褒められたり称えられたりするような場面ではおもしろくない気持ちになるのでしょう。

優越感に浸りたい

横柄な態度をとる人の中には、優越感に浸りたいという心理もあります。

人の実力を認めるという心の余裕を持ち合わせていないため、自分より少しでも高評価の人がいるとストレスを感じ、あからさまに文句をいうことも…。

自分よりも凄いが立場の弱い相手を見下して優越感を抱くことで、自分のメンタルを安定させている人も少なくありません。

常に損得を気にしている

横柄な態度をとる人は、常に損得を気にしている傾向にあります。

人間関係を損得で分類し、自分にとってメリットがないと思う相手には、横柄な態度で接します。

一方で、目上の人や自分を評価する立場の人に対しては従順になり、好感を持たれるような態度で接し、横柄な一面は隠そうとするでしょう。

何事も思い通りに進めたい

横柄な態度をとる人は、何事も思い通りに進めたいという心理が強い傾向にあります。

自分の思い通りにしたいという一心で発言したり行動したりするため、相手を尊重する気持ちが欠落しているのです。

自分の意見が一番正しいと言わんばかりの態度で周囲を従わせようとするのは、自分勝手極まりない行為といえるでしょう。

弱い自分を悟られたくない

横柄な態度をとる人の中には、弱い自分を悟られたくないという心理を持っている人もいます。

本当は助けてほしい気持ちや不安な気持ちを抱いているのに素直になれず、横柄な態度をとってしまうのです。

心の奥底では孤独を感じ、「人から愛されたい」と思っていたとしても、弱気な性格の自分を知られてしまうのが怖いと感じているのでしょう。

横柄な態度をとる男性・女性への上手な対処法

横柄な態度をとる人に対して、苦手意識を持ってしまうことはあるでしょう。

しかし、職場の人など、どうしても関わりが必要な場合もありますよね。

そこで最後に、横柄な態度をとる男性・女性への上手な対処法5選を紹介していきます。

適当に話を聞き流す

横柄な態度をとる人と上手に付き合うには、適当に話を聞き流すことです。

横柄な態度をとる人は、自慢話や他人をけなすような会話が多いので、真剣に聞いてしまうとストレスが溜まり時間も無駄になります。

まともに相手にせず、気を悪くさせない程度に適当に話を聞き流すことで、距離感が保たれ上手に対処できるでしょう。

相手に隙を見せない

相手に隙を見せないことも、横柄な態度をとる人への上手な対処法です。

横柄な態度をとる人は、自分より不幸な人が多いほど自分は幸せだと思うため、人の失敗談や不幸話が大好きです。

悩みや愚痴を話したりして隙を見せてしまうと、あっという間にその話を広められ、隙を突いて見下してくるかもしれません。

そのため、プライベートに関する話をしたり悩み相談をしたりと、相手に隙を見せる行動は控えるようにしましょう。

毅然とした態度で接する

横柄な態度をとる人には、毅然とした態度で接するようにしましょう。

横柄な態度で失礼な発言や行動をされたからといって、動揺したり傷ついた様子を見せたりすると、自分が勝ったかのような快感を覚え今後も攻撃の的にされかねません。

反論したいときは、毅然とした態度で冷静且つ理論的に話すといいでしょう。

職場の人なら上司に相談する

横柄な態度をとる人が職場の人の場合は、上司に相談しましょう。

横柄な態度をとる人の振る舞いによっては、仕事がスムーズに進まなかったり職場での関係性がこじれたりする可能性があります。

横柄な態度をとる人は、上司や先輩といった目上の人にめっぽう弱いので、仕事に影響が生じる場合は上司に相談することをおすすめします。

直接注意をしてくれたり、業務上での関わりをなくしてくれたりと、何かしらの改善法を提案してくれるでしょう。

彼氏・彼女ならとにかく褒めてあげる

彼氏・彼女が横柄な態度をとるタイプであれば、とにかく褒めてあげるように心掛けましょう。

横柄な態度をとる人は、人一倍承認欲求が強いので褒めてあげると、とても喜び横柄な態度が軽減されるかもしれません。

また、日頃のストレスが原因で周囲に横柄な態度をとっている可能性も考えられます。

その場合は、恋人の趣味に付き合ったり一緒にリラックスできるスポットに出かけたりするなど、ストレス解消法を上手く取り入れればそのような態度が改善されるでしょう。

お客だからと横柄な態度を見せる人はNG！恋人に改善の余地がないなら新しい出会いも視野に入れて！

横柄な態度をとる人とはできるだけ関わりたくないものですが、それが職場の人となるとそうはいきませんよね。

そんなときは、横柄な態度をとる人と上手く付き合う方法を実践し、自分が振り回されないようにすることが大切です。

また、恋人が横柄な態度をとるタイプの場合は、その態度を改めるべき理由を毅然とした態度で理論的に話しましょう。

それでも、お客だからと店員に横柄な態度をとったり、むやみにクレームをいったりと、改善の余地が見られない場合は、新しい出会いを視野に入れることをおすすめします！